パクリの証拠

盗作本『最後のパレード』。
全33話のうち32本までが、他所に元ネタが存在することを確認。(5/1現在)
『最後のパレード』内には「引用の記載」「引用元の明記」いずれも一切ありません。
まさに『盗作のパレード』状態。

以下では、『最後のパレード』内の掲載順序・記載ページ・収録タイトルと、
盗用元ネタであろう2chのレス及び個人サイト等の記事について、対応させて表にしています。

  • 「引用元種別」に「2ch感動スレ」とあるのは、「■■■TDR最高の想い出(感動スレ)■■」の中のレス番号
  • 同じく「Making Dreams」は、25周年を記念してキャストに配られた社内文集「Making dreams come true~これが私たちの仕事」(2008年4月発行)からの盗用 
  • 同じく「Guest Letters」は、15周年を記念してキャストに配られた社内文集(1998年4月発行)からの盗用

また、盗用元であるうち2ch感動スレのレスに関して、抜粋して表の下に列記してありますので、
『最後のパレード』をお持ちの方は比較されてみるといいかもしれません。


タイトルおよび盗作疑惑元一覧


他所からの盗作が疑われるもの(32編)

No タイトル 引用元種別 引用元のレス番号/盗用元
1 p.14 天国のお子様ランチ 2ch感動スレ >>137、※元レス直前に転載との記述あり(>>136)
2 p.18 いつまでも宝物 他著作? ネット上に多数同様の逸話あり(初出探しが困難)。
比田井和孝『私が一番受けたいココロの授業』「命のサイン帳」 が出典との疑惑あり
3 p.25 しあわせな風景 2ch感動スレ >>308
4 p.27 毎日、忘れないように 2ch感動スレ >>370
5 p.30 ささやかな贈り物 2ch感動スレ >>211
6 p.36 77歳の遠足 2ch感動スレ >>202-203、※元レスに転載との記述あり
7 p.42 雨の中のシンデレラ 個人サイト 個人TDRファンサイト「ショースペース」内「驚きの出会い
8 p.48 とてもたいせつな一日 他著作 http://www.crayon.co.jp/atelier/2009/02/post_6.html
9 p.53 お手元に届けます 2ch感動スレ >>198-199、元レスに転載との記述あり
10 p.60 本当の勇者 2ch感動スレ >>200-201、元レスに転載との記述あり
11 p.65 おばあちゃんと過ごした日 2ch感動スレ >>284
12 p.70 8時間の再会 2ch感動スレ >>398
13 p.74 一枚のシート 2ch感動スレ >>788-790
14 p.78 新人キャスト 2ch感動スレ >>485
15 p.83 父が残したかったもの 2ch感動スレ >>499-501
16 p.89 小さな奇跡 他著作 上澤昇『魔法の国からの贈り物』
17 p.93 ミッキーの友だち 2ch感動スレ >>795
18 p.100 バースデーシール 2ch感動スレ >>598
19 p.104 ミッキーとミニーのご挨拶 2ch感動スレ >>587及び>>795
20 p.108 大きな白い暖かい手 2ch感動スレ >>681-682、元レスに転載との記述あり
原典は2004年の「小さな親切」はがきキャンペーン日本郵政公社総裁賞作品
詳細は盗作発覚までの流れ参照
21 p.112 理解するということ 個人サイト 個人TDRファンサイト「Demy's World」内「Thank you TDR!」「2002/2/27『メールで頂いた嬉しかった話』」
22 p.116 かわりのジャケット Guest Letters http://magical5.hp.infoseek.co.jp/dream-15.htm
23 p.120 車いすの特等席 Guest Letters http://magical5.hp.infoseek.co.jp/dream-19.htm
24 p.126 乗せてあげたい 2ch感動スレ >>162
25 p.126 息子を動かしたもの making Dreams p.27~「みんなで一緒に。」
26 p.133 またね making Dreams p.46~「またね」
27 p.137 秘密の合言葉 2ch感動スレ2 >>445
29 p.147 気持ちが伝わる making Dreams p.98~「やさしい気持ちをありがとう」
30 p.151 あこがれ making Dreams p.116~「待っててね」
31 p.155 こんなきれいな光 Making Dreams p.118~「日本は平和になったんだな・・・って」
32 p.159 たくさんのありがとう 2ch感動スレ >>245と249をミックス、>>253、>>255、>>355、>>366、>>429、>>515、>>581
(11編中8編がTDR感動スレからのパクリ)
33 p.165 娘のいないテーブル 個人サイト 個人ブログ「料理のレシピと日記 ENIGMA
「天国のお子様ランチ」の亜流の可能性も。詳しくは天国のお子様ランチ参照。

