memo > 短文集 > ウィザーズ・ブレイン巻頭四行詩

ウィザーズ・ブレイン

子供のように、無邪気に奇跡を信じるのではなく
大人のように、ただ現実を受け入れるのではなく
この世に死があるを知り悲しみがあるを知り絶望があるを知り
それでも、明日を夢見るのを諦めないこと

ウィザーズ・ブレインⅡ 楽園の子供たち

人の世の終わりまで永久に繰り返されるその問いに
われらは唯一無二の絶対なる解答を探求する
われらは、この世界で生きるに価するものであるか
この世界は、われらが生きるに価するものであるか

ウィザーズ・ブレインⅢ 光使いの詩

世界の矛盾に目を逸らさず、己の罪に目を背けず
泣き、笑い、傷つき、愛し
どこまでも、空を見上げて歩き続けるという
果てしない、たたかい

ウィザーズ・ブレインⅣ 世界樹の街

あなたの命に刻まれた、たったひとつの小さな力
全ての生ある者に与えられた、取るに足らない小さな祈り
あなたが、いま、ここに在るという
ただそれだけの奇跡

ウィザーズ・ブレインⅤ 賢人の庭

人の世から切り捨てられ、世界のすべてに否定され
百億の憎悪に貫かれようとも砕けぬ物
胸の奥に揺らめく一欠片の炎
生まれて生きる、誇り

ウィザーズ・ブレインⅥ 再会の天地

そうして、運命の車輪は回転を始める
我らはこの世界に何を望み
何を祈り――
何を願って、生きてきたのか

ウィザーズ・ブレインⅦ 天の回廊

其は、雲海の狭間に浮かぶ白銀の城塞。
あらゆる罪と、あらゆる過ちの結節点。
過去と現在を結ぶ、果てしない道の狭間に――
真実に至る回廊の扉が、開かれる。

ウィザーズ・ブレインⅧ 落日の都

見果てぬ夢を胸に抱き、
知謀の限りで世界に挑み、
光溢れる未来を信じて駆け抜けた――
ある、青年の記録。

ウィザーズ・ブレインⅨ 破滅の星

ここには、もう、絶望しかない。