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今回のラブセイブ! 本日視聴者 -
今までの選手(アイドル)! 前日視聴者 -
最終更新 2014-10-30 23:50:22 (Thu) ラブセイバー -


+ \前回のラブセイブ!/ 281~

第295話

5位 67勝70敗3分

勝率が上がって順位が下がる不思議現象が発生。
借金たったの3、それも残り3試合までは貯金フィニッシュの可能性もあった。
上を見れば9連覇ロッテと一気に戦力増強で駆け上がるソフトバンクの熱い優勝争い。
ロッテ最終戦、ソフトバンク139試合目までもつれこんだ末ついにロッテの牙城が崩れた。
リーグ全体の人数もかなり増えてきて、
絶対的一強体制から戦国リーグへの変貌をとげている。
その結果1~5位までの差が小さくなり、この成績でも5位になったと言える。
最下位はやや離されてオリックスだが人数的には盛り返してきているところで、
チームの中心が若く、今後数年の頑張り次第では優勝争いに食い込んできそうだ。

チーム内の個人を見ると、ここまでエースとして引っ張ってきた西川保奈美に衰えが見える。
最多奪三振だけはしがみついて離さないが、その他の指標が落ち気味。
代わって若い三番手以降の三人が上昇気配だ。
特に五番手の野上亮磨が防御率こそ 5.08 だが10勝(7敗)を挙げ、
他チームから安易にスナイプ対象とならなくなりつつあるのは大きい。
もともとリリーフ志向であったため転向当初はスタミナ面で不安があったが、
チーム事情に応えて体力面の強化を図ってくれていて、次こそは規定到達も成るだろう。
野手ではもはや安定の一番月嶋夕莉、そして新四番の大和亜季の活躍が光る。
さらに他選手の調子によって何番にも入れるマルチプレイヤー鳳翔の存在もありがたい。
池袋晶葉、島達也と新人が二人いる状態での5割間近の成績は、
次回の3期ぶりの貯金・Aクラスの予感を大きくさせる。

第294話

4位 62勝75敗3分

通算226勝の凛ちゃん、殿堂入りのロコが相次いで引退し、
鉄壁の先発陣は世代交代期を迎えた。
これまで「仮ペナ唯一の3点台」を連続して達成してきた投手力は一旦過渡期。
エース西川保奈美と二番手瑞穂参の次はまだ発展途上にある。
一方、もうひとつのパリーグ満員チームであるロッテは
12~18年目の力の出る選手が12人いて今が全盛期。
果たせるかな、104勝を挙げて日本シリーズでも巨人に競り勝った。
西武の作戦はエースをロッテに当てて正面から対抗することであったが
分厚い野手の壁に跳ね返されて直接対決は6勝にとどまった。
とはいえ、挑戦する意思がなければ勝利はない。
長らく課題であった長打力不足だが、
大和亜季の台頭、引退転生で島達也と池袋晶葉が入団。
いずれも本塁打量産が期待できる顔ぶれで、すぐのV奪還は厳しいものの
未来へ向けての好材料は揃っている。

第293話

2位 75勝63敗2分

ロッテに少しずつ少しずつ近づいて、そろそろV奪還か?と
意気込んだ矢先、逆に大きく離される結果となってしまった。
戦力は決して落ちておらず、満員の選手たちがそれぞれの役割をこなしても
今はロッテがその上を行っている状態。
他の4チームも一度は減った人数が戻りつつあり、勝ち越すのは容易ではない。
もうしばらく我慢の時期だが、若い力の成長ははっきり見て取れるのが嬉しい。

エース西川保奈美が貫録の16勝5敗、161奪三振は4度目のタイトル。
あと6年の現役はチームの貯金に直結する活躍が計算できるだろう。
それ以外では若手の活躍が光る。大和亜季が .311 26本 93点とブレイク。
月嶋夕莉も .307 30盗塁で上位に定着、ロボピッチャ2は初の先発で4点台10勝を挙げた。
若い力の向上がそのままロッテとの差を詰める希望になる。

第292話

2位 83勝56敗1分

291期と較べて貯金が減っているのは前半の投手陣の不調による。
来期で引退のロコ、今期で引退の凛ちゃんの順に活躍し、それ以外はなかなか実力を出せず。
龍驤が先発用に改造を終えて龍驤改として着陣したが、まだ成長途上にあり狙撃を受けて苦戦。
中継ぎ抑えも今一つの成績で、前半終了時点ではロッテの他に楽天の後塵も拝した。
後半は持ち直し、龍驤改も一気に成長、獅子奮迅の活躍を見せる。
打線はタイトルにこそ届かないが穴のない安定した成績を挙げ、
首位ロッテにつかず離れずの位置で踏ん張るもその位置のまま終戦を迎えた。
ゲーム差は4.5と少し縮まっており、ロッテに肉薄する実力が絶好調打線の確変ではないところを見せた。
近い将来のV奪還が少しずつ現実味を帯びてきている。

ロコの勢いは最後まで衰えを知らず、1.78 18勝3敗、完封9、197.1回を投げながら被本塁打はわずか3。
驚異的な成績で二冠MVPを獲得し、打たせて取る投球の真髄を見せた。

第291話

2位 88勝49敗3分

僅差ながら仮ペナ唯一の3点台を奪還した強力投手陣を軸に、
上位を席巻してきたロッテとソフトバンクに挑む。
澪3の移籍加入はことのほか大きく、五番固定で打線に芯が通った結果
野手全員が生き生きとプレーするようになり、一気に成績を伸ばす。
実に打率、得点率でもロッテをしのぎ、内容ではリーグ一の成績を残した。

それなら楽に優勝できるかと言えば話は別。ロッテにも意地がある。
現状仮ペナで最強のリードオフマンと四番を備えた上位打線を中心に
直接対決で西武の上を行く。
前半70試合終了時点では僅差で西武が首位であったものの
後半は地力の差で少しずつ確実に差を拡げられ、
最後は4.5ゲーム差の2位に終わった。

ここまで数期、すぐ上にいたソフトバンクとは逆転し、
ロッテにも肉薄する勝敗だったが、これが真の実力かどうかは今後次第。
この291期は野手の調子が最高に近いところをキープしていたために優勝争いできた側面があり
総合力ではまだロッテに一日の長があるように見える。
来期こそ絶対優勝といいたいところだが、謙虚な姿勢であるべきだろう。

個人成績では何と言っても西川保奈美。
2.19 18勝7敗 190奪三振の三冠MVPにASMVPの先発無双を遂げた。
レアタイトルの投手新人王も野上亮磨がゲット。
ちなみに西川保奈美はこれで新人王以外の全タイトルを獲得したのだが
殿堂入りへの条件は新人王がないので満たしていない。
一度しかチャンスのない難関タイトルに到達したロボピッチャ2、野上亮磨の両名は
今後長い現役生活の中でタイトル総取りにも手が届くだろうか?

第290話

3位 79勝55敗6分

またまた球界唯一の3点台…と思いきや、もうひとつ3点台のチームが現れた。連覇を重ねるロッテである。
もともと打線の破壊力に勝るロッテが西武に並ぶ投手力を手に入れ、盤石の態勢で首位を固めていく。
西武はこのところソフトバンクとの激しい2位争いの末に僅差で3位が続いているが
今期もまた0.5ゲーム差の3位ともうひとつ壁を越えられずに終わった。
引退年までタイトル争いを続けた瀬川泉、須田いるか、そしてベテラン凛ちゃんと中堅西川保奈美が
揃って奪三振10傑に名を連ね、最多は須田いるか。
残る一人のロコは防御率で3位に食い込み、ロボピッチャ2は最多セーブと投手王国健在は示した。

その先発二人が引退の後は野手の強化が進む。
後藤武敏の入団に加え澪3が移籍加入、課題のクリーンナップに芯が通る。
チーム内ではまたまた西武接骨院が開業したり、世界レベルの宝くじがヒットしたりと忙しいオフ。
連覇からさらに補強が進むロッテの壁は厚いが、まずは2位、そして近い将来のV奪回へ地固めしていきたい。

第289話

3位 82勝57敗1分

またまた球界唯一の3点台となった投手王国ラブセイブの本領は、ついに先発のみならずリリーフにも波及。
引退後、Ver2 として生まれ変わったロボピッチャが驚きの活躍で仮ペナ全体の話題をかっさらう。
なんと抑えとして前半70試合を自責点ゼロのパーフェクトクローザー。ダメジャーじゃないよ。
後半は多少焦げたがそれでも 2.12 0勝3敗31S と打高の仮ペナの中で現実の抑え並みの成績を残した。
先発では転向2年目の西川保奈美が鉄腕を備えて躍動。3.05 16勝7敗 176奪三振でノーマークからの最多奪三振。
先の長い投手であり、タイトル量産も期待大。
中継ぎエースの瑞穂参も 2.58 9勝2敗4H1S と一気に伸ばし、若いヘレン、龍驤もまずまずの成績で続く。
ベテランぞろいの先発陣の引退ラッシュ後も彼女たちによって盛り立てられていくはずだ。

打撃も過去数期に比べてかなり改善。
高山久が31本23盗塁と今期の引退が惜しまれる活躍を見せれば
不動の四番諸星きらりも30本で続き、西脇綾香も27本と覚醒。
もともと多い盗塁に加え、弱点だった本塁打も125本→163本とかなり強化された。
高山久のあとの引退はだいぶ先(5年後の諸星きらり)。
苦難の時代を支えた投手は前述のとおりそろそろ世代交代に入る。
今度はここから成熟期を迎える野手が支えていってくれるだろう。

第288話

3位 75勝62敗3分

大正義投手陣から千川ちひろが引退する年だが、他の先発や中継ぎ陣も育ってきており
彼女一人に頼らずとも球界一の防御率を達成できる状態になったのは朗報。
この年も球界唯一の3点台をマークして投手王国は健在。
一方、a.b.s.西川の移籍加入で完成した機動力野球は
.351 18本 77点 46盗塁と最高の一番打者に相応しい成績で機動力野球を引っ張った。
これによって得点力もある程度の改善がみられ、3期ぶりの貯金とAクラスへの復帰を果たした。

それでも優勝までもう一息足りないのは、
上位を行くロッテ、ソフトバンクとの打力の差がまだ埋めきれない点であろうか。
打者9人の中で最多本塁打が20本、合計125本はリーグ5位。長年の課題は解消しきれず。
機動力路線を貫く中で、不動の四番諸星きらり、そして17本をかっ飛ばして新人王を獲得した大和亜季。
彼女たちがいかにランナーを返すか?主に五番を担当した西脇綾香が覚醒するか?
来期のさらなる飛躍のキーパーソンだ。

第287話

4位 67勝72敗1分

キースグリフの移籍によって大砲不足が深刻な西武は
投手陣の踏ん張りで少ない点差を勝ちきる野球が求められる。
この状況に応えるべく、先発陣が奮迅の活躍を見せ、
若い野手陣もできる限りの打撃で応えるが、
強力打線を擁するロッテ、オリックスとは大きく離されてしまう。
前半だけで借金9、後半は少々持ち直したが完済には至らずだった。

シーズンスタッツを見ると防御率は12球団唯一の3点台である3.84。
圧倒的な投手力を活かしきれない構図が浮かんだ。
しかし光明はある。諸星きらりが四番に座っての .360 で首位打者、
先発ではロコの 2.32 はやや抜けた存在といえる最優秀防御率。
凛ちゃんも171奪三振でタイトルゲット、投打の柱は揃っており
彼女たちベテランの活躍中に若手の成長が期待される。
埋まらなかった野手1枠は a.b.s.西川 の移籍加入で機動力野球がここに完成。
さらに転生により待望の大砲候補大和亜季が加わり、明るい未来が見えてきた。

第286話

4位 66勝72敗2分

野手陣の世代交代が進み、3年目以内の選手が4人。
中軸は相変わらず強力だが全体的にはこれからというところ。
投手陣は大正義先発陣の衰えが少しずつ見えているが中堅どころの中継ぎが順調に伸びている。
なんとかベテラン先発の奮闘から流れをつかみたいところだが…前半はどうにもならず。
3連覇を目がけて驀進するオリックス、さらにこれを追うソフトバンクとロッテの後塵を拝して二桁借金が続いた。

前半で思わぬ不調に甘んじた先発陣が後半にある程度復調した結果、
後半は徐々に借金を減らして5割の壁をノックする寸前まで回復。
結果的に優勝するロッテと終盤に4連戦を残しており、ここで力負けしたのが響いたか、
5位だった273期以来13期ぶりの借金とBクラス(4位)となった。

悪いことは続くもので、
チームで数少ない大砲で、選手兼監督としても名采配をとってきたキースグリフがFA宣言してDeNA入り。
最年長ながら16勝で最多勝に輝いた千川ちひろが来期は最終年。
これまで数多の勝ち星をもたらした彼女に、若い打線が報いることができるだろうか。

第285話

2位 78勝61敗1分

近年ありがちなパターンであるオリックスの開幕ダッシュ、
西武は立ち遅れながら後半で巻き返して食らいつく構図ではあったが、
この年はやや水をあけられてしまう。
前半ずっと、そして後半も5割のラインを行ったり来たりが続いて
貯金生活がはっきりしたのは120試合あたりを越えたところから。
個人成績では須田いるかが 3.17 16勝7敗と気を吐き、最多勝MVPを獲得。
チーム全体の防御率も3点台をマークし、あとは打線の成熟を待つのみである。

それより問題はけが人の多さ。

 ̄| 西 | 武 | 接 | 骨 | 院 | ̄

が開業するレベルである。このシーズン終了後に世界の敵が
283期オフ複雑骨折以来となる骨折により引退を余儀なくされた。
さらにキースグリフ、高山久もこの年に骨折。
なんと一度のオフで同一チーム野手3人が骨折という前代未聞の事態が発生している。
この難局を潜り抜けられるであろうか、苦難は続いている。

第284話

2位 81勝56敗3分

服部瞳子の引退後、良妻軽母こと鳳翔を迎えてスタートした284期。
守備面での不安は払しょく、連覇を重ねるべく走り始めるが
この年はとにかくオリックスの充実に尽きるシーズンとなった。
序盤から猛牛打線の勢いに押され、前半終了で7.5ゲーム差をつけられる。
後半西武も奮闘するもその流れをとどめることはかなわず、11.5ゲーム差の2位で終戦。
打率と防御率に差はなく、盗塁ではこちらが上回ったが猛牛らしい重量打線がこのシーズンでは勝った。

しかしこちらも負けてはいられない。
首位打者を獲得した高山久を中心に、キースグリフも闘気を取得。
その後ろにも超特候補の中堅が控え、西脇綾香も進境著しく上位を狙う。
先発組はタイトルこそ逃すも5人仲良く13~14勝。
覇権奪回を目指し、次なる戦いは始まっている。

第283話

優勝 97勝41敗2分

かつて5年連続Bクラスを新人時代として経験した選手たちの円熟期。
先発5人が一番力の出る33~38歳を迎え、打線も中堅~ベテランが大半を占める。
中でもこの年は須田いるかが大当たり。今季初登板の完封に始まり、
最終的には完投完封ともに8試合を数え、2.83 14勝3敗 136奪三振で最優秀防御率とMVPに輝く。
最多勝は凛ちゃんの16勝、最多奪三振は瀬川泉の146個と先発主要タイトルを分け合った。
チームとしても前半で48勝、後半で47勝を挙げる安定感を発揮して快勝のシーズンとなった。

全般に若く苦労した時代を乗り越えての栄冠ではあるが
逆に言えば今の強さが永続するわけでは決してない。
チームの浮沈とともにあり、一貫して二塁を締めてきた服部瞳子が完走。
野手陣はここから毎年引退が出て、そのあとには投手陣の引退ラッシュが続く。
今の時点で若手は数が少ないが、非常に質の高いパフォーマンスを見せつつあり、継続した強さの鍵となる。

なお日本シリーズは3年連続で敗退したもよう。
中日の恐竜打線再び…というよりは投手の粘りに押し切られ、4敗中3敗が1点差で踏ん張られてしまった。
それでも第3戦は9回4点ビハインドをひっくり返すなど意地は見せており
来期こそはリベンジが期待される。

第282話

優勝 89勝48敗3分

近年、スロースターターぶりが目立つ西武は今回も開幕ダッシュに失敗する。
打線は比較的好調な滑り出しだが中継ぎ抑えから火の手が上がり、序盤は9勝11敗。
ここでブルペン陣が集合して緊急ミーティングを開いた結果
別人のようにキレを取り戻して勝ちパターンを確立。
ロコが前半だけで8勝を挙げるなど、45勝を積み上げた。

後半に入って、高山久を中心に好調だった打線がやや湿りがちになる。
勝ち負けを繰り返しながらわずかずつ貯金を積み上げていくのだが
ここで急浮上した日ハムの追い上げを受ける。
一時は4ゲームまで詰められ、すわ逆転かと色めきだつもののここから打線が再奮起。
最後には前半とほぼ同じ貯金を稼ぐブーストで逃げ切り、リーグ3連覇を果たした。

