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チラシの裏ですがゲゲゲハウスのおもちゃを買ったので、おもちゃネタです。


とある平和な午後。兄弟達は家でまったりとお茶していた。ここの所妖怪ポストの依頼が一つも無く、みな暇を持て余している。
戸田「あぁ、暇だなー…。」
松岡「世の中が平和って事だからいいじゃない。」
高山「ふあぁぁ…。たまにはいいですよね。ダラッとするのも。」
たまに、と言うよりいつもダラッとしている高山が大あくびをする。
すると退屈そうだった野沢が、以前高山が見本にもらってきたゲゲゲハウスのおもちゃを引っ張り出して来た。
野沢「ねえ、せっかく高兄からこれもらったんだから、みんなで対戦しようよ!」
戸田「そうだな、これフィギュアを使って戦うんだろ?」
高山「そうだよ。バトルモードにしてフィギュアをセットして戦うんだ。」
松岡「ふーん…このスイッチかな?」
野沢「そうみたいだね。じゃあポチっとな!」

ジャジャン!ゲロゲロ!ゲロゲロ!

野沢「わーカエルが鳴いた!ゲロゲーロ!ゲロゲーロ!」
戸田「それじゃ青〇球児・好児だろ。」
高山「わ、若い子に分かりにくいネタだよ戸田!」
松岡「ちょっと説明書貸して。えーと、ハウスモードからバトルモードにするには、屋根を左右に開いて居間を後ろに倒します。…だって。」
野沢「こっちに倒すんだね…。あー!床下にバックベアードやぬらりひょんがいたああ!!!」
戸田「我が家の床下にはバックベアード達が潜んでたのか!」
高山「実際潜んでたらめちゃめちゃビックリするよ…。」
野沢「床下でずっと僕達の事見張ってんのか。やだなぁー。」
松岡「おはようからお休みまで、僕達の暮らしを見つめるバックベアードだね。」
高山「そんな某ライオンちゃんみたいなバックベアード嫌ですよ!」


野沢「『私はエブリディ床下から、ミスター鬼太郎のライフをウォッチングしているよ…!』って感じかな?」
戸田「妙な英語混ぜすぎて、バックベアードって言うよりルー大〇になってるぞ。」
野沢「『トゥギャザーしようぜ!…むむ、何を変な事を言わせるのだぁ!!私はバックベアードだぁ!!ルーでは無いっ!!』」
高山「…バックベアードはノリツッコミしないと思うけど…。」
ぎゃあぎゃあ騒いでる弟達の隣で、松岡は黙々と説明書を読みゲゲゲハウスを動かしている。
しかしバックベアードやぬらりひょんと睨み合う、高山と仲間達のイラストを見て首をかしげた。
松岡「何で小豆洗いが鬼太郎ファミリーに混ざって戦ってるの?普通この立ち位置は蒼坊主さんでしょ。」
戸田「確かに…。かわうそはぬらりひょんと戦った事あるからいても分かるけど、小豆洗いは高兄達と一緒にバックベアードと戦った事無いだろ!!」
高山「ク、クレームはバン〇イさんに言ってよ!」
松岡「アンケートハガキついてるからここに書いて送りなよ。」
戸田「よーし、小豆洗いがいるのは妙です!蒼坊主さんの方が合ってます!…と。これでいいや。」
野沢「あ、こっちに妖怪ハンドがあるよ。妖怪ハンドを持ち上げて、バトルに負けたフィギュアを置いてお仕置きしちゃえ!だって。」
戸田「よし、ぬらりひょんを挟んでやれ!妖怪ハンドでべしべし叩いてお仕置きだ!」
高山「まだバトルしてないのに挟んじゃうの?…まあいいか、ぬらりひょんだし。存分にお仕置きしていいよ。」
野沢「お仕置きだべー!べしべし!」
松岡「えーと、右側に墓石スターターを置いて一反もめんを乗せて、怪奇スロープを走らせるんだって。」
戸田「何だよ墓石スターターって。『ゲゲゲ』って書いてるって事は、ゲゲゲさんの墓なのか?」
野沢「ゲゲゲさんて誰?高兄の墓石なの?」
高山「細かい事は気にしないの!早くバトルしなよ。」

