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*[[伝承不死者バトルロワイアル(仮)]] *能力妄想用設定A ・たくさんの戦闘や能力を考えるための舞台装置として考えたので、キャラクターは主要なもの以外はほとんど一回限りで死ぬ使い捨て。 ・ほぼ全ての能力は暗殺でどうにかなるレベルの強さしか持たず、銃を併用しないと相手を殺すことすらできないのもザラ。 ・能力が容易に手に入る設定なので、無能力の者はほとんどいない。 ・強さは能力以上に本人の実力と群れの人数のウェイトが大きい。 **【ストーリー】 #region 核の脅威がなくなったのは、いつからだっただろうか。 某大国での核の誤作動でおきた、自国自身を焼いた大惨事。 万単位の死に触発された運動に加わった強硬派とノーモア・ウォーを掲げる大統領により、その国の核兵器は完全に封印された。 崩れたパワーバランスにより混乱が訪れ、熱が冷めぬその年の内に他の国でも核の誤作動が起こる。 最終的には合計3つの国で起きたため、異常に高まった非核運動は特に問題の起きなかった国を含め、全世界に核の封印を推し進める。 アウェイ・ロープ(人類の自殺放棄)と呼ばれるこの一連の事件の結果、それぞれの国は核に変わる抑止力を求めることとなる。 そんな中、列強のリードが削り取られた、いや、削り取ったことで同じレベルに並んだ日本、その中のある研究所から始まった小組織は、新たな技術を手に入れていた。 核の異常発動を、当時の対象国の政府の誰にも見つからずに起こした原因でもある、新技術「新器官開発法」。 それは人間に手や足のような肉体でない、新たな器官を与える技術。 体の一部を切除することによりそこに割り当てられた脳の機能を拝借、その領域により「新たな手」が引き起こす現象。 強力以上に希少、威力以上に未知、それこそが情報戦の時代に敵を蹂躙する、最高の武器となった。 いわば超能力ともいえるものを与えられる技術を持った小組織は、傭兵の元締め、そしてさらなる技術開発の要として、「研究所」の通称を名乗りさらに肥大化していった。 ある程度の技術が確保された後、「研究所」は能力のバラまきを始める。 組織の運営の足しにもならないような中途半端な金や、中途半端なコネで能力をどんどん与え、獲得時の能力の性能評価を義務化、有象無象の中から戦略的に有益な能力を発見し、最強の兵隊に仕上げ、集めていくのだった。 もっとも、そんなことをしてしまえば治安がどうなるのかは明白だった……。 10年ほどたち、一部分だけの切除で確実に能力が獲得できるようになった頃。 「研究所」から情報を盗み技術を手に入れた者がいくらかあらわれ、正義を大義名分に賛同者と国の協力を大手を振って得る「正義の味方」、逆に組織の支配を鬱陶しく思う自己中心的なものの寄せ集めである「校舎裏」の二つができあがり一時期は荒れに荒れたが、現在はそれぞれが抑止しあい、三すくみの様相を見せていた。 能力者関係の技術で所詮盗んだに過ぎない「正義の味方」を圧倒する「研究所」、大義名分により国の援助を受けつつ「校舎裏」を踏み潰さんとする「正義の味方」、能力以上に荒くれ者だらけのために「研究所」の裏切り者を多く持ち、優位に立てる「校舎裏」。 いつ崩れるか判らない均衡の中、最高の技術を利用し遺伝子や脳科学に関する実験を行い続ける「研究所」、国との結びつきを強める「正義の味方」、アングラの元締めとして収益を増やす「校舎裏」は、ぐらぐらのバランスを保ちつつも、来るべき時のために力をつけている。 さらに数年後、均衡はまだ表から見る限りは崩れていない。 そんな中、この世界に足を入れた青年。 血反吐で腐った町の土の上を駆けつつ、極端と平常を求め、今日も戦う。 #endregion **【設定】 #region ***【能力開発方法】 #region ・初期新器官開発法 体の一部の切除を行い、そこに割り当てられた脳の領域を「別のもの」を動かすために使用することで能力を使えるようする方法。 当時は何処をどう切ればいいのかよくわかっていず、本人の希望や現在求められるデータにあった位置など、バラバラの部分を切除することがよくあった。 当然切除は戦闘能力以外にも大きな影響を齎すため、自分から希望する者はよほどの怨恨持ちか変人に限られ、何らかの理由で怪我をしたものがこの技術を使うことが多い。 そのハンディキャップを乗り越え長い日々を勝ち抜いてきたことの証明でもあるため、体に切除の跡をを持つ三十代以上の人間は、一目置かれるという。 ちなみに先天的な障害により部位を失っていた場合や、後天的でも失ってから時間がたちその領域を別の機能に完全にのっとられてしまったものは、さらに切除をしないと新器官の獲得はできない。 ・新脳新器官開発法 胎内での分化の際に、特殊な薬品により脳の大きさの情報を狂わせ、二つ目の脳ともいえるような部分を作ることで開発する。 元々能力を複数獲得できないかの実験によって生み出された。 その性質から、この方法を自分の意思で選択することは不可能。 しかし本来より大きい脳は体のバランスが悪くなり、脳震盪を引き起こしやすくなる弊害を持ち合わせ、さらに能力自体も通常のものがひとつだけのため、片足を切除するよりはマシ程度の認識である。 