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やあ、人間の皆さん。次男の高山です。

本日の投稿は、30分アニメをスレで再現する試みらしいですよ。
如何言うことかって?
3分毎に10回投稿、つまり合計30分と云う計算です。
…え?長すぎる…?
いや、僕にそう言われても…

ちなみに、行数が足りなかったとかで、この語りは含まれないそうですよ。
でも大体、30分番組って言っても前後の宣伝やクレジットロールを考慮すれば
実際のところ本編は正味23分ってとこですから、ぶっちゃけ長すぎますよね~。

まあ、うっかり180秒規制に引っ掛かってgdgdになったりする事が
容易に想像出来ますけれd



本編は9時からです。

野沢 「ねえ高兄。起きてくれよ、高兄。」
高山 「…うーん。なんだい、野沢…」
野沢 「もうすぐ夕方だよ。僕、もう腹減って死にそうだよ。」
高山 「なんだ、もうそんな時間か…」
野沢 「僕、朝から何も食って無いんだ。ひもじくて死んじまうよ。」
高山 「そう云えば、今日の御飯係の兄さんは?」
野沢 「午前中に、昼御飯に使う油を貰いに油すましの所に行くって出てったきりだよ」
高山 「へえ。じゃあ、戸田は?」
野沢 「戸田兄は、昼過ぎに妖怪ポストに手紙が来たとかで何っ処かへ行っちゃったい。」
高山 「何処に行くかは、言い残していかなかったのかい?」
野沢 「訊いたけど、教えてくれなかったんだよ。」
高山 「ふーん…。じゃあとりあえず、二人だけで遅い昼御飯にしようか。」

野沢 「あっ、誰かやってくるぞ。3ネコちゃんだ。あれ、なんだかすっごく怒ってるぞお。」
3ネコ 「もおーっアッタマきた!鬼太郎!今日と言う今日は~!」
高山 「やあ、いらっしゃい。戸田なら、今留守にしてるけど…」
3ネコ 「留守~っ?本当でしょおねぇ~!隠すと為にならないわよっ!シャァーッ!」
高山 「ほ、本当だよ。」
野沢 「一体何があったのさあ、3ネコちゃん。」
3ネコ 「今日は、一緒にキノコを採りに行く約束をしていたの!
     ネコ、折角お弁当まで作って、張り切って支度したのに…」
高山 「すっぽかされた、と」
3ネコ 「もう、ちょっとやそっとの事じゃ許さないんだから!何処に行ったんだか知らないけど、
     戻ってきたら、お詫びの鰹節を携えて飛んでくるように伝えて頂戴っ!」
野沢 「わかった、伝えとくよ。」

野沢 「戸田兄のやつ、3ネコちゃんとの約束を忘れて、一体何処で油を売ってるんだ。」
高山 「戸田は兎も角、兄さんが昼御飯の支度をすっぽかすのは可笑しな話だよ。」
野沢 「あ、また誰か来た様だよ。なんだよアレ、でっかい荷台の付いたトラックだ。」
高木 「やあやあ、ちょいとお邪魔しますよん。」
高山 「なんだ、ねずみ男か。僕に何か用か…い…」
高木 「いんやア、実はね、今日は鬼太郎ちゃんにそれはもうビッグなでラージでヒュージな
     ビジネスチャンスのお話を持ってきたのよ!
     この度、このビビビのねずみ男が、ビビビ~ッと儲かる新事業を設立する事になってなぁ。
     んでよぉ、なーんと太っ腹にも、大親友のよしみで鬼太郎ちゃんにもね、
     一枚噛ませてやるかぁ~なんて、ってちょっとちょっと、聞いてんの。」
高山 「野沢、父さんは!?」
野沢 「えっ?あれっ、そう云えば父さんもずっと見かけないなあ。
     松兄が出掛けた時には、確かお風呂に入って筈だけれどもさあ。」
高山 「今日は、昼御飯の後に抹茶風呂を点てる約束をしていたんだ…
     あんなに楽しみにしていたのに、何も言わずに居なくなるなんて…」
高木 「やだねえ、出たよパパコン。そんな事よりもね、ジャイノーマスでマッシブなね…」
高山 「野沢、父さんや兄さん達を探しに行こう!」
野沢 「えーっ。でも、探すって一体何処を探すんだい。」
高山 「まずは、横丁からだ。三人を見かけたかどうか、皆に訊いて回るんだ!」