『最後のパレード』オリジナルのエピソードと思われるもの(1編)

No タイトル 引用元種別 引用元のレス番号/盗用元
28 p.141 特別なゲスト オリジナル 中村克ブログ内「クリスマスシーズンのある夜の出来事」


5/1現在、33本中32本についてネット上、あるいは他所に盗用元が存在することが判明。
唯一のオリジナルと思われるエピソードも自ブログで発表済みのものであり、書き下ろしのオリジナル新作は一つもない。


元ネタたち

2chに書き込まれた、『最後のパレード』の元ネタだと"推定"される書き込みを列挙します。
中には2chが原点ではなく、2chに転載された話を、さらに盗用した
というようなケースが考えられます(2chが完全な元ネタではない可能性があります)。

p.14「天国のお子様ランチ」の元


137 :名無しさん@120分待ち:02/06/25 03:32 ID:RBNJQkM2
秋もだいぶ深まってまいりました。ディズニーランドのスタッフの皆様、いつも 
私たちにステキな夢をありがとうございます。 
 今月、数年ぶりに主人とディズニーランドに遊びに行かせていただきました。 
実はこの日は、一年前に亡くなった私達の娘の誕生日、そして命日でした。身体 
がとても弱かったために、生まれて間もなくこの世を去ってしまい、主人と二人、 
ずいぶんと長い間、深い哀しみにおりました。助けてあげられなかったこと、何 
一つ我が子にしてあげられなかったこと、いまでも悔やんで仕方ありません。 
 生まれてきたら、このディズニーランドに連れてきてあげたいという私たちの 
夢も果たすこともできず、主人と話し、この日、娘の供養のために来ることがで 
きました。 
 事前にガイドブックを見て、かわいいお子様ランチがあることを知り、娘に食 
べさせてあげたいと思い、ワールドバザールにあるイーストサイド・カフェに入り 
ました。本当は8歳以下でないと注文することができないものでしたが、お店の方 
に事情を話すと、快く注文を聞いてくださいました。そして隣の4人掛けのテーブ 
ルに子供用のイスまで用意してくださって、「3名様、こちらにどうぞ」と席を移 
してくださったのです。「本日はよくきてくださいました。ご家族で楽しんでいっ 
てくださいね」と、まるで我が子がここに一緒にいるように私たちをもてなしてく 
ださり、主人も私も感激で胸がいっぱいになり、涙があふれました。娘を亡くして 
からはじめて、「親子3人でいる」ということを味わわせてくださって、本当に感 
謝しております。娘が生きていてくれたらどんなに幸せだったろうという思いでい 
っぱいです。 
 お店の方々にとても親切にしていただき、そしてかわいいお子様ランチも食べる 
ことができて、娘もさぞ喜んでいたと思います。思いもよらぬ皆様の温かなおもて 
なしのおかげで、とても良い想い出ができましたし、娘のためにも、とてもよい供 
養ができたと思います。親子3人で楽しいひとときを過ごさせていただきまして、 
本当にありがとうございました。あの時のお礼を言いたくて手紙を書かせていただ 
きました。 
 娘は天国へ行ってしまったけれど、私たちのかけがえのない宝です。これからも 
愛し続け、一生ずっと一緒に生きて行こうと思います。また娘を連れて遊びに行か 
せていただきます。ステキな夢を見れる日を楽しみにしています。 
 スタッフの皆様、日ごとに寒さが加わってまいりますので、お体を大切に、これ 
からも私たちのために頑張って下さい。では、さようなら。 

この話は当時オリエンタルランドの社内誌に(LINE)に掲載されたのだが
後の調査で創作と判明している。



p.27「毎日、忘れないように」の元


370 :名無しさん@120分待ち:03/07/04 02:03 ID:o0b8laY5
ワタシもすごく感動した話があります!!ちょっと長いですが.....。 
数年前のクリスマスファンタジーの時の話です。 
私はステージショーを見ようとお城の前の鑑賞エリアで座って待っていました。 
その時私の隣にはカメラを抱えた70歳くらいの方が居ました。 
『ディズニーランドはクリスマスが素敵だね』と私に話し掛けて来たその方。 
『そうですね!!』私がそう答えるとその方は私にこんな話を聞かせて下さいました。 
『私は前はそんなにディズニーランドに興味はなかったんです。 
でもうちの奥さんが大好きでね...ショーの写真を撮るのがとても好きだったんだよ。 
良く撮れたものを家に飾るんです。ある日奥さんにどうしてもと言われ2人でここに来たんです。 
それから好きになってね...2人で年間パスポートを買ってね、 
時には夕涼みだけ来たり御飯を食べに来たりしたんですよ。 
でも奥さん...ガンで亡くなってしまってね.....。今では一人で毎日来てるんですよ。 
上手くはないんだけどこうして写真も撮ってね、良く撮れたものを仏前に飾ってあげてるんですよ』 
.....その方は笑顔で話してたけど私は涙を堪えるのに必死でした。 
素晴らしい夫婦愛の話と楽しそうにショーを見てたその方の笑顔は忘れられません。 
奥さんが隣で笑ってるように感じました。 