結果だけを見れば7ゲーム差の優勝なのだが、数字ほど楽な道のりではなかったことは記しておく。
得点率-防御率では日ハムのほうがむしろ優れており、地力は全く差がないと言える状態だ。
打のヒーローは高山久。 .374 31本 110打点と理想的な三番打者を務め、MVPに輝いた。
恵体も四番の責任を十分に果たす119打点でタイトル獲得。
投げては千川ちひろと凛ちゃんのダブル最多勝、前年に引き続き大車輪のロコ、39セーブを挙げた西川保奈美。
ベテランと若い力の融合で勝ち取った優勝と言える。

日本シリーズは覇を唱える巨人をついに止めた恐竜打線、中日と対決。
西武優勝の原動力である打線が相手を上回り3勝1敗とリードするも、
そこから13,15,8点と失ってひっくり返された。

第281話

優勝 84勝53敗3分

連覇、連続日本一を目標に充実の新シーズンがスタートするはずだった281期。
しかし円熟期を迎えたはずの打線が今年のリアル西武並みの冷凍状態で開幕してしまう。
開始から数十試合は得点率2点台と伸び悩み、借金状態で過ごすことになる。

これを救ったのが投手陣だった。
先発陣が軒並み長いイニングを抑えて投手戦に持ち込み、
少ないチャンスを活かしてどうにか勝ちを拾う。
およそ30試合が経過したあたりから打線が当たりを取り戻し、
二桁連勝を二回決める俺達ブーストっぷりで一気に首位に浮上して前半を終えた。

前半終了時点で3点台だった防御率は後半やや落ちて、
そのぶん貯金ペースも少々緩やかになったもののそのまま逃げ切っての優勝。
最後まで高いパフォーマンスを維持した凛ちゃんが 3.51 21勝4敗 143奪三振と
沢村賞待ったなしの活躍で二冠(防御率も2位)MVPを獲得。
中継ぎエースのロコ、そして転生の瑞穂参もいきなり中継ぎで3点台をマークし、今後への大きな期待を抱かせる。

日本シリーズはまたまた巨人と宿命の対決。
後がなくなった2勝3敗からの第6戦も3回で1-5、ここから逆襲のレオが牙をむく。
村松和男(名無し)、瑞穂参、ロコの中継ぎ陣が続く失点を許さず、小刻みな反撃で8回に追いつく。
ロコのファイト溢れるピッチングが報われたのは12回表、諸星きらりの勝ち越し3ランが飛び出す。
裏を西川保奈美が抑えて相譲らずの3勝3敗となった。

第7戦。
同点の7回表にまたも諸星きらりのソロでリード、
今期を支えてきた中継ぎ陣の瑞穂参、ロコと繋いで祝勝会場の準備が始まる。
しかし8回裏に連打を浴びて逆転を許し、最後は一打及ばず 5-6 で敗戦。
激闘のシリーズ連覇はお預けとなった。


+ \前回のラブセイブ!/ 261~280話

第280話

優勝 日本一 88勝52敗0分

低迷期に先発で奮闘した瑞穂弐の引退年。
混戦を抜け出せるか、脂の乗ってきた中堅主体の西武が意地を見せるシーズン。
三番に定着したキースグリフを中心に、前半から打撃好調で首位を走る。
投手陣もすっかりエースに成長した千川ちひろに負けじと瀬川泉、凛ちゃんらも追走。最終的に凛ちゃんは最多勝に届いた。
後半に入ってもキースグリフの勢いは衰えず、47本147打点のハイレベルな二冠でMVPを獲得した。
日ハム、オリックスも離されずに追ってくるものの
120試合目前後の日ハム直接対決連戦を勝ち越して優位を確立。
抑えの西川保奈美も焦げながら抑える西川歌劇場を展開しつつ最多セーブをゲット。
そのまま逃げ切って3期ぶりの優勝を果たした。

日本シリーズは6連覇中の巨人との対戦。
ここで西武の中継ぎが輝きを放った。
千川ちひろ - ロコ - 西川保奈美の完封リレーでまず1勝。
瀬川泉 - 瑞穂弐 - 須田いるか、これは須田いるかが見事な火消しを見せて2勝目。
3戦目は苦杯を喫するも須田いるか、ロコは6.2回を無失点に抑える。
4戦目はTIS姉貴の後を受けたロコが4.2回をこれまた無失点。
5戦目は結果的に引退登板となった瑞穂弐が4.2回を抑えきり、延長戦に突入して須田いるかが粘りを見せる。
ついに14回、打の主役キースグリフの走者一掃二塁打が出て歓喜の日本一。
合計49回で失点は10、シリーズ防御率1.84という投手力主体で掴んだ栄冠だった。

第279話

3位 71勝68敗1分

99人の名有りを抱える、熾烈な戦国リーグと化したパリーグ。
少し前の名無しの多い状況であれば、
成熟しつつある満員西武の圧勝となってもおかしくはなかったが今は違う。
全チームがしのぎを削り、高レベルの優勝争いが繰り広げられているのだ。

前半は先発陣と野手陣が軒並み不調に陥り、なかなか貯金を作れない。
苦しい台所事情を中継ぎの世代差トリオが支えるも、
空白世代対策に早めの転生を行った抑え西川保奈美の炎上などもあり借金3でターン。
この時点で5位、もはや優勝の望みは絶たれた…わけでもなかった。
首位までたったの6ゲーム。そう、先に説明した通りの戦国リーグである。

後半に入り、先発と抑えはやや持ち直す。打線も少しずつ状態を上げるが
五割に届きそうで届かない位置に甘んじたまま120試合を過ぎる。
迎えた122試合目から一気に息を吹き返した打線が7連勝をもたらし、
残り3試合を2勝1敗なら先に消化を終えた日ハムに勝敗で並び、
僅差の打率勝負に持ち込めるところまで持ち直した。
が、ここまで。最後に残った楽天・SB・SBとの決戦を落とし、2ゲーム差で終了。
SBが日ハムと西武の狭い隙間に滑り込み、結果は3位となった。

日本ハム 73勝66敗1分 勝率.525 優勝
ソフトバンク 72勝67敗1分 勝率.517 1.0
西武 71勝68敗1分 勝率.510 1.0
オリックス 70勝69敗1分 勝率.503 1.0
楽天 67勝72敗1分 勝率.482 3.0
ロッテ 64勝75敗1分 勝率.460 3.0

上から下までわずか9ゲーム。順位もがらっと入れ替わり。
来期は一体どこが優勝し、どこが沈むのか。もはや誰にも予想がつかない、
わくわくの止まらない面白いリーグになっている。
この大変な勝負に食らいつくには選手育成のみならず巧みな采配も重要であり、
いつも回してくれている方には感謝に堪えない。

第278話

2位 80勝56敗4分

リーグ2連覇で迎えた第278期、大幅な投手起用の変更があった。
最年長の瑞穂弐と若手の須田いるかを中継ぎに、変わって先発には
凛ちゃんとTIS姉貴の若手2人を起用という大胆な作戦に出た。
それが功を奏してか、前半を42勝28敗で折り返す。

再び団子状態となった他の5チームであったが、やはりロッテが後半抜け出してくる展開に。
後半、貯金25前後から抜け出せない西武をひたひたと追いつめる。
時刻は深夜2時半、遅めに試合回しを終えた西武はロッテの展開を見つめることに。
そしてロッテのマジックが付いたり消えたりしつつ、残り1試合というところでピタリと止まった。
ロッテの先発は名無し、どちらが優勝するのかとやきもきしながら翌朝を迎えた。

そして翌朝、祝勝会会場予定地で冷たくなったラブセイバーが発見され、村田と吉村は病院で静かに息を引き取った。

野手では月嶋花子が盗塁王、投手では千川ちひろが3.06で防御率タイトルを獲得。
また、ロコが33Sでセーブ王を受賞し、これから先の先発・中継陣は安泰であろう。

目指すは王座奪還、そして日本一!

第277話

優勝 日本一 86勝52敗2分

殿堂入り確実なアイアコスの引退年。
そのキャリアの前半はベテラン選手たちに導かれ自らも活躍しての輝かしい連覇、
後半は低迷するチームにあって孤軍奮闘する不動の四番。
完走の御礼に日本一を贈るべく、奮起したのはこれまで引っ張られてきた野手陣だった。
前半70試合終了時点で防御率は謎の5点台。それでも首位をキープしたのは
その時点で得点率6.6を叩きだした打線のおかげ。
アイアコスが10年守ってきた四番の座を、ついに恵体が継承。
大石泉や高山久もキャリアハイ大幅更新で応える。

西武以外の5球団が完全に団子状態だった276期とは違い、
追ってくる相手は明確にロッテ。
後半も貯金20前後から抜け出せない西武をひたひたと追いつめる。
…が、100試合を消化したあたりから、ここまで冴えなかった投手陣が復活。
最後は276期とほぼ同じ貯金を稼いで逃げ切りに成功した。

日本シリーズは連続で巨人戦。リベンジマッチである。
1敗からの第2戦は、前回の日シリ第2戦で3回途中10失点KOだった[涼風]梅木音葉が
9回途中3失点の粘投で初勝利を呼び込む。
3勝2敗で迎えた第6戦は瑞穂弐、萩原雪歩のじりじりした投げ合いとなったが
終盤に登場した相手の名無し中継ぎからキースグリフが決定的な満塁本塁打を放つ。
こちらは凛ちゃん、ロコと繋いでの勝利で日本一奪還。
勝負所で満員の強みを活かし、全員で勝ち取った9期ぶりの日本一だった。

恵体は41本、157打点で二冠王+MVP。世界の敵盗塁王、月嶋花子首位打者と
ひたすら打ち勝ったシーズンを象徴する野手タイトル総なめを達成した。

パリーグにおける今後当面のライバルはロッテということになるが、
当ページの編者による注目チームは日ハム。
最近、Wikiの充実が非常に目につき、人数も揃ってきている。
まだ若いために実力が発揮しきれていないチームだが、それは少し前の西武も同じ。
活気のあるチームの増加は即ち仮ペナの活気につながるため、
それぞれが特色あるチーム作りをしていくのを見るのはとても楽しいものです。

第276話

優勝 87勝52敗1分

5期連続Bクラスからの3位→2位、そして…
時はきた。平均年齢も30.6歳まで持ち直し、全盛期の始まる選手主体のチームへ。
野手で最も伸びたのは恵体。いずれも初の3割30本100打点を達成。
ベテランのアイアコスも148打点で久々のタイトルを奪還。
先発では千川ちひろがエースの座をより確かなものにする15勝を挙げる。
リリーフでは中継ぎTIS姉貴。2.72 12勝1敗11S1H の驚異的な大車輪でMVPを獲得。
こうした主役に加え、全員がそれぞれの仕事を全うした結果が
8期ぶりにして19.5ゲーム差の圧倒的Vとなった。

日本シリーズではセリーグを圧倒的な力で勝ち抜いた巨人に2勝4敗で敗れたが、
これも近い将来に取り戻す日が来るだろう。
来期はアイアコスの引退年。あと20本、作成者による二世連続の殿堂入りはもう確実だ。

第275話

2位 76勝62敗2分

長い低迷期を抜け、6期ぶりの貯金とAクラスを達成した西武は
前回のメンバーが全員残っており、そのほとんどが成長途上。
いよいよ優勝が具体的な目標になってきた。

しかしさらに充実した戦力を持っていたのがソフトバンクである。
球界一の投手陣を武器にじわじわとリードを広げ
西武は前半を4.5ゲームの2位で折り返す。
後半も離れては食い下がる戦いをつづけ、
最後は前半より0.5ゲームだけ縮めたものの
チーム防御率3.61の牙城を崩し切れずの2位だった。

とはいえこちらの防御率もソフトバンクに次ぐ4.32と
地道な強化が実を結びつつある。
3.13 13勝8敗の好成績でいよいよ全盛期を迎える千川ちひろを中心とした先発、
闘気を備えた恵体の爆発力などプラス要素が大きく、
来期こそ優勝の凱歌を上げるだろう。

第274話

3位 75勝62敗3分

前回での世代交代完了後、チーム平均年齢28.6歳とまだまだ若手中心の西武。
開幕ダッシュで貯金を10近く作った立役者は
世界の敵、諸星きらりの加入で層の厚みを増した野手陣。
長く課題だったクリーンアップ以降の破壊力が大幅に増した結果
6期ぶりに得点率5以上を回復、月嶋花子が自身初の首位打者を獲得した。
遊撃で守備職人と化した大石泉を中心に守備も引き締まり、
シーズン失策14も16期ぶりの好水準となっている。

投手陣も確実に育っている若手が躍動。
千川ちひろがエースに成長、14勝7敗で2年連続の勝ち頭となった。
中継ぎロボピッチャの11勝3敗2S6H、TIS姉貴の8勝6敗5S10H、抑えロコの2勝2敗24Sと
それぞれに柱が出来て勝ちパターンを確立。

前半で貯金8、後半でも貯金5を増やして6期ぶりの貯金とAクラスを確保。
3位ながら優勝まであと2.5ゲームという朗報尽くしのシーズンとなった。
ここからがいよいよ次の全盛期だろう。来期はもちろん優勝が目標だ。

第273話

5位 59勝80敗1分

前回にて世代交代の完了した西武。
平均年齢は合意の上で放置引退となったごとう(43)を含めて28.6歳。
現役名有り選手の最年長はアイアコス(38)、次が瑞穂弐(35)。
基本的に中堅~ベテランが活躍するバランスの仮ペナ界で見れば
今が最も厳しい時期となっている。
開幕直後こそ10勝7敗と好調だったが、
試合を進めるごとにその現実を突きつけられる。
前半で15、後半で6の借金を重ねて80敗を喫し、最下位を免れるにとどまった。

そんな若い西武の中でも驚くべきは満員の投手陣で、平均年齢は27歳である。
さぞ崩壊するかと思いきやチーム防御率はオリックス(4.69)、ソフトバンク(4.71)に次ぐ3位(4.75)。
優勝のロッテ(4.99)より良い数字で、その立役者は千川ちひろ、瀬川泉、凛ちゃんの3点台トリオ、いずれも20代の若手。
今後の立て直しは投手から始まることが大いに期待される。

さて、ここまでの仮ペナをリードしてきた存在と言えるロッテが、
273期に100回目のパリーグ優勝を果たした。
仮ペナ発足当初から2年以上にわたる継続した努力の成果に惜しみない賛辞を贈るとともに
今後の互いの健闘を誓い合いたい。

+ なんJ特有の雑コラで 祝!ロッテ100回優勝

第272話

5位 67勝71敗2分

271期からはエリーチカの引退、凛ちゃんの転生入団があり、
今期で引退の3人を除く14人はほとんど底上げが期待される年齢。
なかなか優勝には手が届かない時期ではあるが、勝ち越しとAクラスのチャンスと意気込んでの272期。

しかし戦ってみればこれがなかなか厳しい。
パリーグは全チームが名有り14人以上、
その中でも投打にバランスの良いソフトバンク、オリックスの投手陣、ロッテの野手陣は今が全盛期。
丁寧な試合回しでは依然他チームに劣るものではないが、
やはり世代の差は如何ともしがたく、前半を借金9で終える。

後半も開始当初は借金が増える展開だったが、ここから若い野手陣と中継ぎ須田いるかの躍進が始まる。
五度、六度と5割挑戦試合を迎え、124試合目にして5割到達。
その後も貯金挑戦試合を2度迎えたがこれは勝てず、最終的には借金4で終了となった。

ごとう、水谷絵里、松田亜利沙がこれにて引退。大きな大きな世代交代が、これで終わり。
来期はまた5割を目指す苦しい戦いになるかもしれない…が、それよりも下がることはもはやない。
前にも書いたが、この道の先には10連覇すら可能な黄金期が待っているはずだ。
冬来たりなば、春唐辛子。(林家木久扇並感)

第271話

4位 62勝76敗2分

270期と変わらないメンバーで迎えた271期。
成長途上の若手が大半の構成であることから、
ここから少しずつ巻き返しを期待したいところ。

前回のあらすじに書いたように、そのためにも中堅先発コンビの奮起が望まれたが
2期続けて謎の不調に陥っており、その結果が5割復帰の未達成であった。
しかし瑞穂弐はノビ〇を、[涼風]梅木音葉は威圧感をオフに購入。
今度こそは本来の力のとおりのパフォーマンスを見せてくれるはずだ。

272期で引退の二人はここまで数々の優勝へと導いた投打の柱。
既に水谷絵里は殿堂入りを決めており、松田亜利沙はあと14勝ないし14Sで殿堂入りとなる。
どうやら最終シーズンは先発で行く見込みで、
成長中の野手陣と若い救援陣がどれだけ支えることができるか。
ちなみに271期は13勝。あとひとつを皆の力で上積みしていければ、逆襲のレオ本格復活となろう。