高木 「おいちょっと、おいってば!…行っちゃったよもう二人して、何だろね…。
     ったく、あの時ねずみ男さまの話を聞いとけば~って、後で後悔してもしらねえぞー!」

松岡 「うーん、それにしても困ったね。野沢が腹を空かせてないと良いけど」
戸田 「野沢の腹具合なんか如何でも良いやい!あ~っ、ネコ娘きっと怒ってるぞ~!」
松岡 「まさか、こんな事になるとはね。」
戸田 「くそーっ、一体何処の誰だ!こんな悪戯をしたのは!」
松岡 「悪戯?…悪戯にしては、随分と無駄に手が込んでる様に思うけどなあ。」
戸田 「そ…そんな事ないさあ。」
松岡 「そう云えば訊いていなかったけど、戸田は如何してここへ?」
戸田 「ぼ、僕は…その…差出人が夢子ちゃんの手紙が妖怪ポストに届いてて…
     妖怪に悩まされている友達がいるから、相談に乗って欲しいって書いてあって…。」
松岡 「ふーん。成る程ね。」
戸田 「だ、だって!ネコ娘との約束までには戻れると思ったんだよ!
     そう云う松岡兄こそ、なんだってこんな処に来たんだよ?」
松岡 「僕は、ここら辺に迷い込んで困っている人間が居るってカラスから聞いてさ。
     丁度、油すましの所へ行った帰りだったから、回り道して様子を見に来たんだよ。
     今になって思うと、戸田の手紙同様、僕を呼び出す為の嘘の情報だったんだろうけど。」
戸田 「何処のどいつだか知らないけど、よくも僕達を騙したなーっ!許さないぞーっ!」

戸田 「こらーっ!出てこいっ、とっちめてやるーっ!」

戸田 「…と言いつつ、もうどの位、経ったかなあ…日が傾いてきちゃったよ…。」
松岡 「ここでこうしていても埒が明かないし、助けを呼ぼうか。」
戸田 「助けを呼ぶって、どうやってさあ」
松岡 「家まで、ちゃんちゃんこを飛ばすんだよ。
     誰かが気付いてくれれば、ちゃんちゃんこを追ってきっとここまで助けに来てくれるさ。」
戸田 「あっ、成る程。…それにしたって、今回こんな事になったのも元はと言えば野沢の…」
松岡 「うん?何か言った?」
戸田 「い、いや!何でもないよ!よしっ、そうと決まったら早く助けを… ん?
     ちょっと待ったっ、今、上の方で何か声がしたような…って何だい、ありゃ!」

がしょーん

戸田 「うわーっ!いたっ!脳天に当たったーっ!」
松岡 「だ、大丈夫かい。」
戸田 「うぐーっ!」
松岡 「なんだこれ、いきなり降って来たと思ったら、壊れた扇風機じゃないか。」

富山 「ビッ、ビッ、ビビビのビ~ッと、ほい」
大塚 「はい次、レンジ。」
富山 「は~よっこらせ、ほい。」
戸田 「うわーっ!いたっ!脳天に当たったーっ!」
富山 「あんらぁ。今何か聞こえなかった?」
大塚 「うんにゃ、何も。はい次、テレビ。」
富山 「空耳かね。よいせ。」
戸田 「こらーっ!やめろーっ!」
富山 「あっらー!その声は戸田の鬼太郎ちゃん。なーにしてんの、そんなとこで。」
戸田 「その声は、ねずみ男だな!お前か、僕と松岡兄をこんな目に合わせたのは!」
大塚 「おやまあ、なんか偉くご立腹だよ、戸田ちゃんは。」
松岡 「僕等を手紙やカラスでここに呼び出したのは、お前じゃないのか?ねずみ男。」
富山 「その声は松岡ちゃん。如何しちゃったのよ、二人してまあ。」
戸田 「如何なんだ、ねずみ男!」
富山 「如何もこうも、なして俺達がそんな金にもならんこと、せにゃならんのよ。」
戸田 「嘘をつくなーっ!ならお前達、こんな処で、一体何やってるって言うんだっ!」
大塚 「そんりゃあ、金になることに決まってんだろ。ビシネスよビジネス。」