能力に目を瞑れば通常より高い計算能力を持つことが出来たので、前線に立たずに活躍するものもいる。 ・無傷新器官開発法 目下研究中の、切除を必要としない開発法。 現在実用段階には至っていないが、成功例が皆無というわけではないらしい。 ・自然新器官獲得者 超能力発見の元になったと呼ばれる、天然の獲得者。 組織「研究所」の前身が脳科学のサンプルとして発見した、通常の知能を持ちながら喋ることと普通に動くことが出来なかったある男が公式な最初の自然新器官獲得者だと思われる。 能力に通常との差異は無く、サンプル以上の価値を持たない。 #endregion ***【各種組織】 #region ***【大型組織】 #region 「研究所」 新器官開発法を創り上げた、研究集団が原型となる組織。 ずっと昔から悪用目的の遺伝子研究や医療外新薬物などのアングラな研究を行っており、新器官の技術もまた、ある特異な人物の脳を研究した結果の産物である。 発見後、能力を公表せずに秘密裏にプロトタイプを何人か作り出し、その中から有益なものを求め、たまたま出来上がった「電子暗号を読む能力」を持つ男と有能なハッカーを使うことでアウェイ・ロープ事件を引き起こした(この後、その二人の存在は抹消される)。 核兵器を操ったという経歴を持つことで得た脅し文句で一度は世界を手中に収めかけるが、元々世界支配などを目的にした組織でなかったために一枚岩でなく、たくさんの裏切り者を出し「正義の味方」や「校舎裏」を作らせてしまうことになる。 今では上部は選民意識を持った者や研究欲のみの人間で固まっており、昔ほど情報が盗まれることはない。 目的:更なる上位の人間の開発? 「正義の味方」 「研究所」の中でも、その支配を快く思わなかったものが作った組織。 表向きの正義を掲げることで賛同者を増やし、国から直接的な援助を受けたり、通常の正義感を持つ人間を引き込みやすくした組織。 ただしあくまで表向きの正義であり、全ての人間が本当に正義を信望しているのかは疑問の余地がある。 一応の治安維持活動は行っているため、役には立っている。 生活不適応能力を持った人間の保護も行っていたりと待遇がまあまあよく、特に信念がなければここに入ればいいといわれる。 その理念から「校舎裏」とはしょっちゅう衝突するが、上部での取り決めにより小競り合いで済んでおり、多少の犯罪は見逃している。 目的:その作られた背景から、世界中の信頼を得ることによる地球統治を目的にしている。 「校舎裏」 能力を手に入れた以上、自分勝手したいと思う人間の集まり。 よほどの実力があるならともかく、普通のレベルなら組織に所属しなければ恐喝するにしても他の集団からの報復などのおそれがあり、思うように自分勝手が出来ない。 そこでそういった勝手な連中をたくさん集め、その気になればボコボコにできるという盾を与え、代わりに収入源になる特定の活動にたまに参加させる。 一見組織としての性質が薄く見えるが、それゆえに内部での情報もバラバラ、その実像が把握しにくくなっている。 逆に、他組織の裏切り者を多く持つので自身の情報力は高い。 今の上部がどんな連中なのかを知るものは少なく、無意味に見える勝手な活動郡の中に何か有益なものが混ざっていたとしても、誰もそれに気付けない。 目的:??? #endregion ***【下部組織など】 #region 「雑用係」 「校舎裏」の下請け組織で、小規模ではあるが仕事を多く行う代わりに待遇がいい。 雑用といっても邪魔者の駆除や証拠隠滅、窃盗などで、(普通は)バイト感覚でするようなものではない。 一部の技術や能力に特化したリーダー役と、金に困ったならず者の下っ端から構成される。 下っ端は使い捨て扱いだが、希望するものが居れば誰でも入れるので、短期就労ならそこまで死の危険はないだろうとたかをくくって雇われることになる。 「天才教」 能力の中には戦闘にとっての圧倒的な有利を持つものが居るが、「研究所」で能力を与えられたそういう天才は、大抵の場合そのまま研究施設に閉じ込められて育て上げられる。 しかし他の手段で能力を獲得したものや、研究所の追跡を無視できるレベルの天才の場合、野放しになることになる。 そういったものを形だけのトップに祭り上げ、天才のもつ能力や利益に見せられた信者を集め、そこから“偉い人”が美味しい蜜だけをすするという形で成立するタイプの組織。 大小多くが乱立しているように見えるが、全ては“偉い人”の手で繋がっている。 圧倒的な能力でも暗殺の可能性はぬぐえないので、“偉い人”は天才が勝手におっ死ぬのを防ぐためにあの手この手で手回しをする必要がある。 時には信者を集中させるために天才同士での潰し合いを促したりすることも。 「裁判所」 「校舎裏」が資金稼ぎにたまに作る組織。 揉め事が起きたときに頼んでもいないのに現れて、より多くの金を出したほうを助け、出さなかったほうを袋叩きにする。 適当なメンバーを何十人かつっこんで形成される統率もくそもない集団なので、たまに「正義の味方」に泣きついた貧乏側に返り討ちにされることも。 「ダークヒーロー」 「正義の味方」は上っ面の維持のために、表立っては倫理的に問題のある作戦を行うことはない。 そこで他組織のふりをして活動する集団も存在する。 