第270話

5位 59勝79敗2分

謎の低迷だった257期以来の5位に終わったラブセイブだが、
原因が避けようのない世代交代期に突入したことであるのは明らか。
しかし移籍加入の恵体が五番に定着、名無し化もなしで来期は
全体が底上げされた状態でリベンジマッチに挑むことになる。

若手のほかにベテランも多く、271期~272期で合計4人の引退が迫る。
もうしばらくは厳しい戦いが続くかもしれない。
逆に、ここを欠けることなく乗り切れれば10~20期後あたりは10連覇も夢ではない戦力になるはず。
そのために是非にも必要なのは、数少ない中堅の奮起だ。
アイアコスは .335 38本 101点と柱になる成績を残したが、あとは投手。
苦杯をなめた瑞穂弐、[涼風]梅木音葉の両先発の巻き返しが5割復帰への鍵となる。

第269話

4位 67勝68敗5分

268期に劇的な逆転日本一を果たしたラブセイブ。
しかし世代交代に移籍が重なり、数十期ぶりであろう空き4枠となった続く269期は嘘のようにボロ負けした。
2014年日ハム(現実)のごとく前半から後半まで5割ラインとのダンスを繰り広げる。
首位を走るソフトバンクも圧倒的とはいかず、決して絶望的な差ではないのだが
それを詰められるだけの爆発力がこちらにも失われており、最後は借金1の4位でシーズンを終えた。

なお、優勝ソフトバンクから6位楽天までは22ゲーム差。
セリーグの優勝広島から2位DeNAまでの22.5ゲーム差よりも狭い世界である。
来期もまた、どこが勝つかわからない戦国パリーグとなるであろうか。

敗因となった得点力の低下の中で、ベテラン水谷絵里が49本と気を吐く。
これで3度目のMVP、殿堂入りリーチである。

来期270期に向けて、ドラフト・新規直接入団・移籍流入で再び満員となることが確定。
黄金期はひとまずの終わりとなったが、次の世代の成長で再びの栄冠への道筋は整った。

第268話

優勝 日本一 89勝50敗1分

セリーグが広島一強の様相を呈する中でパリーグは混戦が続く。
前期のロッテに代わってラブセイブのライバルに躍り出たのは補強に成功したソフトバンク。
打率や得点、防御率といった指標ではこちらが一歩上を行っているが
接戦をことごとく制して離れないところに怖さを感じながら、
前半終了で西武43勝26敗1分に対して41勝28敗1分と、2ゲーム差でぴったり追いかけてくる。
後半は抜きつ抜かれつのデッドヒート。
何度も何度も首位が入れ替わりながらソフトバンクがわずかに早く日程終了、
西武は残り6試合ほどでM1が点灯。最後は3ゲーム差で逃げ切りに成功した。
打率と本塁打の二冠でアイアコス、防御率タイトルと勝利・奪三振で2位のエリーチカ、
両者がMVPそろい踏みの大活躍を見せた。

日本シリーズは恒例の広島戦。
115勝を挙げてぶっちぎりの優勝、超特8人のオールスター打線、22勝投手や防御率1点台投手など
仮ペナ史上まれにみる巨大戦力を引っ提げてやってきた。
前期に4TATEされた西武はまたしても2連敗。もはやなす術もなく地にまみれるかに見えた…。

しかし一人の男が、いや、一頭の雄が未だ顔を上げていた。
その年老いた雄ライオン――獅子は皆を呼び集め、こう諭したという。

「勝者と敗者の間には、1センチの差しかない。俺たちはチャンピオンを目指すチームだ。
きょうはチャンピオンのように闘おう。チャンピオンは、あきらめない。」

迎えたシリーズ第3戦、獅子の引退試合。
(`o´)のソロ本塁打で挙げた1点を、ただひたすらに守り続ける。
合わせて11の走者を背負いながら、27のアウトを奪うまで一人も生還を許すことなく、その役目を果たした。

これで潮目が変わったシリーズはついに第7戦へ。
2回に打線の集中攻撃で8点を奪い、失点を許さずそのまま最終回。
広島最後の打者、岸桃華のバットが空を切った瞬間、
マウンドに駆け寄る俺達の真ん中で、松田亜利沙が高々とサイリウムを掲げる。
ラブセイブが6期ぶりの日本一を達成した瞬間であった。

第267話

優勝 82勝53敗5分

前回266期には先に試合消化を終えて、結果待ちで逆転負けの2位に終わった西武。
今度はぐうの音も出ない差をつけての優勝を期して開幕から猛ダッシュをかける。
オリックスに昔日の勢いは感じられず、代わって楽天が久しぶりに首位に浮上。
毎期安定した戦いを見せ、悲願の仮ペナ初100回優勝を目指すロッテも食らいつく。
前半終了間際に西武が少しだけ抜け出し、西武、ロッテ、楽天の順に僅差でターン。

後半はやや息切れした楽天、試合消化の少ないロッテを尻目に
西武が猛然と連勝街道を進む。
一時は13~14ゲーム離したものの、Bクラスに甘んじたソフトバンク、日ハム、オリックスも
西武相手にしぶとい戦いを見せてなかなか貯金を増やせず。
140試合消化時点で82勝53敗5分、このときロッテは59勝45敗2分。
ロッテの残り34試合が24勝10敗なら西武が、25勝9敗ならロッテの優勝となる。

あとはひたすら祈って待つだけ。
ロッテも8連勝などで猛然と追い上げて西武に勝ち星で並ぶも、
運命の34試合の結果は23勝10敗1分。
実にゲーム差たったの1、薄氷を踏む3シーズンぶりの優勝だった。

そして翌朝。
11連覇中の広島打線に4TATEされてベンチで冷たくなっているラブセイバーが発見され、
吉村と村田は病院で静かに息を引き取った。

第266話

2位 82勝57敗1分

前期、5連覇を逃した西武は怒りのテーマで開幕ダッシュを決める。
12連勝を含む勝率7割超えの進撃でトップを快走する…も、
このところ鳴りを潜めていたロッテの反撃にあいだんだんと差を詰められていく。
前評判の時点で西武、オリックス、ロッテの三つ巴ではあったが
その通りの三強体制で抜きつ抜かれつの争いが続く。
前半は首位ロッテ、2ゲーム差で西武、さらに3.5ゲーム差でオリックスとなった。

後半はロッテとの直接対決に勝ち越した西武が再び飛び出す。
127試合終了時点で、残っていたのがオリックスとの13試合。
…そう、この時点でオリックスの残り試合が60ほどあったのだ。
残る対戦カード(西武にとってみれば対オリックス13連戦)を消化して
翌朝に出るであろう結果を待つことに。

そして翌朝。
オリックスに7ゲーム差をつけられてベンチで冷たくなっているラブセイバーが発見され、
吉村と村田は病院で静かに息を引き取った。

第265話

2位 81勝57敗2分

大沼くるみ、諸星きらりの投打の柱が引退で世代交代するも
後に続く選手がきっちり埋まり、投手は若くしてMVPを獲得した萩原雪歩を大型補強。
前期に史上空前の好成績を挙げた西武が、これで5連覇への道のりも盤石、であるはずだった。

しかしこれに待ったをかけたのが急成長を遂げたオリックス。
西武に次ぐ名有り17人に、唯一の名無しも11年目と脂の乗った状態で
実質戦力に差がない中で265回は幕を開けた。
前半終了時点で0.5差の首位ターンは西武。
後半はそこからオリックスが1~2ゲームほど飛び出し、
以後じりじりとしたマッチレースが続くものの、
直接対決で11勝17敗と負け越した西武は徐々にその差を拡げられていく。
最後には4ゲームを空けられて終戦、5連覇は成らなかった。

他チームの名無し先発へのスナイプをいくつも成功しながら結果として敗戦となった試合が非常に多く、
前半だけで24の貯金を作りながら、後半は5割にとどまったのは257期以来の低迷現象と言える。
しかし今回は、オリックスという確かな難敵が存在する点がはっきりと異なる。
世代交代の早さではこちらが先であり、265期終了とともにチーム最高のヒットメーカー淫夢くんも引退。
もう一度挑戦者として、この難敵に虚心になって立ち向かう必要がある。

新たな作戦として、仮ペナ一の守備職人であるごとうがその打撃向上とともに2番に入った。
核弾頭型1番の乙倉悠貴を得点圏に送り、破壊力抜群の中軸が返すパターン。
オリックスはチーム打率 .312、西武は .296 とかなり差がついているが、得点率は同じ 6.1 だった。
来期以降の打順もこれでいくのか、はたまた乙倉悠貴は中軸であるべきか、ごとうは1番が打てるのでは…と
チーム内でさらなる可能性を探っているところである。
無論、個人能力でも優れた選手は今なお多数在籍しており、
52本 164打点で圧倒的MVPを獲得した大島裕行は、現役あと3期を残してめでたく殿堂入りが確定した。

第264話

優勝 110勝29敗1分

脂ののった先発陣、タイトル連発の上位打線からクリーンナップ、
進境著しい下位打線とリリーフのすべてがかみ合ったらどうなるのかを
体現するシーズンとなった。
開幕19連勝、前半54勝、後半56勝。ついに西武史上空前の110勝を達成し、
ぐうの音も出ない成績を挙げた。
中でも野手陣の奮闘は後世に語られるレベルであり、
首位打者水谷絵里(.368)、本塁打王大島裕行(48本)、打点王淫夢くん(149打点)、盗塁王乙倉悠貴(32個)と
それぞれ違うタレントが同一チームからタイトルを独占するレアケースとなって、
シーズンチーム得点率は実に 7.5 を数えた。

それでも日本シリーズではうまくいかないのが仮ペナの面白さであり厳しさであろう。
セリーグ8連覇の広島とまたまた激突し、打線については前評判通りの力を発揮したが
投手陣がチームシーズン .318 のスーパー赤ヘル打線に捕まり爆発炎上。
7戦までもつれこんで得点47、失点65。超打高シリーズを打ち負ける結果となった。

第263話

優勝 99勝40敗1分

70試合終了時点、59勝10敗1分、連勝記録23 …それがこの263期前半のスタッツである。
大島裕行の本塁打は実に35を数え、先発投手陣5人が主要タイトル争いを寡占状態に。
全てが意のままに後半も大記録へ…とはいかず。
さすがに息切れしたか、他球団の意地を見たか、後半は40勝30敗とやや失速。
最終的に99勝を挙げた西武は悠々と逃げ切りの優勝ではあるのだが
後半だけを見ればロッテに最高勝率を譲る形となった。
日本シリーズは7連覇中のセの覇王広島とまたまた対戦、
接戦続きの中で投打とももう一歩足りない試合が続き、2勝4敗で再リベンジを許した。

野手MVPは .328 53本 135点で本塁打・打点二冠の大島裕行、
投手MVPは 2.37 23勝2敗 109奪三振で防御率・勝利二冠の獅子。
どこから見ても大記録、文句のつけようがない受賞となった。

近年の西武は確かにリーグ制覇に最も近い位置にいることが多い。
しかし、257期の5位が象徴するように、何があるかは毎期、蓋を開けてみなければわからない。
他のチームが西武以上の力を得ることもあるだろう。
勝っておごらず、負けて腐らず。

第262話

優勝 日本一 100勝40敗0分

乙倉悠貴が緊縛を、水谷絵里が闘気を、十時愛梨が鉄腕を取得。
引き続き満員の西武は充実の戦力で日本一の奪回に向けて動き出す。
前半戦はその一人、水谷絵里の独壇場となった。
なんと70試合で92打点を稼ぐ活躍でタイトルレースを独走する。
乙倉悠貴、十時愛梨もハイペースで成績を伸ばしていく。
後半に入っても勢いは衰えることはなく、
大沼くるみがスーパー奪三振アイドルの道を驀進。
のみならず制球Dギリギリ・総変化量3からの投手三冠という常識はずれの大活躍を見せる。
本塁打、打点の二冠を獲得した水谷絵里とMVPそろい踏み、
乙倉悠貴の2年連続のトリプルスリーも無事達成、
チームは最後に11連勝で100勝に届く、快挙尽くしのシーズンとなった。

締めくくりは広島との日本シリーズ・リベンジマッチ。
実に5試合が1点差、2試合がサヨナラゲームとなる大激戦を制したのは
勢いそのまま、波に乗った西武。
大島裕行の効果的な4本塁打に最後は大沼くるみが快投で応えた。

第261話

優勝 90勝48敗2分

前年と変わらず、欠けることなく18人で捲土重来を期す西武。
ペナントの行方。それは当然、自分たちの力だけに依存する話ではない。
ともに優勝を争うライバルたちの戦力によって展開は大きく左右される。
261期は毎期継続して力を発揮している西武が、その粘りを発揮したシーズンになった。
中でも打の中心たる一番と四番、乙倉悠貴&大島裕行が柱を形成できたのが大きい。
一番の乙倉悠貴は .318 36本 100点 31盗塁(盗塁王)と、パで117年ぶりのトリプルスリーを100打点と同時達成。
四番の大島裕行は .360 40本 126点で三冠王MVPを獲得。
さらに投手MVPの松田亜利沙はまだ10年目、防御率は 6.66 から 2.69 へと超絶ジャンプアップ。
全員まだ引退まで間があるため、今後の活躍も非常に楽しみになってくる。
ベテラン勢もこれに続き、今期で引退の梅木音葉+が 2.59 10勝5敗3H4S で有終の美を飾った。

日本シリーズは最近よく見かける広島とまたまた対戦。
直近2回は西武投手陣が巧みに広島打線を抑え込んでいたが、今回の広島は一味違った。
西武2勝1敗で迎えた第4戦から、西武自慢の先発・中継ぎ・抑えが誰彼問わず燃えまくり
3戦連続二桁失点を喫し無事死亡。
投打ともに超特取得者が増える来期、また強くなって帰ってくることを期待したい。


+ \前回のラブセイブ!/ 241~260話

第260話

2位 79勝60敗1分

瑞穂、柴田善臣の引退によって空いた穴が転生で埋まり、ありがたい満員続きで迎えた260期。
しかし前期に激しく追い上げた2位ロッテがついに本領発揮。
序盤から激しい首位争いを繰り広げ、前半終了時点で1位ロッテ2位西武のゲーム差は 1.5 。
後半もわずかな差でロッテを追いかける西武の構図はほとんど崩れることはなく、
最後は西武が10試合ほどを残して日ハム戦に全勝を求められるに至った。
日ハムも上位2チームには届かなかったものの隙のない打線を擁しており、
終わってみれば5ゲーム差で2位。悔しいシルバーコレクターの歴史を増やしてしまった。
引退までエースとして君臨した瑞穂が今は1年目ではあるが、
瑞穂弐として 1.80 0勝1敗25S の大活躍で新人王を獲得。
パリーグの投手新人王は246期の十時愛梨(もちろん西武)以来の14期ぶり。
また、野手新人王も接戦の末に川田将雅がゲット。こちらは直近20期で9人目の西武からの輩出となる。
ニューヒロイン&ヒーローは誕生した。あとは中堅、ベテランが再び本来の力を発揮すれば
ペナントの奪回も十分に可能だ。

第259話

優勝 日本一 92勝46敗2分

前回、謎の不振から華麗に復活を遂げた西武。
満員の選手たちの年齢的には今が円熟期と言え、ここは優勝を逃せないシーズン。
瑞穂、柴田善臣の引退を飾るべく全員で開幕からダッシュを決める。
打のヒーローは近年四番に定着した大島裕行。
前半終了まで4割近い打率からの本塁打量産で引っ張る。
投手陣は十時愛梨を中心に全員が水準以上の活躍でリーグ随一の防御率を固める。
50勝20敗の驚異的な貯金30で折り返し、後半は少々ペースが鈍るもそのまま優勝。
しかし、後半だけ見ればロッテが西武以上の勝率で追い上げてくるなど、
黄金期といっても油断ならないリーグには違いない。

日本シリーズは二期連続で広島と対戦。
ここで引退の二人が奮起、柴田善臣は華麗な守備と3犠打でらしさを見せる。
そして瑞穂は引退間際まで超イニングイーターの面目躍如。
初戦で敗戦投手になったものの13回途中まで投げて2失点、
引退試合となった6戦は9回完封で胴上げ投手に。
まだ3年は先発が務まったであろうその投げっぷりには引退を惜しむファンの歓声が鳴りやまなかったという。

第258話

優勝 日本一 93勝44敗3分

前回、謎の不振で借金7の5位に終わった西武。
そこから誰一人変わることなく、抜けることなく同じメンバーで臨んだ258期。
他チームの戦力も劇的な変化はなく、ならばあの不振は一過性のものなのか、それとも…

結論を言えば、あれは謎の、そして一過性の不振に過ぎなかった。
開幕から勝率7割近い猛ダッシュで首位を走る。
とりわけ投手陣が前期のうっぷんを晴らすかのように3点台半ばの好投を続け、
折り返し時点で貯金26を稼ぐ。
後半も開始からしばらくは少々停滞するが、難敵ソフトバンクとの直接対決を終えて
再び貯金モードに入り、最後には貯金49、2位ロッテに17.5Gをつけての圧勝だった。
チームチャットでも皆が謎に思うこと、「257期とはなんだったのか」。
最終的なチーム防御率も 3.78 という鬼のような数字だが、
こちらが実力ということにしたほうが精神衛生上いいだろう。

日本シリーズでは大正義先発陣を誇る広島を相手に編み出した秘策、
カットマン柴田善臣を一番に抜擢。
これが大当たりで .333 と期待に応え、水谷絵里が2度の決勝打を放つなど主役も躍動。
4連勝で11期ぶりの日本一に駆け上がった。
諸星きらりが打撃タイトル無冠ながらシンデレラガール(MVP)を達成。
攻守にチームプレイに徹するその姿が記者票を集めたらしい。

第257話

5位 65勝72敗3分

唐突にもらった“炎上”

予想外の“大連敗”

特に理由のない不振が西武を襲う――!!