松岡 「ビジネス?」
富山 「いやね、うちの高木がさあ。昨日おまんまの種を探してここら辺をウロウロしてたら、
     この野っぱらにポッカーンと空いた穴を見つけたんよ。
     中を覗けばこりゃ如何やら相当深いってんで、
     このねずみ四兄弟の金儲けセンサーにビビビ~ッときたって訳よ。」
大塚 「きたねぇ、ビビビ~ッと。」
富山 「いや~ホント、ビビビ~ッと。」
松岡 「まさかお前達、偶然見つけたこの大穴に、
     人間からお金を貰って引き取った粗大ゴミを捨てようって言うんじゃないだろうな。」
富山 「あら、流石は松岡ちゃん。矢鱈と鋭いやね。」
戸田 「なんだってーっ!この穴を、そんな事に使うなーっ!」
松岡 「『この穴を』?」
戸田 「あっ、いや…!や、やいーっ、そんなことして良いと思ってるのか、ねずみ男ーっ!」

大塚 「穴の底からガタガタ喧しいねホント。俺達が見つけたこの穴で、
     どう金儲けしようと俺達の勝手なんだからよぉ。口突っ込むなってんだよっ。」
戸田 「ばかやろーっ!僕達をここから出せーっ!」
富山 「あんらー、威勢の良い事で。んでも、そんな地の底から何が出来るって…」
戸田 「リモコン下駄ーっ!」
大塚 「げえっ、危ねっ!やだよ、この子は喧嘩っぱやくて。」
富山 「蓋しちまえ。」
大塚 「よしきた。」
戸田 「こらーっ!ねずみ男ーっ!蓋すんな、暗い!どけろーっ、出せーっ!」
富山 「やれやれ、下からガンガン下駄で蹴ってるよ。」
大塚 「それにしても、困った事になっちまったな~。
     もうじき弟達がトラック一杯ガラクタを乗せて、ここに来る手筈になってるってのに。」

高山 「如何だい野沢、何か解ったかい?」
野沢 「いや、何も。松兄は確かに油すましの所に行ったみたいけど、
     それ以降は誰も松兄の事を見て無いってさ。」
高山 「横丁の皆も、父さんの事も戸田の事も見かけて無いらしいんだ。」
野沢 「一体、何処に行っちゃったのかなあ。」
高山 「もう一度、ネコ娘達の所へ行ってみようか。」
野沢 「うん、3ネコちゃんやねこ娘ちゃんが、何か聞いてるかも知れないしね。」

5ネコ 「あーっ、いたいた、きたろーっ!」
高山 「ネコ娘。今、父さん達が行方不明で大変なんだ…
     悪いけど、僕に用なら後にしてくれないか」
5ネコ 「そっ、その親父さんが~!」
高山 「えっ!父さんが、如何したって?」
5ネコ 「今さっき、あたしが鬼太郎を探してゲゲゲハウスに行ったら、カラス達が来ていて。
     親父さんが、鬼太郎に今すぐ来て欲しいって!」
高山 「な、何だって!父さんが!?一体何があったんだ?」
5ネコ 「解らないけど、カラス達が道案内するって言って待ってるわ。
     あたし、鬼太郎に伝えなきゃって思って…!」
高山 「ありがとう、ネコ娘!
     野沢、僕はカラス達の後を追うから、お前は聞き込みを続けてくれ!」
野沢 「うん、解ったよ。」
5ネコ 「さ、行きましょ!」