2009/2/27に、2ch内「TDR感動したことをかたれ2(」スレの>>655において
上記書き込みの本人と名乗る人物が、過去スレに投下したものだと告白。
それと同時に、中村氏の手によって改悪されたことに対し、残念だと述べている。

655 :名無しさん@120分待ち:2009/02/27(金) 18:02:10 ID:oQcFaLkQ
私もその本読んでびっくりしました!
「毎日忘れないように」というタイトルの話は私が過去スレに書いたものです…
よい話でしたので色々な方に読んでいただけると考えれば、使われるのは別に構わないのですが
話が微妙に変えられていたのが残念です

まずおじいさんは奥様の事「奥さん」と呼ばれていて「あいつ」と言う呼ばれ方はしていないし
チケットが勿体ないから仕方なく来ているという感じの書かれ方でしたが
実際はご自分もパークを好きになったので奥様亡き後も年パスを買われて通われていると仰ってました。
あと私が「御仏前にそなえてくださいね」と心の中で言ったと書かれていますが
実際はその方が苦手なカメラを撮り続ける理由が
「奥さんの為に一番良く撮れたものを仏壇に飾る為」との事だったんです。


出来ればそのまま転載していただきたかったなと思いました 



p.36「77歳の遠足」の元(※大元は1998年にメールマガジンに投稿されていたもの)


202 :転載:02/08/31 02:19 ID:7H29/jBn
ゲストからの素敵な手紙 
 前略、失礼いたします。 
 私は今年77歳、いわゆる喜寿を迎えた老人です。 
 …中略… 
 ピーターパン空の旅の長い行列に並び、1時間近くかかってやっと自分の 
番になりましたが、周囲を見回しても私たちのような年寄りは目につきませ 
ん。自分が来てはいけない場違いの所に来てしまったような気持ちになりま 
した。「動いている乗り物に乗り降りするのだから、足元に気をつけて」と子 
供に注意され、なおさら、無理な所へ来てしまったと思いました。 
 ところが乗る時です。係りの女の方は、動いている1つの席を空のまま先 
送りし、次のボックスを停車状態にして私たち二人を乗せてくれ、「いって 
らっしゃい」と声を掛けてくれたのです。嬉しゅうございました。空中遊泳 
気分で一周し、いざ降りる時、また男の係りの方が手を添えてゆっくり降ろ 
してくださり、「足元にお気を付けて…。ありがとうございました」と送り出 
してくださったのです。お礼は私どもから申し上げなければなりませんの 
に…。 
社の教育でしょうか、係りの方々が、高齢の私たちに温かく接して下 
さり、来て良かったと思う気分にしてくれました。 
 3時のパレードの時、私たちはパレードの少し手前に席を取りました。 
ここでも高齢者は私たちぐらいでした。パレードが始まり、何番目の組だ 
ったか忘れましたが、立派な男性7~8人ぐらいのグループで、茶系統の 
すっきりしたスタイルで踊りながら進んでこられた方のうち、一人の方が 
私の前を通り過ぎたと思いましたら、引き返して来て両手で私の手を握り、 
「ようこそ。こんにちは」と、ニコニコしながらおっしゃったのです。私は 
「ありがとうございます」と申し上げましたが、残り少ない人生の良い思い 
出となり、胸に焼き付きました。 
 夜の光のパレード、夜空に輝く花火を終わりまで見物して帰りました。 
人と人との触れ合いの尊さ、ありがたさ、名も存じ上げない方々ですが、 
一度お礼を申し上げたく走り書きいたしました。これからも若い人はもちろ 
ん、長い人生をしめくくろうとする年輩者にも楽しい夢と喜びを分けて下さ 
い。皆様方のご健勝と、益々のご活躍、さらには貴社のご繁栄をお祈り 
申し上げ、お礼に代えさせていただきます。     かしこ 

2chの書き込みでは「転載」と明記されている。



p.53「お手元に届けます」の元(※大元は1998年にメールマガジンに投稿されていたもの)