他組織の収入源を奪うために害を薄め価格を下げた麻薬をばら撒いたり、裏切り者の可能性が8割を超えるが2割を証明できない者を事故に見せかけて殺したり、条約に反するレベルの拷問を行ったりと、イメージの悪化を避けられないことは全て行う。 芝居のうまさにおいて右に出るものは少なく、彼らの存在を主張すれば量産品の反証でただの馬鹿に仕立て上げられたうえで、事故死または失踪をすることになる。 メンバーは孤児などに都合のいい「過去」をでっち上げた者たちが多く、全員「使い捨て」の意味を持つ名前をつけられる。 「殺され屋」 「研究所」が使用済みの実験材料を処分するために運営する。 戦闘技術の開発のためのサンドバッグや身代わりの死体や単なる奴隷以外にも、かわったところでは一応実験により何らかの才能を持っていることがあるので、働き手や何かの後継者として買い求める者もいる。 機密情報を守るために、重要なことを知っている可能性のある場合は脳を加工した上でサンドバッグか身代わりに送り、どうでもいい出涸らしは奴隷や働き手に回す。 価格は全てもう必要ないものなので意外とお手ごろ。 料金を少し上乗せすると整形や爆弾内臓などのオプションをつけられる。 「正義の味方」が一番毛嫌いする組織だといわれているが、そこから足を運ぶ顧客もちらほら。 サークル 三つの大組織どれともかかわりを持たない集団の総称。 自分勝手以上に誰かに命令されること自体を嫌うものが集まって出来ることが多い。 大体は援助も何も受けないような小さな集団なので、ヘマをしてどこかに恨みを買うと、一夜のうちに完膚なきまでに叩き潰されることが多い。 大小さまざまなものが存在するといわれているが、大組織に従ったほうがまだ楽だといわれるので、あまり人気のない就職先。 たまにレベルの高い統率者によって大きめに成長することもあるが、十中八九成長段階で「天才教」に食われる。 病院 モグリの医者の集団で、大小たくさんある。 怪我の治療に特化した能力や、単純な医療技術を持ったもので構成される。 中でも「正義の味方」が運営する『安全病院』は、施設の充実もそうだが誰でも助けると公言している上で普通の医者を雇っているため、どこの人間でもそこで治療を受けている限りは安全である(ただし行く道と帰り道で通り魔に会わない保証はない)。 単純な怪我の治療以外にも、安全な薬や安全でない薬を手に入れたい者も頼りにすることになる。 #endregion #endregion ***【いろいろな場所】 #region  現在の世界の状態 地球温暖化による海面上昇で一部地域が水をかぶっているが、「正義の味方」が圧力をかけて環境問題改善を推し進めたため、少しは改善の見込みがある。 この圧力で最も影響の大きかったものはガソリンの使用禁止であり、一時は戦争になりかけた。 結局「研究所」が植物から生成可能だがガソリン以上の効率を持った燃料を作ってしまい、値段を大幅に下げたり軽い戦争をするなりして収まった。 現在新器官開発技術は日本だけが単独で一位だが、他国も決して戦力で負けているわけではない。 逆に新器官開発を捨てることで、切除を行わないことをアドバンテージにした高い身体能力の兵士を生み出すことで一定の対抗戦力は持っている。 しかし一定は一定でしかなく、たまに生まれる“天才”の能力の生み出す高い利益は、他の国を見下ろすだけの高い壁となって立ちはだかっている。 ・郊外 主に東京の周辺を指す。 スラム街といっても差し支えなく、他の大都市の近辺も似たようなことになっているらしい。 「正義の味方」の支部と「校舎裏」のたまり場が共に存在し、小競り合いが多い。 人口がそこそこ多く、そのためかいろいろな組織がちょっかいを出しにくる。 遠環線と呼ばれる一部は海上を走る高速鉄道が山手線のさらに外側を丸く走っているので、駐車場が少なく盗まれやすいこの一帯では鉄道がよく使われる。 小回りの観点からバイクタクシーが最近の流行。 犯罪もわりと発生するが、多すぎるので私闘レベルの戦いや組織にあまり関わらない犯罪はほとんどがスルーされる。 ・都心 東京の中央付近。 治安が悪すぎたため、誰もいなくなった廃墟。 小組織が根城にしたり、身を隠したい者が入り込んだりする。 ネット環境がそのまま放置されているので、契約さえさせてもらえば比較的ハイスペックな回線を使用できる。 そのためか、怪しい建物がちらほら存在する。 鉄道を使わずに反対側に行く場合突っ切ることがあり、よく敵と鉢合わせして戦いの舞台になることも。 ・新都 東京近郊の新首都。 中心地である港と空港だけは、如何なる組織も干渉しない取り決めがある。 いかにもな金持ちが多く住んでおり、「正義の味方」の表面上の本部と「研究所」の大支部が存在するが、イメージの問題から「校舎裏」は目立った本部を置かないように取り決められている(もっとも活動自体を制限するものではない)。 かつての東京のように地価が高騰しているが、郊外は治安が悪いのであまりドーナツ化現象は起きない。 環境問題を考慮した都市づくりのため、涼しいし空気も悪くない。 しかし地下通路郡だけは不用意に入るべきではないといわれる。 ・田舎 現在、最も治安がいいのは都心から離れた田舎である。 かつて(00年代)の日本の面影を残し、今一番過ごしやすいといわれるスポット。 「正義の味方」が少数常在し、獲得者を威圧しているので、能力がらみでは組織ぐるみの犯罪以外は滅多に起きない。 