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あらすじ

 闇の波動のせいで復活したかに思われたボウケン星は再び闇に包まれてしまった。緑豊かだった大地は、荒れ果てた砂漠のようになり、建物や生き物は火山から噴出した軽石のように脆くなっている。そんな中をサンディたちは神殿の跡へ向かって進んでいた。そこにダークネスの本拠地があるからだ。
 戦闘で受けたダメージは、ブレスの力のおかげでかなり回復していた。この先、どんな戦闘があるかも知れないが、二人とも決して負けないと心に誓っていた。その気持ちも回復に一役かっていたのだろう。
「光の神殿レジ」 巨大な岩山のようなおどろおどろしい姿が目の前に現れた。オレンジたちの話では、神殿はプリンセスの城も兼ねた美しい建物だったはずだが、今はもうその片鱗すら見つけることはできない。周囲から噴出している闇の妖気は、普通の人間が触れたらたちまち心を蝕まれていただろう。プリキュアの力とランタンの力で辛うじて安全が保たれているに過ぎない。その闇の神殿と化した、その内部にサンディたちは踏み込んだ。
「この前は、いきなり中に現れたけど、今度は分かる?」「大体の構造は変わってないみたいピピ」 ナイトの質問にピンクが答えた。ピンクは、神殿の内部をかなり熟知しているようだ。薄暗く、所々に闇色の炎が明かりの代わりに灯っている。前に訪れた時は、まひるたちは途中まで気を失っていたし、オレンジたちは岩の隙間から入り込んだので、今回のように真正面から入っていくのは初めてだ。目指すは神殿の奥にあるエクリプスの部屋だろう。
 しばらく進むと見覚えのある風景に出くわした。この先に確か広場があってプリンセスの石像があったはず……その記憶どおりプリンセスの石像が立つ広場に到着する。以前の戦闘で広場の天井が崩れたが、石像は無事だったようで瓦礫の直撃もなく中央に佇んでいる。ダークネスが動き出す前にプリンセスを助けなければならない。オレンジたちがアドベンタルデイズキーを呼び出し、キーのままの形で石像の手に戻す。そして、ランタンを取り出して、シャイミーを解放する。ランタンから光の球の形でシャイミーが飛び出し、石像を包む。アドベンタルデイズキーが輝きはじめ、眩しいほど輝いた。次の瞬間、石像の表面が融け始め、中から美しい少女が現れる。
「プリンセスパールレジ」 オレンジが叫んだ。サンディとナイトも初めて見る少女の姿に見とれている。やがて、完全にプリンセスパールの姿が現れ、ゆっくりと瞳を開いた。オレンジたちは感動のあまり声も出ない。滂沱するばかりだ。「……」 プリンセスが何かを話そうとした瞬間、ぼわんともふもふ獣形態になってしまった。突然のことにびっくりするサンディとナイト。
「いや、済まないパル。復活したばかりで力が安定していないパル」 パールが口を開いた。何故か、アドベンタルデイズキーも体型に合わせて縮んでいるのが不思議だ。
「プリンセス、すぐにボウケン星を救って欲しいピピ」 ピンクの言葉にパールはうなずく。手にしたアドベンタルキーを高く掲げ、「全ての光よ、シャイミーよ。我に力を、闇を払い光をもたらさん」と大きく叫ぶ。シャイミーがデイズキーの先端を囲むように激しく回転をはじめ、同心円状の光の輪を発射しはじめた。その光はサンディたちの体を突き抜けていくが、体に触れるたびに何か暖かなものを感じる。その光がボウケン星を中心として宇宙に広がり、闇のオーラが次第に消えていく。闇のオーラは、ボウケン星の遠い所から消えていき、ゆっくりとボウケン星に向かって浄化されていく。ボウケン星に達した浄化の力は、闇の神殿から一番遠い所からゆっくりと始まり、大地には緑が、砂漠のようなだったくぼ地には海が生まれ、黒雲に覆われた空が青く澄んでいく。その様子は、パールの前に現れているビジョンでみることができた。浄化の力は、神殿の麓にある街の所にまで及び、街の姿も元通りになり始めた。
