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3ぬら「朱の盆、準備は出来たか。」
3朱の「はい~でも、大丈夫ですかねぇ。地獄にいる妖怪を呼び出すなんて……。」
3ぬら「安心しろ、地獄にいる間に図書館を巡り、閻魔王庁に忍び込み、文献を大量に読み漁ったのだ。
    ぬかりはない。お前こそ大丈夫か?」
3朱の「ばっちりですよ~。」
3ぬら「ほれ、噂をすれば影だ。ネズミ兄弟がいる。」
3朱の「じゃあ行って来ますねー。」

大塚「あーあ、夏だからろくな残飯もないねぇ。腐りすぎていると高木の奴は腹を壊すし。
   やだねぇ、お坊ちゃまは。」
男「もしもし、そこのあなた。よかったらアルバイトしませんか?」
大塚「アルバイト?」
男「そう。短期高収入、職場はフレンドリーで仕事も簡単、どうです?」
大塚「フレンドリーって書いてあるところは注意しろって、千葉は言っていたけれどなぁ。
   どれくらい高収入だい?」
男「はい、これくらい……。」
計算機を弾いて見せる。
大塚「こ、こんだけ!!いいよいいよ、やってやろうじゃないの!あ、ついでといっちゃなんだけど、弟達も連れてきていいかな?」
男「はい、人手は多いほどいいので……。」
大塚「いやっほう!おーい、愛しの弟達ー!アルバイトだよー!!」

3朱の「おもしろいほど上手くいきましたねー。」
3ぬら「喜んでいる暇は無い、さあ、第二の準備にかかるぞ。」

富山「アルバイト~?」
大塚「そうそう!一時間にゼロがひいふうみいよいつ……てつくバイトだ!」
千葉「しぇー!!そら乗らない手は無いだろお!なぁ高木!!」
高木「いや、どうだろうなぁ……。」
富山「どうしたんだ?浮かない顔なんかして。」
高木「なんつうか、その、俺のひげにビビビン、とこないのよ、それ。」
千葉「ダーホウ!だからお前は駄目なんだ!汗水と真っ黒いところにこそ大金が隠れているもんなんだぜ。」
高木「そりゃ兄さんはブラックなほうもやりなれてるけど、
   ほら、俺、ホワイトカラーで高収入目指してるから。」
大塚「まあとにかく行った行った、乗らない手は無いよ。」
高木「あー……。」

「ではこれより自由時間になります、皆さん、一人で危険な行動を取ってはいけませんからね.]
子供たち「はーい!」
夢子「来てよかったね、特別臨海学校!」
星郎「うん、自由時間も多いし、遊ぶ人も一杯だもの!」
祐子「ねえ、一緒にボール遊びしない?」
夢子「いいわよ、他にも人を誘いましょうよ。」
祐子「そうね!あ、ねーえ、一緒にボールで遊びましょう!」

四期砂かけ「みんなー、昼ごはんじゃぞー。」
かわうそ「またソーメンか……。」
傘化け「いい加減、ソーメンは食べあきたよ。」
呼子「天婦羅がついてくれればなぁ。」
四期砂かけ「贅沢を言うな!作ってやらんぞ!」
ろくろ首「でも消化にいいものばかり食べるのもあまり良くないって聞くわねぇ。」
三期砂かけ「胃腸が弱ってしまうからのう、姉さん、今夜は素麺以外のものにしたらどうじゃ。」
四期砂かけ「じゃあ今日はイナゴのから揚げにでもしようかのう。」
アマビエ「イナゴ……せめてヤモリの黒焼きがいいよう。」
四期砂かけ「贅沢をいうんじゃない。アマビエ、お前もさくらんぼばっかり食べ取らんで、麺も食べなさい。」
アマビエ「ぶー。」
高山「こんにちはー。」
野沢「あ、素麺だ!おいしそう!」
松岡「野沢飛びつくんじゃない。こんにちはお婆。」
四期砂かけ「おや、どうしたんじゃ。」
戸田「いや、実は素麺を分けてもらおうと思って。」
野沢「五期ネコちゃんが泊り込みのバイトに行って、おこぼれがもらえなくなったの。」
高山「こら!干物とかが腐っちゃって上に、最近のカンカン照りのせいで植物も取れなくて……
   家にはごはんですよしかないんです。」
三期砂かけ「あれほど注意しろといったのに、まあいいわ。素麺は大量に茹で取るから、一緒に食べていけ。」
野沢「わーい!ありがとう、お婆!」
ろくろ首「泊まり込みって、ネコ娘ったらどこでバイトしてるのかしら?」
松岡「臨海学校で使われる民宿で短期のバイトだそうですよ。」
呼子「海か……いいなぁ。」
かわうそ「俺、塩水は嫌いだよ。海はもういいよ。」
アマビエ「さくらんぼとーった!」
かわうそ「あ、それ俺が狙ってたのに……。」