256話に掲載の通り、花咲つぼみ・孔文革の引退によって
打線の厚みが減少したことは仕方ないだろう。
そうだとしても空いた2枠を競うように新しい力が入ったのに
得点率が 6.1 → 4.9 になったのはちょっと意外。
そして投手陣。256話時点では「打のソフトバンク、投の西武」の構図だった
盤石の陣容が全員残り、いよいよ円熟期を迎える時期。
新戦力のごとうは抜群の守備力を誇り、センターも安泰。
ところが蓋をあければチーム防御率は 3.83 → 4.64 に悪化。
個人で見れば、.357 42本 110打点で打率・本塁打・MVPタイトル獲得の淫夢くん、
中継ぎながら 2.25 11勝5敗4S4H で2度目の防御率タイトルの梅木音葉+と活躍した選手はいるが、
それ以外のほぼ全員が2014W杯日本代表のように本来の力を出せずじまいで終戦した。

試合回しは決してサボっておらず、目に見える選手の調子もさほど悪くはなかった。
なお、258期はちゃんと復活しているので、結局原因は不明のままである。

第256話

2位 89勝48敗3分

前回、貯金39と大健闘しながらソフトバンクの後塵を拝した西武。
今期もまた、同じようなに背中を追い続ける展開は続く。
254期から3年続けて、3ゲーム差の2位で前半を終える。
西武の強みは年齢的に最高のバランスで揃った投手陣。
11~18年目の先発陣、5~9年目のリリーフがそれぞれの持ち場でトップレベルの働きを見せ
チーム防御率ではリーグトップを走る。
オールスターを諸星きらり、大沼くるみのダブルMVPで飾って、勢いそのままに後半戦へ。

+ マイナス3ゲーム差の首位、マジック点灯の瞬間!

しかしここから取りこぼしの数でソフトバンクに少しずつ、確実に後れを取り始め…
最後には4.5ゲーム差の2位。254期、255期をそのまま引き継いだ結果となった。
207期から直近50期の西武の優勝は13回(これ自体は優秀な数字)に対し、2位は実に19回を数える。
200期台前半はロッテ、中盤はソフトバンクと、同じリーグに強敵が常に存在するためなのだが、
どんなチームもその強さは永遠ではない。
セリーグでここ4期連続100勝以上の大正義巨人軍をついにヤクルトが倒したのだ。
継続したチームの強さとは、そこにいる選手たちが諦めないことと同義。
今期で引退の伝説の一、二番コンビ、花咲つぼみ・孔文革のように、
誇り高いアイドルたちの今後の戦いに注目だ。

第255話

2位 89勝50敗1分

セリーグで巨人、そしてパリーグでソフトバンク。
今が旬の選手がFA移籍によって集結し、現実同様の巨大戦力を抱える両チームが、
仮ペナの歴史を2チームで塗り替えようとしていた。
巨人はその前評判通り4期連続の100勝以上、各選手も数々の記録を打ち立てる。
パリーグもまた、大正義の名のもとにソフトバンクによって統一されようとしていた…

だが!
メンバーの定着率に誇りを持つ西武は、まだ折れてはいなかった!
超速試合回しのソフトバンクを追随するように、果てしないゲーム差を追いかける。
地道に丁寧にスナイプを続けて、11連勝を含む追撃で3ゲーム差で折り返す。
後半もまたソフトバンクの先行、西武を直接対決で大きくへこませて進撃。
20ゲーム近い大差が開くも、諦めずに一歩一歩差を詰める。
今度は15連勝を含む猛追を見せ、一瞬だけ勝率でソフトバンクの上を行く。
しかし最後に残ったロッテ、オリックス戦で意地を見せられ、
10試合ほどを残して優勝の可能性はついえた。
ここまでの戦いを見せられたのは全員の活躍あってこそだが、
とりわけこの期は梅木音葉+の 2.43 20勝5敗の二冠&MVPが特筆される。

今後もしばらくは巨人、ソフトバンクの巨大戦力は続くだろう。
仮ペナにおける優勝争いの興味は、西武の踏ん張りにかかっていると言っても過言ではない。
256期は十数期にわたり「仮ペナ最強の一、二番コンビ」と謳われた花咲つぼみ、孔文革の引退年。
優勝の花道を皆で飾りたい。

第253話

優勝 88勝49敗3分

3→15→22→39
これは何の数字か、おわかりいただけるだろうか?

正解は、直近4シーズンの西武の貯金推移。
当欄のあらすじに書き続けたことだが、
「近い将来必ず西武黄金期が再来する」その約束を果たす時が来たのだ。

前半戦、6連勝のしばらく後に7連敗など不安定な戦いで貯金を増やせずにいたが
最後にスパートをかけて貯金21で折り返す。
しかしこの時点ではソフトバンクと4.5G差、得点率、防御率ではむしろ後れを取っており
いつ逆転されてもおかしくないところだった。

後半戦は激しい回しあいになったが、西武側の采配も気迫のスナイプで応戦。
ソフトバンクとの対戦が終わったあたりでは貯金が全く増えない中、
ひょっとしてそろそろ逆転されるのでは…?との心配は、杞憂に終わった。
ソフトバンクの成績が伸びないのだ。むしろ、前半を借金で折り返したロッテが息を吹き返す。
残り3チームもBクラスとは名ばかりの粘り強い戦いを展開して5チームが勝率4~5割にごちゃっと固まり
最後は日ハムがやや置かれたものの、久々の戦国パリーグの様相を呈する。
終盤までじわじわと差を広げて、得意の俺達ロケットが発動。
終わってみれば2位ソフトバンクに14.5G差をつけての圧勝となった。

日本シリーズは前年に続き111勝を挙げた大正義巨人軍との対戦。
前回のあらすじで「近い将来日本シリーズで是非抑え込んでみたいものである。」と記したが
そのとおりの快進撃を見せる。
セリーグ防御率3.23の投手陣を相手に接った場面で打線がつながり、
セリーグ得点率6.9の打撃陣を相手に投手が踏ん張る。
3連勝で迎えた第4戦も8回を終わって5-4とリード、
9回1死までこぎつけてあとアウト2つで日本一…
が、そこまで。あと一歩から逆転を許した西武はそのまま4連敗で敗退した。

いずれにせよ、しばらくの停滞を完全に抜けだしたシーズンになったことは間違いない。
原動力になったのは防御率リーグ一を奪還した投手陣だろう。
中でも36歳と投手最年長にしては若い瑞穂が絶倫からの221.1回という驚異のイニングを稼いで
3.38 19勝7敗 113奪三振で圧倒的MVPを獲得。
2期連続最多セーブの松田亜利沙がしばらく抑えから動かないだろう陣容。
再びの黄金期は、ここから始まるとみて間違いない。

第252話

3位 80勝58敗2分

前回記述した通り、ここからしばらく引退者のいない西武。
上げ潮ムードではあるがロッテとソフトバンクもまだ強い。
序盤からロッテが牽引していく展開で西武は5割前後をさまよう。
50試合すぎまで借金生活だったが前半最後に巻き返して貯金8で折り返す。
後半も同様の展開で、100試合過ぎまで貯金5前後で停滞するも
最後にまくって3位争いの楽天を突き放し、むしろ2位ソフトバンクに肉薄する。
1.5ゲーム差の3位で終了はしたが、最終的な貯金は22に増やし、
来期以降の優勝争いに希望を持たせる内容になった。

個人タイトルも豊作な年で、もはや毎期恒例となった
花咲つぼみ&孔文革の首位打者争い、今度は花咲つぼみが .357 で盗塁王とともに奪回してみせた。
接戦を多く制したのは新人にして最多セーブの松田亜利沙の活躍によるところが大きい。
野手新人王の水谷絵里も隙のない打線の一角を形成した。

なお、余談ではあるがこの252期はセリーグで巨人の大正義現象が起きており
115勝25敗という200期以降では圧倒的な成績、さらに
リーグ打点ランキングで1~9位を独占したことを付け加えておく。
リーグ9位が115打点、つまり全員が115打点以上をクリアするという猛打線、
近い将来日本シリーズで是非抑え込んでみたいものである。

第251話

3位 77勝62敗1分

西武生え抜きのちっぷすたぁ、七尾百合子の引退年。
引き続きありがたく満員で参戦も、
今が旬!といった状態のソフトバンクに投打とも及ばず。
しかし西武も進歩がないわけでは決してない。
前回も書いた通り若手が力をつけていく時期。
そして数少ない中堅がしっかりチームの主役として機能を始める時期でもある。
野手ではベテラン孔文革が .369 と高レベルの首位打者、
若い淫夢くんも .312 29本 117打点と一気に伸びる。
投手では新人のエリーチカが140試合目で30Sを挙げてさっそタイトルを獲得、
打たれ強さを身に着けた梅木音葉+も 3.38 15勝7敗 117奪三振で
リーグ3位3位6位と次なるタイトル獲得候補に名乗りを上げた。

チーム全体では能力の底上げに成功しており、貯金は3→15にアップ。
今はまだ上位2チームとやや差があるも、王座奪回は遠い未来の話ではない。

第250話

4位 71勝68敗1分

引退選手の多くが再び西武に転生してくれる、とてもありがたい状況が続くも
どうしても年齢構成上、全盛期として活躍する選手が少ない時期というのは存在する。
今が我慢の時期であることは明らか。
はたしてロッテ、ソフトバンク、楽天に後れを取り、
時折3位に顔を出しながらも突き放される。
長い借金生活からは最終盤に脱して貯金3を確保したが
238期以来12期ぶりのBクラスに甘んじた。

…だが、逆に言えば最低でもこれぐらいの成績は残せるチームということになる。
というか、ここ最近10期ほどが黄金期であったので、多少こういう時期もある。
251期にちっぷすたぁ、七尾百合子が引退するがその次の引退は5期後とかなり空く。
そこまでに現在の若手たちがしっかり力をつければ、再びの黄金期はすぐにやってくるはずだ。

第249話

3位 76勝63敗1分

248期限りで引退した選手、もっさりした犬、白菊ほたる、村上巴。
彼らの穴を埋めるべく、ありがたいことに新たな選手が続々と西武入りしてくれる。
しかし如何せん若い選手が多く、円熟の他チームに比べて選手の経験で一歩劣る。
序盤にダッシュをかけるも捕えられ、貯金5の3位で折り返し。楽天、ソフトバンクにやや水を空けられる。
後半も一進一退の中で楽天がすいすいと回しきって首位で日程終了。
ここで猛然と追い上げたロッテが2位に浮上、残り14試合を全勝で逆転という
ミッション・インポッシブルをその半ば、7連勝まで突き進む。
しかし西武大松、魂のフルスイングでロッテに勝利してパリーグの興味を一掃。
終盤やや失速したソフトバンクを最後にかわして
最下位日本ハムとの4連戦を0勝3敗1分以上で3位…と思いきやまさかの3連敗…からの最終戦勝利でぎりぎり3位確保。

個人タイトルは逃したものの、新人の春鳥つぐみがいきなりASMVP、
瑞穂がノーヒットノーランを達成するなど若手から中堅が伸びてきている。
残り2年で76本塁打orあと一回MVPが殿堂入り条件の大打者ちっぷすたぁが現役の間に
チーム全体で戦力の底上げを図っていきたい。
…だからみんな、キャンプ忘れずにお願いします!(切実)

第248話

優勝 85勝54敗1分

前年に引き続いて楽天とロッテ、そして戦力充実で巻き返しを図るソフトバンク。
戦国パリーグを牽引するのはそれでも我らがラブセイブ。
僅差の首位争いを4ゲーム突き放して折り返すと、
110試合近辺まで楽天とほとんど差のない状態で推移。
西武楽天の最後の直接対決を3連勝で締めた後、なおも食い下がる楽天を振り切って
残り5試合時点で優勝のゴールテープを切った。
試合回しは高速スナイプ合戦からの長時間にらみ合い合戦と厳しい争いだったが
これを緩まず諦めず回しきったことが接戦を勝ち抜く鍵になった。

個人成績では投打とも西武からMVPを輩出。
ちっぷすたぁは3度目、にこにーは2度目と風格漂う大活躍。
特に野手MVP争いは同じ西武の花咲つぼみとのハイレベルな争いになった。

ちっぷすたぁ .351 45本 159打点 *0盗塁 本塁打王 打点王
花咲つぼみ  .369 35本 102打点 17盗塁 首位打者 盗塁王

もう二人MVPでいいじゃん、という。選考委員に3倍打点ニキでもいたのだろうか。

パリーグ最高の .303 得点率6.5 を誇る西武と
セリーグ最高の防御率 3.87 を誇る巨人の
アイドルチーム対決となった日本シリーズ、
第1戦から第3戦までを2点差、1点差、1点差で落とした西武は1勝4敗と敗退。
宿命のライバルとして長く対決していくことになるのだろうか?

第247話

優勝 日本一 83勝57敗0分

前年に楽天が最下位からジャンプアップの優勝。
西武は優勝争いに顔を出すようになった207期から246期までの通算成績で
優勝10回、2位16回、3位7回、4位以下7回という
好成績ながらシルバーコレクターなチームになっている。
長年ロッテ優勝の陰で2位に甘んじてきた中で楽天にまでそうそう優勝を明け渡すわけにはいかない。
247期は昨季もうひとつだった中堅・ベテランが投打とも意地を見せた。
前半は楽天に0.5ゲーム差の2位で折り返し、
後半も120試合あたりまで首位が激しく入れ替わる展開だが
最後の最後でオリックス、日ハム相手に荒稼ぎして突き放す。
終わってみればロッテ・楽天に5.5ゲームをつけての快勝だった。

日本シリーズでは4勝1敗でこれまた快勝。
すっかりシリーズ男として名をはせる孔文革が、またしても
第5戦の逆転満塁本塁打で広島に引導を渡した。
近年で11回の優勝のうち日本一は9回。パリーグを勝ち抜きさえすればシリーズでは無類の強さを誇る。

充実したシーズンの原動力はベテラン先発にこにーの三冠王 2.96 16勝5敗 143奪三振。
毎期4点未満の防御率で中継ぎを支える村上巴の活躍も見逃せない。

第245話

優勝 日本一 83勝56敗1分

↑に結果が書いてあるのだが、実はこの期は予想ネキに5位予想を受けていた。
それもそのはず、磯野が引退した後の枠が埋まらずに名無しになっており
その他の戦力の上積みはなかったのだ。
…が、ふたを開けてみれば前半だけで20以上の貯金を稼ぎ、そのまま逃げ切って優勝。
なにより野手陣の調子がずっと好調/絶好調という運に恵まれたのが大きい。

日本シリーズでは3勝1敗で迎えた第5戦に花咲つぼみのサヨナラタイムリーが出て巨人を圧倒。
勝利した4戦はすべて2失点以内と、野手に支えられたシーズンの最後に投手が奮起。
白坂小梅+は自らの引退を1失点完投勝利で飾った。

第244話

2位 72勝68敗0分

+ まずはこのリーグ最終結果を見てくれ。こいつをどう思う?