「この星を浄化されては、私たちが困るんですよね」 天井から声がする。一斉に声の方向へ顔を向けるサンディたち。その先に不気味な闇に包まれた影が見える。「エクリプス?」 思わず構えるサンディとナイト。パールは浄化を中断せざるを得ない。オレンジたちはランタンを抱えてプリンセスと一緒に岩陰に隠れる。
「おやおや、最強幹部のお二人もどうやらあっけなかったようですね」 暗闇に姿を現したのは、モークライだった。トレードマークのサングラスは無く、赤く光る鋭い目が見える。「シャイミーが揃ったところでそっくり頂きましょうか。プリキュアの力もね……」 プリキュアに向かってモークライが襲い掛かってきた。鋭い爪が二人を引き裂く。弾き飛ばされ、壁にぶつかるプリキュア。壁にめり込み土ぼこりをあげる。
「浄化されつつあるとは言え、闇のパワーは強いのですよ」 モークライのパンチが繰り出される。辛うじて避けるが、鋭い爪が岩壁に突き刺さる。舌打ちの音とともにすぐに抜かれ、振り向き様に切りつける。それを両腕で受け止め、その隙に足元を払う。転がるモークライ。「大丈夫、サンディ」「うん」 二人のコンビネーションでモークライに反撃を挑む。ナイトが上半身を狙い、すかさずサンディが足元を払う。または、その逆の動きでモークライを翻弄する。「ちょこまかと…」 モークライが懐から種のような小さなボールを取り出すと、周囲に撒き散らした。地面に着いた途端に、そのボールが発芽し、悪霊のようなふわふわした小さなクライナーっぽいもの(ダークマター)が次々と生まれる。それが一斉にプリキュアに向かって迫ってくる。
「何、あれ、お化け?」 ナイトが嫌な表情を浮かべる。「お化けじゃないよ、大丈夫」 サンディがパンチで砕き潰す。それを見て気を取り直したナイトも戦闘に加わる。二人で次々に来る悪霊のようなものを次々に粉砕していく。「ナイト、数が多すぎるよ」 サンディが囲まれ体中に取り付かれて身動きができなくなる。ナイトが助けに行こうとするが、阻まれて助けに行くことができない。
「プリキュアが危ないレジ」「シャイミーの力を使うパル」 オレンジの叫びにパールがランタンを高く掲げる。その後ろに黒い影が……。「おっと、光の力を使われては困るんですよね」 モークライが、パールの手からランタンを取り上げパールたちを蹴り飛ばす。「あぁ、ランタンが……」 サングラスを掛けランタンを愛しそうに見つめる。「何で、モークライは大丈夫なの?」 身動きの取れないままナイトが不思議そうに言う。確かランタンに触ろうとしてガトールは消滅したはずだった。
「くくく、対策もとらないままの私だとでも? ふふふ、シャイミーは本当に興味深いですな。さて、このランタンからシャイミーを取り出す必要がありますな」 笑みを浮かべながらランタンを見つめるモークライ。その両手から、闇の波動が生まれランタンを包み込む。ピシリッという音がしてランタンの一部にひびが入る。
「止めるパル。そんなことをしたら、シャイミーが死んでしまうパル」 パールが思わず駆け寄ってモークライの足元に縋りつくが、それを一蹴するモークライ。オレンジたちの所まで弾き飛ばされるパール。
「こんな脆いランタン、一捻りですよ」 ランタンに幾つか入り始めた次の瞬間。神殿全体が大きくゆれ、天井の一部や壁が崩落する。何事が起きたのか分からぬ様子で周囲を見回すモークライ。広場の天井に暗い影が現れ、やがてそれが実体化する。「エ、エクリプス様」 驚愕するモークライ。人の形はしているが、闇で顔は見えない。マントをたなびかせる姿は、不気味の一言に尽きる。
 エクリプスが片手を前に突き出し、掌から触手のようなものが伸びる。その一つは、モークライの体を貫き、もう一つはランタンを絡め取る。「……な、何故です。エクリプス…様」 モークライが自分の体を貫く闇の触手を見ながら信じられない表情をする。
「シャイミーを傷つけることまかりならぬ」 表情が読めないままエクリプスの声が響き渡る。モークライの手から落ちたランタンは、そのままエクリプスの手の中へ。
