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*第46話「あけまして決戦前夜! いざボウケン星へ」
*あらすじ
「新年明けましておめでとうございます」 かぐやの家に元気な声が響く。多くの客で賑やかな月宮邸からかぐやがうんざりした顔で出てきた。「ごめんなさいね、バタバタしてて」 かぐやは祖母に友達と初詣に行ってくることを断って家を出た。「かぐやの家ってすごいお客さんだね」「おじいさまへの挨拶のお客さまなのよ。三が日は、お手伝いさんも来たのよ」 何気に凄い発言をするかぐやに全員が目を丸くする。
「まひるの振袖可愛いね、一人で着れた?」 かぐやも振袖だが、まひるも振袖なことに気が付く。「お母さんが、挨拶回りように髪を結ってもらいに美容院に行った時に、一緒に着付けてもらった。で、絶対着崩すなって言われた……」「そうなんだ、大変ね。でも、私がいるから大丈夫よ」「そうだね」
そんな会話をしているうちに光ヶ丘神社に到着した。三が日は過ぎたとは言え、結構参詣客は多い。神社までの道の両脇には屋台が並んでおり、ちょっとしたお祭り気分だ。まひるとかぐや、そして則子たちは、列に並び順番に御参りできるのを待つ。
『『ボウケン星が早く解放されますように』』 まひるとかぐやは偶然(?)同じ事を願っていた。オレンジたちもどこかでお祈りしているかと思って見回したが、小さいので姿が見えなかった。お参りを終えると、社務所でおみくじを引くことに。くじを引いて、番号の引き出しから札を貰う。則子と美香は大吉、雪奈は中吉とまずまずで内容を読みあって盛り上がってる。まひるとかぐやが引くと同じ番号で、もらったくじ札は「大凶」だった。表情が暗くなっている、まひるとかぐやに他の皆がのぞき込む。「すっごい、大凶なんて本当にあるんだ!」 則子がびっくりした声を上げる。「そうそう、逆に滅多に当たらないのに当たったんだから、逆にラッキーだよ」と美香。「『未来:自ずから切り開けば勝機あり』ってあるじゃない。がんばれってことよ」と雪奈。最初は、そのくじ運の悪さにがっくり来てたまひるとかぐやだったが、みんなの話を聞いて少しは悪くない方に考え始めていた。「悪いおみくじは、神社で結んでいくといいのよ」と雪奈。「いいよ、委員長。逆にすっごくラッキーなお守りになりそうな気がしてきた」とまひる。かぐやもうなずいてお財布の中にしまい込んだ。
参道を帰る方向に歩いていき、途中で甘酒を飲んでいくことにした。奥の簡易ベンチに座って、紙コップの甘酒をいただく。「寒い時には、甘酒だよねー」「ねー」 冷えた体に甘酒の温かさが染みていく。飲み終わったところで、急に則子たちがばったりと倒れた。「え、甘酒に酔った?」 かぐやがびっくりして立ち上がる。「そんなことないよー」「いえ、おばあさまが作るのは酒粕から作る本格的な甘酒なので…つい」 そんな会話を交わす中、周囲の空気が変わったのに気付く。振り返ると、神社の鳥居の上にガトールが立って見下ろしていた。
「ダークネス!」「今日こそお前らの命運が尽きる日だ」 ガトールが手にした仮面を投げ上げると、上空で細かく分裂し、雨のように降り注ぐ。仮面は人々に取り付き、闇色が広がってクライナーになっていく。「大変、みんながクライナーに」「何てこと、すんのよ」 キュアパストを使ってプリキュアに変身する。途端に二人を狙うかのようにクライナーたちが殺到する。
「どうしよう、ナイト。人間相手に戦えないよ」「何か策が見つかるまで耐えるのよ」 何とか避けながらヒントを考えるが、次第に追い詰めらていく二人。クライナーたちが飛び掛ってきて、二人に圧し掛かる。そんな二人の姿を見下ろしているガトール。
「クライナーを早くやっつけるレジ。でないと、人間が死んでしまうレジ」 オレンジの声が聞こえる。「でも、相手は人間なんだよ、無理だよ」とサンディ。オレンジとパープルの声が聞こえた。クライナーたちは、人間が闇のオーラを纏っているだけだという。その証拠に、サンディたちが良く見ると、クライナーに振袖のようなひらひらが見える。服がクライナー化して全体を被ってるらしい。「でも、殴ったりなんかできないよ……」 サンディの言葉に「ブレスの力を使うピピ」とピンクの声がして、アドベンタルキーを使ってブレスがプリキュアに装着された。ブレスが輝きだし、プリキュアを包んでいるクライナーの隙間から眩しい光が漏れる。次の瞬間、クライナーたちが吹き飛んだ。ブレスからの光を手足にまとったサンディとナイトが、そこに立っている。
