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ピピピピピピピピピピピピピ!!!!!!!

高山「な、なんだこの妖気は?!」
松岡「すごい妖気です!!」
野沢「ひ、引っ張られてる!!!痛いって!!」
目玉「しまった、遅かったか?!」
四期砂かけ「一反木綿、ぼやぼやしとらんでさっさと飛ばんか!」
三期木綿「そんなこつ言っても、これで最高スピードばい!」
松岡「人が乗りすぎているんだな。」
三期ネコ「あんたまでどうして乗ってんのよ!」
高木「そりゃ、俺しか道は知らないからな。まあ道案内ってことだ。」
高山「これだけ妖気が大きいと、すぐにわかるんだけどね。」
猫娘「………………。」
高木「な、なんだよ!その目は!俺をこっから突き落とそうってのか!さすがに死んじまうって!!」
野沢「だめだよ猫ちゃん、こっから突き落としたら、下に住んでいる人に迷惑だろ。」
高木「野沢ちゃん、俺の心配はしないのかよ……。」
戸田(夢子ちゃん、無事でいてくれよ……!!)

高木「ここ、ここだよ。ここに子供達をつれてきたんだ。」
戸田「よし、行くぞ!」
目玉「焦るなよ、相手は凶悪妖怪じゃ。用心に用心を重ね、これ以上ないほどに用心せねば。」
野沢「わかってますよう、父さん。」
松岡「戸を開けた途端、わーって出てきたりしてね。」
四期木綿「鬼太郎どん、真顔で怖い事言わないでほしいでごわす。」
戸田「いくぞ、1、2、3!!」
ガタガタガンっ
戸田「…………っ。」
高山「…………。」
松岡「………………?」
野沢「…………………………………ぷぅ。」
一同「のーざーわー。」
野沢「ごめんごめん。」
松岡「静か過ぎますね……。」
ねこ娘「真っ暗で何にも見えないわよ。」
五期子泣き「ひぇ!なんか踏んだぁ!!びぇぇぇぇ!!!」
四期砂かけ「泣くでない!敵陣じゃぞ!」
ビビビビビ!!
高山「これじゃいけない、つるべ火、辺りを照らしてくれ。」
つるべ火「あいよー。」
野沢「これで明るく……。」
戸田「あぁああ!!夢子ちゃん!!」
がたん
戸田「夢子ちゃん!しっかりしてくれ!夢子ちゃん!!」
三期砂かけ「だめじゃ、魂を取られておる!」
猫娘「まだたくさん倒れているわ!しっかりして!」
高山「カズオ君!大丈夫かい!カズオ君!!」
目玉「ああ……なんということじゃ!!青行燈が復活してしもうたんじゃ!」
五期木綿「ああ、綾まで……!!!」
三期子泣き「みんな落ち着け!青行燈を倒せば助かるはずじゃ!」
ねこ娘「見て、この大きくて赤黒い蝋燭……!!」
四期砂かけ「こ、これは……親父殿!」
目玉「おお、これこそ青行燈を呼び出す黄泉蝋燭じゃ!!」
松岡「黄泉蝋燭?」
目玉「刑死した人間の死蝋と犬の血と、
   富士山に生える魂転びの草と数種類の毒草を混ぜて作る蝋燭じゃ。
   青行燈を地獄に追放した時に一本を残して全て壊されたはずなのに……。」
野沢「その一本て、どこに置いていたんです?」
目玉「確か……閻魔王庁の宝物庫じゃったが……。」
戸田「……まさか、あいつが!」
3ぬら「はははは!そのとおりだ鬼太郎!」
高山「やっぱり……お前か!」
3ぬら「だがそれを知ったところでお前達には何もできんのだ。
    さあ、青行燈、新鮮な魂がやってきたぞ!!」