特定組織の支部が存在する場所もあるが、ほとんどのところはとてもいいところ。 #endregion ***【能力の原則】 #region ・死亡停止 脳の力であるために、ほとんどの能力は死んだ瞬間に効果が停止する。死亡が条件になる能力の場合でも、5秒ほどの余裕があるだけで、その間に処理がされなかった場合、効果を発揮できずそのまま死ぬ。 ・願望具現 あくまでそういう傾向が多いだけの話だが、獲得する能力には自分の願望が反映されるらしい。たとえば偏向にあこがれた巻元は効果対象に関する珍しい性質を持った能力を、未知の力にあこがれた上乃島は現在の技術では不可能なワープに関する能力を手に入れた。 ・一人一能力 いまいち理由がはっきりしないが、複数の能力を持つ例は例外中の例外、それもたった一人を除いて今まで存在しない。強すぎる能力への無意識な遠慮、最初の能力が一能力だったことによる先入観、などなど様々な説がある。 ・範囲 全ての能力には有効範囲があり、影響の小さいものほど広くなる。比較的広く及ぶが範囲の外に出ると効果が完全に失われるタイプと、接触しないと使えないような低範囲だが、一度対象に設定すればいくら離れても使えるタイプが存在する。 ・無効化不可能 一度能力の発動が決まった場合、脳の活動を停止させる以外の方法でかき消すことは不可能である。炎を出す能力が存在したと仮定して、棒熱素材で防御することは出来ても、炎自体を消し去ったり能力自体を無効化することは出来ない。 ・無意識遠慮 ワープは全宇宙内の総和を越えるエネルギーが必要とされるが、それより楽なはずの地球破壊能力は存在しない。全ての能力は、必要な力以上に影響度が無難なものに収まってしまうらしい。これは能力を得られるのが人間だけである原因である、脳の人間としての性質に関わるらしい。ようするに、どうしても能力の前例という常識の影響を受けてしまうのである。逆に情報を操作した上で獲得させても、どういうわけかうまくいかないらしい。 #endregion ***【用語】 #region ・能力 新器官開発で得た力。 同一能力を得る例が極端に少なくジョーカーとなり、入手も容易なため、戦闘には不可欠。 戦闘以外の用途に使われるものもいくつか存在する。 ・宝箱 科学的、または戦略的に役に立つ能力を持つ人間。 前者は現在の技術では実現不可能な現象を引き起こすものなど、後者は莫大な範囲と有効性を持つものなどが当たる。 こうした者は目に留まれば組織の庇護の中でぬくぬくと生きられるのでうらやましがられる。 が、しばしば暗殺対象や誘拐対象になる。 中でも範囲の制限が無いに等しい場合、人工衛星に乗せられて宇宙から活躍する「宇宙人」にされることも。 ・兵器級 能力の中でも戦闘での有効性、特に不意打ちに対する防御力や集団相手の生存率の高いもの。 多くは才能だけの存在でいいように使われ、小数はそれを武器に高い地位を得る。 彼らを倒すにはそのためだけの戦術を練った上で袋叩きにする必要がある。 ・仕立て屋 ガンスミスが事業拡大したような者。 本人に合わせた銃器や防具以外にも、能力に合わせた特殊武器や薬品の製造も手がけ、ほとんどの組織が何十人と保有する。 そういうことに向いた能力の場合と、単なる職人の場合があり、価格はピンキリだが組織で保有するため個人で頼まない限り金は取られない。 ・化物 能力自体はある程度の強さを持つぐらいだが、本人の実力が浮世離れした数人。 単なる能力の才能にとどまらず、高い地のステータスで能力なしでも押し負けず、暗殺も信者や自身で事前に察知し受け付けない。 昔よりは簡単に能力を得られる若い世代には存在せず、新器官獲得技術がやっと開発される以前の長い戦闘期間を持っているものがほとんど。 単純な戦わせて得る利益よりも、威嚇に使う抑止力としての利益のほうが大きいため、作戦としての戦闘に直接出ることはほとんどない。 ・遠環線 旧山手線のさらに外側を走る路線。 交通の基盤であり、目的地近くで降りて枝分かれする小鉄道を通ってからバイクタクシーなどを利用するのが一般的な行動手段。 電車内はかなり広いので中にバイクを入れることも可能。 新幹線と同じぐらいの速度が出ているので、飛び降りも飛び落としも危険。 ・“薬箱” 高性能な治療セット。 ある程度の怪我なら簡単に応急処置が出来、組織に所属していれば簡単に手に入るため多くの人間が愛用する。 肉をえぐられでもしていなければ止血はほぼ完璧、万能血液を使えば輸血にも少しは対応可能、毒は血液中のものだけなら清浄薬で吸着しそれ以上の悪化は無問題、他にも心臓マッサージャなども内臓、ただし麻酔は用量が難しいため入っていないので酒か麻薬で代用することになる。 ・“ガム” 依存症の組織従事者のために開発された麻薬の総称。 害を薄め戦闘や頭脳労働での弱体化を抑え、大して変わらない依存性で味方として維持し続けることが出来る。 それ以外にも、毒を入れるのが簡単なため楽に命の手綱を握れるという利点もある。 市場を崩壊させる恐れがあるので、一般に出回ることはない。 #endregion #endregion **【キャラクター】 #region ※属性は真・女神転生のものに当てはめた場合のもの、特に深い意味はない ***【一応の味方】 #region 巻元 大 17歳 属性:ニュートラルカオス 好きなゲーム:王道RPG 嫌いなゲーム:鬱ゲー 「今の俺はただの鉄片、あいつはナイフになったんだ。」 