吹き飛ばされたクライナーから闇のオーラが吹き飛び、その後に人々の姿が残される。「あ、人間に戻った」「どこも怪我していないみたいね、よかった」 ブレスの力を使えば大丈夫と分かった二人は、クライナーの群れに立ち向かう。千切っては投げ、千切っては投げの状態がしばらく続き、人々は順調にクライナーから解放されていく。
「無駄だ、人間たちがいる限りはな!」 ガトールの手から無数の仮面が飛び、再び人々がクライナー化する。襲い掛かるクライナーの群れ。さすがのプリキュアも疲労の色が浮かんでいる。
「切りがないよ、ナイト」「あの本体の仮面をやっつけないと駄目みたいだわ」 ナイトが飛び上がり鳥居の上のガトールに攻撃を加える。それをひらりとかわすガトールとなおも攻撃を続けるナイト。「プリキュアは一人じゃないのよ」 サンディが隙を突いてガトールを攻撃する。それもかわすが、ナイトの連続攻撃に足をすくわれるガトール。「しまった」 思わず仮面を落としてしまう。
その仮面をサンディが受け取る。そして、足で叩き割るサンディ。「プリキュアクロスライジングデーイズ」と必殺技を周囲に放つ。クライナーのオーラが吹き飛ばされ一気に人間に戻る。気が付いた時には、ガトールの姿は無かった。
その夜、かぐやと連絡をして、今まで集めたシャイミーをランタンに移すことに決めた。家を出ようとすると、そこにあさひがやってくる。「お姉ちゃん、月宮さんの家に行くの?」「そうだよ」「夜だし、暗いし、危ないこととかしないでね」「危ないことって何よ?」「……何となく」 あさひの顔にふっと浮かんだ不安の色をかき消すようにまひるは笑顔になる。「大丈夫だよ、心配いらないって」
かぐやの家の竹林のなかで、パストからランタンにシャイミーを移す。まひるのパストとかぐやのパストからシャイミーを移し終わった瞬間、シャイミーランタンが明るく輝きだした。「ランタン本来の輝きを取り戻したレジ」 オレンジたちがうれしそうにはしゃぐ。ランタンから光の地図が現れ、全員を包み込んだ。光の地図の真ん中にはランタンが浮かんでいる。きらめく星々の中で、ひときわ輝く星の姿が。「これボウケン星プル」「こっちは導きの星ピピ」 お互いの星の位置が完全に繋がった。「これでボウケン星にいけるレジ」「まひる」「かぐや」 二人はお互いの瞳を見詰め合って無言でうなずいた。そして、手を握る。そしてもう片手は、ランタンを触っている。
「「「ランタンよ、シャイミーの名のもとに。ボウケン星へ道を開くレジ!」プル!」ピピ!」 ランタンに手をやりながら、オレンジたちが一斉に叫んだ。その声を合図にまひるたちのいる空間が激しく輝きはじめる。あまりの眩しさに目をつぶると……。
*ストーリー設定メモ
(作品内にこんなシーンが欲しいという設定やイラストを記載します)
09.07.29設定
・ストーリー構成案の際に出されたアイデア
> 年始年末をまとめてやるか、どうか
09.10.23設定
・日常編の最終回
・シャイミーが全部集まり、いざボウケン星へ! ってところで引き
・ガトールの戦闘(クライナーの案)について
クライナーも最期のクライナーなので、いろいろとやってみたい、というアイデアについて
> 軍人っぽく、大量のクライナー兵(蜂とか軍隊蟻とか、ロボット風とか幽霊、人魂系とか)を指揮して戦う→シャドウクライナーの応用で分裂して一斉にプリキュアに襲い掛かる→プリキュア無双
> 死んだ3幹部を復活させる→ボウケン星での決戦の時にやったらどうか?
> ガトール自身が、クライナーを鎧のように着込んで戦う展開はどうか? 必殺技喰らった時にクライナーのお陰で助かる、見たいな
> プリキュアの力を真似してそれ以上の力で戦う→服や装備を脱いでパンプアップ。ナイトのパワーとサンディのスピードに対応して、終始圧倒してプリキュアに勝利しそうになる。でも肉体を酷使するからタイムリミットで負ける
> ダイレクトに爆弾クライナーとか。工事現場のダイナマイトが材料で複数出しても違和感ないし軍人だしね
> 大量の浮遊機雷、ガスタンクのクライナーとかは?
09.10.26設定
・ストーリーの流れについて
>+初詣に行くかぐまひ
>+年も宜しくと祈っておみくじを引くと「大凶」の文字が→みんな大丈夫だよって慰めてくれたけど、何か引っかかるまひかぐ
>+甘酒を飲みに行って、じゃあ帰ろうかというところでガトール登場
>+上に投げた仮面が無数に細かくなって、参詣客の服に付き、クライナーに包まれる
>+相手が人間、ということに躊躇するが身の危険を感じて変身
>+ガトールに「早く倒さないと皆死ぬぞ」といわれて、プリキュア無双→しかし、いくら倒しても切りがない
>+ガトールの手元に本物の仮面があることに気付く二人
>+ガトールと対決して、本物の仮面を叩き割る
>+シャイミーゲット!
>+その夜、シャイミーをランタンに移してみる→おめでとう!全てのシャイミーが揃いました!
>+ボウケン星に出かける決心をして出かける二人→まひるはあさひに「危ないことはしないでね」と何故か言われる
>+公園でランタン解放→いざボウケン星へ
>+終劇(ジャーン、ジャーン)
・クライナーのアイデアについて
> 仮面が人について、人自身がクライナー化する
> 着物クライナー→実は「ガトールの持つ仮面が身につけている何かを遠隔操作しているだけ」で、中の人(着物だけに?)は気絶してる。クライナーが人間本体でなく、服だと見破るのは、振袖のひらひらとかから
> 大量の雪ダルマクライナー→本体が無限に子ダルマを製造し続ける
> 賽銭(小銭)クライナー
・プリキュアvsクライナーの戦闘について
> 最初は、「人間を相手にできないよー」と受けや逃げるだけなんだが、オレンジたちに「闇に包まれたままだと死んでしまうレジ」とか言われて、倒してみるとか。倒れて人間に戻ったあとにダメージがない描写があれば問題ないかも
> (ブレスの力など)輝きのパワーは闇だけを吹き飛ばす。
・登場幹部は、[[ガトール]]です。
09.10.28設定
・登場クライナーは、[[着物クライナー>クライナー名鑑42]]です。
*次回予告
まひる「いよいよボウケン星ね」
かぐや「シャイミーも集まったし、ダークネスと対決だわ」
まひる「大丈夫だよね、私たち絶対負けないよね」
かぐや「大丈夫。二人なら絶対がんばれるわ」
まひる「あ、ガトールとアンコウチョウチョウが襲ってきた!」
かぐや「まずいわ。分断されたら必殺技も打てなくなるし……」
ま&か「冒険! プリキュアデイズ、『最後の決戦! ボウケン星を取り戻せ』」
まひる「ピカピカ輝き見つかるかも!」
かぐや「ところでまひる、背中の大きなリュックは何?」
まひる「えへへ、みんなにおみやげ買って帰ろうかなぁって……」
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第46話のタイトル候補
・「新しい年の新しい旅立ち いざボウケン星へ」
・「謹賀新年 新たな冒険の始まり」
・「あけまして決戦前夜! いざボウケン星へ」
・「ボウケン星への旅立ち ハッピーニューイヤー?」
から話し合いで「あけまして決戦前夜! いざボウケン星へ」が選ばれました。
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*第46話の話合いの際に出された全体の設
・47話以降のボウケン星での戦闘について
> モークライが、何か闇の仮面に変わるものを使って、大量の敵を作りだす、とか
> ガトールが戦闘時にかっこいい台詞を吐く
>「お前達も戦士のはしくれ…覚悟のない相手に負ける俺サマではないわぁっ!!」
・地球が滅んでしまった時のサンディとナイトの会話
> まひるの誕生日のことを思い出して、語るとか……。
>ナイト「そう言えば、再来月まひるのお誕生日だったね」
>サンディ「みんなと誕生会をやりたかったな」
09.10.28設定
・その他のタイトル案
第46話のタイトル案を募集した際に以下のようなタイトル案も出されましたが、内容にあっていないので没になりました。
>・「運命の新年(ニューイヤー)! エクリプス出現」
>・「エクリプスの脅威!立ち上がれプリキュア!!」
>・「バイバイプリキュア 故郷へ旅立つ時が来た!」←最終回?
#ref(第46話title.jpg)
*あらすじ
「新年明けましておめでとうございます」 かぐやの家に元気な声が響く。多くの客で賑やかな月宮邸からかぐやがうんざりした顔で出てきた。「ごめんなさいね、バタバタしてて」 かぐやは祖母に友達と初詣に行ってくることを断って家を出た。「かぐやの家ってすごいお客さんだね」「おじいさまへの挨拶のお客さまなのよ。三が日は、お手伝いさんも来たのよ」 何気に凄い発言をするかぐやに全員が目を丸くする。
「まひるの振袖可愛いね、一人で着れた?」 かぐやも振袖だが、まひるも振袖なことに気が付く。「お母さんが、挨拶回りように髪を結ってもらいに美容院に行った時に、一緒に着付けてもらった。で、絶対着崩すなって言われた……」「そうなんだ、大変ね。でも、私がいるから大丈夫よ」「そうだね」
そんな会話をしているうちに光ヶ丘神社に到着した。三が日は過ぎたとは言え、結構参詣客は多い。神社までの道の両脇には屋台が並んでおり、ちょっとしたお祭り気分だ。まひるとかぐや、そして則子たちは、列に並び順番に御参りできるのを待つ。
『『ボウケン星が早く解放されますように』』 まひるとかぐやは偶然(?)同じ事を願っていた。オレンジたちもどこかでお祈りしているかと思って見回したが、小さいので姿が見えなかった。お参りを終えると、社務所でおみくじを引くことに。くじを引いて、番号の引き出しから札を貰う。則子と美香は大吉、雪奈は中吉とまずまずで内容を読みあって盛り上がってる。まひるとかぐやが引くと同じ番号で、もらったくじ札は「大凶」だった。表情が暗くなっている、まひるとかぐやに他の皆がのぞき込む。「すっごい、大凶なんて本当にあるんだ!」 則子がびっくりした声を上げる。「そうそう、逆に滅多に当たらないのに当たったんだから、逆にラッキーだよ」と美香。「『未来:自ずから切り開けば勝機あり』ってあるじゃない。がんばれってことよ」と雪奈。最初は、そのくじ運の悪さにがっくり来てたまひるとかぐやだったが、みんなの話を聞いて少しは悪くない方に考え始めていた。「悪いおみくじは、神社で結んでいくといいのよ」と雪奈。「いいよ、委員長。逆にすっごくラッキーなお守りになりそうな気がしてきた」とまひる。かぐやもうなずいてお財布の中にしまい込んだ。
参道を帰る方向に歩いていき、途中で甘酒を飲んでいくことにした。奥の簡易ベンチに座って、紙コップの甘酒をいただく。「寒い時には、甘酒だよねー」「ねー」 冷えた体に甘酒の温かさが染みていく。飲み終わったところで、急に則子たちがばったりと倒れた。「え、甘酒に酔った?」 かぐやがびっくりして立ち上がる。「そんなことないよー」「いえ、おばあさまが作るのは酒粕から作る本格的な甘酒なので…つい」 そんな会話を交わす中、周囲の空気が変わったのに気付く。振り返ると、神社の鳥居の上にガトールが立って見下ろしていた。
「ダークネス!」「今日こそお前らの命運が尽きる日だ」 ガトールが手にした仮面を投げ上げると、上空で細かく分裂し、雨のように降り注ぐ。仮面は人々に取り付き、闇色が広がってクライナーになっていく。「大変、みんながクライナーに」「何てこと、すんのよ」 キュアパストを使ってプリキュアに変身する。途端に二人を狙うかのようにクライナーたちが殺到する。
「どうしよう、ナイト。人間相手に戦えないよ」「何か策が見つかるまで耐えるのよ」 何とか避けながらヒントを考えるが、次第に追い詰めらていく二人。クライナーたちが飛び掛ってきて、二人に圧し掛かる。そんな二人の姿を見下ろしているガトール。
「クライナーを早くやっつけるレジ。でないと、人間が死んでしまうレジ」 オレンジの声が聞こえる。「でも、相手は人間なんだよ、無理だよ」とサンディ。オレンジとパープルの声が聞こえた。クライナーたちは、人間が闇のオーラを纏っているだけだという。その証拠に、サンディたちが良く見ると、クライナーに振袖のようなひらひらが見える。服がクライナー化して全体を被ってるらしい。「でも、殴ったりなんかできないよ……」 サンディの言葉に「ブレスの力を使うピピ」とピンクの声がして、アドベンタルキーを使ってブレスがプリキュアに装着された。ブレスが輝きだし、プリキュアを包んでいるクライナーの隙間から眩しい光が漏れる。次の瞬間、クライナーたちが吹き飛んだ。ブレスからの光を手足にまとったサンディとナイトが、そこに立っている。