ず、ず、ずずずず………ん

四期子泣き「きたぞ!!」
四期砂かけ「先手必勝じゃ!いくぞ、3ネコや!」
3ネコ娘「はいよ!!」
目玉「待つんじゃ、砂かけ、ネコ娘!」
四期砂かけ「砂の目くらまし!」
3ネコ娘「そしてひっか
ピキーッン
ドタン
五期子泣き「あー!砂かけとネコ娘がやられたー!!」
五期木綿「このー!!綾の仇バイ!あにょ、行くバイ!!」
三期木綿「そーれ、木綿切り!!」
四期木綿「巻きつき攻撃バイ!」
高木「ちょっと、なんで俺まで!!」
五期木綿「えーい黙れ!!ローリングネズミ男!!!」
ピッシーンン!!
ビタンッドタンッ
三期砂かけ「ああ!!一反木綿と高木がやられおった!!」
三期子泣き「こうなったらわしらの出番のようじゃな。」
四期子泣き「からくりはわからんが、これなら魂は取れんはずじゃ!」
五期子泣き「いくぞ、兄弟合わせて三百貫じゃ!!!」
目玉「だめじゃ、子泣き!!彼奴に物理攻撃は効かん!!」
三期子泣き「もう遅い!!」
ホギャ!ホギャ!ホギャア!!
ガツン

ドツーン!!!!!
猫娘「うそ、跳ね返しちゃったわ!!」
三期砂かけ「子泣き爺、しっかりしろ、子泣き爺!!」
返事が無い、ただのしかばねのようだ。
ねこ娘「そんな……!!」
三期砂かけ「一緒に流し素麺を食べに行くと約束したろう!起きんか!しっかりしろ!!」
返事が無い、ただのしかばねのようだ。
三期砂かけ「そんな……ううっ。」
3ぬら「どうだ鬼太郎、手段もなく、仲間が次々とやられていく光景を見るのは。」
戸田「この……!!」
3ぬら「さあ青行燈よ、妖怪の魂は人間よりも旨いだろう。
    もっと喰いたいだろう、存分に喰ってしまえ!!」
グルン
3ぬら「!!!!待て、私じゃない!!」
ピシャァーンっ
バタン!!

目玉「青行燈に見られると魂を抜かれるんじゃ。」
ねこ娘「どうしてそれを先に行ってくれないのよ!親父さん!」
目玉「すまん、すっかり忘れていたんじゃよ……。」
高山「見られたらやられてしまう、でも奴に近づかないと弱点もわからない……。」
松岡「どうすればいいんだ……。」


3朱の「ああ、ぬらりひょん様がやられてしまった……助けに行きたいけれど、
    ここから出たら、おいらまでやられちゃうよ……。」
野沢「あれ、朱の盆、こんなとこに隠れてたの。」
3朱の「げえ、野沢さん!!声が高い!」
戸田「朱の盆!!お前だって!!」
野沢「だめだ、兄さん、声が高い!!」
戸田「お前だって……夢子ちゃんを……!!」
3朱の「お、オイラもあんな怖い奴だなんてわかんなかったんだよぉ!!」
野沢「兄さん、落ち着いて……て、あれ?朱の盆、なに持っているの?なんか臭いんだけど」
3朱の「え、ああ。これはネズミ男達の魂だよ。」
戸田「ネズミ……男の?」
3朱の「夢子ちゃんたちの魂が食べられた後、ぬらりひょん様がこれを食べさせようとしたんだけど、
    口に入れた途端吐き出したんだ。だからこれをオイラにもっていてくれって。」
野沢「あ、兄さん。ほら。」
戸田「あれは……さっきやられた高木の魂?!」
野沢「あいつ、体だけじゃなくて魂まで臭いんだな。食べられたもんじゃなんだね。」
戸田「……もしかしたら!!野沢、お前蚤を飼ってただろ!!」
野沢「え、うん。ここに三匹ほどね。」
3朱の「野沢さんもばっちいんですねー。」
野沢「ちがわい、わざわざ体に住まわせているんだよ。」
戸田「兄さん達に……って伝えるんだ。」
野沢「……、よし、行け!」
戸田「野沢、いいか、こうするんだ……。」

猫娘「どんどんと隠れる場所が壊されていくわ……!!」
ねこ娘「どうすればいいの?!鬼太郎!!」
三期砂かけ「ああ!!目隠しが壊された!!!」
ぬりかべ「ぬーりーか……」
高山「ぬりかべ!!!!」
ぬりかべ「べ……。」
ズムムムム……ン
松岡「ごめん、ぬりかべ……あれ、野沢の蚤だ。」
蚤「ポリポリキリポリ。」
高山「ふん、ふん、ふん。」
松岡「危険は高いけれど……これしかないな……。」
高山「やりましょう、兄さん!!」