中途半端まみれの青年だったが、中途半端によりどこか遠いところに行ってしまった友を追い、偏向にあこがれるようになった。 ありとあらゆる部分で平均的な能力を持ち、偏向への憧れからいろんなことを試すのを趣味としている。 が、そのたびに後悔する。趣味は時間をかければクリア可能なパズルとゲーム。 組織での下働きをするうちに、それらへの疑問や、真に自分のやりたいことなどを見つけていくが、その先はまた別の話。 能力:ロケットライダー 切除部位:上乃島に落とされた右腕 運動エネルギーを付加する。与え続けることである程度まで加速させられるが限界あり。 釘を暗器として使える。時間差発動が可能だという利点を持つ。 付加であり操作ではないのがポイント。自分の体にもいける。 ひとつの物体でも付与部分を1/2ずつにすれば二回ほど曲げられる。といっても威力も下がる。 今城 勝(まさり) 18歳 属性:ニュートラルカオス 好きなゲーム:コマンドが難解な格ゲー 嫌いなゲーム:頭を使う謎解きがあるゲーム 基本的にそこで永遠に詰まる 「追いつけないなら走ればいいだけの話、それで疲れたのなら背負ってもらえばいいだけの話。今はこいつがいるからそれが出来ていい。」 とにかく勝つことにこだわる女。 戦う以上は自分が勝者でなければ気が済まず、負ければ努力の山を築き再び立ち上がる。 合理主義者でありファッションとは無縁、常に軽量防弾ジェル入りのジャケットと長袖長ズボンを身にまとっていて、顔を男と挿げ替えても違和感がなさそうに見える。 巻元の先輩としてともに下働きをしていて、小額を賭けた対戦ゲームのいいカモである巻元からは毎日のプロテイン代を巻き上げている。 戦いの中、命のキャッチボールを続けた巻元と戦友となり、己の勝利のために共に敵をねじ伏せるために進む。 能力:直立浮動 切除部位:触神経の50%、多少ムラがある 力学的な安定を手に入れる能力。 具体的には、エネルギーの流れの方向を多少補正する。 地味な能力である代わりに完全に近い制御をすることができ、悪ふざけの品にしか見えないような大反動の銃も技術と合わせることで普通に使用できたり、多少の出血は無視できたりする。 この能力により格闘技術は完全に近いものになり、接近戦では圧倒的な実力を発揮する。 対象は運動エネルギーだけに限定されてはいず、放射性物質を安定させて安全に運んだり、電流を安定させて電気抵抗を引き下げることも可能。 耳男 22歳 属性:ライトニュートラル 好きなゲーム:王道RPG 嫌いなゲーム:主人公がモテるゲーム 「大丈夫だよ僕はとても。」 貧弱そうな男。 戦えば高校生にすら殴り倒されそうだが、その特殊な能力から重宝されている。 非常に内向的で、「正義の味方」が身内向けに製造している低害麻薬“ガム”を摂取しないと会話すらままならない。 ある作戦で巻元と関わることとなり意気投合し、彼に生まれつつあった気概に感化され、いざとなったときの協力を申し出ることになる。 好きな食べ物はカレー(アジアの他国仕様)であり、それを食べる金曜日だけは饒舌になるが、いつものことではあるが語順がよく狂うので聞き取りにくい。 能力:メアリー商事 切除部位:消化器官の一部、カレーを週一回しか食えないのはこのため 触れたものを盗聴器に変える能力。 接触による対象設定のみだが、一度対象にした場合どこまで離れても関係ないという脅威の持続性を持ち、さらに判別手段が一切存在しないため重宝される。 たびたび重要物に触れるためだけの作戦行動が計画されることがあり、そのたびに死ぬんじゃないかとおびえることになる。 嘘発見器を併用した上で盗聴内容を聞き出され、いいように使われ続ける。 クサコ 14歳 「暗くて眠いときが夜、明るくて元気なときが朝。初めて見たけど、不思議だね。」 属性:ニュートラルニュートラル 好きなゲーム:本筋に関係ないメッセンジャーのセリフが無駄に充実したゲーム 嫌いなゲーム:ストーリー性が皆無のゲーム ある男の子供にするために、生まれながらの植物人間として作られた女。 実際はその男に対する盗聴器として作られたため、その状態でも耳と脳は生きており、ちょっとした処置をすればいつでも普通の状態になるように設定されていた。 ままごとのつもりで行われていた本の読み聞かせやテレビから流れてくる音により、元から高く設定された知能も相まって常識の欠如を除けば十分な脳を持っている。 しかし十年以上動かなかったことにより運動神経は壊滅的で、最初は歩くことすらままならなかった。 件のある男がやったことの情報を盗むために巻元らに正常化させられたうえで浚われ、そこで知能がなんだかんだで役に立ったので結局居つくことになる。 親?の影響で植物を偏愛し、読み聞かせから生物学に関する知識も深い。 浮世から隔絶された生活を送っていたため、植物もだが人間や動物にも興味を持つ。 何もないときはリハビリのために巻元からもらったお下がりの知恵の輪を解くのに没頭している。 能力:なし 切除部位:なし 常識の欠如のためか今のところは能力を獲得できない。 しかし、そのうち手に入れる可能性もなくはない。 ガンボディ 27歳 「動くな手を挙げろ、その後頭に一発撃ってやっと一息、五発続けてやっと眠れる。」 