198 :転載:02/08/31 01:54 ID:7H29/jBn
いまから、お話する「ハングリーベア・レストランにて」は、マロウィさんが 
 発行しているメールマガジン 《ディズニーランドで遊びながら英語も勉強するん 
 だい!!》 に掲載されていたお話です。 
  以下、メールマガジンに掲載されていた文を載せています。 
  通巻108号    1998/12/06号 
  ハングリーベア・レストランにて 
  
 読者の POOHさんからのメールです。 
  
 「あれはン年前。わたしが高校2年生のときの 話です。 
  
 〈中略・・・・・Hungry Bear Restaurant で食事をとっていたとき〉 
  
 私は はめていた指輪をもてあそんでいて 落としてしまいました。 
 落とした場所が悪かったんです。   
 そこは地面から少し高いところに板張りの 床を作っている場所で、 
 板と板の隙間に落ちてしまい、 どうしても取れなくなってしまいました。 
 わたしは必死になって取ろうとしましたが、 どうしても取ることができずに 
 途方に暮れていました。 
 大人たちは 「あきらめろ」と言いましたが 
 わたしにとっては とても大切な指輪でした。 
 初めて私がもらった指輪でしたから。  ・・・・ 
 泣きそうになりながら仕方なくあきらめようとして その場を立ち去ろうとしたとき 
 一人の男性スタッフが泣きそうなわたしに気が付いて 声をかけてきました。 
「どうされましたか?」   
 〈事情を説明すると、その方は〉   
 「泣かないでください。今すぐ指輪をお取りする ことはできませんが、 
 必ずお手元に お届けします」と、 言ってくださいました。   
 「テラスの板張りの床は そのままお店の中に つながっているから、 
 板を途中で切ってしまわないと その下に落ちた指輪は 取り出せません。 
 それができるまで、待って下さい」。   
  まさかそこまでしてもらうような指輪ではなかった ものですから、 
 「もう いいですから」とわたしは もうしたのです が、 
 そのスタッフの方は、こうおっしゃいました。   
「ディズニーランドで泣いているお客様を 放っておくわけには 参りません。 
 ここはディズニーランドですから、 お客様には 笑っていていただきたいんです。 
 大切な指輪なんでしょう?」 
〈すばらしいキャストですね。   
 わたしは いま、しばらく 泣いています。 マロウィ注。〉   
 にっこり笑顔のおまけ付き。   
 わたしは『大切な指輪』だなんて  一言も言わなかったのに  スタッフの方は  
 わたしの気持ちを 分かってくれていたんです。   
 その優しい心遣い、あたたかな言葉に、 
 わたしは 嬉しくてほんとうに泣いてしまいました。   
 「かならずお手元にお届けしますから あきらめたり泣いたりしないでくださいね。」 
 と、スタッフの方は、元気づけて下さいました。   
 その三週間後、  ディズニーランドから電話がありました。 
 「指輪を見つけましたので お送りします。」 と女性オペレーターの声。   
 翌日には 確かに わたしの指輪は  戻ってきました!!   
 しかも、きちんと洗ってくださったらしく  指輪は以前よりピカピカになって 
 わたしの指を飾ってくれました。」     
 ログイン名POOHさんは、  最後、次のように書いてくれています。 
 「本当のディズニーランドの良さを知った 出来事でした。   
 本当に本当にディズニーランドは素晴らしいですね。   
 その精神を育てるウォルト・ディズニー の世界は かけがえのないものです。 
 Viva! Disney!      E N D 

2chの書き込みでは「転載」と明記されている。


p.60「本当の勇者」の元(※大元は1998年にメールマガジンに投稿されていたもの)

