「第21話」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

第21話」(2009/05/02 (土) 17:43:21) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

#ref(第21話title.jpg) *あらすじ  街を美しく飾るライティング・フェスティバルが近付くにつれてまひるの母ひなたは寝る暇もないくらい忙しくなっていた。「ひなちゃん、無理しちゃ駄目だよ」とお父さんも心配そうだ。「毎年の事だけど、お母さんすっごく張り切ってよね」とあさひ。  さっきまで台所のテーブルでぐったりしていたと筈が、時計のアラームと同時に「あー、もうこんな時間…」と言いながら慌てて出掛けていった。そんな母を呆れ顔で見送る朝日奈家の皆さま。 「導きの星は夜も光が満ちあふれている」 エクリプスがいまいましそうにつぶやいた。「誠にその通りでございますな」と相槌をうつモークライ。 「全ての光を奪い、シャイミーを取り戻せ。分かってるな」「はっ」 オーガ・ハースィールがうなずいて姿を消した。  街のあちこちがフェスティバルの準備でにぎわっている。まひるの母が関わっている大規模なものから、家々でイルミネーションを準備する家もある。普段と違った町の雰囲気にクラスメートもざわついていた。 「駅前広場のライトツリーの下で告白するとカップル成立って伝説知ってる?」 都築の何気ない一言に。「え、ほんと?」と食いつく右京。「お主まさか意中の彼氏が?」と左近。「居るわけないじゃん」と右京。「何だ期待して損した」とまひる。「女の子ってそういう話好きよね」とかぐや。ライトツリーのデザインは、まひるの母が担当だということだけはまひるも知っている。  ライト・フェスティバルの前夜祭がやってきた。毎年前夜祭まで秘密のライトツリーがお披露目され点灯式が行われる。まひる姉妹は、かぐやを誘って駅前広場に来ていた。たくさんのお客さんが点灯式を待っている。市長などの偉い人とかの挨拶が長々続いた後で、いよいよ点灯式だ。 「10、9、8……3、2、1、点灯」  ライトツリーの被いが外れ、一斉に取り付けられた電飾が光り輝く、同時に周囲の建物の電飾も一斉に点灯されて周囲は光に包まれた。  と次の瞬間、ライトツリーの明かりが消えた。「!」騒がしくなる会場。設備担当者がおろおろする中、周囲の建物の光も次々と消えていく。会場内に闇の絶対空間が発生している。二人はそこに駆けつける。走りながらの変身。そしてたどりついた空間には、巨大なスポットライトクライナーが暴れていた。顔の上についているライトから闇色の光線を発射すると、当たった所の明かりが消え、車が突然制御を失い路肩にぶつかり炎上する。  その先にスポットライトに囲まれて踊るオーガ・ハースィールが現れた。クライナーが闇の光線発射しながら襲い掛かって来た。二人は寸前で避けたが、光線を浴びたところがやみに沈んでいく。  足元から電源コードがムチのように延びてきて二人の足に絡まる。そのまま空中に持ち上げられ叩きつけられる二人。身動きの取れない二人をゆっくりと持ち上げクライナーのライトが迫る。「ち、力が…」 闇の光線を浴びせられ苦悶の表情を浮かべるサンディとナイト。彼女らの体をもやのような闇が包み力を次第に奪っていく。  その時、奇跡が起こった。闇に包まれていたはずのライトツリーが再び輝きを取り戻したのだ。突然のことにたじろぐスポットライトクライナー。サンディはその輝きを見て今まで頑張っていたお母さんの姿を思い出した。再び体中に力がみなぎる。 「まけるもんかー」 コードを引きちぎるサンディ。ナイトのコードも引きちぎって助け出す。コードの呪縛から解かれたことでナイトも力を取り戻した。二人の反撃が始まる。連続攻撃に倒れこむクライナー。 「今よ」 二人の必殺技が決まり、クライナーはシャイミーに戻った。  何事も無かったかの様に街はざわめきを取り戻し、点灯式は無事に行われた。一仕事終えて安堵のお母さんを見つけ、まひるは苦労をねぎらった。まひるの言葉にお母さんがちょっと照れながら思い出話を聞かせる。 「お母さんがこの仕事を始めたばかりの頃ね、駆け出しだったけど一部を任せてもらえたの。張り切って今みたいに頑張ったわ。その時お母さんの現場の配電担当が陽ちゃんだったの。陽ちゃんはね、お母さんのデザインが一番だって…。それから、付き合ったのよ。プロポーズはこのツリーの下だったわ」「えー、ライトツリーの伝説は本当だったの」とびっくりしながらも素敵な思い出を羨ましく思うまひるだった。 *ストーリー設定メモ (作品内にこんなシーンが欲しいという設定やイラストを記載します) 09.04.21設定 ・登場幹部は[[オーガ・ハースィール]]。 ・登場クライナーは、[[スポットライトクライナー>クライナー名鑑19]]です。 *次回予告 ---- 第21話のタイトル候補 ・「消えないで お母さんの思い出の明かり」 から話し合いで「消えないで お母さんの思い出の明かり」が選ばれました。 ---- *第21話の話合いの際に出された全体の設定メモ