属性:ニュートラルカオス 好きなゲーム:眠ったほうが楽しい 嫌いなゲーム:近くでされると眠れないのでうるさいゲーム 眠るために生きる男。 自己催眠が得意で、特に睡眠中は自由に脳内で快楽を味わえるので、そのために働く。 しかし諸事情で「校舎裏」に目をつけられているので、田舎に逃げるわけにいかず巻元と今城の上司として居座っている。 能力獲得のため足の指を持たず、それ故に動きにくく能力の性質も合わせ集団相手に非常に弱いので「正義の味方」に助けを求めざるを得なかった。 自己催眠で身体能力を多少高められるが、筋肉の疲労が増すのでやはり集団相手に弱い。 基本的に部屋に篭ってパソコンをいじり情報を集めたり指令を貰ったりしながら二人に指示を出す。 本人が手を出すのは非常に稀だが、二人以下の人数相手ならめちゃくちゃ強い。 能力:高速嘔吐 切除部位:足の指 一つまで物を飲み込み発射できる能力。 銃弾だろうが毒だろうがなんだろうが一つまでならどこからでもめり込むように飲み込み、かなりのスピードで発射できる。 ただし一つまでなので、銃弾を連射されると吐き出すのが間に合わなければ死ぬ。 自分以下の大きさまでならいけるので、人間一人隠すことも可能(ただし発射は不可避)。 #endregion ***【一応の敵】 #region ***【ちょくちょく出る】 #region 上乃島 攻太 16歳 属性:ダークカオス 好きなゲーム:ゾンビや人間を撃ちまくるFPS 嫌いなゲーム:知名度だけが一人歩きしている作品、良し悪しは関係ない 「よくある演奏会の緊張しないコツと同じで、相手が人間じゃないと思えば、簡単にやれたんだよ、意外と。ホラ見てみなよ、こいつの馬鹿っぽい顔。同じ脳ミソが入ってるなんて思えなくない?」 挙動不審な青年。 巻元ぐらいしか友達がいず、その関係も親友というほどでもない中途半端なもの。 よく他のものにキモイなどといわれるが、そのたびに相手に陰湿かつ気付かれにくく、それでいて被害の大きい嫌がらせをしている。 かつて嫌がらせをした男の椅子の上に路上で買った麻薬を置いて警察沙汰にしたこともあるが、結局誰にも気付かれなかった。 ネット上での悪い友達の手引きにより能力を獲得し、有用性に目をつけられたのでそういう世界に入ると決め、後悔の残る相手を殺そうとしたが巻元だけは殺しきれず、その後要所要所で合間見えることになる。 能力:洋食コンフューズ 切除部位:手足の皮膚、骨 左右の手足に持ったものを交換する能力。 最大範囲が2立方メートル以内、交換する二つの部分に持つ必要ありなどの制約があるが、貴重なワープ系能力であり、応用によっては防御無視の攻撃手段ともなる。 足下を対象にできるので、高速で地面にもぐったりすることも可能。 兆山(ちょうざん) 21歳 「やりたいことをやる、正当性の有無はともかくみーんなそうだ。」 属性:ニュートラルカオス 好きなゲーム:クソゲーでもなんでもインパクトが強ければいい 嫌いなゲーム:平凡なゲーム ヘドニストの男。 自分の興味と気紛れに引きずられるように生き、後先をまったく考えない。 しかし直感が優れており、最悪を自然に避ける事が出来るので、一生のうち一度も後悔を経験したことがない。 ネットの知り合いだった上乃島に悪ふざけで能力獲得法を教えたり、敵対組織の巻元にちょっかいを出したり、問題行動が多いので実力に反してあまりいい扱いを受けていない。 基本的にどこでもへらへらしているが、何故か黒い携帯電話に応じるときだけは控えめになる。 現在は上乃島とつるんでいるが、これもまた気紛れ。 能力:サードアイ 切除部位:右眼球の青色を感知する機能と左眼球の黄色を感知する機能 四次元方向に圧力を与えられるようになる能力。 自分の体によって圧力を加えた物体を四次元方向へ動かすことが出来る。 そちらの方向には空気だけが存在しまっくら、重力的な力により加圧の強弱に応じた時間で降りてくることになる。 迷路で浮かんだ鉛筆のように一時的に当たり判定が消滅するが、特性上長持ちしないのが欠点。 花良日(はならび) 三十代後半 「便利な道具にはそれに見合った維持費が必要、君にはそれだけの価値があると思うんだよね。」 属性:ニュートラルニュートラル 好きなゲーム:乱数の存在しないゲーム 嫌いなゲーム:攻略法を突き止めても指が追いつかずクリアできないゲーム 他人を利用し価値を享受する男。 才能を持ちながらフリーな者を探し、利用することで高い利益を生み出しては講座に入れて残高を眺めてニヤニヤする(もっとも顔の筋肉の一部を切断しているため表情ではわからないが)のを人生の最大の喜びとしている。 利用される側にも相応の報酬を払い、勝手に死なない限りはちょくちょく利用し、もっと利益を得る。 特に組織には所属していないが、各組織の上部にも自分に恩義を感じるものがいるため、あまり狙われることはない。 大体の場合組織の収益を奪うことで利益を生み出すため、小競り合いになることもたびたびある。 能力:どこでもラジオ 切除部位:顔筋 金属から音を出す能力。 数百メートルの広範囲に加えて、ラジオぐらいの音量ならばどんな音でも出せることも合わさり、直接的な殺傷は無理でも小手先の技が光る。 音質がそこまでよくないので、大きい音ほど音割れして何かに似せるのは難しくなる。 