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五月闇をあつめて早し入らずの山

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reki-kita

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木綿「ほ~、御身さんが有名な実写鬼太郎なんかいね。」
ウエンツ「ええ~そうなんです、油性マジックでこの辺にサインしましょうか?」
木綿「いや、そげんな事されっと困るばい、いらんとよ」
ウエンツ「ウエン痛恨の極み…
    それにしたって何だって僕が高山君と一緒に一反木綿さんに相乗りして
    こんな最果ての山くんだりまで草だか実だかを取りに来なきゃならないんだよー。」
高山「仕方ないじゃないですか、野沢が作ったスーパーアミダで僕とウエンツさんがハズレを…
    ていうかウエンツさん場所替わってもらえません、風でちゃんちゃんこがモサモサこっちに
    なびいてきて鬱陶しい事この上ないんですけど」
ウエンツ「えーだって後ろは狭いじゃないか、僕が前の方がバランス良いって絶対、
    ってぬああああ強風が!ひぃィ!!ああ~僕の髪の毛ふっ飛んだ!!」
高山「うわっぷ!」
ウエンツ「ナイス顔面キャッチ高山君!」
高山「こンのヅラオが!!」 ビターン
ウエンツ「ぬおふッ!投げ返されちゃった!!…木綿さん、今何か見ました?」
木綿「いんや、何も…」
ウエンツ「ならいいんだ、僕のこの髪の毛がヅラなのはウエンツ鬼太郎最大の秘密なんだから
    よろしく頼むよ、これあげるから。」
木綿「え~なんですたい、こ…うわあーサイン入り初回版DVDですばい…
    わしこげんな物貰っちゃったとよ、うはー…」

木綿「あれえーウエンツ、肩になにか乗せてるんかね?」
ウエンツ「あ、これはダメあげない、あげるものか断じて!!」
木綿「いやー別に欲しくはなかとね…」
ウエンツ「このハリボテ目玉おやじは僕のおやじさんだ、皆に冷たくされた時なんかにこうギュッと…
    …ん?もばばーーっ!!首がもげてる!死ぬー!プラプラしてる!今夜が山だよこれ!!
    誰がこんな事をーーー!!」
高山「ああ、それなら実はさっき出がけに…

~回想~
    『じゃあ、ちょっと行ってきまーす。(グシャ)あ、何かのハリボテっぽいゴミみたいなの踏んだ…
     あ、やっぱりハリボテっぽいゴミだった。』
~回想終わり~

高山「ということがありました。」
ウエンツ「やっぱ犯人君じゃないかコラーー!くっ付けて直せこのアホーー!!この鬼太郎!!」
高山「わかりましたよ、まったく…」
ウエンツ「あれ、君工作出来たっけ…」
高山「見よう見まねです、ほらね」
ウエンツ「ヒエエエエーーー!!セロテープで頭と体があべこべに固定されてるーーー!!」

ウエンツ「地面に降ろせコラーー!!」
高山「なんですか、急に…」
ウエンツ「高山君ッ、いや高山!決闘だーっ僕と決闘だ!!調子に乗ったチビすけに
    お灸をすえる時が来たようだ… 決闘方法は両者下駄を手に装備して殴り合い!
    妖力で飛ばすのは無しだよ、あくまでガチンコファイト!
    そして判定法は、先に地べたに膝を付いたほうが負けだよ!」
木綿「でもウエンツそれ手に装着しとるのスニーカーですばい」
ウエンツ「これなら背が高くて体格的に勝る僕のほうが圧倒的に有利なはず…高山君に勝ち目は
    え、スニーカー?僕が履いてきたのってスニーカー?」
木綿「スニーカーですばい。」
ウエンツ「え、じゃあこれで殴っても痛くない?」
木綿「なかとよ。」
ウエンツ「あ、そうだった山に行くっていうから下駄じゃ危ないと思って運動靴履いてきたんだった…
    じゃあえーと…やめ
高山「くらえ!!」 ゴメキョッ
ウエンツ「もばふッ!!(ガクッ)ま…まだ始めって言ってないのに…」

一同「………」

ウエンツ「ま…まだだーっ、僕はまだ負けて無いぞー!こうなったらもうロッククライミングだ、
    ロッククライミングで勝負だ!この入らずの山の谷の崖を先に下まで降りたほうが勝ちだ!」
高山「いいですよ。」
木綿「なんと~、無茶ですたい、こんな曰く付きの谷を軽々しい気持ちで下りたらいかんとよ!」
ウエンツ「位置に付いて、よーいどんと来い超常現象!!」
木綿「聞いとらんとね!?」

ガラガラガラ

ウエンツ「うわ、ちょッ、危ないマジで、何これ、崩れる、やめて、も、ひいぃぃィーーー!!」
高山「ほら、見えるかい。モサモサのちゃんちゃんこが谷の合間に飲み込まれて行く。」
木綿「何落ち着いとるんね~、親戚が谷底に落下したってんのにこれ!」

谷の底あたり

高山「ああ、ちょうどいい所に、ネコ娘。ちょっと聞きたいんだけど」
5ネコ「なあに?」
高山「この辺に何か落ちてこなかったかい。」
5ネコ「え、何かって?」
高山「例えばこう、モサモサしたちゃんちゃんこのようなものが…なんかこうヅラで、
    たまに色取り忍者…」
5ネコ「それってウエンツさんじゃないの!?」
高山「うんまあ隠さずに言うと、ウエンツさんが落っこちたんだ。実はかくかくしかじかで」
5ネコ「そう、殴り合いで負けた悔しさからどんと来い超常現象!と叫んで入らずの山の谷に…」
高山「うん、もし見つけたら僕に教えてくれないか、先に家に帰って休んでるから。」
5ネコ「わかった、任せて!」

(中間割愛)

ウエンツ「ええ~高山君がそんな事を!?それは全部嘘だよ、僕はガチンコ殴り合いになんて
    負けてないよ!あいつは平気で嘘をつく、ひどい奴なんだ!僕のおやじさんの頭を
    180度捻ってテープで固定したりするんだよ!!」
5ネコ「おやじさんってあのハリボテの!?」
ウエンツ「だからあいつの話は信じないで、下駄で殴られて膝を付いた事以外は嘘だから!」
5ネコ「そこはリアルなの!?」
ウエンツ「ところでおやじさんの仇を討ちたいんだけど、高山君はどこへ?」
5コネ「呼んで来ましょうか?」
ウエンツ「お願いするよ、君の手助けがあればあのチビすけに一泡噴かせられる、ふふふふふ」
5ネコ「鼻血が、迸ってますよ。」

5ネコ「連れて来ましたよ~。」
高山「あ、ウエンツさん、何処に居たんですかまったく。」
ウエンツ「谷底だよぉ!!待ってたぞ高山君、やっと君を懲らしめる時が来たよ…
    頼むよネコ娘さん…(パチッ)」
5ネコ (キモッ!)
ウエンツ「いいか、最後の対決はカッコよさ対決だ!ネコ娘さんに判定してもらう、いいなー!
    さあネコ娘さん、どっちがカッコいいですか!正直にどうぞ!!」
5ネコ「え、どっちかって言えばそりゃあ私にとっては私の鬼太郎だけど…」
ウエンツ「なん でやねん!!」

後日、サイン入り初回版DVDは横丁のバザーで叩き売られていました。



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