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親父 「のう息子達よ、最近うちは少し傾いているようじゃのう。」
松岡 「うちの家計がきりきり舞いなのは何時もの事じゃないですか、父さん。」
親父 「いやそうでは無くて、わしの風呂の湯を見てみるのじゃ、ほれ」
野沢 「あれっ、確かに水面が少し向こう側に傾いてるような気がするなあ」
戸田 「それって、高山兄の素麺の所為じゃないのかい」
高山 「えっ、ええ~… そ、そうかなあ…」
戸田 「あれだけ一箇所に山積みにして置けば、家だって傾くさあ」

親父 「然しのう、傾き始めたのはもっと最近だと思うんじゃよ。正確には>>31の翌日頃からかのう」
松岡 「>>31と云うと…」
高山 「ああ、確かウエンツさんが手ぶらでやって来て」
戸田 「そう云えば、野沢が手拍子したりしておだてたら、随分と調子に乗って」
野沢 「小一時間やってたっけ。ぬりかべダンス」

戸田 「なんだい、それならウエンツの仕業じゃないか。」
松岡 「直しに来るように、カラスで呼びましょうか?」
親父 「まあ、とは言えウエンツに直せるとも思えんし…
     ここは自分達で修理して、ウエンツには後日に梁の煤掃いでもしてもらおうかのう」
野沢 「奥の沼でタニシも採ってもらおうよ。味噌汁に入れるんだ!」
高山 「なら、裏の畑の雑草抜きもしてもらいましょうか。」

後日

松岡 「やあ、ウエンツ。久しぶりだね。横丁のゴミの分別ご苦労様。」
ウエンツ 「あ、どうも…。この度は僕の所為で家が大破?したとかで…」
松岡 「ああ、うん。あれはもう直ったよ。
     子泣き爺を呼んで重くなってもらって、バランスを回復してね。」
ねこ娘 「こんにちは、ウエンツさん。」
ウエンツ 「あ、ねこさん。こんにちは… 二人揃ってお出かけですか?」
松岡 「うん、今日はこれからねこ娘と一緒に秋の七草を採りにいくんだよ」
ウエンツ 「ああ、それでそんな帽子なんですね。」
松岡 「まあ、折角来てくれたんだし、皆の役に立ってくれて助かるよ。じゃあまた。」

高山 「あ、ウエンツさん。お久しぶりです」
ウエンツ 「やあ、高山君…」
高山 「大変そうですね。」
ウエンツ 「あ、若しかして手伝ってくれるとか…」
高山 「いやあ、通りかかっただけですよ。
     そう云えばウエンツさん、色取り忍者で『黒い飲み物』の題に『タンゴ』って答えてましたけど、
     あれって炭酸飲料のTangoの事ですよね?」
ウエンツ 「えっ!し、知ってるんだ!?」
高山 「ええ、ドイツで飲みましたよ。確かに缶は黒いですからね、あれ」
ウエンツ 「そうなんだよ…!皆判ってくれなくて…」
高山 「でもあれ、中身はファンタみたいなものですから黒いのは缶だけですよね。
     それで云うなら、コーラは赤い飲み物って事になっちゃいますよね。」
ウエンツ 「………」

5ネコ 「あーっ、いたいた!きたろー!」
高山 「ネコ娘。何か用かい?」
親父 「妖怪だけに『何か妖怪』じゃ!」
高山 「父さん… 僕はそんなつもりで言ったんじゃ…」
5ネコ 「あのね、松岡さんとねこちゃんが山菜採りしてるんだって!
     沢山採れたら皆で鍋をやるって。ね、私達も何か鍋に入れるもの探しに行こうよ!」
高山 「ええ~?僕はいいよ、そういうのは…」
5ネコ 「ニ゛ャッ!ダメ、行くの!」
高山 「仕方ないなあ… あ、ウエンツさん、ではまた。」

戸田 「よし、行くぞ。」
野沢 「よしきた!」

野沢 「あーっ、ウエンツじゃないか!」
戸田 「久しぶりだなあ」
ウエンツ 「どうも…」
野沢 「あのねえ、今夜、横丁東の野っぱらで皆で鍋をやるんだよ。」
戸田 「ウエンツも呼ぼうと思ってさあ。」
ウエンツ 「え、僕を?いいんですか?」
戸田 「うん。ああ、手土産とかは気にしなくて良いからね」
野沢 「また、ダンスやってみせておくれよ!」
ウエンツ 「いや、あの、ダンスはちょっと…でも鍋には参加させて貰います。楽しみだなあ」
野沢 「じゃあ、あとでね~!」
戸田 「横丁東の野っぱらだぞ~!」

3ネコ 「ああ、いたいた!」
猫娘 「二人とも何処に行ってたの?散々探したんだから!」
野沢 「やあ、猫ちゃん!如何かしたの?」
3ネコ 「松岡さんとねこちゃんが秋の山菜を採りに行ったんだけど、大量に収穫があったらしくて」
猫娘 「それで、高山さんと5ネコちゃんがチーズを沢山調達して来てくれて、
     皆でひょんどぅ?とか云う素敵なお鍋をやるんですって」
3ネコ 「ほんぢゅー?じゃなかったかしら?」
猫娘 「ほんだう?だったかしら?」

3ネコ 「とにかく、もうみんな待ってるよ!早く行きましょ!」
野沢 「…すごいや、鍋の作り話したら現実になっちゃったよ。」
戸田 「まさに嘘から出た真だあ。」
猫娘 「二人とも、何のお話?」
野沢 「いやあ、何でもないよ。鍋、楽しみだなあ!行こう!」

ウエンツ 「いやー、一日雑用ばかりで流石に疲れた…」
ウエンツ 「それにしても、横丁東の野原ってこの辺りの筈だけど、誰もいないような…」

パキン ずるっ

ウエンツ 「ぎゃーーーーー!!!!!」

ズザザーッ びたーん

ウエンツ 「なに?この穴なに?ていうか深ッ!何これ地底大国への入り口!?」
ウエンツ 「しかも底がなんかぬかるんでる!地味にイヤなんですけど!」
ウエンツ 「これって若しかして落とし穴!?空前絶後の超大作じゃないのこれ!?」

ウエンツ 「おーい…」
ウエンツ 「落とし穴って、大抵人が引っ掛かるのを仕掛人が物陰から見てる筈なんだけど…」
ウエンツ 「おおーい…」
ウエンツ 「僕忘れられてるよ…」

ウエンツ 「日が昇ってきた…」
ウエンツ 「朝日は赤いけどブルーな気持ち…」