すごく…接戦です…

西武は前半35勝後半37勝と、常に5割ラインを行ったり来たりの戦い。
それもそのはず、神谷奈緒、双葉杏、姫川友紀と功労者が続々世代交代。
パの人数がほぼ埋まっていることを考えれば一気に負け越しBクラスもある中で
転生してくれたことがAクラスに踏みとどまれる最大の理由と言える。

といっても、それでも今後Bクラスということもあるだろう。
一時は他5チームと大きく離され、連続最下位更新待ったなし状態だった楽天が
終盤に猛チャージを見せて5位に食い込んだ。
以前から何度か言及しているが、もはや力の劣るチームがリーグに存在しない。
全球団に優勝の目がある状態で245期を迎えることになる。

個人タイトルは白坂小梅+の最多勝(16勝)のみ。
セーブ王が惜しいところ。大沼くるみの一つ上に多田野数人が入った。
沼者の上にTDN…汚いセーブ王争いだなあ…(問題発言)

第242話

2位 84勝55敗1分

野手三冠王 ちっぷすたぁ .352 44本 132打点
投手三冠王 双葉杏 2.45 20勝3敗 156奪三振
盗塁王 孔文革(他1名) 15個
最多セーブ 梅木音葉+ 27セーブ

※タイトル8部門全制覇
※ちっぷすたぁ、双葉杏はMVP獲得
※同一チーム別選手による2年連続野手三冠王は史上初

+ なお

オフには神谷奈緒が引退、塩見周子として転生。
ここから一気に世代交代期に入る。
パリーグは大盛況で、オフ終了時点で全チーム名有り16人以上。
もはやどこが優勝でも、どこが最下位でもおかしくない
戦国パリーグの幕開けである。

第241話

優勝 日本一 102勝36敗2分

前半、51勝18敗1分。後半、51勝18敗1分。
207期以降の西武再興期で最も多くの勝ち星を挙げ、
2位オリックスに20.5ゲーム差をつけて隙を見せずに圧勝のシーズン。
日本シリーズはまたしてもヤクルトとの対戦となったが
今回ばかりはほとんど寄せ付けることもなく4勝1敗で日本一となった。

MVPはもっさりした犬。遊撃を守っては無失策、
打っては .365 40本 132打点の三冠王で文句なしのMVP。
投手ではにこにーが 2.68 20勝4敗 121奪三振でMVPかと思われたが
オリックスの松永久秀が 2.38 19勝7敗 154奪三振でさらに上を行った。
成績点は松永久秀465に対し、にこにー449(ソースより算出)。
この449というのは過去20期のパリーグ投手MVP獲得ラインのうち17期を上回っている。
それほどの高レベルでのMVP争いであり、堂々の成績であったといえるだろう。

3期連続日本一、このまま大正義西武の時代が来るかといえば
そうは問屋が卸さないのが戦国パリーグ。
この数十期、長い苦戦を強いられた楽天がついに大補強に成功。
時を同じくして西武は引退ラッシュとなる。
昨期には梅木音葉、今期限りで永吉昴、来期に神谷奈緒、その次に双葉杏と姫川友紀。
ロッテやオリックスも捲土重来を期し、勢力図はいつでも簡単に覆る可能性があるだろう。
勝って兜の緒を締めよ。柴田善臣という新戦力を得て、この勝利を次につなげるべく
アイドル球団ラブセイブは今日も走る。


+ \前回のラブセイブ!/ 221~240話

第240話

優勝 日本一 85勝55敗0分

連続して満員御礼の西武だが、よもやの7連敗で一時は17勝20敗と立ち遅れる。
その間にロッテが首位を走るが圧倒的とまではいかず、前半を終えてみれば
239期をコピーするかのような展開でロッテから2.5差の2位につけた。

そこからが熱い首位争い。
後半ロッテが回し、西武が回し、首位が幾度となく入れ替わる。
ゲーム差マイナスで首位に立ったり立たれたり、
そんなわずかな差でロッテが先に回し終える。
残った西武は日ハム、楽天を相手にしっかり勝ち抜けて連覇を果たした。

日本シリーズは一点差試合が3つとまたしてもヤクルトとの熱戦を演じる。
シリーズMVPは若き外野手、孔文革。
第3戦でサヨナラ本塁打、第5戦で日本一決定のサヨナラヒットを放ち、
因縁の対決にけりをつけた。

個人タイトルでは花咲つぼみが異例の5年目で首位打者を獲得。
同期の孔文革とともに今後の西武を支える逸材として名乗りを上げた。
投手野手ともMVPの獲得はならなかったが、それが逆に
西武の全員野球を印象付ける結果ともなった。


第239話

優勝 日本一 88勝52敗0分

238期と同じように、日ハム、ロッテ、オリックス、西武の四つ巴の首位争い。
僅差の階段状に並んだ前半はわずかにロッテが首位。
後半開始からロッテがリードを保ち、日ハムはやや後れを取り、
オリックスと西武が2位争いを演じながら首位に離されない位置をキープ。
最終盤になってぽつぽつと取りこぼしながら先にロッテが日程終了。
西武はゲーム差マイナスで首位に立ったり落ちたりを繰り返しながら
オリックスとともに優勝の可能性を探る。
最終盤になって経験豊富な野手陣が猛打爆発。
得点率でロッテを抜き去る 6.4 をマークして
9連勝→1敗→7連勝で一気に首位を固めてそのまま優勝。
チーム本塁打ではロッテに42本差をつけられつつも
打率で12球団唯一の3割を達成する総合力が勝因だった。
失策数を16に抑えた点も見逃せない。


日本シリーズは恒例の?ヤクルト戦、4勝2敗で日本一奪還。
巷ではパリーグ優位が叫ばれるところではあるが、
6試合中4試合は1点差の接戦シリーズで、言われるような力の差はないだろう。
勝敗を分けたのは采配の妙。
ヤクルトの投手陣がほぼ右投手であることを背景に
左を集中して並べた打線の組み替えがぎりぎりの攻防で活きた形となった。


個人成績では新人投手の瑞穂が26Sでタイトルゲット。
MVPは投手野手ともに西武が占め、近藤と神谷奈緒が嬉しい初受賞となった。
他のタイトルは最終戦までもつれたが、
打率はもっさりした犬がノーヒットで逆転を喫し、
本塁打と打点は近藤が1本2点及ばずとそれぞれ惜しい結果だった。
一方、神谷奈緒は最終登板の9回1失点で逆転し、2度目の防御率タイトルを獲得した。

第238話


4位 74勝66敗0分

日ハム、ロッテ、オリックス、西武。
前半から激しい四つ巴の首位争いを演じ、僅差の4位で折り返す。

結論から言えば、西武はその中で最終的に4位に甘んじた。
前半首位の日ハムをロッテとオリックスがかわして優勝を争い、
後半はやや置かれた残り2チームが3位を争う構図。
先に西武が日程終了し、日ハムは6勝2敗でも西武が3位キープであったが
最後の楽天戦で7勝1敗をマークした結果3位に滑り込まれた。
なお優勝はまたしてもロッテ。
237期には4連覇のロッテに対して連覇キラー西武の面目躍如だったところ、
自ら連覇するには至らなかった。

得点率は優勝ロッテ6.4に次ぐ6.2。打率、本塁打でも肉薄し、
磯野が首位打者、近藤が打点王を獲得。
西武最終戦の楽天戦直前の段階で近藤の打点王までは5点のビハインドがあったが、
2打点で迎えた延長11回の満塁本塁打で合計6打点の大逆転受賞となった。
個人で見れば成績を伸ばした投手もおり、
村上巴は無冠ながら 3.27 14勝6敗6S1H と大車輪の活躍でシンデレラガール(MVP)となった。

これだけの成績がありながらの敗因はその他大半の投手陣の不調による
11期ぶりのチーム防御率5点台。
とりわけ早坂美玲の名無し化に伴う先発の空きが埋まらなかったことが最も大きい。
しかし、Bクラスであればこその光明、ドラフトで目玉投手である瑞穂の獲得に成功。
弱点の埋まった西武は再び逆襲のレオとなる。

第235話


3位 73勝66敗1分

この年はとにかく前半のロッテに尽きる。
開幕から前半終了までほぼ全員が好調・絶好調であり続け、
得点率は一時7.7に達するなど猛威を振るった。
超特打線を軸に前半だけで18ゲームの差をつけられ、
後半もそのままずるずると引き離される…と誰もが思っていた。

しかし、パリーグは死んではいなかった。
西武と日本ハムが敢然と食い下がり、
前半の差をむしろ縮めんとする奮闘を見せる。
ソフトバンクもこれに続き、激しい2位争いの中で
日本ハム、西武、ソフトバンクが小差でゴールテープを切った。

この年に引退する硬核機動は最後まで .340 を残し、
仮ペナ球史に燦然と輝くヒットメーカーとしての足跡を残していった。
このほか、野手では永吉昴があわやトリプルスリーの活躍を見せ
.317 28本 102打点 39盗塁で盗塁王をゲット。
投手陣は全体的にやや低調であったが、
最年長となった梅木音葉が 3.40 13勝5敗と意地を通した。

第234話


2位 80勝58敗2分

オムナイト引退の穴を埋めきれず、6期ぶり(だったと思う)に満員でなくなった状態でスタート。
皆でなんとかカバーしながら前半はSBに4ゲーム、ロッテに6ゲームつけて首位ターン。
しかし地力に勝るロッテが後半に大躍進。西武との対戦以外の部分で
11連勝などの快進撃を見せて逆転優勝をさらっていった。
西武を支えた名野手の引退が続く中でそのあとを継ぐのが磯野。
.350 50本 137打点の成績で堂々の三冠王をゲットした。

第233話


2位 90勝48敗2分

前年に豊田清Pが引退し、この年はオムナイトの引退年。
投打の柱が世代交代期を迎える時期に。
相変わらず三強の構図ではあるが、移籍流入のあったロッテが下馬評では上位に。
西武は前半からそれを覆す活躍で小差のトップ折り返し。
後半、丁寧に着実に勝ち星を積み重ねるも、
途中からロッテが大連勝で突き進む。
11連勝を含む93勝を挙げ、先に日程終了して西武を待つ構図に。
232期は同様の展開からそれを上回る大連勝で逆転優勝した西武、
ここもやっぱり逆転優勝に成功…はしなかった。
最後まで試合を残していた日本ハムも、優勝には足りないながら
決して侮れない戦力を持ち合わせていたのである。


個人成績はほぼロッテが独占する中で、大きな光明は新人の内村P。
新人王、AS、セーブ王と大活躍し、順調なキャリアをスタートさせた。

第232話 ~ぐうの音も出ないほどの逆転優勝~

優勝・日本一 89勝51敗

前年は混戦を抜け出しパリーグを制覇、その勢いそのままに久しぶりの日本一を成し遂げた西武。今期も3強による熾烈な争いになった。
前半はソフトバンクに2ゲーム差の2位で折り返す。ASでは今季で引退となる豊田清がMVPに輝いた。
後半戦も投打のかみ合うソフトバンクが順調に首位をひた走り、強力打線を擁したロッテが2位に浮上。西武は3位に転落した。
一時はソフトバンクに約10ゲーム差、ロッテにも約5ゲーム差をつけられ、万事休すかと思われた。しかし、それでは終わらなかった。これだから野球は面白い。
ソフトバンクは早々と全試合が終了、最後は13連勝で締めくくり、優勝はほぼ当確と言っても過言ではなかった。2位ロッテにも離され、2連覇は絶体絶命かと思われた西武。しかし、そこから西武の怒涛の進撃が始まる。
残り36試合で13連勝を含め31勝5敗と、信じられない猛追撃。ついには残り4試合でマジック3を点灯させ、最終戦で負ければ2位という状況で勝利。奇跡の逆転優勝を成し遂げた。やったぜ。

個別の成績についても見ていこう。前年度、驚異的な破壊力を見せた打線は今年も健在。
.345で5度目の首位打者に輝いた硬核機動、125打点で2年連続の打点王ういち、さらに昨年急成長を見せた姫川友紀が.323 30本 119打点でMVPに輝いた。
この2人に加えて、4番オムナイト、磯野で100打点カルテットを形成。32盗塁で初の盗塁王に輝いた永吉昴が1番に座った打線は日本一をけん引した。
投手陣もリーグで唯一のチーム防御率3点台と安定していた。特に現役ラストイヤーとなった豊田清は惜しくもMVPは逃したが、2.68 16勝で2冠に輝いた。他にも4人が10桁勝利を挙げ、奇跡の逆転優勝に大きく貢献することとなった。

日本シリーズも勢いそのままに1戦目では23点を取り大勝。その後も2試合で2桁得点を上げ、5試合で55-16となった。な阪関無
この逆転優勝を支えたのはいま述べたように強力打線と安定した投手陣があってのものだ。しかしそれ以上に、ぐうの音も出ないほどの巧みな試合回しがこの奇跡的な軌跡を作り上げたといっても過言ではない。
サンキューガッツ。フォーエバーガッツ。

第231回

優勝・日本一 91勝46敗3分

西武、ロッテ、ソフトバンクの三つ巴に終始したシーズン。
僅差の3位で折り返した後、怒涛の進撃で貯金を重ねていく。
気が付けばロッテははるか後ろ、ソフトバンクも余裕の差し切りで優勝。
前半は貯金10(40勝30敗)だったところを後半だけで貯金を殖やしまくった。
日本シリーズではヤクルトと対戦。
3勝3敗にもつれた最終戦で9-5と打ち勝っての日本一。

個人成績では首位打者を続けていた硬核機動が5年連続を目前に1厘差で逃す。
ストッパーは同僚ういち。ハイレベルな野手陣の強力な援護が優勝の原動力であった。

第229回

2位 80勝57敗3分

相変わらずパリーグは4強対決の様相を呈したまま229期の開幕。
前半は梅木音葉の絶不調などもあり貯金5の4位で折り返す。
後半は投手陣が息を吹き返して貯金を重ね、
丁寧な試合回しも相まってロッテ・オリックス・西武の3チームが
入れ替わりで首位に立つ大混戦模様となった。
ロッテが先に日程終了し、西武は6試合残して1試合も負けられない状況に。
残り3試合までは希望を繋ぐが、伏兵日本ハムに敗れて万事休した。
その後でオリックスが驚異的なラストスパートを見せ
西武とロッテをごぼう抜きして優勝か?と思わせたが
最後の楽天3連戦で失速して2位タイ(打率差の判定で西武が2位)。

最終的な勝率は昨季より下がったものの、
最後の最後まで優勝を争った経験が今後の選手たちの自信につながるはず。
今期で引退の島村卯月は 2.69 10勝2敗6H6S の華々しい成績を残し、
すっかり西武野手陣の顔に成長した硬核機動は
.391 18本 101点で堂々の3期連続首位打者となった。

第228回

3位 84勝55敗1分

パリーグの勢力図が近年大きく塗り替わっている。
オリックス、ソフトバンク、ロッテ、そして西武の4チームが
満員およびそれに近い状態で、
その時点での選手の経験年数の差がチーム力の違いになっている。
227期はオリックス、228期はソフトバンク。
特に後者は圧倒的な101勝を挙げての独走優勝を果たした。
西武は世代交代期ながら新人の獲得に成功し、
近い将来の優勝に向けて着々と準備は整いつつある。
一方で人数不足から苦戦を強いられるのが楽天と日本ハム。
4位ロッテから5位楽天で40ゲーム、
優勝ソフトバンクから6位日本ハムまでのゲーム差は実に68と開いた。


さて、ここで問題になるのが西武の先発投手の成績。
予想外に活躍した投手、期待ほどは振るわなかった投手と明暗が分かれたが、
チーム内の有志集計により驚愕の事実が明かされた。
先発投手の登板機会は各28試合。普通に考えれば対戦相手も5~6試合ずつだが、
優勝したソフトバンクとは最少2試合、最多8試合。
5位楽天との対戦に至っては最少1試合、最多13試合。
各投手の防御率、そしてなにより勝利数がこのめぐりあわせに完全に相関した。
当ページの現在の編集者は運が良かったせいで好成績であったが、
年数的にはエースに次ぐ二番手なので、もっと上に当ててあげてください(迫真)


野手では前年に驚異の4割を達成した硬核機動がまたしても .383 を叩きだして
圧倒的首位打者獲得。1シーズン限りの確変でないことを強く印象付けた。
移籍加入のオムナイトも40本143打点と4番の貫録を示して打点王獲得。
引退したJavaの穴を完璧に埋めて見せた。

第227回

4位 74勝64敗2分

ですたーとともに長く西武の中軸を担当した大打者Javaの引退年。
最終年まで4番を打ち、.317 37本 131点と大きな存在感を示し続けた。
が、この年の主役はその前を打つ3番の硬核機動。
70試合終了時点で驚異の打率 .405 で折り返す。
110試合経過で .419 とピークに達し、
129試合経過で .399 ここで一瞬4割を切るが、
すぐに巻き返して .401 で最終戦へ。
最終の日本ハム戦で4打数2安打、.402 で偉業達成!
記録室のシーズン野手記録によれば、
歴代3位の打率であり、4割は5回目(3人目)、
第44回以来183期ぶりという超難関である。
昨226期の躍進から続けての超ジャンプアップは
超特「緊縛」の影響が大きかったか。
これまで「闘気」が全盛だったが、
今後の仮ペナ界のトレンドを塗り替えるかもしれない。

なおチームは最終の日本ハム戦4連敗で
貯金10を得ながら4位に終わったもよう。

第226回

3位 77勝63敗0分

長く西武を攻守にわたり支えてきたですたーの引退年。
このところやや低迷期にあったが、シーズン後半に奮起した。
前半を借金4、僅差の5位で終えたものの、後半は怒涛の巻き返し。
リーグトップに並ぶ得点率6.2で、貯金13まで盛り返して3位に入った。
投手陣では名無しの本田博がチーム投手三冠(3.75 14勝4敗 112奪三振)を達成。
負けていられない名有りの中では梅木音葉が4.03 13勝3敗 92奪三振と躍進した。
個人記録のタイトルはならず。だが硬核機動がリーグ2位の打率.339を記録し、
30本108打点とこれまでの上位打線から3番にスタイルチェンジを果たしている。

第223回

5位 64勝76敗0分

前半終了時点で、2位から6位まで僅差。そのなかで西武は6位で折り返した。
ドラフトでハイレベルな選手を指名し、かつ順位を上げるという意味では絶好機。
はたして後半開始から一気に巻き返して貯金生活に入り一時は2位まで浮上。
しかし打線にやや疲れが見えたか、終盤に急失速しての借金12。
3位から3ゲーム、6位から2ゲームの混戦模様で5位に落ち着いた。


今期、戦力的なマイナスは彡(o)(o) の完走引退のみ。
それで2位から5位まで下がるのだから、いかに大きな存在であったか。
光明もあり、新人の姫川友紀と双葉杏が健闘。
とくに双葉杏の成績 3.03 1勝2敗26S は目を見張るものがあった。
後半は完璧な守護神であり、(杏本人は嫌がるだろうが)
打線の成長により仕事を増やすことができれば
優勝への道も見えてくるはずだ。

第222回

2位 74勝64敗2分

熱い呼び込みが功を奏したか、
金色の闇、硬核機動という内野、外野の柱が移籍加入。
結論から言えば、西武の低迷期は2期で終わりを告げた。
名無し野手の穴が埋まったことによって得点力が戻り、
遊撃・中堅の守備が一気に引き締まったことによって
名無しの先発投手までもが全員規定投球回を達成するに至った。
低迷期と引き換えに得たドラフトの権利で獲得した
天草シノ、神谷奈緒の若手コンビも順調に成長。
明るい話題の多いシーズンにあって、
その中心にあったのはベテランJavaの三冠王。
.356 42本 153打点 という文句なしのハイレベルな成績で当然野手MVPも受賞。

オリックス黄金時代の到来、未だ多い投手陣の名無しと
現状、優勝までにはまだ乗り越えるべき壁が厚い。
しかし、アイドル球団ラブセイブにとって、
壁だって駆け上がればただの上り坂である!