200 :転載:02/08/31 02:09 ID:7H29/jBn
ミステリーツアー、キャストさんのお話 
 この話は、私が以前、シンデレラ城ミステリーツアーで勤務していたと 
きの出来事です。 
 私がデビューして半年位したころに、ある養護学校の生徒さんが数名、 
私のツアーに入られました。私は「大丈夫かな?怖がって、出てしまうん 
じゃないかな?」と少し不安になりながらツアーを始めました。 
 ツアーが進み、私が魔法の鏡とやりとりをしているのを聞いて、生徒さ 
んの1人が私に「お姉ちゃん、あいつ悪いやつなの?」と尋ねてきました。 
 私が「うん、あいつ悪いやつで、お姉ちゃんのこと、いじめるの!」と答 
えると、それまで怖がりながら私の後ろについてきてた生徒さんたちが私 
をとり囲んで、「僕たちがお姉ちゃんのこと守ってあげるよ」と言ってくれ 
たんです。しかも、ツアー中、ずっと私の手を握っていてくれました。 
 そしていよいよ、最後の部屋で悪の大王と戦う勇者を1人選ぶときがき 
ました。私が「どなたかいらっしゃいませんか?私と一緒に悪の大王と戦 
って下さい!」とお願いすると、1人の男の子が小さく手を上げてくれま 
した。 
 養護学校の生徒さんの1人でした。 
 そして私が、「大丈夫?本当にお姉ちゃんと戦ってくれるの?」と尋ねる 
と「僕ね…本当はとっても恐いんだ。でも、お姉ちゃんのためにがんばるよ。」
そう言って、勇気を出して戦ってくれたんです。もちろん、彼は見事に勝利を納め、私
は彼に勇者のメダルを首にかけてあげました。 
 彼のあのときの笑顔は忘れられません。 
 ツアーが終わり、私がお城の下でツアーの皆さんを見送っていると1人 
のおばあちゃんが、泣きながら私の所へ握手を求めてきました。 
 さっき、戦ってくれた男の子のおばあちゃんでした。 
「本当にありがとう。私は今までにあの子のあんなにうれしそうで誇らしげ 
な顔は見たことがない。今日は連れてきて、本当に良かった。」そう言って 
くださいました。私はこのときに、うれしくて、本当にこの仕事をして良か 
ったと心の底から思いました。そして同時に“ハピネス”というのは、私た 
ちキャストがゲストに提供するだけでなく、こんなにもステキな“ハピネス” 
をゲストから受け取ることがあるんだ!ということを知りました。 
 私にとっては、何年たっても忘れることのできない、大切な思い出です。 
 そして、このときの気持ちを思い出して、1人でも多くのゲストに「今日 
は来て良かった」と思ってもらえるような、ゲストサービスをしていきたい 
と思います。 
このお話はあるところで読ませていただきました。 
 これを読んだ時、私は「この男の子こそ、ヒーローのメダルをもらう権利 
があるなぁ」と思いました。 
 そして、こういうゲストとキャストのコミュニケーションっていいなと思 
いました。 
 今のパークでは良くないゲスト・キャストがいたりします。 
 パークはやっぱり(一人残らず)皆がハッピーになれる場所であって欲し 
いですね。 

いつまでも、キャスト・ゲスト共に幸せな気持ちになれるパークであります 
ように… 

2chの書き込みでは「転載」と明記されている。


p.65「おばあちゃんと過ごした日」の元

284 :名無しさん@120分待ち:02/10/30 11:01 ID:0Bo7wEuf
うちのおばあちゃんは83才ですが、「ディズニーランドのオープンのときは行ったけど 
まだディズニーシーには行ったこと無い。一回は行ってみたい」と言っていたので、 
1stアニバーサリーのときに私とおばあちゃんと2人で行ってきました。 
おばあちゃんのペースに合わせて、尚且つおばあちゃんが楽しめるものを、と思い 
レールウェイでシーを廻ったり、スチーマーラインに乗ったり、ミスティックやアンコールやマーメイドを見たり 
アリババに乗ったりマジックランプシアター見たり、ゆっくりシーを見て廻りました。 
だけど、おばあちゃんのペースに合わせて行動したはずなのに、先にバテたのは私でした。 
実はその時私は風邪の熱が引いたばっかりで、前日までの4日間は寝たきりでした。 
幸い体調は悪くないものの病みあがりの鈍った足で歩き回るのは辛くて、膝がギチギチでした。 
キャラメルナッツのアイスが売っているお店で一休みしていたとき、私は「恥ずかしいから嫌だ」と 
言ったんですがおばあちゃんは「いいから椅子に足を投げ出しなさい」と言って 
ずっと膝をさすってくれました。 
「なんかせっかく連れてきたのに、私が先にバテて情けないなぁ、ちくしょう」と 
思いつつ、悪いやら照れくさいやらで何も言えませんでした。 
シーシンフォニーが始まるまで、ずっと海と夜景を見ながら2人で話をしていました。 
いつも彼氏のいる場所におばあちゃんがいるって不思議だなと思いながら 
わたしの小さい頃の話とかをしてました。 
シーシンフォニーが始まってわたしは夢中になってショーを見ていましたが、たいまつの群れ 
が出てきたとき、おばあちゃんに話しかけようとして横を見たら 
おばあちゃんが泣いていました。びっくりして「どーしたの!?」と聞いたら 
「今日は本当にありがとうね。あっちゃん(わたしのこと)と一緒で本当に楽しかったよ。 
こんなに素敵なものを見せてもらって本当に申し訳ない。おばあちゃんは幸せだよ」 
と言ってくれました。私は何か喋ったら絶対泣きそうだったので、「またこようよ」 
だけ言ってあとは唇をかみしめてショーを見ました。 