夢子「はい、祐子ちゃん!」
祐子「そーれ!」
翔太「よっと!あ、取って淳!!」
淳「そら!頼んだよ、綾ちゃん!」
綾「えーっと、それ!」
カズオ「ほいっと!」
星郎「うわっとっとっと!!えい!」
スカッ
星郎「あーあ……。」
翔子「ドンマイドンマイ!」
里美「ボール遊びもおもしろいけど、もうちょっと何かしたいね。」
淳「そうだな、向こうの島まで泳いでみようか。」
五期ネコ「こらこら、足がつかない子もいるでしょう。無茶な遠泳はやめなさい。」
夢子「あら、ネコ娘さん!」
五期ネコ「あ、夢子ちゃん、どうしたのこんなところで?」
夢子「特別臨海学校でここに来てるの。ネコ娘さんは?」
五期ネコ「うん、臨海学校があるから民宿で手伝いのアルバイトなんだけど
     ……もしかして、お泊りって水奇荘?」
星郎「そうだよ!」
五期ネコ「そうだったんだぁ。なんか見知った顔が一杯いるなぁって思ってたけれど……。」
カズオ「ネコ娘の姉ちゃん、今暇なの?」
五期ネコ「うん、自由時間。意外と楽なんだよーここのバイト。」
祐子「だったら一緒に遊びましょうよ!人が多いほうが楽しいもの。」

「おっほん、こんにちは、よいこの諸君。」
翔子「え?」
里美「おじさん誰?変人?」
「変人とは失礼な!私の名前は、そう、ビビペリという。」
翔太「ビビペリ?」
星郎「変な名前……。」
ビビペリ「変な名前とは失礼な!うぉっほん、臨海学校は楽しいかね。」
綾「楽しいよ。」
ビビペリ「でもちょーっと刺激が欲しい、そう思わんかね?」
夢子「刺激って……。」
淳「まあ、ちょっとは欲しいかな。」
ビビペリ「それだったら、わしについてきてみないか。なに怪しいことはしないさ。
     ちょっぴりスリリングな遊びを教えてやろうと思ってな。」
五期ネコ「ちょーっとまった!!!」
ビビペリ「うお!ネ……なにかね、お嬢さん。」
五期ネコ「あんたちょっと変じゃない?いきなり人を捕まえてスリリングだなんだのって変な質問して。」
ビビペリ「何を言う。子供は常に胸躍らせることが大好きなものだ。それが行き過ぎて時として大変な事故を起こす。
     その前にわしが安全で楽しい遊びを教えてやろうとしているんじゃないか。」
五期ネコ「なにがビビペリよ。なんかネズミ臭いし。もしかしてネズミ男じゃない?」
ビビペリ「失礼なことをいうな。わしがそんな高貴なネズミ男の名前など騙れるか。
     わしはビビペリ、子供が大好きな男じゃよ。」
翔子「大好きって、別の意味に聞こえてくるわね……。」
五期ネコ「みんな、こんな変なおっさんに構ってないで向こうに行きましょ!」
ビビペリ「おおっと、そこの素敵な釣り目のお嬢さん、少し待たれい。」
五期ネコ「なによ!」
ビビペリ「ふーっ。」
五期ネコ「う、臭い……。」
里美「どうしたの、お姉ちゃん!!」
ビビペリ「大変じゃ、暑さにやられたようだ。わしの家で介抱してやらんと。
     子供達よ、このお嬢さんが回復するまで、わしの家に来ないか。」
淳「どうする?」
翔子「あいつなんか怪しいよ。やめたほうがいいんじゃないかな。」
祐子「でもネコ娘さんだけだと心配だよ。」
翔太「あのおじさんにへんな事されるかもしれないし。」
夢子「そうよね、ネコ娘さんは強いといっても、気絶してるもんね。」
ビビペリ「どうかね、みんな。」
翔子「いいわよ、ついていくわ。」
里美「変なおじさんの家ってどんなとこかな、やっぱり、ダンボール?」
カズオ「里美ちゃん、それは失礼だよ。」

ビビペリ(へへへ、ネコ娘がいたことは予想外だったが、上手くいったぜ。)

ビビペリ「ふー、帰ってきたぜー。」
富山「ご苦労様兄さん。」
大塚「やれやれ、最近の子供は警戒心が強くていけないよ。もっとこう、純粋に人を見れないものかね。」
千葉「あれ、その後ろに背負っているのはなんです?」
大塚「ああ、これ?五期ネコちゃんよ。」
高木「ギョギョ!!なんでこんなところに!」
大塚「大方アルバイトかなにかで来てたんでしょ。
   弟達、気がつくと悪いから息を吹きかけて縛っておきなさい。」
富山「兄さんも随分あくどいことするね。まあいいけどさ。」
高木「さすがにちょっと悪い気がするな。」
千葉「なにいってるんだ。大金を目の前にして四の五言ってる暇はないんだよ。
   日頃の怨みも込めて、ハーッ。」
男「首尾はうまくいったようだな。」
千葉「おお雇い主様!子供は男も女もよりどりみどりでいますよー!」
男「よし、ではこの菓子とジュースを振舞ってやれ。子供達の警戒心を解きほぐすのだ。」
大塚「はいよっと。じゃあ行ってくるぜ。」
富山「がんばれよー。」


3ぬら「ひい、ふう、みい、……ふむ、数はまずまずだな。菓子代が少し痛いが。」
3朱の「なんだか罪悪感感じちゃうなぁ……夢子ちゃんに申し訳ない。」
3ぬら「なにを言っている朱の盆。まだあの娘に現を抜かし取るか。」
3朱の「だって……。」
3ぬら「だってもさってもないわ。」
3ぬら(せいぜいその菓子を味わっておくがいい、今生最後の食事になるのだからな)