もしイヤホンやヘッドホン、補聴器などをつけたまま戦いに挑むとえらいことになる。 オーカー 二十代?×2 「不幸は気の持ちようなら、理論上は全てのことを幸福に変えられるのだ。」 属性:ニュートラルロウ 好きなゲーム:なんらかの強い思想がこめられたゲーム 嫌いなゲーム:作業としての楽しさのみのゲーム 「研究所」に所属する、教育を崇拝する後天的なシャム双生児の男(たち)。 クローンとして同一の遺伝子を与えた上で同一の洗脳じみた教育を施し、その上で体のパーツを互いに頭部以外を50%ずつカットして繋げられ、そのまま健全に成長し今に至る。 元々は新器官複数獲得のための実験体で、体のバランスが悪くわざわざ一人にまとめる必要がないという結果が出て打ち切られた後も実力を認められて「研究所」にいついている。 その教育の成果か、普通のシャム双生児でも分離を自ら望まないケースが多いのと同じだからなのか、残酷に見える過去をまったく苦にしていない。 むしろ自分たちを「幸せ」にした教育自体を崇高に思い、自分自身もまた他の改造体の精神面の教育に精を出している。 姿は二つの頭部以外は他人と変わらず、「右」が内臓を、「左」が下半身の動きを支配してる(腕と触神経は共有)。 二人とも個々の名前を持たず、自分自身でも自分たちを区別していない。 しかし能力の相違や支配部位の違い、頭部の位置の違いにより何らかの差異が発生していると思われる。 能力(右):ボイルドサン 切除部位:全身の50%、下半身を動かせない 触れたものの電気抵抗を上下させる能力。 自身で発電することはできないが、前進を絶縁体にすれば高電圧を用いた武器を使い放題になる。 敵に直接触れた場合、神経を流れる信号を通せなくすることで動きを停止させられる。 能力(左):テラースープ 切除部位:全身の50%、内臓を動かせない 脳と脳を融合させる能力。 直接頭と頭を触れさせることで、相手に一方的に情報を送り、一方的に情報を奪うことができるようになる。 その状態で相手を殺すことはできないが、逆に殺されることもない。 #endregion ***【使い捨て】 #region 根上 二十代中盤 「身長が50センチは伸びた気分だ!」 属性:ニュートラルカオス 好きなゲーム:小学生でもクリアできるアクションゲーム 嫌いなゲーム:覚えゲー 単なるチンピラの男。 特に何の訓練もしておらず、能力を手に入れて調子に乗っているだけのありふれた雑魚。 能力を持たない人間を殺したことはあるらしく、特に殺害にためらいを持たない。 使いようによってはなかなか強そうな能力を持っているが、本人が貧弱のなのであまり生かせていない。 巻元が新器官獲得後一番最初に戦う相手であり、それにふさわしい低い壁である。 自分より年上の人間にはおどおどするが、逆ならばものすごい勢いで付け上がる、典型的な小物。 能力:インビジガム 切除部位:耳殻 空気をねばねばにする能力。 広範囲というほどではないがわりといい距離まで及び、銃内の火薬の不完全燃焼を起こして発射を妨げたりと有効性は高く、移動速度も削ることが出来る。 呼吸がしにくくなることも大きく、動きの鈍った相手を撃ち殺すのは容易。 直接的な威力はないが、ねばねばの塊を手で押してぶつけることも可能。 屈折率の変化がまったくないので、どこにどうしかけているのか視認できない。 ゲーム脳 二十代前半 「人生なんて読み流し前提の作業ゲー、グラフィックだけじゃおれさまのニーズは満たせないんだねえ。」 属性:ダークカオス 好きなゲーム:ジャンル問わず廃人プレイヤーの多い対人対戦ゲーム 嫌いなゲーム:運の要素の高い対戦ゲーム ただし対人対戦のないものは理不尽なほどいい 厳しい両親に勉強を叩き込まれ、元から高かった知能にあわせ高い学力を持っていたが、拾ったゲームをプレイしてからズブズブ嵌り、それ以外に何もせず逆上した両親に殺されかけ、そして逆に殺したために落ちに落ちまくって「雑用係」のリーダーのひとつになった男。 組織は、彼にとってはゲームと比べて遥かにつまらない人生に、作戦を考えて実行させるというゲームじみたやり方を設定、ゲーム感覚ゆえに駒一つ一つの感情移入を削り飛ばした、知能と教養からのすばらしい戦術が生まれた。 自身の戦闘能力も、ゲームプレイ中に電気的な刺激で筋力を適切な強さまで調整し、面倒くささを感じないように催眠下でのトレーニングをすることで肉体的にも後れを取らない。 未知がある場合捨て駒を多く使う戦術には批判も多いが、駒がよく入れ替わる故に問題は小さい。 能力:レトロヒーロー 切除部位:まぶたと嗅覚、味覚 自分の体と触れるものを二次元にする能力。 金属を二次元化すれば単分子カッターのようにもなる。 ふわふわと空気の揺れを受けて動きを変えたり、潰す方向を変えたりと不規則な動きが出来る。 横からの視点ならば、正面でも側面でも二次元化できる。 扉なんかを二次元化して横を通るなんてことも可能。 #endregion #endregion ***【敵対関係なし】 #region 知恵の輪売りの男 三十代後半?四十代? 属性:ニュートラルニュートラル 好きなゲーム:シンプルかつ乱数が最低限のパズルゲーム 嫌いなゲーム:ない 「」 郊外を毎回17日かけて徒歩で一周しながら知恵の輪を売り歩く男。 