戸田「よし、行くぞ!!青行燈!!僕が相手だ!!」
ピシン!!
戸田「うわー!!!」
三期砂かけ「ああ!!戸田がぁ!!」
もあーん、……パクン
三期砂かけ「た、食べられてしもうた……!!」
高山「よし、次は僕だ!!」
目玉「だめじゃ高山!!いくんじゃない!!!」
高山「それ!霊毛ちゃんちゃん」
パキーンッ
もあ~ん……ごっくん
目玉「とほほ……。」
松岡「次は僕だ!!!」
ねこ娘「いっちゃだめ、鬼太郎!!!」
松岡「大丈夫だよ、ねこ娘。それ!!」
カッシーンッ
もあ~ん……ムシャリ
ねこ娘「そんな……!!」
野沢「最後に……僕が相手だ!!」
猫娘「野沢さん!!!」
野沢「それぇ!!!リモコン」
シャキーンン!!!
ふわ~ん……ムグンっ
猫娘「そんな……!!」
ねこ娘「戸田さんも、高山さんも、野沢さんも、鬼太郎も……。」
三期砂かけ「みんな、皆食べられてしもうた……!!!」
3朱の「ああ~どうしよう!!もう終わりだぁ~!!!」
目玉「とほほ……わしよりも先に子供達が死んでしまうとは……!!!」
猫娘「……泣いている場合じゃないわ!最後まで戦いましょう!」




「その必要はないよ、猫ちゃん。」





猫娘「え。その声は。」
三期砂かけ「野沢!!」

うぐ、ぐ、ぐぐぐっぐぐぐぐぐうぐぐぐん

ねこ娘「あ、青行燈が苦しんでいるわ!!!」
目玉「何がおこっておるんじゃ!!!」

むぎゃああああああああ!!!!!
もわ~んんん……

三期砂かけ「おお、あれは、みんなの魂……!!!」
野沢「やった、大成功だ!」
高山「まさかうまくいくなんて……。」
松岡「みんな、大丈夫か?」
戸田「やった……!!!」
猫娘「みんな……!!!」
目玉「おお……よく、よく無事で……!!!」
3朱の「あ、青行燈が消えていく。」
きゃあああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁ…………
三期砂かけ「一体なにをやったんじゃ、鬼太郎。」
戸田「それはね、おばば、こういうことなんだ。」

戸田「あいつはネズミ男たちの魂は食べなかったんだ、これがヒントだったんだ。」
目玉「ヒントじゃと?」
猫娘「ネズミ男の魂が?」
戸田「ネズミ男の魂は臭いから、毒だと勘違いして吐き出したんじゃないか、
   まずそう考えたんだ。
   それから父さんは魂は美味しい上に消化によいって言ってたでしょ。」
目玉「うむ、確かにここに来る前(>>255)に言っておったわい。」
戸田「消化によいものを食べるってことは、あいつの内臓は弱いんじゃないかと考えた。
   それでこういう作戦を立てたんだ。
   まず僕が先に中に入ってみんなの魂を集める。次に高山兄さんと松岡兄さんが入ってきて、
   胃液から守る。そして最後に。」
野沢「僕の魂を手に宿して、魂を奪ったと思わせたんだ。んで手になった僕は高木の腕の肉を少し失敬して、
   奴の体に飛び込んだんだ。」
松岡「ネズミ男の皮膚にはいろんな細菌がいるから、内蔵の弱いあいつはその毒素にやられて死んでしまったんです。」
高山「そして奴が完全に死ぬ前に、体から出てきたんだ。」
ねこ娘「鬼太郎!!!」
目玉「しかし危険な賭けじゃぞ。もしそうでなかったら……。」
松岡「なにいってるんです。僕達は父さんの子供ですよ。」
目玉「え、あ、……そうじゃったな。」
三期砂かけ「おお、皆も気づき始めたようじゃ!!!」
夢子「あれ、……。」
カズオ「あ、あの怖いのは?!」
里美「わあ、お化けさんで一杯!!」
五期木綿「あ、ああ!!生きてるばい!!」
3ネコ娘「助かった、みたい……!!」
猫娘「これでめでたしめでたし、かしら……?」


3朱の「ぬらりひょん様、大丈夫ですか~?」
3ぬら「くそう、今回は油断したが、次は必ず……!!
    そう、必ずだ。わしが地獄で得た、お前達を抹殺する手段は百八つあるんだからな……!」



百物語 ぬらりひょんの陰謀 終わり