Skip to: Site menu | Main content


※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

5ネコ 「こんにちはーっ!鬼太郎、いるー?」
野沢 「あっ、5ネコちゃんじゃないかあ。」
高山 「やあ、ネコ娘。」
5ネコ 「あれっ、今日は二人だけ?松岡さんと戸田君は?」
野沢 「僕と高兄以外は、出かけてるところだよ」
高山 「僕に何か用かい、ネコ娘。」
親父 「妖怪だけに『何か妖怪』じゃ!」
高山 「………」
親父 「ほれ、鬼太郎」
高山 「な、なるほど~…。」

高山 「それで、ネコ娘?」
5ネコ 「うん、あのね、私最近新しくオープンしたクルクル寿司でバイト始めたんだけど、
     開店記念のタダ券を二枚貰ったから、今夜一緒にどうかなーって!」
野沢 「クルクル寿司ってなんだい」
5ネコ 「回転寿司っていってね、御寿司がベルトコンベアに乗ってクルクル回ってるんだよ」
野沢 「へー!そいつはすごいなあ!行っておいでよ、高兄。」
高山 「折角だけど、僕は遠慮しておくよ。」
5ネコ 「えーっ、如何して!?」
高山 「だって、なんか雨、降りそうだし…」
5ネコ 「ニ゛ャッ!またそんな理由で~!」
野沢 「良いのかい高兄、バクテンする御寿司なんて滅多に見られないぞ。」

高山 「そうだ、野沢を替わりに連れて行ってやってくれないか、ネコ娘。」
5ネコ 「ええ~!?」
高山 「野沢は回転寿司に行った事無いから、行ってみたいだろ?」
野沢 「いやあ、そんなの5ネコちゃんに悪いよ。」
5ネコ 「…とか言いながら、目が輝いちゃってるわね…。はぁ…
     ん、待てよ…まあ、それもいいかあ。じゃあ行こっか、野沢君。」

5ネコ 「はい、お茶。お醤油は、そっちね。」
野沢 「なんだい、回ってるってこう云う事だったのか。思い描いていたのと一寸違うや。」
5ネコ 「いい、野沢君。このタダ券は『お一人様二十皿まで、上位種は含まず』だからね?」
野沢 「如何云う事だい、それ。」
5ネコ 「御寿司によって、乗ってるお皿の色や模様が違うでしょ?
     例えば、松・竹・梅模様は取っても良いけど、桔梗・金錦模様の皿は取ったらダメ。」
野沢 「おっ、プリンが回ってるぞ!」
5ネコ 「あと念の為に言っておくけど、取りたい御寿司が回ってくるのを席で待つんだからね。
     自分が取りたい皿を追っかけたりしちゃ、ダメだからねっ」
野沢 「そのくらい、僕にだって解るやい。」

5ネコ 「それでね、野沢君。実は御寿司の代わりと言っては何だけど、お願いがあるんだ」
野沢 「へえ、なんだい」
5ネコ 「…鬼太郎ってさ、私がいつもこうして誘ってるのに、毎回付き合い悪いじゃない?
     私、もしかして嫌われてるのかなあって思って…」
野沢 「そんな事あるもんかい。高兄の付き合いの悪さは、あれは性分じゃないか」
5ネコ 「ならさ、鬼太郎との会話で、私のこと話題に上がったりする?」
野沢 「5ネコちゃんの話?それって、どんな話だい」
5ネコ 「例えば、ネコ娘のバイトの衣装がきわどくて目のやり場に困った~とか」
野沢 「うーん…?」

野沢 「あっ、そう云えば。」
5ネコ 「うんうん、なになに?」
野沢 「前に、5ネコちゃんが焼き鳥が有名な居酒屋でバイトしてた時にねえ」
5ネコ 「うんうん!ひょっとして、私の割烹着姿が似合ってた~とか言ってた?」
野沢 「高兄、ずっとセセリが好きだったけど、ハツも良いなあと思った、って言ってた」
5ネコ 「………それだけ?」
野沢 「うん。」
5ネコ 「その心変わりと私は何の関係もないでしょ~!」

野沢 「まあ、このタコでも食べなよ。美味しいよ。」
5ネコ 「にゃっ!近付けないで、腰が抜けちゃうから!そんな事より、鬼太郎の話!」
野沢 「ああ、あとねえ。5ネコちゃんがファミレスでバイトしてた時だったかなあ」
5ネコ 「うんうん、私のメイド服から視線が逸らせなかった~とか言ってた?」
野沢 「刺身定食を頼んだら、セットで味噌汁かコーンポタージュが選べるって言われて吃驚したって言ってた」
5ネコ 「それは、確かに私も以前からおかしいとは思っていたわ…
     しかも鬼太郎、結局コーンポタージュの方を頼んでたし…如何いう味覚のセンスしてるんだか…
     って、またしても私とは何の関係もないじゃないのよ~!」

5ネコ 「もう食べ物関連の話はいいから!もっと、何か他には?」
野沢 「なんだい、ゆっくり御寿司も食べられないや。」
5ネコ 「さっきから充分に食べてるじゃないっ」
野沢 「えーとねえ、前に5ネコちゃんがテーマパークでバイトしてた時に」
5ネコ 「うんうん、私の風船売り姿が可憐だった~とか言ってた?」
野沢 「人間の子供が着ぐるみに蹴りを入れて、スーツ姿の大人達に物陰に連れて行かれるのを
     見たって言ってた」
5ネコ 「あーのーねー!」

5ネコ 「そう云う私のバイト絡みで起こったイベントの話じゃなくて、私自身について!」
野沢 「そうだなあ。5ネコちゃんは毎日、アルバイト頑張っていてとっても立派だって。」
5ネコ 「えっ!そ、そう言ってたの?」
野沢 「うん。松兄が言ってた。」

5ネコ 「にゃあ…もういい、落ち込んだ…。適当に食べて横丁に帰りましょ…。」
野沢 「でもさあ、考えてみなよ。居酒屋やらファミレスやらテーマパークやら、
     出不精な高兄が5ネコちゃんに誘われてそれだけ彼方此方行ってるんだよ。」
5ネコ 「…で、でも、今日なんか…」
野沢 「確かに、たまに如何しても気が乗らない場合もあるみたいだけどさあ。
     でも今日だって、僕に気を使って譲ってくれたけど、
     5ネコちゃんが高兄とじゃなきゃイヤだって言ってたら、一緒に来たと思うんだ。」
5ネコ 「にゃ…」
野沢 「高兄が渋りながらも人の誘いに乗るのなんて、5ネコちゃんぐらいのものだよ。
     嫌われてなんかいるもんか」

5ネコ 「そ、そそそ、そっかぁ…。にゃ~…」
野沢 「さ、元気出してこの大トロでも食べなよ。美味しいよ。」
5ネコ 「うん…。って、何で大トロなんか取ってるのよ!た、高い皿はダメだってばっ!」
野沢 「大丈夫だい、梅模様の皿に乗せ代えたから」
5ネコ 「ええーっ!?あーっ、かっぱ巻きが金錦模様の皿に乗って回ってる~!」



野沢 「ただいま~。」
松岡 「やあ、お帰り。回転寿司は如何だった?」
野沢 「いやあ、すごく美味しかったよ!」
高山 「あれっ、ネコ娘は一緒じゃないのかい?」
野沢 「うん。これ、みんなにお土産だよ」
戸田 「わあ、御寿司か!すごいじゃないか。」
親父 「なんじゃ、かっぱ巻きばかりぎっしり詰まっとるのう。」
野沢 「責任とれって言われてさあ」