松岡「ほら野沢に戸田、好きなフィギュアを一つずつ選んで穴にセットしてみて。」
野沢「じゃあ高兄のフィギュアにしよ!ここに置くんだね?」
目玉親父『妖怪フィギュアをセットするのじゃ!東、鬼太郎!』
野沢「あ、父さんの声がするよ!父さんが審判なんだね。頑張れ高兄!」
高山フィギュア『行くぞ!』
戸田「じゃあ僕はネコ娘さんだ!」
ネコ娘フィギュア『行くわよ!』
目玉親父『妖怪バトルの始まりじゃー!技ボタンを選ぶのじゃ!』
高山フィギュア『リモコン下駄!』
ネコ娘フィギュア『とげじゃらし!』
野沢「えーい、ちゃんちゃんこ!髪の毛針!」
戸田「まねき爪!しっぽ縛り!」
松岡「白熱してるね…お、勝負ついたかな。」
目玉親父『勝者、ネコ娘!』
ネコ娘フィギュア『やったぁ!』
高山フィギュア『やられた…!』
戸田「やった!僕の勝ちだ!」
勝利した戸田が大喜びでガッツポーズをし跳びはねる。
野沢「ああもう!高兄弱いから負けちゃったじゃないか!」
負けたのが悔しかったのか、野沢が高山をぽかすか殴り始めた。
高山「ぼ、僕のせいじゃ無いだろ…。痛っ!殴るなコラ!」
戸田「負けたからって八つ当たりするなよ!」
ぽかっ!
野沢「痛ーいっ!戸田兄が殴ったぁ!えーい髪の毛針!」
シャシャシャシャシャ!
戸田「痛ぁーっ!こいつやったな!…リモコン下駄!」
ビューン…ドカッ!
野沢「痛っ!よくも下駄ぶつけたな!」
戸田「やるかー!?」
本気で喧嘩を始めた野沢達は、とうとう自分達の得意技を使って暴れ始めた。
高山「うわぁ!家の中でリアルバトルは止め…痛あぁっっっ!野沢っ!お前人のお尻に髪の毛針刺したな!くらえ指鉄砲!」
バババババババ!
野沢「痛ぁい!なんで僕ばっか集中攻撃するのさー!」
大暴れする弟達を見て、松岡があきれた顔をする。
松岡「やれやれ…。ほら三人とも止めな、家が壊れるよ!」


野沢「だって高兄フィギュアが弱いんだよ!!」
戸田「負けたのは野沢のせいじゃないか!」
高山「先に殴ったのは野沢だよ!」
誰も引こうとせず、延々必殺技の応酬が続く。家の中は兄弟のマジバトルのせいで荒れ放題になってしまった。
壁には穴があき、ちゃぶ台はひっくり返り、目玉親父の茶碗が割れる、と色々悲惨な状況になっている。
その時興奮冷めやらずぎゃあぎゃあ騒ぎまくっていた弟達が、ふいに静かになった。
目の前にいる松岡から、異様にどす黒いオーラが出てる事に気がついたからだ。
目玉親父の茶碗を割ってしまったのが、松岡の逆鱗に触れてしまったのだろうか。
無表情で顔色一つ変えないまま、地獄の底から聞こえて来るような静かな静かな低音ボイスで、松岡が弟達にささやきかける。

松岡「………………いいかげんにしないと怒るよ…?」

あくまで物静かな言い方だが、何も読み取れない無表情が逆にすさまじい恐怖を感じさせる。
これ以上暴れていると、地獄流しをはるかに越えた恐ろしいお仕置きをされる事は間違い無い。
野沢・戸田・高山「ひいぃ!も、もうしません…!」
弟達は一斉に松岡にジャンピング土下座をし、喧嘩はひとまず治まった。
松岡「…分かってくれればいいんだ。後でちゃんと掃除して、壊れた物を修理するんだよ。」
野沢・戸田・高山「は、は、はい!!」
三人そろって正座したまま首をガクガク縦に振り、ヘッドバンキングのようにうなずきまくる。
これで二度と家の中でリアルバトルする事は無いだろう…。

松岡「ゲゲゲハウスを買ってくれたちびっ子も大きなお友達も、喧嘩しないで仲良く遊んで下さいね。」
高山「そ、そうですよ!仲良く遊んで下さい!」
戸田「言う事聞かない悪い子は、松兄が夜中迎えに来るんだよ♪」
野沢「ヘヘヘイ、ヘヘヘイ、ヘイヘイヘーイ……アッー!」


おわり。男兄弟のいる家庭でよく見る風景でした。必殺技攻撃は鬼太郎兄弟だけですがW