帰りの新幹線の中でこの先も1年ごとにシーをお祝いしてこうねって約束しました。 
今度は家族みんなで行こうと思ってます。 

p.70「8時間の再会」の元


398 :名無しさん@120分待ち:03/08/02 01:53 ID:+Ez/tOka
バツイチの俺、約束の時間ぎりぎりに舞浜駅のホームから階段を下りると、 
雑踏の中に元妻とミニリュックを背負った小3の息子が待っていた。 

半年ほど見ない間に一回り大きくなっている息子をじっと見ていると、 
元妻が「じゃあ、お願いね」とパスポート(引換券)とメモ紙を渡してくれた。 
元妻に見送られ改札を出る俺と息子、 
メモには息子の好きなアトラクや好みの店、食べ物が記してある。 
ランドまでの道のり、二人とも無言だった。 
いろいろと話したいこともあった、普通の父親が子にするように 
頭をなでたりも・・・でも、きっかけがつかめずにインパーク 

いろんなアトラクを楽しむ内に少しずつ会話が増えてきたが、 
まだ、お互いに気を使っているような感じもあった。 
ミートでキャストから「おとうさん」と言われ、なんか不思議な気分。 

長いようで短い、8時間ほどの親子ゲーム 

夕闇せまる駅のホームで息子を元妻に引き渡した。 
彼女の希望で俺は一本あとの電車に乗るので、二人を見送ることになる。 

電車のドアーが閉まる寸前、息子が周囲も気にせず大声で叫んだ。 
「おとうさん、今度はシーだよ! 絶対、一緒に行こうね!」 
その日聞いた、初めての「おとうさん」という言葉。 

一人、電車の中で、スプラッシュで撮られた、同じように口を開けている 
バカヅラの二人の顔の写真を見ていると、なんだか泣けてきてしまった

p.74「一枚のシート」の元

788-790 :名無しさん@120分待ち:05/01/09 23:45:06 ID:SkY0n02q
数年前のカウントダウンの日。 
パレードを待っていると、レジャーシートを 
持っていない学生っぽい女の子二人がとなりにやってきました。 
折からの悪天候で地面はぬれていて腰を下ろせない。 
しゃがんだ状態で彼女達は小雨が降る中、あと1時間は 
優に待たなきゃいけないわけです。 

寒さを予想していた私たちは、シートを数枚持ってきて 
重ねて使っていたので、そのうち1枚を引き抜いて 
彼女達に声をかけ、軽い気持ちで貸しました。 
それだけなのに、彼女達の表情がぱぁっと明るくなって 
ものすごく感謝されて・・・ 
貸した側なのに、ちょっと気持ちが暖かくなって新年を迎えました。 
パレードが終了して、彼女達がシートをたたんで返してくれるときに 
「あのう、何も持ってなくて・・・さっき買ったこれしかないんですけど 
お礼をしたいので受け取ってください」って 
プーさんの携帯ストラップを差し出すんです。 
そんなつもりではないので、お気持ちだけ・・・と遠慮したのですが 
彼女達の方も「とても助かったんです、本当に嬉しかったので」と 
引く様子はなかったのと、その二人が本当にうれしそうな笑顔で 
どうぞ、というので思わず受け取ってしまいました。 
ちょっとステキな思い出だったので 
その携帯ストラップはまだ使わずにとってあります。 
時々眺めてはその時のことを思い出します。 
そして私はパークに行くときはいつも余分にシートを1枚、 ----
持っていくようになりました。 
その1枚のシートのおかげで、以来、いろんな出会いがあって 
人と人がとても素直に「ありがとう」「どういたしまして」って 
やり取りをする幸せを感じています。 



p.78「新人キャスト」の元


485 :名無しさん@120分待ち:04/05/15 22:28 ID:B0ioTZ3I
とあるレストランにキャスティングされて、トレーニング二日目のこと。 
トレーナーが付き添っているとはいえ、ゲストの前でお話したり 
ご案内をするのは本当に心臓が飛び出るんじゃないか?!って位緊張しました。 
それこそ自分が何をしてるかも、何を話しているかも分からないくらい。 

その日最後のゲスト(カップルさん)をお席までご案内したのですが、 
非常にノリが良く、いっぱいおしゃべりしてくださるゲストさんで 
こっちもつられていっぱいお話したり、ご質問にお答えしたり… 
でも最後に不安になってしまって、つい 
「ご案内に手間取ってしまって申し訳ございません。 
でもこの後参りますお客様のお席を担当致しますキャストは 
私と違ってベテランでございますので、ご安心くださいませ!」 
てなことを言ったら(自分が新人なんてホントは言っちゃいけない)ゲストさんが… 

「そんなことないよ、○○(私の名前)さんで良かったよ、ね?」 
「うん、私キャストさんとこんなにお話したの初めて! 
○○さん、これからも頑張ってくださいね。すごく楽しかった」 

…涙堪えながらバックステージに帰ったよ(つД`)。 
トレーニングきつくて、自分にはこんなのできないよ…と常に不安だったし 
この最後のゲストをご案内したら「辞めます」って社員さんに言おう、って考えてた。 
そんな私のネームプレートをわざわざ見て、名前を呼んでくれて、 
キャストってこんなすごい体験ができるんだ…って。 
帰り際にもわざわざ挨拶してくださって、あのゲストさんがいなかったら 
きっとあの日にキャスト辞めてたんだろうなあ…。 
あのゲストさんがいたから、「辛い」よりも「嬉しい」を見つけられるようになった。 
あの日のカップルさん、本当にありがとうございました! 


p.83「父が残したかったもの」の元

499 :名無しさん@120分待ち:04/06/21 14:50 ID:VvQM3YPe
私の父は四年前、私が中二のときに長年患っていた病気で亡くなりました。 
父は昔受けた、手術の時の輸血でC型肝炎に感染、肝硬変を患っていました。 
父の病状は私が生まれてからはそれなりに安定していたのですが、 
私が小学生に上がるとき、体調を崩して入院しました。 
病状はかなり悪かったようで、一時は危篤にもなり、 
母は『もって五日です。』と医者に言われたそうです。 
母は私に泣きながら言いました。 
『あなたのお父さんは他のお父さんより早く死んでしまうかもしれないけど、 
 他のお父さんと同じようにあなたを愛しているの。 
 他のお父さんよりちょっと一緒にいる時間が少ないだけなの。 
 お父さんは自分の寿命が他の人ほど長くないのを知ってたから、 
 あなたに短い時間でたくさんの思い出を残そうと思って 
 沢山旅行につれて行ってくれるのよ。』 
その時初めて私は、私たち一家が他の友達の家より 
はるかに沢山の旅行をしている理由を知りました。 
その沢山の旅行の中でも我が家のお気に入りはランドでした。 
父は奇跡的に危篤の状態を脱し、徐々に回復していきました。 

その年の冬、父が入院中に外泊をした時に、 
家族でランドへいきました。 
私が『どうしてうちはいつも旅行って言うとランドなの?』と聞くと、 
父は『嫌な事を全部忘れられるからだよ。』と答えました。 
小さかった私にはその答えの意味がよくわかりませんでした。 
私は久しぶりに父と一日中過ごせることが嬉しくて 
いつも以上にはしゃいで遊びました。 
でも帰る頃には私の心は真っ暗闇でした。 
私は旅行が楽しすぎて、不安になってしまったのです。 
父と過ごす楽しいこんな旅行は一体後何回あるのだろう? 
そう思うと悲しくて自然と涙が出てきました。 
父も母も私を心配して『どうしたの?』と聞きましたが、 
『お父さんが死ぬのが怖い。』と答えるわけにも行かず、 
『お父さんがまた病院に帰ってしまうのが寂しい。』と答えました。 
父は無事退院し、何度も入退院を繰り返しましたが、 
その間に何度もランドへ行っては楽しい思い出を作りました。 
私は小学校高学年になり、中学受験を控える身となりました。 
塾で忙しく、今までのようにランドへ行くわけにはいかなくなりました。 
『○○(私)の受験が終わったらまたディズニーランドへいこうな。』 
それが父の口癖でした。 