「ラ、ランタンが!」 パールたちの声が響く。モークライへは、さらに触手が針のように打ち込まれ、そしてそれらが抜かれると同時にモークライの姿が砕け散る。同時にプリキュアたちを拘束していた悪霊のやつらも消えて解放される。
「仲間なのに、何てことを!」「シャイミーは力の根源だ。これを傷つける者は許さぬ」「ランタンを返しなさい」 サンディとナイトが飛び上がり、エクリプスに挑み掛かった。エクリプスの姿は、プリキュアよりもかなり巨大だが、今までクライナーを相手に戦ってきたことを考えれば、それは恐れる理由にはならない。ただ、圧倒的な闇の力が何か本能的な恐怖心を感じさせる以外は。
「サンディ、まずはランタンに集中するわよ」「分かった」 二人がコンビネーションを発揮して、エクリプスの腕に取りつこうとするが、触手のような闇の鞭がそれを阻む。着地するやいなや二人を狙って地面に次々と刺さる触手。それを横っ飛びや回転で避けるプリキュア。逃げ惑うパールたち。
 隙をついて、足元に取り付く。二人の力を合わせてエクリプスを何とか転ばせる。轟音を立てて神殿が崩れ、砂煙が上がる。ランタンをエクリプスの手から奪い取ろうとした瞬間、片手で払いのけられる。プリキュアが神殿の壁や柱をなぎ倒し、神殿の一部が崩壊する。その土煙を割って飛び出すサンディとナイト。振り払うエクリプスの腕をすり抜け、何とか攻撃する。
「シャイミーよ! 力をあらわすパル」 瓦礫の中から顔を出したパールが、大声で叫ぶ。シャイミーがランタンから現れ、その光がエクリプスの手を焼く。「グゥアォゥ」 声にならない叫び声を上げて苦しむエクリプス。ランタンを握っていた手から、ランタンが零れ落ち、それをオレンジとパープルがナイスキャッチで受け止める。
「このままで済むと思うな。もっと多くの光を食いつくし、全ての宇宙を食い尽くしてやるわ」 エクリプスの目が燃えた。その瞬間、地球の上にある今までダークネスたちが埋めてきた闇の種が芽を吹き、ゲートの形になる。同時にボウケン星と地球とが繋がり、エクリプスの周囲にゲートが出来上がる。そして、ゲートの中に吸い込まれるようにして消えていく。
「エクリプス、待つパル」 パールが急いでゲートの所に行ったが、闇の力で封印されており、パールの力をもってしても開けることができなかった。プリキュアも加わったが、やはり駄目だった。
「エクリプスは、きっと導きの星へ向かったパル。そこはボウケン星よりもはるかに光にあふれているパル。きっとその全ての光を食い尽くして、全ての宇宙を乗っ取る気パル」
 パールの言葉にサンディとナイトは真っ青になる。地球のみならず宇宙全てが闇に沈んでしまう。さっきまでのボウケン星の悲惨な状況をみていただけに、サンディとナイトは気が気ではない。
「プリキュアたちを導きの星に戻すためにはシャイミーランタンの力が必要パル。急いで浄化を終わらせるパル」 パールは、エクリプスによって中断させられた浄化を再び行う。さっきの衝撃で少し浄化が後退したが、再び浄化が始まり、やがて闇の神殿は光り輝く白亜の美しい光の神殿の姿を取り戻した。広場は祭壇になり、シャイミーを納めるクリスタルで飾られている。浄化が終わり、シャイミーがランタンに戻る。街の住人も復活し、喜びの声を上げているのが分かる。
 シャイミーの入ったランタンをパールはプリキュアに手渡した。「ボウケン星から闇の気配が消えたことを確認したら、お手伝いに行くパル。まずは、導きの星へ行くパル」 サンディとナイトはお互いに見詰め合ってからうなずき、ランタンを受け取る。「ありがとう、プリンセスパール」「お礼を言うのはこっちのほうパル。早くしないと導きの星がエクリプスに滅ぼされてしまうパル」
 ピンクがランタンを操作し、サンディとナイトは光の球に包まれた。そしてゆっくりと上昇していく。
「気をつけるレジ」「すぐに行くプル」 オレンジとパープルが昇っていく二人を見ながら手をふる。そして、光の球は瞬くように消えた。