#ref(第21話title.jpg) *あらすじ  街を美しく飾るライティング・フェスティバルが近付くにつれてまひるの母ひなたは寝る暇もないくらい忙しくなっていた。「ひなちゃん、無理しちゃ駄目だよ」とお父さんも心配そうだ。「毎年の事だけど、お母さんすっごく張り切ってよね」とあさひ。  さっきまで台所のテーブルでぐったりしていたと筈が、時計のアラームと同時に「あー、もうこんな時間…」と言いながら慌てて出掛けていった。そんな母を呆れ顔で見送る朝日奈家の皆さま。 「導きの星は夜も光が満ちあふれている」 エクリプスがいまいましそうにつぶやいた。「誠にその通りでございますな」と相槌をうつモークライ。 「全ての光を奪い、シャイミーを取り戻せ。分かってるな」「はっ」 オーガ・ハースィールがうなずいて姿を消した。  街のあちこちがフェスティバルの準備でにぎわっている。まひるの母が関わっている大規模なものから、家々でイルミネーションを準備する家もある。普段と違った町の雰囲気にクラスメートもざわついていた。 「駅前広場のライトツリーの下で告白するとカップル成立って伝説知ってる?」 都築の何気ない一言に。「え、ほんと?」と食いつく右京。「お主まさか意中の彼氏が?」と左近。「居るわけないじゃん」と右京。「何だ期待して損した」とまひる。「女の子ってそういう話好きよね」とかぐや。ライトツリーのデザインは、まひるの母が担当だということだけはまひるも知っている。  ライト・フェスティバルの前夜祭がやってきた。毎年前夜祭まで秘密のライトツリーがお披露目され点灯式が行われる。まひる姉妹は、かぐやを誘って駅前広場に来ていた。たくさんのお客さんが点灯式を待っている。市長などの偉い人とかの挨拶が長々続いた後で、いよいよ点灯式だ。 「10、9、8……3、2、1、点灯」  ライトツリーの被いが外れ、一斉に取り付けられた電飾が光り輝く、同時に周囲の建物の電飾も一斉に点灯されて周囲は光に包まれた。  と次の瞬間、ライトツリーの明かりが消えた。「!」騒がしくなる会場。設備担当者がおろおろする中、周囲の建物の光も次々と消えていく。会場内に闇の絶対空間が発生している。二人はそこに駆けつける。走りながらの変身。そしてたどりついた空間には、巨大なスポットライトクライナーが暴れていた。顔の上についているライトから闇色の光線を発射すると、当たった所の明かりが消え、車が突然制御を失い路肩にぶつかり炎上する。  その先にスポットライトに囲まれて踊るオーガ・ハースィールが現れた。クライナーが闇の光線発射しながら襲い掛かって来た。二人は寸前で避けたが、光線を浴びたところがやみに沈んでいく。  足元から電源コードがムチのように延びてきて二人の足に絡まる。そのまま空中に持ち上げられ叩きつけられる二人。身動きの取れない二人をゆっくりと持ち上げクライナーのライトが迫る。「ち、力が…」 闇の光線を浴びせられ苦悶の表情を浮かべるサンディとナイト。彼女らの体をもやのような闇が包み力を次第に奪っていく。  その時、奇跡が起こった。闇に包まれていたはずのライトツリーが再び輝きを取り戻したのだ。突然のことにたじろぐスポットライトクライナー。サンディはその輝きを見て今まで頑張っていたお母さんの姿を思い出した。再び体中に力がみなぎる。 「まけるもんかー」 コードを引きちぎるサンディ。ナイトのコードも引きちぎって助け出す。コードの呪縛から解かれたことでナイトも力を取り戻した。二人の反撃が始まる。連続攻撃に倒れこむクライナー。 「今よ」 二人の必殺技が決まり、クライナーはシャイミーに戻った。  何事も無かったかの様に街はざわめきを取り戻し、点灯式は無事に行われた。一仕事終えて安堵のお母さんを見つけ、まひるは苦労をねぎらった。まひるの言葉にお母さんがちょっと照れながら思い出話を聞かせる。 「お母さんがこの仕事を始めたばかりの頃ね、駆け出しだったけど一部を任せてもらえたの。張り切って今みたいに頑張ったわ。その時お母さんの現場の配電担当が陽ちゃんだったの。陽ちゃんはね、お母さんのデザインが一番だって…。それから、付き合ったのよ。プロポーズはこのツリーの下だったわ」「えー、ライトツリーの伝説は本当だったの」とびっくりしながらも素敵な思い出を羨ましく思うまひるだった。 *ストーリー設定メモ (作品内にこんなシーンが欲しいという設定やイラストを記載します) 09.04.21設定 ・登場幹部は[[オーガ・ハースィール]]。 ・登場クライナーは、[[スポットライトクライナー>クライナー名鑑19]]です。 *次回予告 まひる「♪笹の葉、さーらさらー♪」 かぐや「まひる、それ何の歌?」 まひる「七夕の歌だよ、かぐや知らないの?」 かぐや「知らない…」 まひる「今度七夕パーティしない? みんなで集まって」 かぐや「いいわよ、どこでやるの?」 まひる「そうだなぁ……あっ、カフェ・アルジェントはどう?」 かぐや「いいわね、紅茶とロールケーキが楽しみだわ」 ま&か「冒険! プリキュアデイズ、『想いを天の川へ 素敵なかぐやの誕生日』」 まひる「ピカピカ輝き見つかるかも!」 まひる「七夕は紅茶とケーキじゃないと思う……お団子かな?」 かぐや「それはお月見」 ---- 第21話のタイトル候補 ・「消えないで お母さんの思い出の明かり」 から話し合いで「消えないで お母さんの思い出の明かり」が選ばれました。 ---- *第21話の話合いの際に出された全体の設定メモ

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: