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クレイオ連邦“The glasses”紙
(国内)
「原子力発電所一号炉稼働。冬季の暖房への電力需要に応えて」
ニーノシュ準州において建設が行われていたリステル原子力発電所一号炉が12月4日、ついに稼働を開始した。
この原子力発電所は既に大型火力発電所一基分の電力をまかなっており、環境負荷もほとんど発生していない。
今後の炉の増設などについては稼働状況とウラン価格の変動による採算性などをみて検討される見通し。
これについて天然資源相は「石油資源が高騰するなかで、ウラン資源も連動して高騰してはいるが、一方に依存するよりはリスクを軽減できる。それぞれを併用する必要がある」とコメントしました。
また、現在のクレイオの技術は核武装はすぐにでも可能である水準に至っていると考えられるがどうかとの記者の質問に対して、天然資源相は「その質問は…基礎的な部分が開発されたからといって、その応用と実用化がただちに可能になるというのは全ての科学者と技術者に対する冒涜だ。それとも君は荒唐無稽なSF小説のマッドサイエンティストにでもなるつもりなのか」と、まだそれほどの技術水準には至っていないとの見解を示した。
「星術の儀式、“長夜の至り”。ミュリエル元北フィンブル王女など出席」
昨日、太陽の南中高度が最も低くなり、一年で最も夜が長くなる“長夜の至り”を祝う星術の儀式がエイル市内の星術者協会本部はじめ各地で行われた。
また、この儀式には元北フィンブル連合王国王女のミュリエル・フォン・クラウローテ・フォールンドリームさんも出席し、星辰教の方式との共通点や違いなどを星術者と意見交換した。
ミュリエルさんはこの後、記者に対し「星術と星辰教の関係の深さを体感しました。特に、星術におけるヴァレフォールの公転軌道の解の安定性と発散の遅さに関する説明については…」と独自の解釈を述べ、その後それに関心を持った星術者たちと更なる議論が行われた模様。
(国際)
「アムトウルク王国、バナッハ帝国に宣戦。バナッハ帝国は核攻撃を宣言」
WTO上で少額ビッドを繰り返すバナッハ帝国に対する非難を行っていたアムトウルク王国だが、ついにバナッハ帝国との交戦状態に入った模様だ。
アムトウルク王国軍は膨大な投射能力を発揮してバナッハ帝国に空爆を開始しているが、現時点ではバナッハ帝国の防空網に阻まれ、目立った損害を与えられてはいないとのこと。
これについて、バナッハ帝国時事情報通信はバナッハ帝国大本営が核攻撃を決定したと報道している。
これを受けてクレイオ政府は防空体制を最大警戒に移行、「アムトウルク王国と連邦との距離から考えて、アムトウルク王国内への核攻撃が連邦にもたらすリスクは小さい。しかしながら、同じフェイルディラシアの国に対し核兵器を行使するとのバナッハ帝国の決定は重大であり、万が一実際に行使された場合、連邦も何らかの対応を行うことになるだろう」と発表した。
石油資源のために、石油やそれから精製される燃料を浪費して行われ、結果として石油危機を悪化させる戦争が行われているとは実に理解しがたい。
更に、バナッハ帝国の報道では核攻撃の実施が決定されたとされているが、石油の代替資源たるウランを大量に消費することになる核攻撃(厳密には、消費されるのは製造時点ではあるが)を行うことになれば、アムトウルクがその損害を復興する過程で、更なる資源が必要となることは明らかである。
付け加えて言うならば、核攻撃によりフェイルディラシア大陸を汚染する行為、そしてそれを誘発する行為は連邦に対する重大な脅威でもある。
以上のことより、連邦は両国に対し戦争の拡大の阻止と資源の浪費の抑止のため、バナッハ帝国には核攻撃の決定が行われた事実があればその中止を、アムトウルク王国には即刻の停戦を求める。
アムトウルク政府は停戦条件を既に提示しているが、停戦する前に講和の内容を決定しなければならないという必然性はなく、即時停戦を行ってから講和条件を議論してもよいのではないか?
むしろ、戦争が遅れれば遅れるほど、無益な戦争のために資源を浪費したという事実をもって両国は他国との資源調達において不利な立場におかれるであろう。
なお、連邦の資源取引担当者は確かに少額ビッドを行っている。しかし、連邦の少額ビッドは、それによる落札までの時間の延長が行われない状況下で行うという指針があり、この指針のもとでは円滑な取引を阻害するという性質は著しく軽減されている。
さらに、今までに行われた連邦の少額ビッドはバナッハ帝国が少額ビッドを行った際に、実験的にその戦略を確認する目的で行われたのみである。
よって、連邦の行った少額ビッドはいたずらに落札までの時間を延長するバナッハ帝国の少額ビッドとは違ったものであると付言しておく。