吹き飛ばされたクライナーから闇のオーラが吹き飛び、その後に人々の姿が残される。「あ、人間に戻った」「どこも怪我していないみたいね、よかった」 ブレスの力を使えば大丈夫と分かった二人は、クライナーの群れに立ち向かう。千切っては投げ、千切っては投げの状態がしばらく続き、人々は順調にクライナーから解放されていく。
「無駄だ、人間たちがいる限りはな!」 ガトールの手から無数の仮面が飛び、再び人々がクライナー化する。襲い掛かるクライナーの群れ。さすがのプリキュアも疲労の色が浮かんでいる。
「切りがないよ、ナイト」「あの本体の仮面をやっつけないと駄目みたいだわ」 ナイトが飛び上がり鳥居の上のガトールに攻撃を加える。それをひらりとかわすガトールとなおも攻撃を続けるナイト。「プリキュアは一人じゃないのよ」 サンディが隙を突いてガトールを攻撃する。それもかわすが、ナイトの連続攻撃に足をすくわれるガトール。「しまった」 思わず仮面を落としてしまう。
その仮面をサンディが受け取る。そして、足で叩き割るサンディ。「プリキュアクロスライジングデーイズ」と必殺技を周囲に放つ。クライナーのオーラが吹き飛ばされ一気に人間に戻る。気が付いた時には、ガトールの姿は無かった。
その夜、かぐやと連絡をして、今まで集めたシャイミーをランタンに移すことに決めた。家を出ようとすると、そこにあさひがやってくる。「お姉ちゃん、月宮さんの家に行くの?」「そうだよ」「夜だし、暗いし、危ないこととかしないでね」「危ないことって何よ?」「……何となく」 あさひの顔にふっと浮かんだ不安の色をかき消すようにまひるは笑顔になる。「大丈夫だよ、心配いらないって」
かぐやの家の竹林のなかで、パストからランタンにシャイミーを移す。まひるのパストとかぐやのパストからシャイミーを移し終わった瞬間、シャイミーランタンが明るく輝きだした。「ランタン本来の輝きを取り戻したレジ」 オレンジたちがうれしそうにはしゃぐ。ランタンから光の地図が現れ、全員を包み込んだ。光の地図の真ん中にはランタンが浮かんでいる。きらめく星々の中で、ひときわ輝く星の姿が。「これボウケン星プル」「こっちは導きの星ピピ」 お互いの星の位置が完全に繋がった。「これでボウケン星にいけるレジ」「まひる」「かぐや」 二人はお互いの瞳を見詰め合って無言でうなずいた。そして、手を握る。そしてもう片手は、ランタンを触っている。
「「「ランタンよ、シャイミーの名のもとに。ボウケン星へ道を開くレジ!」プル!」ピピ!」 ランタンに手をやりながら、オレンジたちが一斉に叫んだ。その声を合図にまひるたちのいる空間が激しく輝きはじめる。あまりの眩しさに目をつぶると……。
*ストーリー設定メモ
(作品内にこんなシーンが欲しいという設定やイラストを記載します)
09.07.29設定
・ストーリー構成案の際に出されたアイデア
> 年始年末をまとめてやるか、どうか
09.10.23設定
・日常編の最終回
・シャイミーが全部集まり、いざボウケン星へ! ってところで引き
・ガトールの戦闘(クライナーの案)について
クライナーも最期のクライナーなので、いろいろとやってみたい、というアイデアについて
> 軍人っぽく、大量のクライナー兵(蜂とか軍隊蟻とか、ロボット風とか幽霊、人魂系とか)を指揮して戦う→シャドウクライナーの応用で分裂して一斉にプリキュアに襲い掛かる→プリキュア無双
> 死んだ3幹部を復活させる→ボウケン星での決戦の時にやったらどうか?
> ガトール自身が、クライナーを鎧のように着込んで戦う展開はどうか? 必殺技喰らった時にクライナーのお陰で助かる、見たいな
> プリキュアの力を真似してそれ以上の力で戦う→服や装備を脱いでパンプアップ。ナイトのパワーとサンディのスピードに対応して、終始圧倒してプリキュアに勝利しそうになる。でも肉体を酷使するからタイムリミットで負ける
> ダイレクトに爆弾クライナーとか。工事現場のダイナマイトが材料で複数出しても違和感ないし軍人だしね
> 大量の浮遊機雷、ガスタンクのクライナーとかは?