野沢 「やれやれ、なんだか大変な事になっちゃったぞ。
     戸田兄も松兄も何処行ったんだか知らないけど、とんだ人騒がせだよ。
     高兄は高兄で、父さんの姿が見えないってすっかり取り乱してるしさあ。」
野沢 「あっ、カラスがこっちに来るぞ。何だよ、如何したんだい。
     ええっ?横丁東の野っぱらで、キャラメルを山程乗せた配達車が横転したって?
     悪いけど、今それどころじゃないんだ。後にしておくれよ」
野沢 「なんだか今日は忙しないったないや。」

千葉 「美しさは~罪~。微笑みさえも~罪~、ってか。」
ねこ娘 「うわっ!危ない!ちょっとぉ~、何処見て運転してんのよ!」
千葉 「ありゃっ。なんだ、ねこ娘じゃねーか。どーしたの、こんなところで。」
ねこ娘 「あたしは、鬼太郎の所に行く途中!あんたこそ何よ、その大量のゴミ。」
千葉 「おっ!ハイハイ、よくぞ訊いてくれました!これは一見ゴミに見えてもゴミじゃない、
     俺達ねずみ兄弟をリッチなスターダムへと導く布石となる夢の詰まったゴミなんよ。」
ねこ娘 「ふーん。」
千葉 「いや、ふーんじゃなくてね。これは、時代の最先端を行くすんごい事業なの。
     誰からも必要とされて無いものを、誰もが欲しがるおゼゼに変える、
     云わば現代の錬金術!ってえかね。」
ねこ娘 「ゴミの話はもう良いから!ちゃんと前見て運転してよねっ!」
千葉 「かーっ!これだよ。ま、お子ちゃまにはビジネスの世界は理解できねってか~。」
ねこ娘 「誰がお子ちゃまですって~!」
高木 「まあまあ千葉の兄さん。
     んでもよ、ねこちゃん、松岡の鬼太郎ちゃんなら、家には居なかったぜ。」
ねこ娘 「えっ?」
高木 「いやね、高山の鬼太郎のやつに美味し~いビジネスの話を持ってったんだけどね。
     なんか戸田ちゃんと親父さんも出かけたっきり帰ってこないとかって、
     野沢ちゃん連れて、血相変えて探しに行ったぜ?」
ねこ娘 「…それ、本当なの…?」
富山 「おーい、弟達~。」
高木 「ありゃ、富山の兄さんに大塚の兄さん。如何したんよ、息せき切って走ってきちゃって。」
大塚 「それがよぉ~、例の穴になんと鬼… あっれー、猫娘四姉妹の末っ子のねこちゃん。」
千葉 「おいねこ娘、わりーんだけど俺達、大人同士のビジネスのお話があるからね、
     ささ、ガキのねこちゃんはあっちでてふてふでも追っかけて遊んでな。ほら、しっしっ。」
ねこ娘 「………?」



高山 「本当にこんな何もない野原に来るようにって、そう父さんが言ってたのかい?
     そうか… 案内どうもありがとう。」
5ネコ 「でも本当に、何も無い原っぱだけど…」
高山 「ネコ娘、手分けして辺りを調べよう」
5ネコ 「解った、任せて!」

高山 「それにしても、父さんと云い、兄さんと云い、戸田と云い、一体如何なって…」
高山 「おや。何でこんな所に壊れたシャッターが落ちてるんだ?しかも上には漬物石…」

高山 「う、うわーっ!」

5ネコ 「うーんダメ、こっちには何も見当たらないわ、きたろー!」
5ネコ 「あ、あれ…?きたろー…?」
5ネコ 「うそ…居ない…」

野沢 「こんにちはーっ。お邪魔するよ、猫ちゃん。」
猫娘 「あら!いらっしゃい、鬼太郎さん。」
野沢 「おっ、美味しそうだなあ。何食べてるんだい」
3ネコ 「お弁当になる筈だった、笹ちまきですーっ。」
猫娘 「まあ、戸田ちゃんだって何か理由があったんだろうし、そう何時までも怒らないの。
     鬼太郎さんも、一ついかが?ネコ娘のちまき。」
野沢 「うん、腹ペコなんだ、戴くよ!ところで、その戸田兄なんだけどさあ。
     如何やら、松兄ともども、どっかに消えちゃったらしいんだよ。」
3ネコ 「ええっ!」
野沢 「父さんも何処に行ったか判らないしで、今、高兄と一緒に手分けして探してるんだ。」
猫娘 「まあ。」

5ネコ 「たたた、大変よ~っ!」
野沢 「ありゃっ、5ネコちゃんじゃないか。高兄は如何したんだい」
5ネコ 「そ、それが… って野沢君は、何で呑気にちまきなんか食べてるのよっ!
     カラス達に案内されて東の原っぱに行ったんだけど、そこで突然、
     鬼太郎が消えちゃったのっ!」
猫娘 「消えた?」
5ネコ 「手分けして原っぱを調べてて…振り返ったら居なくなってたの、忽然と!」
3ネコ 「ま、まさか、高山君まで…。一体、誰がそんな事を…?」

ねこ娘 「ただいまあ。」
3ネコ 「あれっ、ねこ、あんた松岡さんの所に遊びに行ったんじゃないの?」
ねこ娘 「それが、行く途中でねずみ男達とすれ違ったの。
     鬼太郎の所に向かってるって行ったら、今、行方が知れなくて
     野沢君と高山さんが探してる、って聞いて…」
3ネコ 「なんだって、ねずみ男がそんな事を知ってんのよ。」
野沢 「そう云えば、高兄を訪ねて、昼下がりに高木のねずみ男がうちに来たんだ。
     なんだか、でっかい空っぽの荷台の付いたトラックに乗ってたっけ。」
ねこ娘 「あっ、そのトラックに乗ってたよ!でも、荷台にはゴミを一杯、積んでた」
猫娘 「ゴミ?」
ねこ娘 「うん。そこに、大塚と富山のねずみ男がやって来て、追い払われちゃったんだけど…
     なんだか四人で、とっても胡散臭い話をしていたの。穴がどうだとかって。」
5ネコ 「ねずみ男が四人も集まってやってるんなら、どーせ碌でも無い事に決まってるわ!」
野沢 「なあ、ねこちゃん。ねずみ男達はそのトラックで、何処へ向かって行ったんだい」
ねこ娘 「何処かは聞かなかったけど、横丁の、東の方へ向かってた!」
野沢 「横丁東の野っぱら…?穴…?」

高山 「あいたた…」
戸田 「このーっ、覚悟しろ!」 ビビビビッ
高山 「いた!痛い!な、何するんだよ、戸田!」
戸田 「こんのやろーっ!って、高山兄じゃないかっ!何やってるんだよ、高山兄!」
高山 「それは、こっちの台詞だよ…」
松岡 「高山も、誰かにここに呼び出されたのかい?」
高山 「えっ、兄さん!…二人とも、こんな処に居たんですか?」
松岡 「うん、僕はカラスに、戸田は手紙で呼び出されて来てみたらこの穴に落っこちてね。
     助けを呼ぼうとしたら、ねずみ男達に邪魔されて、穴に蓋をされちゃったんだよ。」
高山 「ねずみ男達が?僕も、父さんが呼んでると伝えられてここへ来たんですけど…
     なら、兄さん達を呼び出したのも、全てねずみ男達の仕業って事ですか?」
松岡 「うーん、それも如何やら、違う様なんだけどね。」

戸田 「そんな事より高山兄、穴の外にねずみ男達がいただろ?
     なんだって、やっつけてしまわなかったんだよ!」
高山 「いや、野原には誰も居なかったよ。
     この穴には、古いシャッターと漬物石で蓋がしてあった」
戸田 「なんだって!!」
高山 「大体、僕を髪の毛で引っ張り込んだのは、戸田、お前だろ?
     何だってそんな事をしたんだい」
戸田 「そ、それは、ねずみ男達が蓋を抑えていると思ったから…」
松岡 「高山は、ここへは一人で来たのかい?」
高山 「いえ、ネコ娘と… あっ、そうだ!おーい、ネコ娘ー!」
松岡 「この穴は随分と深いからねえ。すぐ横にでも立っていないと、ここからじゃ聞こえないよ。」
戸田 「参ったなあ、高山兄まで落っこちてきちゃったとすると、頼みの綱は野沢一人かあ。」
高山 「え。いや、僕を引きずり込んだのはお前だろ…」

千葉 「まさか、あの穴に鬼太郎が落っこちてるとはねえ。」
大塚 「いっその事、ゴミで埋めちまうか。」
富山 「出してやる代わりに、タダ働きして貰うってのはどーだろうね。」
高木 「それにしても、四人で乗ると流石にちぃと狭いなこのトラック。」

千葉 「え~どれどれ。戸田ちゃん、松岡ちゃん、こちら地上。聞こえますかーっ、てな。」
高山 「こら、ねずみ男!新事業が如何だとか言って、こんな事をしていたのか!」
高木 「あれっ、その声は高山の。」
富山 「あんれまあ、一人増えてる。」
千葉 「イヤすげぇなこの穴。とんだ鬼太郎ホイホイだよこれ。」
戸田 「やいこら!ここから出せーっ!このやろーっ!」
富山 「戸田ちゃんは随分と御冠だよ。タダ働きして貰うどころの話じゃなさそーだわ、こりゃ。」
大塚 「このまま出さないでおいた方が俺達の身の為かもわからんね。」
千葉 「全く、折角のビジネスチャンスだってのに、如何してこう毎回邪魔が入るんだかなあ。
     イヤンなっちゃうね。」
高木 「ちょいと兄さん方。何か来やしたぜ、団体様が。」

野沢 「こらーっ!ねずみ兄弟!」
大塚 「あーらら、一番面倒なのが残ってやがったよ。」
富山 「なになに、息巻いちゃって如何しちゃったの野沢ちゃん。と美人姉妹の猫娘四姉妹。」
野沢 「如何もこうもあるかい!矢ッ張りお前達の企みだったのかーっ!くらえっ、髪の毛針!」
富山 「あいてー!ちょっと野沢ちゃん、タンマタンマ。誤解だって誤解!」
野沢 「問答無用だい!そおれっ」

ベコッ

千葉 「ぎゃー!漬物石がレンタルのトラックのボンネットにー!
     なんて事してくれんのこのガキんちょ!」
野沢 「一旦木綿!兄さん達を頼むよ!」
五期木綿 「まかせんしゃーい!
     このスレ一番影が薄いかもしれんわしの貴重な晴れ舞台じゃーい!」
高木 「ちょっと兄さん方、野沢の鬼太郎ちゃんたら、壊れたシャッター振り回しながら
     こっちに突撃してきますぜ。」
大塚 「あれまあホントだ。千葉の弟、さっさと車出せ車!」
千葉 「それが、ボンネットに漬物石がのめり込んでるもんで、エンジンがかからねぇんだよ。
     ダメだわコレ。」
富山 「そんならしゃーない、走ってトンズラだ。ほいせ、ほいせ」
3ネコ 「そうはさせないわよ~!」
5ネコ 「逃がすもんですか~!」