ストーリー設定メモ

(作品内にこんなシーンが欲しいという設定やイラストを記載します)
09.10.30設定
  • ストーリーの流れについて
  1. 闇の根城と化した巨大な神殿の跡に到着。そういえばここでキーを貰ったわね
  2. 「そうレジ、プリンセスが閉じ込められているレジ」→「姫を解放すれば光の力で星を浄化できるピピ」
  3. ダークネスの本拠地に侵入→目の前にモークライが現れる「これ以上先には進ませませんよ」
  4. 仮面に変わる何かで人魂っぽいクライナーみたいな奴を多数発射→結構退治に苦労するが、プリキュア無双発動
  5. 全てを撃破し、モークライと対決→最終的に必殺技で撃破!「エクリプス様、ばんざーい!」
  6. 神殿奥の広場に到着。以前あったプリンセスの石像発見→アドベンタルキーの杖を元に戻し、ランタンをオレンジたちが発動
  7. シャイミーの力がランタンから解放され、石像をシャイミーたちが包み込む→石像から美しいプリンセスパール復活!
  8. 「わぁ、プリンセスレジ」とみんなが感動に咽びなく中、パールがもふもふ獣形態へ→「!?」「いや、済みません。解放されたばかりで力の維持が難しいパル」
  9. アドベンタルキーを使って、パールが浄化を開始→一番遠い所(闇の支配が弱いところ)から段々復活していき、ボウケン星に光が戻ってくる
  10. もうすぐ神殿というところまで浄化が進んだ段階で、エクリプスの幻影が登場「エ、エクリプスパル!」「あれが、ダークネスの悪者なの?」
  11. 幻影がやがてはっきりと形をとり、巨大な姿に→今までぼんやりと描写されていた姿から、最終形態が明らかに
  12. 全員を吹き飛ばすエクリプス。「もっと多くの光を食いつくし、全ての宇宙を食い尽くしてやるわ」
  13. 地球に埋め込んだ闇の種が発動し、地球からボウケン星までのルートができる
  14. そのルートに吸い込まれるように消えるエクリプス→プリキュアも追おうとするが闇のシールドで入ることができない
  15. エクリプスが消えた後、浄化を再度続け、光を取り戻すボウケン星。シャイミーの光が消え、ランタンも元にもどる
  16. 復活を喜び合うボウケン星の住人たち
  17. パールがランタンをプリキュアに手渡し「導きの星がエクリプスに滅ぼされてしまうパル。今度は私たちが二人に手を貸すパル」
  18. ランタンの力が解放され、今度はプリキュアたちを地球へ・・・。「お気をつけてパル。ボウケン星の復活を確認したら追いかけるパル」
  19. 再び地球への旅へ(第49話に続く)


09.11.02設定
  • モークライの死に様について
 投稿されたあらすじ案に対して、下記のような意見がだされました。
 プリキュアに勝ちそうになるんだけど、ランタンも一緒に破壊しそうになってエクリプスに乱入されて消される
 その結果、プリンセスの復活などのストーリーの組換えが必要と判断され、下記のように組みかえることになりました。
  1. プリンセス復活
  2. ボウケン星浄化
  3. モークライと戦闘(プリキュア無双、見せる)
  4. ランタンをモークライが壊しそうになってエクリプス登場
  5. モークライ抹殺→エクリプスがランタンを奪取
  6. プリキュアとエクリプス第一形態が戦闘
  7. 激戦の末、何とかランタンを取り戻す
  8. エクリプス地球へ脱出
  9. プリキュア後を追う

09.11.04設定
  • モークライの使う武器(手下)の名前について
 あらすじ内にあるモークライの使う武器「あらすじの悪霊のようなふわふわした小さなクライナーっぽいもの」という表現に名前があった方が便利、という意見があって名前を付けることになりました(本編では名前は登場しません)。
ダークマター
フーゼイン
タマゲタナー
ネルトエーデ
クラウゾー
バークレイ
モークライソルジャー
モークライミニ
「マックライナー」、「フェイクライナー」、「ゴッツクライナー」などの名前も提案されましたが、クライナーと区別できなくなるという意見がでて、案としては採用されませんでした。

 以上の名前案から話し合いで「ダークマター」が選ばれました。

次回予告

まひる「ボウケン星が解放されてめでたしめでたし、と思ったら…」
かぐや「大変、エクリプスが地球に!」
まひる「すぐに追いかけなくちゃ…これが最後の戦いね」
ま&か「冒険! プリキュアデイズ、最終回『輝けプリキュア! 冒険、奇跡の毎日』」
かぐや「絶対に負けない…いくわよ、まひる!」
まひる「うんっ、一緒にがんばろう、かぐや!」


第48話のタイトル候補
  • 「エクリプス登場。光を失う宇宙」
  • 「よみがえれボウケン星! エクリプス登場」
  • 「よみがえる光と影! ボウケン星を取り戻せ」
  • 「絶体絶命!? 光を失う宇宙」
  • 「よみがえる光と影 プリキュア絶体絶命!?」
  • 「よみがえる光と影 プリキュア絶体絶命!!」(修正版)
  • 「迫り来る闇! プリキュア絶体絶命!?」
から話し合いで「よみがえる光と影 プリキュア絶体絶命!!」が選ばれました。

第48話の話合いの際に出された全体の設定メモ

添付ファイル