09.10.26設定
・ストーリーの流れについて
>+初詣に行くかぐまひ
>+年も宜しくと祈っておみくじを引くと「大凶」の文字が→みんな大丈夫だよって慰めてくれたけど、何か引っかかるまひかぐ
>+甘酒を飲みに行って、じゃあ帰ろうかというところでガトール登場
>+上に投げた仮面が無数に細かくなって、参詣客の服に付き、クライナーに包まれる
>+相手が人間、ということに躊躇するが身の危険を感じて変身
>+ガトールに「早く倒さないと皆死ぬぞ」といわれて、プリキュア無双→しかし、いくら倒しても切りがない
>+ガトールの手元に本物の仮面があることに気付く二人
>+ガトールと対決して、本物の仮面を叩き割る
>+シャイミーゲット!
>+その夜、シャイミーをランタンに移してみる→おめでとう!全てのシャイミーが揃いました!
>+ボウケン星に出かける決心をして出かける二人→まひるはあさひに「危ないことはしないでね」と何故か言われる
>+公園でランタン解放→いざボウケン星へ
>+終劇(ジャーン、ジャーン)
・クライナーのアイデアについて
> 仮面が人について、人自身がクライナー化する
> 着物クライナー→実は「ガトールの持つ仮面が身につけている何かを遠隔操作しているだけ」で、中の人(着物だけに?)は気絶してる。クライナーが人間本体でなく、服だと見破るのは、振袖のひらひらとかから
> 大量の雪ダルマクライナー→本体が無限に子ダルマを製造し続ける
> 賽銭(小銭)クライナー
・プリキュアvsクライナーの戦闘について
> 最初は、「人間を相手にできないよー」と受けや逃げるだけなんだが、オレンジたちに「闇に包まれたままだと死んでしまうレジ」とか言われて、倒してみるとか。倒れて人間に戻ったあとにダメージがない描写があれば問題ないかも
> (ブレスの力など)輝きのパワーは闇だけを吹き飛ばす。
・登場幹部は、[[ガトール]]です。
09.10.28設定
・登場クライナーは、[[着物クライナー>クライナー名鑑42]]です。
*次回予告
まひる「いよいよボウケン星ね」
かぐや「シャイミーも集まったし、ダークネスと対決だわ」
まひる「大丈夫だよね、私たち絶対負けないよね」
かぐや「大丈夫。二人なら絶対がんばれるわ」
まひる「あ、ガトールとアンコウチョウチョウが襲ってきた!」
かぐや「まずいわ。分断されたら必殺技も打てなくなるし……」
ま&か「冒険! プリキュアデイズ、『最後の決戦! ボウケン星を取り戻せ』」
まひる「ピカピカ輝き見つかるかも!」
かぐや「ところでまひる、背中の大きなリュックは何?」
まひる「えへへ、みんなにおみやげ買って帰ろうかなぁって……」
----
第46話のタイトル候補
・「新しい年の新しい旅立ち いざボウケン星へ」
・「謹賀新年 新たな冒険の始まり」
・「あけまして決戦前夜! いざボウケン星へ」
・「ボウケン星への旅立ち ハッピーニューイヤー?」
から話し合いで「あけまして決戦前夜! いざボウケン星へ」が選ばれました。
----
*第46話の話合いの際に出された全体の設
・47話以降のボウケン星での戦闘について
> モークライが、何か闇の仮面に変わるものを使って、大量の敵を作りだす、とか
> ガトールが戦闘時にかっこいい台詞を吐く
>「お前達も戦士のはしくれ…覚悟のない相手に負ける俺サマではないわぁっ!!」
・地球が滅んでしまった時のサンディとナイトの会話
> まひるの誕生日のことを思い出して、語るとか……。
>ナイト「そう言えば、再来月まひるのお誕生日だったね」
>サンディ「みんなと誕生会をやりたかったな」
09.10.28設定
・その他のタイトル案
第46話のタイトル案を募集した際に以下のようなタイトル案も出されましたが、内容にあっていないので没になりました。
>・「運命の新年(ニューイヤー)! エクリプス出現」
>・「エクリプスの脅威!立ち上がれプリキュア!!」
>・「バイバイプリキュア 故郷へ旅立つ時が来た!」←最終回?