第221回

6位 54勝84敗2分

ただ単純に選手の引退時期が重なった結果であり
移籍流入もなかったという、それだけの理由ではあるものの
なんだかんだで名有り選手10人まで減少した西武。
戦前から苦戦は予想されていたが、その通りの結果となった。
が、名有り選手は皆それぞれの役割を果たしている。
彡(o)(o) 、ういち、ですたー、Java の4人はリーグ上位の打撃成績を残し、
Noel、 天草シノも順調に成長。
先発ペンギンは162回を投げ、豊田清、島村卯月は最多奪三振のタイトルを争い、
揚げ物屋大石は2年目としては驚異的な防御率2.22をマークした。

現状打破のため、人を呼び込むための策として、
もっとアイドル球団であることを前面に押し出しては?という意見が挙がり、
熱い呼び込みが敢行された。
アイドル球団ラブセイブ。その真価が問われる時代はもうすぐ。


+ \前回のラブセイブ!/ 207~220話

第220回

6位 60勝78敗2分

八宝菜、奥義十亀剣の引退、スーパー名無しディアナの終了。
3人分のベテランの力が一気に抜けた220期は苦難のシーズンとなった。
出足こそ15勝10敗と日本一の余韻を残すものの直後の9連敗から大失速。
ロッテが珍しく西武以外の後塵を拝し、優勝ラインが78勝まで下がる絶好機に
当の西武が最下位に沈んでしまった。

今後の西武は、207~219期の好調期を支えた名選手たちの引退後を
いかに構築しなおすかにかかっている。
今季終了後にもハイパー☆者、北上の両選手が引退。
新規入団の揚げ物屋大石もまだ若く頼りなく、
ドラ1の天草シノにかかる期待も大きい。
苦境にあって、残ってくれる選手に何よりのモチベーションとなるのは
とにかく新戦力の存在。
阪神が金本企画(?)で戦力補強に大成功したことは良い成功例。
いかに人を呼び込むか、皆で知恵を出し合いましょう。

第219回

優勝・日本一 81勝58敗1分


7連覇中だったロッテがついに失速。
前半終了時点で西武は僅差の1位、そこから6位まで8ゲームの混戦模様。
後半は西武の試合回しがどんどん先に進み、
いきなり他を引き離して貯金を増やす展開に。
西武の日程消化時に他チームは30試合前後残していたが、
すでに10ゲーム程度つけていた差は最後まで埋まらず
そのまま逃げ切って8期ぶりのペナント奪回を果たした。
チーム本塁打は圧巻の254発。日本シリーズの相手ヤクルトはさらに上の259発。
空前の打ち合いシリーズになるかと思われたが、
ここで投手陣が踏ん張って5戦平均3.6失点に抑え、4勝1敗で9期ぶりの日本一を達成した。

チーム防御率は実に5.64。
この栄光は打たれても打たれても倍返しで打ちまくる打線の賜物。
さらに驚くべきことに、これでリーグトップタイの防御率でもあるのだ。
打高リーグ。投手は茨の道であり、ドラフトで敬遠されるのも無理からぬこと。
この時期の全体チャットでそのような話題も出ているのだが、
今こそチャレンジャーが求められるときでもある。
名無し投手が多ければこそ、名有り投手は輝くのだ。
不惑の年齢になりながら2期連続投手MVPを達成したハイパー☆者に続く人材、来たれ西武へ!

第218回

2位 78勝59敗3分


もはや何度目かも数えるのが面倒な「ロッテ優勝西武2位」。
なのだが、その差は上下ともに縮まっている。
ロッテにもかつての独走の力はなく、打力は完全に並んでいる。
しかし西武も投手の名無し増加に歯止めがかからず、
オリックス、日本ハムなどの突き上げにあっている。
特にオリックス野手陣の若さは脅威で、
今後パリーグの勢力図が変わる予兆はもうすぐそこまで来ている。
ここを見ている方で移籍や新規入団を考えている方がおられたら
是非一度お越しいただきたく。
西武から移籍流出、未完走名無し化はほぼ出ていない点を見ても
雰囲気は決して悪くないチームです。

第217回

4位 66勝71敗3分


206期以来のBクラスという残念な結果に終わった。
ロッテの強さは相変わらずだが
日本ハムとオリックスのチーム防御率もロッテに迫るものがあり、
やや振るわなかった西武投手陣との差がついた格好。
最近のチーム絶頂期である210期、211期に今一つだった奥義十亀剣が
40歳で突然の覚醒とともに防御率タイトル(2.98)をゲット。
打線も懸命に打ち返し、Java が打率と打点でリーグ2位の成績をマーク。
かめらを皮切りにここ10期ほどの好調期を支えたベテラン勢の引退が相次ぎ
これから数期は正念場となる。

第216回

2位 78勝61敗1分

投手不足が深刻である。
野手陣の頑張りで、得点率はロッテに引けを取らない6.4、
全員が15本以上を打つ、切れ目のない打線が出来上がっている。
中でもですたーが .318 43本 135打点と大きく覚醒した。
投手陣も名有りは健在だが、これまで先発を引っ張ってきた
奥義十亀剣、ハイパー☆者、かめらの三人が引退間際。
すでにかめらは中継ぎに回り、残る二人もスタミナが苦しい。
そんな中で若い中継ぎ抑えの奮闘は光明。
島村卯月は前期に引き続きチーム勝ち頭の15勝を挙げ、
豊田清、ペンギンも役目を果たした。
世代交代と投手の補強が引き続き急務となっている。

これとは別の話として、連覇を続けているロッテの試合回し巧者ぶりが際立っている。
当ページの編者は時間のある日に試合回しを行うことがあるが、
前の試合からちょうど60秒が経過して急いで回そうと思うと、
1秒と経たずにロッテに回されているケースが頻発している。
おそらく、多窓起動で試合開始寸前の状態を複数チーム分保ったうえで
タイマーセットして60秒ジャストで動かしている…のだろうか。
単純な戦力差だけでなく、この根気と技術もまた勝敗を分けている。

第215回

2位 81勝58敗1分

前年の笹部、Liam の引退が響いたか、
前半はぱっとしないまま5割ターン。

公 鴎 檻 猫鷲(5割で同率) 鷹
これが前半の順位。

後半に入って打線が覚醒、先発陣が一気に勝ち星を増やす。
後半だけで貯金23をマークし、一時5位から西武日程終了時点で
トップを奪取してロッテの残り試合消化を待つ。
しかしロッテは堅実に連勝を重ね…

鴎猫公(それぞれ僅差) 檻鷲(僅差) 鷹
これが最終順位。最後は2ゲーム差での終戦。

野手陣は Liam の兄 Noel の加入でめでたく再度の満席。
投手陣に空きが多く、ここがペナント奪回へのカギ。
個人成績では 42本塁打 142打点で二冠の Java,
18勝5敗8S3H でMVPの島村卯月が一気にスターダムに駆け上がった。
二人ともまだ若く、レジェンド級の活躍が期待される。

第214回

2位 82勝56敗2分


投打に隙のないロッテの時代は続く。
西武もフリャー、ういちと相次いで野手の新人獲得に成功し、
トップをうかがう構図が続く。
2位争いについてきた楽天とゲーム差なしの2位ターン、
後半は楽天がやや後退する中で西武は踏ん張る。
ロッテとの直接対決も通期で13勝15敗と食らいつき、
残り4チームには勝ち越すものの、それでもロッテの牙城を崩すに至らず。
今期で引退のLiam, 笹部の活躍も大きく、
彼らの抜けた後を託せる選手の登場が待たれる。

第212回

2位 75勝64敗1分

前回、ロッテは戦力低下したと書いたな?あれは嘘だ…
と言わんばかりの快進撃を見せつけられた西武は30ゲーム差をつけられ2位に終わる。
くしくも今期からリアル西武に再登板する井原新監督はこう言っている。
「王者西武にとって2位も6位も同じ」と。
3連覇こそ逃したものの彡(o)(o)の野手MVP、エチェバリア・豊田清のダブル新人王、
八宝菜の盗塁王などチーム戦力は決して劣るものではない。

第211回

優勝 83勝55敗2分

満席だった210期から一転、バッピ名無し化、後藤光貴引退、
ゴキブリ・Is-mの移籍流出で戦力低下は免れず。
やはり日本一になると渇望感より達成感が勝るのだろうか?
しかしここで残った選手たちが奮起。
投手野手四冠の獲得選手こそいないものの、
名有り全員がそれぞれの働きを全うすることでカバーしあう関係に。
同じく戦力低下したロッテをソフトバンクが抜いて
西武を追う展開となり、これを2ゲーム差で退けて連覇を達成。
中でも3.97 13勝5敗5H10Sの成績で大車輪の活躍だった笹部が投手MVPを獲得した。
なお日本シリーズはヤクルトに4TATEされたもよう。

第210回

優勝・日本一 94勝45敗1分

悲願の優勝に向けて全員が残留。唯一の名無し枠に新人として後藤光貴が加入、
めでたく満席となって迎えた210期。
折り返し地点ではリーグ3連覇中の首位ロッテに1.5差の2位。
これはちょうど209期の逆である。
果たせるかな、いよいよ円熟期を迎えた打撃陣が後半になって爆発。
ロッテに引けを取らない内容で首位を奪取、そのまま差を広げにかかる。
終盤まで僅差の争いが続くも、最後は5ゲーム差をつけてゴールイン!
185期以来、25期ぶりのリーグ制覇を達成。

個人成績も大半の選手が自身のキャリアハイを更新する活躍を見せた。
1番2番の30盗塁コンビ、3番~6番の3割110打点コンビ、
先発投手陣全員二桁勝利(今度は10~14勝)、
中継ぎ三人合わせて30勝9敗13S…などなど記録尽くしの中で
3番に定着した彡(o)(o)がMVPを獲得した。

日本シリーズはセリーグ覇者のDeNAと対戦。
一進一退から抜け出た西武が第6戦を完封勝利で飾り、4勝2敗で日本一!
これも185期以来、25期ぶりのことである。

+ チームと個人の成績を画像で振り返る

第209回

2位 84勝55敗1分


戦力は昨季と変わらず。上位に定着し始めたことでドラフト獲得が難しくなったが、
全員が残留する、チーム内チャットが賑わうなど、
モチベーションの高まりを感じるのはとても嬉しい傾向。
シーズンでは前半を久々の(編者にとっては初めての)首位ターン。
とはいえロッテとは1.5差、そしてこの時点で防御率で1点、得点率で0.3点の差をつけられており
地力自体はまだ及んでいなかった。
後半に入ってもしばらくマッチレースは続いたものの
最終的にはじりじりとゲーム差を離されての2位フィニッシュ。
それでも、貯金生活に転じたシーズンからの経過を見ても
貯金2→貯金3→貯金29とジャンプアップしており、近々の優勝を予感させる飛躍のシーズンとなった。


個人成績では北上改がトリプルスリーまであと本塁打1本に迫る。
年数的にもまだチャンスは十分、来期以降に大きな期待がかかる。
投手陣では笹部の勝率と島村卯月のセーブ数が目を引く。
特に島村卯月は2年目にしてAS出場2回、今期はセーブ王獲得と着実にスターダムを駆けあがっている。


チーム野手MVP 北上改 .310 29本 96点 31盗塁
チーム投手MVP 笹部 2.96 13勝2敗 島村卯月 4.76 1勝3敗32S

第208回

3位 70勝67敗3分

新戦力としてドラフトで島村卯月を獲得。勝ち運持ちだがまずは抑えデビュー。
前半からロッテに水を空けられ借金スタートの4位折り返し。
後半は2~5位に西武、ソフトバンク、オリックス、楽天が固まる激戦に。
まずソフトバンクが抜け出して2位フィニッシュ、
続いて西武が終盤に借金生活を脱出して3位に滑り込んだ。
終わってみれば順位こそ前年よりひとつ下げたものの
勝率、勝利数は前年を上回る結果となった。
特筆すべきは40盗塁の北上改、125打点で不動の4番となったLiam、そして
5人全員が10勝(ジャスト)という美しい先発陣である。初めて見たぞ。

チーム野手MVP 北上改 .307 24本 86点 40盗塁 B9 AS
チーム投手MVP 紀藤 3.29 7勝3敗2S9H AS

第207回

2位 69勝67敗4分

新戦力としてドラフトで威圧感・固め打ちの天才Javaを獲得。
さらにLiam、北上改、バッピの移籍組を加えて大幅な戦力強化に成功。
特に3期連続リーグ最下位の得点率が一気に2位タイまで押し上げられたことが大きく、
11期連続Bクラスの低迷期をついに脱出。186期以来、実に21期ぶりの2位に躍進した。
個人成績ではIs-mが悲願の初タイトルを最優秀防御率で飾り、
明るい話題にあふれたシーズンを締めくくった。

チーム野手MVP 八宝菜 .321 12本 59点 26盗塁
チーム投手MVP Is-m 2.56(最優秀防御率) 8勝1敗2S5H

+ \前回のラブセイブ!/ 108~115話

第115回

予想通りというべきか、野手ではラブセイブ結成のきっかけともなった東條希、
投手では奪三振王のD・ロジーが流出と、投打共に戦力ダウン。
優勝チームだけあって移籍加入も期待できなく、補強は新規加入の星吉良のみという苦しい中、
主力の成績も前年の反動か伸び悩み、結局5位に終わった。
野手では4年目で打率.297、13本、12盗塁の赤城みりあには将来のトリプルスリーの期待がかかる。
投手では静岡が6年連続で防御率3点台と今季も中継ぎエースとして活躍した。
ラブセイブ再建にはまず投手名無し2人をどうにかしたいところだ。

第114回

ドラフトで投手名無しを上書きしたのみで、特に補強も行わず、
逆に新規野手トリオの1人、Teixeiraが名無し化で将来的に戦力ダウンとなってしまったが、
超特野手5人と安定した成績を残していた投手力が噛み合い、見事にパの頂点を奪回した。
野手では、浮上のキーマンと予想していた乳酸菌信者が期待通りに大爆発、
45本137打点で2冠を獲得した。
また、東條希がキャリアハイの.343でリーグ2位の打率を記録し、恐怖の2番として活躍した。
投手では、名無しの土井を除く有人先発4人が2桁勝利。
その中でも、* START:DASH!!が覚醒し、リーグ2位の防御率3.28、18勝で初の最多勝を獲得。
移籍2年目のD.ロジーは鉄腕を取得し、2度目の最多奪三振を獲得した。
野手・投手共に、ここに書ききれないくらいに主力が好成績を残し、黄金時代を予感させる。
連覇に向けて最も怖いのは戦力の流出だろう。

第113回

前年から1つ順位を上げ、4位に浮上した。
野手では、;*が闘気を取得し、打率.332(2位)、27盗塁で切り込み隊長として活躍。
さらに、もーがんが118打点で初の打点王に輝いた。
しかし、若手期待の星だったドラゴン田中が契約更改をすっぽかし、
野 田 内 閣へ帰ってしまったのが痛い。
AS砲となり闘気を取得した乳酸菌信者の活躍に期待したい。
投手では、長年チームを支えたドクターが定年退職し、群青も若くして引退したが、
代わりにドラフトでやきそば弁当、移籍で5球種右腕・D.ロジーが加入。
今季も名無し1人を抱えての戦いは苦しかった。
金田一まじめが中継ぎながら15勝を挙げ、最多勝・リーグMVP・ベストナインを獲得、
霧雨魔理沙も奪三振王、ベストナインに輝き飛躍を果たした。
個々の成績は悪くないだけに、名無しが埋まるかどうかが上位浮上の鍵となるだろう。

第112回

大黒柱のハセヲが定年退職。更にバナナ飴と競輪選手が移籍で退団。
水谷豊とのトレードでAA砲の乳酸菌信者が加入したが、
その他は新規で野手3名が入団したのみで攻撃力の低下が顕著となった。
野手・投手共に成績が振るわない選手が多く、
3連覇を狙ったシーズンは最終的に5位に終わった。
まずはAクラスを目指して、新規野手3名の成長と
名無し小宮山の穴を埋める先発補強が急務。
野手では超特取得の近い;*と乳酸菌信者、
投手では先発転向後も好成績を残している霧雨魔理沙の飛躍に期待したい。

第111回

最多勝に輝いた有栖ブランドンがDeNAに留学してしまい、連覇が危ぶまれたラブセイブ!だったが、
巨人からリリーフで実績のある静岡を獲得し、第111回も17人でシーズンを戦った。
今季もリーグトップの打率・防御率・得点率を記録し91勝を挙げ、見事に連覇を果たした。
更には阪神との激闘を制し、4勝3敗で2年連続の日本一に輝いた。
野手では最終年となるハセヲが今季も主砲としてチームを引っ張り、あとホームラン1本で三冠王という活躍を見せ、
10度目のリーグMVP獲得と有終の美を飾った。
核弾頭の東條希は.333、26本、85打点とキャリアハイを残し、4年目の競輪選手も3割超えを達成して大きく飛躍した。
投手ではカルボナーラが17勝で初の最多勝を獲得、抑えに戻った大沼幸二が2.67、27Sの好成績でリーグ最多セーブを記録した。
移籍加入の静岡も中継ぎで防御率3点台で13勝9Hとフル回転した。
3連覇を達成するには、主砲ハセヲの穴を埋められるかどうかにかかっている。

第110回

【超速報】ラブセイブ!悲願の日本一!!!

ローテの一角を担っていた絶倫投手・島谷ひとみが日本ハムに移籍。
その直後、ロッテに移籍していた小宮山悟が復帰。
再び18人揃ったラブセイブ!だったが、悲劇が襲う。
なんと、小宮山悟が黒い霧事件に巻き込まれ、永久追放処分を受けてしまったのだ!
仲間を失った悲劇を乗り越えるために、ラブセイブ!は必死に戦い、
ついに87年度以来の優勝を勝ち取り、更には巨人を下して56年度以来の日本一に輝いた。
野手では、試合回し隊長のハセヲが打率2位・本塁打王(38)・打点王(136)の成績で
実に9回目となるリーグMVPを獲得、チームを引っ張った。
投手では、有栖ブランドンが15勝2敗と脅威の勝率を残し、初の最多勝に輝いた。
今年度のラブセイブ!は、チーム打率・得点率・防御率全てでリーグトップとなり、
見事に投打が噛み合った。
チーム最低打率が.278で100打点カルテットの打線、先発5人全員2桁勝利の投手陣。
ラブセイブ!伝説はまだ始まったばかりだ!

第109回

ドラフトで群青を、移籍で水谷豊を獲得し、ついに18人勢揃いしたラブセイブ!。
予想ネキに優勝予想をされ、期待通りに優勝争いを繰り広げたが、
結果的には前年同様の3位に終わった。
野手では前年から大きく飛躍したバナナ飴、自身初の30本超えを達成した彡(゚)(゚)、
初期特能で3割24本と移籍初年度から好成績を残した水谷豊と若手・中堅が
順調に成長し、リーグ屈指の攻撃力を見せた。
投手では、先発に再転向した有栖ブランドンが自身最多の13勝を挙げ、
カルボナーラがAS出場を果たし、先発陣最多の15QSを記録してチームを引っ張った。
また、中継ぎの大沼幸二と霧雨魔理沙は防御率3点台の安定した成績を残した。
このように、20本塁打以上が6人の打線と2桁勝利が5人(先発4、中継ぎ1)の投手陣は
上位2チームに匹敵しており、投打が噛み合えば来年度の優勝は十分期待できるだろう。

第108回

ドラフトでドラゴン田中、新規で競輪選手、金田一まじめの3選手を獲得。
更に移籍でタイトルホルダーのハセヲ、島谷ひとみを補強し、最下位から優勝の下校苦情(謎)を目指したが3位に終わった。
野手では4番のもーがんが.347,47本,133点と大爆発し、初のホームラン王を獲得。
移籍加入のハセヲも打率2位の.357,29本,24盗塁と期待通りの好成績を残した。
切り込み隊長である東條希の超特取得も近く、更なる浮上にはルーキー大砲2選手の成長が待たれる。
投手では金田一まじめが後半失速したものの、抑えでAS選出&ASMVP獲得と1年目から活躍。
先発で前年5勝14敗の* ラブセイブ十亀が15勝6敗と勝敗をほぼ逆転させ、
同じく前年3勝13敗で防御率8点台と不振に終わった有栖ブランドンが中継ぎ転向で10勝、3点台の防御率を残しAクラス浮上のチームを支えた。
名無しの長島三郎を埋める投手が加入すれば、優勝争いへの殴り込みも十分可能であろう。
というわけで、久々の優勝を目指している西武では現在野手・投手各1名ずつ助っ人を募集中です!


+ 80回代総評

第82回前半戦

39勝29敗2分 勝率.573の二位で前半戦を終了。
澪、ロマンのクリンナップが安定し、下位打線も一律数字を上げた事で西武5点打線を結成。
投手陣では先発朝日奈央が三点台六勝、中継ぎ魔王再臨が二点台七勝リーグ最多64奪三振と核になり、
首位の日本ハムに2ゲーム差の位置につけた。

Turning Game!

総合70試合目。首位日本ハムとの一戦。
勝てば2ゲーム差、負ければ4ゲーム差と、天地の差で前半戦を終える重要な一戦に、
西武は、その日本ハムから昨オフ移籍した瀬名愛理を先発マウンドに送ります。
試合は四回を終えて両軍0-0と投手戦の兆しを見せますが、五回に動きがありました。
五回表、無死ランナー二三塁と得点圏に走者を送り、バッターは一番オタン・コナス。
変化球に上手く合わせると、打球はふらふらと伸び、レフトkidaの頭上を越えるツーベースヒットに。
西武、2-0と先制に成功します。
一方の日本ハムは七回に瀬名愛理を攻め立てます。
前半戦9本塁打と売り出し中のルーキー、七番プ二キがツーベースでチャンスを作り、九番王城嵩治が四球で出塁。
一死一二塁のチャンス、一番kidaの打球はセンターへの浅い当たり。
落ちるかと思われましたが、これにセンターレッドスターが俊足を生かして追いつきました!
走者は引き返し、続く二番ハンクは高速シンカーで三振。瀬名愛理、ピンチを凌ぎます。
試合は九回表、満塁から二つの押し出しで、西武に大きな追加点が入りました。
瀬名愛理は球界を危なげなく三者凡退に抑え、ゲームセット。
西武、六奪三振完封の瀬名愛理の好投で、重要な一戦を制しました。

第82回後半戦

75勝61敗4分 勝率.551の二位でシーズンを終了。
投手陣の防御率は4.00、得点率は4.8と悪いものではなかったが、
日本ハムにさらにその上をいかれる形となった。
とはいえ、魔王再臨がMVPに小椋真介が二度目の最優秀防御率。
澪、ロマン、∠(・ω・)/が三割三十本前後と、優勝を狙えるチーム力には育っている。

Turning Game!

138試合目。ソフトバンクとの一戦。
残念ながら優勝は逃しましたが、西武の先発小椋真介は最優秀防御率が掛かった重要な一戦となります。
しかし一回裏、小椋真介は無死から五番珍味に押し出しのフォアボール。
後続を抑えて最少失点で切り抜けるももの、この時点で最優秀防御率から陥落します。
西武は二回表、一死一二塁から八番オタン・コナスがセンターの頭上を越えるツーベースですかさず同点。
四回表には、先頭打者の五番澪が左中間に飛び込むソロホーマーで勝ち越しに成功。小椋真介を盛り立てます。
しかしその裏、二死ながら満塁のピンチに、ソフトバンクのバッターは、若きスラッガー三番セクソン。
ここでタイムリーを許すと、防御率のタイトルが苦しくなる場面。バッテリーの選択は……!
緩い変化球でした。セクソン、体勢を崩されて当てただけのキャッチャーゴロ。
小椋真介、最大のピンチをしのぎます。するとここからが圧巻でした。
小椋真介は五回、六回、七回をランナーを出さずに抑え、八回も三者凡退。
九回にはどらまーが抑えてゲームセット。
西武、小椋真介の中盤以降の完璧なピッチングで2-1と勝利。
小椋真介は二度目の最優秀防御率のタイトル、当確です。
(※推移や結果は実際の試合に基づくものですが、細部のプレー内容は脚色です)

第80回前半戦

36勝34敗0分の四位で前半戦を終了。
パ・リーグ全体の投高化で防御率は3.70、得点率3.9。
一番オタン・コナスが、三割30盗塁に加えて七本塁打と三拍子揃ったが、
それを返す後続勢が伸び悩み、得点率の低下を起こした。
投手陣は朝日奈央、蜂、エアスイッチが二点台で、穴のない活躍が見られた。

Turning Game!

総合59試合目。日本ハムとの一戦。
外はあいにくの大雪となりましたが、札幌ドームは両軍の熱気に包まれる試合となりました。
一回表西武の攻撃。一番オタン・コナスが内野安打で出塁すると、すかさず二盗、三盗!
ランナー一、三塁で、五番おかじま、六番∠(・ω・)/の連続タイムリーと、
西武、オタン・コナスを還すお得意の展開で先制に成功します。
二回表には一番、オタン・コナスのツーランも飛び出し、
試合は楽勝かと思われましたが、ここからが凄まじい展開となりました。
二回裏、日本ハムの五番セギノールが、左中間に猛烈なソロを放って反撃の狼煙を上げます。
四回表の西武は、澪、ロマンのホームランで更に三点を勝ち越しますが、
その裏、日本ハムはソロと連打ですかさず三点を取り返し、試合は打撃戦に。
その後、8-4で迎えた七回裏、日本ハムの攻撃。
タイムリーで一点を返し、ランナー二人を置いて打席には八番暁美ほむら。
今期不調の眠れる主砲に、札幌ドームの日本ハムファンは割れんばかりの大歓声を送ります。
ファールで粘った九球目、甘く入った柴田平吉(名無し)のストレートを完璧に捉えると、打球は右中間スタンドに一直線!
日本ハム、8-8とついに追いつきます。
その後、両軍無得点のまま、試合は延長戦に突入。
十回表西武の攻撃、火を噴いたのはこの人のバットでした。
打った瞬間それと分かる、五番おだじまのレフトスタンドへのホームラン! 9-8と勝ち越しに成功します。
しかし日本ハムも諦めない。
十回裏、ストッパーエアスイッチを2四球とヒットで二死満塁と追い詰めます。
打席には六番ソプラノ声の鼠。はたして壮絶な打撃戦の行方は……!
打球はライトにぐんぐんと伸びる痛烈な当たりも、ライトオタン・コナスが猛追。
そしてこれを、フェンスにぶつかりながらのダイビングキャッチ!
オタン・コナスのファインプレーでゲームセット。
西武、両軍合わせて七本塁打の飛び交う試合をものにしました。

第80回後半戦

81勝57敗2分 勝率.586の二位でシーズンを終了。
先発陣はミンチーが五完封。朝日奈央と魔王再臨が防御率二点台で、魔王再臨は15勝2敗の高勝率。
リリーフも久保先生と蜂が昨年とほぼ同様の成績を挙げ、全体的に穴が無い。
そうなると、もう一歩上に行くには野手陣の奮起が望まれる。
オタン・コナス、澪、ロマンの周囲の打者がワンランク上の成績を残せば優勝も見える。

Turning Game!

総合131試合目。楽天との一戦。
秋風も寒くなってきたフルキャスト宮城の西武先発マウンドに立つのは、
後半戦に入って四完封と、二位進出の立役者、ミンチー。
この日も初回を三者凡退に抑えて調子の良さを伺わせると、
三回裏には八番ヤネキ、九番仮面ライダーX、一番棗恭介を、
コーナーギリギリに落ちるシンカーで三者連続三振。
リズムの良いピッチングで援護を待ちます。
打線が好投に応えたのは六回表でした。
六回表、二死ながらランナー一三塁のチャンスに、バッターは六番ライアル。
様子を見に来た初球の外角ストレートを狙い打ち、綺麗にライト前に運ぶ先制タイムリー。
七番人中之龍にもタイムリーが飛び出し、西武、2-0と先制に成功します。
観客席に「ミスターゼロ」のボードが浮かぶミンチーには、十分すぎる援護でした。
以降は毎回走者を出すも、要所を締めて反撃の芽を摘みます。
九回裏、六番クドリャフカをファーストゴロに抑えてゲームセット。
西武、3-0で勝利を収めました。
ミンチーは終わってみれば、二塁を一度も踏ませない圧巻のピッチング。
八奪三振で今シーズン五完封目を挙げました。

第81回前半戦

33勝36敗1分の四位で前半戦を終了。
中継ぎの二枚の名無しの穴が大きく、野手陣も調子を落とした選手が多い為にやや低調。
しかしながら、オタン・コナス、ロマンの軸となる野手や、
防御率二点台の朝日奈央を筆頭とした先発陣の奮闘で、後半に二つの大型連勝を成した。
Aクラス、そして優勝の為には、やはり不調の野手の奮起が欠かせない。

Turning Game!

総合70試合目。ロッテとの一戦。
後半戦を巻き返す為にも、連勝の流れを止めずにオールスターを迎えたい西武。
四連勝をかけてマウンドに上がるのは魔王再臨。
風速13mの強風のマリンスタジアムでプレイボールです。
試合が動いたのは四回でした。
四回表、八番おだじまがレフトの頭上を越える二点タイムリーツーベースを放つと、
五回表には∠(・ω・)/にタイムリーヒットが飛び出し、続く六番人中之龍はこの当たり!
逆風をものともせず、ライトスタンドに一直線に伸びる豪快なスリーラン!
西武、6-0と大量得点で魔王再臨を援護します。
魔王再臨は六回までロッテ打線を無得点に抑えますが、七回裏、三連打を浴びて一点を失います。
なおも一死ランナー一三塁で、バッターは九番ちっち。
この場面でバッテリーが選択したのは、この球でした。
なんと三球連続のフォーク。ライアルがしっかり捕球し、切れ味抜群の決め球で三振を奪います。
これで調子を取り戻した魔王再臨は、続く一番の剛力彩芽をセンターフライに討ち取ってピンチを脱出します。
西武は八回表に八番おだじまに満塁ホーマーが飛び出し、これで勝負あり。
試合は12-4で西武が勝利しました。
要所でのホームランと魔王再臨の好投で、四連勝ターンです。

第81回後半戦

76勝63敗1分の二位でシーズンを終了。
不調の選手も成績を取り戻し、先発陣は四人が防御率十傑に入る奮起。
大いに挽回したシーズンではあったが、優勝には届かなかった。
投打共に、優勝への最後のピースとなる若手・中堅の覚醒が待ち望まれる。

Turning Game!

総合95試合。ソフトバンクとの一戦。
ソフトバンクの先発は最優秀防御率の最右翼、エース小走やえ。
一方、ここまで45勝49敗と波に乗れない西武は朝日奈央をマウンドに送ります。
一回表、ソフトバンクの攻撃。
二番リーファが塁に出るとすかさず盗塁を決め、バッターは三番とり天。
ライト線へのタイムリーヒットで、早くも一点を先制されます。
まだ制球の定まらない朝日奈央は、四番えっふぁを四球で歩かせ、なおも一二塁のピンチですが、
ここは後続を抑え、最少失点に留めます。
試合はその後、五回を終えて両軍無得点。
互いに得点圏にランナーを進めますが、得点には至らない回が続きます。
ゼロを並べる小走やえの好投に待ったをかけたのは六回でした。
六回裏、西武の攻撃。二死ながら満塁のチャンスを作るとバッターは一番オタン・コナス。
鋭い変化球にファールで粘り続け、迎えた九球目。内角低めの決して甘いコースではないストレートでしたが、
これを強打すると、打球はライト前で弾むタイムリーヒット。ついに小走やえを捕らえます。
朝日奈央は八回途中で先発の役目を果たして降板し、小走やえも同じく八回降板。
西武は代わったリリーフの遠藤慎太郎(名無し)が大誤算でした。
延長十回、突如制球を乱して三者連続四球を与え、バッターは八番孫正義。
甘く入ったストレートを痛打され、火の出るようなセンター返し。
西武、延長に突入して1-3と痛恨の失点です。
しかし、ドラマはその裏に待っていた。
四番ロマン、五番∠(・ω・)/が連続ヒットで繋ぎ、バッターは七番ライアル。
初球を叩くと、打球は右中間へ。入るかどうかきわどい当たりでしたが、
両軍の絶叫が交錯する中、打球はそのままスタンドイン!
打球を見届けた西武ナインはベンチから飛び出すと、ホームに還ってきたライアルに祝福の殴打を浴びせます。
西武、ライアルの劇的なサヨナラホームランで勝利です。

+ 70回代総評

第75回前半戦

31勝36敗3分 勝率.462で、昨年より一つ順位を上げて前半を折り返した西武。
一番オタン・コナスのリーグトップ25盗塁や、クリンナップの重責を果たした澪、
魔王最臨-潮崎の鉄壁リレーの活躍も光ったが、ここはやはりこの男の加入が大きかった。

Turning Game!

4試合目。前半戦を首位で折り返す事となるソフトバンクとの三戦目。
ソフトバンクの先発は、言わずと知れたリーグ屈指の先発ユエラ。
西武のマウンドに立ったのは、今季初先発、そのソフトバンクから昨オフ移籍してきた墨。
試合は四回まで両軍無失点で進行し、五回表にソフトバンクの先頭打者トニキがホームラン。
しかしその裏西武は、∠(・ω・)/、澪、ライアルのCC砲三兄弟で満塁とし、ガニ股の一打で同点に。
さらに六回裏には主砲ロマンのソロアーチが飛び出し逆転。
墨は勝ち投手の権利を得て降板し、蜂と潮崎の盤石リリーフ陣でそのまま逃げ切った。
その後も勝ち星を重ね、6勝2敗1.55の好成績で前半を終えた墨から、後半戦も目が離せない。

第75回後半戦

後半戦に入って大型連敗が相次ぎ、終わってみれば55勝78敗7分 勝率.413。8連敗で最下位でシーズンを終えた。
シーズン全般を通して、魔王再臨-潮崎のリリーフは安定し、潮崎は初となる最多セーブを獲得したが、
野手陣は貧打が目立ち、得点率は3.8に終わった。そんな中で来期への光明を見いだせる試合があった。

Turning Game!

102試合目の日本ハムとの一戦。一回裏の禿げた稀哲の先制ソロが打撃戦の幕開けであった。
二回表に一挙四点を奪われるも、五回裏に逆転。
両軍の先発がマウンドを降りた後は日本ハムの一発攻勢に遭い、八回を終えて11-6と敗戦ムードの漂う試合に。
しかし、ドラマは九回裏に待っていた。
先頭打者ロマンのツーベースが口火となり、澪、∠(・ω・)/のヒット・四球で満塁と攻め立て、
ガニ股、人中之龍、オタン・コナスの三連続タイムリー内野安打。なおも満塁で、打席にはこの日一発を放っている二番禿げた稀哲。
何かをやってくれる男の登場に、大いに沸き立つ西武ベンチ。
そして振り抜いた打球は……センターの頭上を越え、同点タイムリーツーベース!
続く三番ITO園(名無し)のセンターフライは浅い当たりだったが、三塁走者のオタン・コナスはタッチアップを敢行。
リーグ屈指の瞬足を飛ばし、上手くホームに回り込んでサヨナラの一点をもぎ取った。
終わってみれば後半戦唯一の二桁12得点を奪う試合となった。この勢いを来期に繋ぎたい。

第76回前半戦

5ゲーム差内に六球団がひしめく大混戦を、34勝33敗3分 勝率.507の三位と、
好成績で前半戦を終えた西武の快進撃を支えたのは、やはり自慢の投手陣であった。
軒並み成績を伸ばした先発陣もさる事ながら、久保先生の加入で更に強固となったリリーフ陣の奮闘で、
相手の逆転をほぼ許さず、確実に勝ち試合を拾っていった。

Turning Game!

50試合目。
団子レースが続く前半戦の最中で、四連敗を喫して五割を切っている西武。
勝率五割で同じくAクラスターンを争う楽天との重要な一戦で、
西武ドームのマウンドに立ったのは、今季好調の朝日奈央。
二回裏、6番澪のツーランホーマーで西武先制。
更に西武は、三回裏にもタイムリー内野安打で一点を加える。
一方守りでは、朝日奈央が、今期より手にした剛球の効果を存分に発揮。
打者を次々とゴロに抑えては、禿げた稀哲、ロマンの二遊間が安定してさばき、
朝日奈央は六回を終わって無失点の好投。
しかし七回表楽天の攻撃、四球で出たくろぶたを八重野撫子がホームランで返して3-2。
更に内野安打で続いた仮面ライダーXが二盗、三盗を決め、一転ピンチに。
続投の朝日奈央は、二死で、楽天の若きリードオフマン棗恭介を打席に迎える。
ここで打たれると、ズルズルと連敗しかねない重要な一打席で、
バッテリーが選択したのは……この日最も冴えているストレート。
棗恭介には芯で捉えられるも、球威で押し勝ってセンターフライでピンチを切り抜けた。
こうなれば後は西武の必勝パターン。八回を潮崎、九回をミンチーが抑えてゲームセット。
連敗を四で止めた西武は、その後二つの大型連勝を経てAクラスで前半戦を終えた。

第76回後半戦

前期同様、数度の連敗でじりじりと成績を落とした西武。
特に最終盤、五位を争うロッテに致命的な大型連敗を喫し、60勝76敗4分 勝率.441の最下位でシーズンを終えた。
オタン・コナスの初の盗塁王獲得に、澪、ロマン、∠(・ω・)/の二十本トリオ、
更には前期の防御率5.15から4.64まで数字を伸ばした投手陣と、少しずつではあるが、チームの総合力は伸びてきている。

Turning Game!

118試合目。
7連敗中の西武は、対照的に7連勝で絶好調のオリックスと対戦。
二回表、先制したのは西武でした。
二死から8番ガニ股がツーベースで出塁すると、四連打と四球で三点先制し、満塁で打席には5番澪。
三球目の甘く入ったストレートを完璧に捉え、打球はレフトスタンドに一直線。
オリックス先発の凡田小次郎(名無し)を早くもマウンドから引きずり降ろします。
大量援護に応えたい西武先発の墨は、五回を終えて三失点。
疲れが見えた六回表に先頭打者小鍛治健夜の出塁を許した所で、マウンドを蜂に譲りました。
続く6番帆迎はセンター前ヒット。無死一、二塁のピンチを迎えますが、この一本で蜂にエンジンが掛かった。
7番アトリから三振を奪うと、後続も抑えて無失点。
更に一番から始まる七回表、クリンナップを迎える八回表も抑え、強打のオリックス打線を完全にシャットアウト。
そのまま蜂が九回も締めてゲームセット。
西武、久々に繋がった打線と蜂の好救援で、連敗脱出です。

第77回日本シリーズ

77勝57敗6敗 勝率.574、総合防御率が3.71に得点率が4.5と、
投打に大きく成績を伸ばした西武は、屈辱の六期連続最下位を乗り越え、一挙に躍進して悲願の優勝を果たした。
中でも投打の柱に成長したタイトルを獲得したロマン、akitoの活躍には目を見張るものがあった。

Turning Game!

日本シリーズ3試合目。
投打に隙のないセの王者、阪神タイガースとの日本シリーズは、ここまで、阪神投手陣に西武が抑え込まれる展開となりました。
この試合、先手をとったのは西武。
一回表、先頭打者のオタン・コナスが出塁し、その後満塁から六番ライアルが四球を選ぶと、
三回表には同じくライアルのタイムリーと、七番人中之龍のスリーランで西武打線が爆発。
四回表、五回表にもロマン、禿げた稀哲のホームランで貧打ムードを一掃する展開に持ち込みます。
一方の阪神も三回裏の佐世保仁のツーラン等で食い下がり、六回裏には満塁からの三連続押し出しを選んで8-7。
六回を終えて西武がリードするも、その差はわずか一点。
しかし一度火のついた西武打線はまだ止まらない。
七回表、八番おだじまの一発の後、この日早くも猛打賞を決めているオタン・コナスが瞬足を活かして内野安打。
続く禿げた稀哲のセンター越えのツーベースで、オタン・コナスは三塁を蹴る。
クロスプレーの判定は……セーフ!
甲子園のレフトスタンドに僅かに陣取った西武ファンを、その足で沸かせます。
その後も攻撃の手を緩めない西武は、
オタン・コナスは五安打や蜂の好リリーフで、12-8で阪神に競り勝ち、日本シリーズ初勝利を収めました。
その後阪神に連敗し、日本シリーズ優勝とはなりませんが、来期以降に繋がる一勝となりました。

第78回前半戦

35勝34敗1分 勝率.507、二位で前半戦を終了。
リーグ全体の更なる打高投低化で総合防御率は4.69と上がったが、得点率も4.8に上昇。
現時点での各種成績一位はいないものの、先発転向のミンチーの奮闘や、三割二十本の澪の活躍が光る。
暗黒期では後半戦で後退している。78回後半戦は、今後数年の西武を占う事となるだろう。

Turning Game!

総合32試合目。ソフトバンクとの一戦。
西武の先発は今期から先発転向となるミンチー。
ここまで2勝1敗防御率3.12の好成績を残し、先発の重責を果たしています。
先制点を挙げたのは今年打撃好調の西武。
二回表、九番レッドスターのタイムリーと一番∠(・ω・)/のスリーランで早くも四点先制。
一方先発のミンチーは時折四球や単打で出塁を許すものの、
ボールになるシンカーで、巧みにバッターのバットを降らせ、要所を内野ゴロで抑えます。
更に西武は、六回表に飛び出した三番おだじまのツーラン等で7-0とリードを広げ、ミンチーを援護。
しかしミンチー、六回裏に捕まります。
単打と二つの四球で二死満塁となり、ソフトバンクの打席には売り出し中の六番鉄腕。
カウントを取りに来たカットボールを強打され、打球はライトに伸びる大きな当たり!
しかしこれに、ライトの名手おだじまが追いつきました。
ミンチー、バックの守りに助けられてピンチを切り抜けます。
これで息を吹き返したミンチーは、七回以降を無安打一四球の好投。
7-0で西武の勝利。ミンチーは、これが嬉しいプロ入り初完封です。

第78回後半戦

72勝66敗2分 勝率.521、ゲーム差無しの三位でシーズン終了。
首位日本ハムにも2.5ゲーム差まで迫る悔しい結果となったが、
小椋真介が3.11で最優秀防御率に輝き、主砲ロマンも三割三十本を達成。
投打共に若い選手が多く、今後に大いに期待の持てるシーズンでもあった。

Turning Game!

118試合目、ロッテとの一戦。
シーズン終盤のここにきて四連敗を喫し、混パで生き残る為にもこれ以上は負けられない西武の先発は、今期好調の小椋真介。
対して、三連勝中で波に乗るロッテの先発は、小椋真介と防御率のタイトルを争うベテランひぃ。
一回表のロッテの攻撃、小椋真介は四球と単打でランナーを背負いますが、
五番に座る若きスラッガー大谷翔平をから三振を奪ってピンチを脱出。
一方のひぃも三者凡退に抑え、静かな立ち上がりです。
試合はその後五回まで互いにヒットと四球で時折走者を出すも、
要所を三振に締めるピッチングで抑え、投手戦となります。
六回裏の西武の攻撃は、八番オタン・コナスと二番ライアルにヒットが飛び出し、この試合初めて得点圏にランナーを進めます。
バッターはクリンナップに完全定着した、頼れる三番澪。打ったのは四球目のチェンジアップでした。
体勢を崩されながらもセンター前に転がしますが、名手SRの守備範囲。無得点です。
その後も両先発マウンドを降りず、迎えた九回裏西武の攻撃。
ヒットと二つの四球で二死ながら満塁で二度目のチャンスに、バッターは七番レッドスター。
「追い込まれる前に勝負した」と語った初球攻撃は、投手の頭上を越えるセンター前ヒット!
三塁ランナーライアルが生還してサヨナラタイムリー!
小椋真介を先陣にベンチから飛び出した西武ナインはレッドスターを袋叩き。
西武、稀にみる好試合を制して連敗脱出。優勝戦線に留まりました。

36勝32敗2分 勝率.529、三位で前半戦を終了。
禿げた稀哲の引退が大きく得点率が4.7と若干下降するも、一番オタン・コナス、二番レッドスターが安定し、打順の形は整った。
オタン・コナスは、タイ記録の為か履歴には残らないものの、一試合個人最多盗塁タイの5盗塁も記録。
投手陣も朝日奈央、小椋真介、魔王再臨の三本柱が防御率三点台と奮起した。

Turning Game!

総合51試合目。ソフトバンクとの一戦。
ここまで23勝26敗2分と今ひとつ調子の上がらない西武。先発は右のミンチー。
ソフトバンクは左腕ハセガーが先発マウンドに上がります。
試合が動いたのは三回表。ソフトバンク、満塁で五番珍味のセンター前タイムリー。
三塁ランナー\(^o^)/がホームに還り、二塁ランナーえっふぁも三塁を蹴りますが、
定位置から猛チャージをみせた、センター痩せた稀哲の好返球に阻まれ、三塁に戻ります。
三回裏、西武は二番レッドスターがセンター前ヒットで出塁し、打席には三番澪。
右中間スタンドに飛び込む逆転の9号ツーランで西武逆転。
六回表、ソフトバンクの六番鉄腕のソロで同点に追いつかれるも、六回裏、レッドスターのレフト前タイムリーですかさず逆転。
西武、取られたらすぐに取り返す攻撃を見せます。
先発のミンチーは六回二失点で先発の役割を果たして降板。七回、八回を柴田平吉(名無し)が抑え、
九回表、西武マウンドにはルーキーながらここまで10Sをマークしているエアスイッチが上がりました。
一方のソフトバンクも粘りを見せます。先頭打者の九番リーファに大きく外れる四球を許すと、
一番kdkr、二番\(^o^)/に連続ヒットを浴び、無死満塁で絶体絶命のピンチ。
しかしここからが圧巻でした。
三番の主砲えっふぁから三球連続シンカーで三振を奪い、
四番とり天には痛烈なライナーを浴びるものの、これを名手のショートおだじまがジャンピングキャッチ。
最後は五番珍味をセンターフライに討ち取ってゲームセット。
西武、薄氷の勝利を挙げました。

第79回後半戦

77勝59敗4分 勝率.566、三位でシーズンを終了。
二位に大差を付けられてシーズン終盤を迎えたが、
そこから8連勝、7連勝を続けて記録し、首位に3.5ゲーム差まで迫る奮闘を見せた。
残念ながら各種成績一位の排出はならなかったが、
デュラントと小椋真介が二桁勝利、リリーフも久保先生と蜂が二点、三点台防御率で安定。久保先生はMVP獲得。
野手ではオタン・コナス、レッドスターがシーズンを通してリードオフマンに定着し、
澪とロマンもクリンナップとして成績が安定。
チームの形は完成しただけに、各自の底上げが優勝につながる。

Turning Game!

93試合目。オリックスとの一戦。
西武デュラント、オリックス長谷川勝也(名無し)の先発でプレイボール。
一回裏西武の攻撃、四球を選んだオタン・コナスを一塁に置き、バッターは三番澪。
初球を振り抜くと打球はライトスタンドギリギリに届く先制のツーラン。
一点を失った後の五回裏には、再び澪の、今度はレフトスタンド上段への豪快な14号ソロホームラン。
西武、誤解を終えて3-1と、澪の二発でリードします。
しかし六回表、先発のデュラントが捕まりました。
四番太朗、六番サンドバルにヒットを許し、打席には七番コカ・コーラ。
四球目の甘く入ったスライダーをフルスイング。
打球は打った瞬間に分かる右中間への豪快なアーチ。3-4と逆転を許します。
その後リリーフの墨からチャンスを作れず、試合は九回裏。
このまま反撃なく試合終了と思われましたが、
一死から一番オタン・コナスがボテボテの内野ゴロ。
しかしオタン・コナス、瞬足を活かして内野安打をもぎ取りました。
すると二番レッドスターが同じく内野安打。激走でチャンスを広げます。
こうなると西武ドームは俄然盛り上がります。
一打サヨナラの場面で、打席には本日二発を放っている三番、澪。
「狙い打った」と話した初球、スプリットを綺麗にすくい上げると、
打球は綺麗な放物線を描いて、右中間に入るサヨナラのスリーラン!
西武、澪が全七打点を一人で叩き出す活躍で、劇的な勝利を収めました。
(※推移や結果は実際の試合に基づくものですが、細部のプレー内容は脚色です)

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最終更新:2014年10月30日 23:50
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