バリバリ
ギャー…

松岡 「いやあ、野沢達のおかげで助かったよ。」
高山 「助けを呼びに行ってくれたんだね。ありがとう、ネコ娘。」
5ネコ 「にゃ~!鬼太郎が無事で良かった…。」
ねこ娘 「こらっ!あんた達、本当にちゃんと人間から貰ったお金を返して、
     ゴミを片付けるんでしょうね~っ?」
千葉 「はいはい、解ったよ…。しっかし、折角のバカ深い穴が、もったいねぇなぁ。」
富山 「全くだよ。如何やって出来た穴だか知らねえけれど、折角有効活用してやろうと…」
3ネコ 「あのねー!反省しろーっ!」
高山 「でも、確かに一体如何やってあんな穴が出来たんでしょうね?」
松岡 「誰かが掘ったのかもね。」
高山 「ええっ?まさかあ… あんな深い穴を一体誰が?」
松岡 「ほら、戸田も、助け出してくれた野沢達に礼を言いなよ。」

戸田 「こらーっ野沢!お前が限度って物を知らない所為で、こんな事になったんだぞーっ!」
野沢 「僕が一人で掘ったみたいな言い方するなよ!大体、松兄や高兄は兎も角、
     何だって戸田兄が自分で掘った穴に落っこちてるんだよ!ばか!」
戸田 「ばかとはなんだ、こいつ!」 ビビビビッ
野沢 「やったなーっ!お返しだーっ、くらえ、指鉄砲!」
高山 「いた!痛いって、なんで僕にまで!」
松岡 「『自分で掘った穴』…ね。」

戸田 「あっ…」
高山 「えっ?」
野沢 「あーあ…」

高山 「つまり、野沢と戸田が悪戯を目的に掘った穴をねずみ男達が見つけて、
     ゴミ処理の仕事を引き受けて一儲けしようと企んだわけですね」
松岡 「そう云う事だったみたいだね。」
高山 「それにしても兄さん、僕達をわざわざあの野原まで呼び出して、
     穴に落ちるように仕向けたのは一体誰だったんでしょう?
     ねずみ男達は関係無いと最後まで言い張っていたし、
     僕には嘘をついている様には見なかったですけれど。」
松岡 「うーん、誰だろうね。」
高山 「ああっ!そ、そんな事より父さんは!?兄さんと一緒じゃなかったんですか?」
松岡 「うん。まあ、とりあえず家に帰ろうか。父さんも帰ってきてるかも知れないよ。」
高山 「えっ…?え、ええ…。兄さんがそう言うなら…」



野沢 「久しぶりに観る地獄の景色は一味違うな~…と言いたい所だけど、そうでもないや。」
戸田 「お前が、余計な事を言うからだぞ…。」
野沢 「最初に口を滑らしたのは、戸田兄だい。」
戸田 「なにーっ、嘘つくな!」
野沢 「そんな事より、兄さん達を一人ずつ呼び出してあの穴に落としたのは、
     一体誰だったんだろう。」
戸田 「そんなの、知るもんか。」
野沢 「あと、あの穴の事で何か大切な事を忘れている気がするんだけど、なんだっけなあ。」
戸田 「なんだよ、それ。」
野沢 「だから、思い出せないんだよ。
     それほど重要な事じゃないんだけど、何か忘れてるって言うかさあ。」






親父 「いや~、とんでもない事になってしもうたわい。なんだか出て行き難いのう」
ウエンツ 「だから、やめましょうって言ったんですよ、こんな事…。」
親父 「何を言っとるんじゃ、落とし穴に落とされて放置されて悔しいから、
     二人にギャフンと言わせたいとわしに泣き付いてきたのは、お前じゃろう」
ウエンツ 「でも、だからって…しかも、関係無い松岡さんや高山さんまで…」
親父 「解っとらんのう。悪戯というのは、する以上は徹底的にする物なんじゃよ」
ウエンツ 「そ、そんな事言ったって…僕はどんな顔して次に皆と顔を合わせれば良いんだ…」
親父 「そうじゃ、ここは一つ、お前がわしを誘拐したと言うことにしてくれんかのう。」
ウエンツ 「ええーーーっ!」
親父 「全てはお前の計画した壮大な仕返しだったと言う事にするんじゃよ。
     開放されたわしが帰宅して一家団欒、万事解決!じゃ!」
ウエンツ 「い、イヤだあーーーーーっ!!!」