p.93「ミッキーの友達」の元


795 :名無しさん@120分待ち:05/01/14 21:46:01 ID:Ze134wM+
つい最近の出来事です。 
雨や雪でパレードやショーが中止になってしまい、でもどうしても 
ミッキーに会いたかったのでミートミッキーに行きました。 
服や靴や髪の毛がびしょびしょで、本当に寒くて震えながら並んで、 
やっとミッキーのいる部屋へたどり着きました。 
ミッキーが私を見ると、慌てた様子で服や体に付いている雪(雨)を 
払ってくれて、「寒い中わざわざ会いに来てくれてありがとう」と 
いう仕草をして優しく手を差し出してくれたのです。 
私は本当に嬉しかったけれど、ミッキーの衣装が汚れちゃうからと言って 
写真を撮るときは手をつないで撮ろうと誘ったのですが、ミッキーは 
「大丈夫、気にしないよ」と言ってくれて(ジェスチャー)優しく肩を 
抱いてくれました。 
寒いはずなのに、とても暖かくなれました。 
その後、ギューっとハグとチューをしてもらい、最後に冷え切った手を 
両手で覆って握手をしてくれたのです。 
ミッキーの家を出ようとしたときに、キャストさんが 
「大変滑りやすくなっておりますので、気をつけて行ってらっしゃい」と 
言って下さり、その上「ミッキーとお友達になったところでミッキーに 
見送ってもらいましょうか」と言ってゲスト一人一人をミッキーがドアまで 
エスコートしてくれて、とても幸せな数分間を過ごすことができました。 
嬉しさのあまり、ミッキーの家を出てからはしばらく涙が止まりませんでした。 
外は寒かったけれど、ミートミッキーでたくさん暖まることができたので、 
その後の待ち時間も前ほど辛くありませんでした。 

前から好きだったミッキーが更に大好きになった出来事でした。 
長々とすみません、スレ違いだったらごめんなさい




p.108「大きな白い暖かい手」の元(今回問題になった読売新聞の投書のパクリ)


681-682 :1/2:04/11/30 13:54:55 ID:V/rgnY4Q
 二度の脳梗塞で重度の障害が残った夫は、狭心症発作を繰り返しながら 
自宅療養を続けている。人との接触を求めて、時々外出する。 

 冬の一日、急に思い立って遊園地へ行った。 
広場の隅に車椅子を止め、私は傍らに立って元気に走り回る 
子供達を見ていた。思ったより寒く、早く帰らねばと思った。 
 その時広場に歓声があがった。ドナルドダックの着ぐるみを着た人が 
現れ、子供達がどっと駆け寄ったのだ。 
 ところがそのあひるさんは、子供達をかき分けてどんどん駆けて、 
こちらへ近付いてくる。広場の隅にいる私たちの方へ……。 
 車椅子に乗った夫の前へ来ると、大きく一礼して大きな手で 
夫の背中を撫でてくれる。 
二度、三度、突然の出来事に私達も周りの人も驚いた。 
 夫の背中を大きく撫でて、今度は私の腕をさすり、両手で包み込んでくれる。 
大きな白い温かい手で……。優しさが老二人を包み、その温かさが 
周りに広がり、見ていた人達の間から拍手が起こった。 
 夫の顔を見ると、涙がほろほろ頬を伝っている。風の冷たさを忘れた。 
「優しさをありがとう」と言うのが精一杯の感謝の言葉。 
あひるさんはウンウンと頷いてもう一度夫の背中を撫でて、 
子供達の方へ駆けていった。 

 思いがけない出来事だった。着ぐるみだからお顔は見えない、 
お声も聞けなかった。けれど、優しさと励ましのお心はしっかりと 
いただいた。病む夫にも、介護の私にも元気をくださったあひるさん、 
ありがとう。 

24日の新聞に載っていたものです。・゚・(ノД`)・゚・。 
感動age 

p.162の「乗せてあげたい」の元


162 :名無しさん@120分待ち:02/07/12 16:49 ID:gAeI8H9u
5年以上前になるかな~ 
ビッグサンダーに並ぼうとした時、自分達のすぐ前にお母さんと女の子の親子が入ろうとした。 
キャストがその女の子の身長を測るっていうんで、自分達は列の入口で少し待たされた。 
女の子は規定身長クリア!親子は喜びながら列に入って行き、 
自分達も良かったね~なんて思いながら列に並んだんだけど・・・ 

しばらくして別のキャストが列の中まで親子を追いかけてきた。 
自分達のすぐ前にいる親子とキャストの会話はよく聞こえたんだけど、 
要するにその女の子は両腕がなかったんだよね。安全の為に両腕のない人は乗れないんだって。 
キャストも一生懸命事情を説明してるんだけど、お母さんが泣き出しちゃって、 
娘に向かって「ごめんね、ごめんね」と泣きながら謝ってて、女の子も大泣きしちゃっててさ。 
乗せてあげればいいじゃんと思いながらよく見たら、そのキャストも大泣きしてて・・・。 
なんかこっちまで泣けてきてさ~。 
結局親子は列の外に出て行った。当然、自分達も素直に楽しめなかった。 
あんまりいい思い出じゃないけど、なんかドラマを見てたようで忘れられない。 


タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2009年05月01日 09:41
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。