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父の死から4年・・・
母は未亡人といってもまだ42歳。若くて綺麗だった。
知り合いの紹介でお見合いの話が持ち上がった。
高校生の弟の猛反対で話は打ち切り。
まだ母を独占したいという弟の気持ちも良くわかった。
弟はまだ父への思いを断ち切れてなかった。
「もし、親父が残された立場だったら再婚なんて考えないと思う」という弟の言葉が母の胸に突き刺さったらしい。

それから数年経ったある日、突然弟は可愛い彼女を母に紹介した。
弟は幸せそうだった。
「お袋、再婚しろよ」
その頃母は知り合いの紹介で5歳年上の男性とお付き合いしていた。
母が再婚を決心したのは、弟のそんな言葉からだったと思う。
母の再婚・・・幸せになって欲しいと心から思った。

人間は自分が不幸だと、自分以外の人の幸せを願えないものなのだろうか・・・
自分が幸せになってはじめて人のことを真剣に考えらるのではないかと思った。
父はいつも人のことばかり考えていた。父は幸せだったに違いない。
もしそうだとしたら、私は父のように生きるためにはまず自分が幸せになる努力をしなければいけない。
人に幸せを与えるには自分がしあわせになる努力をしよう。
母の再婚で学んだことだった。