まったく喋らず、一週間に一度パック詰めされた流動食のようなものをちゅるちゅる啜る。 長い袋を携帯し、中には長く肉抜きされた刀のようなものが入っており、 邪魔をするものは能力も使わずその刀と銃で処分する。 知恵の輪はちらほら売れているようで、常連が何人かいるらしい。 どうやら全て創作らしく、解説書を同封しないので自力でやらなければクリア不可能。 17日の間に解けるかのタイムアタックをするのが主人公のマイブーム。 誰も眠っている姿を見たことがない。 基本的に知恵の輪の販売以外には無関心に見えるが、頼めば少しは言うことを聞いてくれる。 能力:??? 切除部位:能力を使うか自体不明だが、会話をしないことから声帯や舌を切除している可能性がある 弾 21歳 属性:ライトカオス 好きなゲーム:プレイ時間の短いもの 嫌いなゲーム:お使いゲー 「天才とバカ、どちらが幸せだかわかるかい。」 不健康そうな男。 全身に鈍く光る金属だがジャラジャラ鳴らない装飾をつけている。 何かに興味を持たないときは焦点を合わさないうつろな目でたたずむくせがある。 特定の所属を持たず傭兵のような生活を送っているが、あえて戦果を押さえることで注目されにくくしている。 「校舎裏」から変な色の酒を買い毎日飲んでおり、それがないと大変なことになるかのような口ぶり。 昼間に眠り、丑三つ時は一睡もせず都心のどこかへフラフラと入っていく。 能力:ナイフと少年 切除部位:??? 金属結合の形を変える能力。 触れているものでなければならないので、離れた金属を動かすなら細く延ばして触れる必要がある。 銃を自作することもできる精密さは、本人の技術から齎される。 金属全体の最大量にも制限は存在するらしいが、かなり大きくたいした影響はないらしい。 #endregion #endregion
*[[伝承不死者バトルロワイアル(仮)]] *能力妄想用設定A ・たくさんの戦闘や能力を考えるための舞台装置として考えたので、キャラクターは主要なもの以外はほとんど一回限りで死ぬ使い捨て。 ・ほぼ全ての能力は暗殺でどうにかなるレベルの強さしか持たず、銃を併用しないと相手を殺すことすらできないのもザラ。 ・能力が容易に手に入る設定なので、無能力の者はほとんどいない。 ・強さは能力以上に本人の実力と群れの人数のウェイトが大きい。 [[能力妄想用設定A 組織]] [[能力妄想用設定A キャラクター]] だらだら整理中 **【ストーリー】 #region 核の脅威がなくなったのは、いつからだっただろうか。 某大国での核の誤作動でおきた、自国自身を焼いた大惨事。 万単位の死に触発された運動に加わった強硬派とノーモア・ウォーを掲げる大統領により、その国の核兵器は完全に封印された。 崩れたパワーバランスにより混乱が訪れ、熱が冷めぬその年の内に他の国でも核の誤作動が起こる。 最終的には合計3つの国で起きたため、異常に高まった非核運動は特に問題の起きなかった国を含め、全世界に核の封印を推し進める。 アウェイ・ロープ(人類の自殺放棄)と呼ばれるこの一連の事件の結果、それぞれの国は核に変わる抑止力を求めることとなる。 そんな中、列強のリードが削り取られた、いや、削り取ったことで同じレベルに並んだ日本、その中のある研究所から始まった小組織は、新たな技術を手に入れていた。 核の異常発動を、当時の対象国の政府の誰にも見つからずに起こした原因でもある、新技術「新器官開発法」。 それは人間に手や足のような肉体でない、新たな器官を与える技術。 体の一部を切除することによりそこに割り当てられた脳の機能を拝借、その領域により「新たな手」が引き起こす現象。 強力以上に希少、威力以上に未知、それこそが情報戦の時代に敵を蹂躙する、最高の武器となった。 いわば超能力ともいえるものを与えられる技術を持った小組織は、傭兵の元締め、そしてさらなる技術開発の要として、「研究所」の通称を名乗りさらに肥大化していった。 ある程度の技術が確保された後、「研究所」は能力のバラまきを始める。 組織の運営の足しにもならないような中途半端な金や、中途半端なコネで能力をどんどん与え、獲得時の能力の性能評価を義務化、有象無象の中から戦略的に有益な能力を発見し、最強の兵隊に仕上げ、集めていくのだった。 もっとも、そんなことをしてしまえば治安がどうなるのかは明白だった……。 10年ほどたち、一部分だけの切除で確実に能力が獲得できるようになった頃。 「研究所」から情報を盗み技術を手に入れた者がいくらかあらわれ、正義を大義名分に賛同者と国の協力を大手を振って得る「正義の味方」、逆に組織の支配を鬱陶しく思う自己中心的なものの寄せ集めである「校舎裏」の二つができあがり一時期は荒れに荒れたが、現在はそれぞれが抑止しあい、三すくみの様相を見せていた。 能力者関係の技術で所詮盗んだに過ぎない「正義の味方」を圧倒する「研究所」、大義名分により国の援助を受けつつ「校舎裏」を踏み潰さんとする「正義の味方」、能力以上に荒くれ者だらけのために「研究所」の裏切り者を多く持ち、優位に立てる「校舎裏」。 いつ崩れるか判らない均衡の中、最高の技術を利用し遺伝子や脳科学に関する実験を行い続ける「研究所」、国との結びつきを強める「正義の味方」、アングラの元締めとして収益を増やす「校舎裏」は、ぐらぐらのバランスを保ちつつも、来るべき時のために力をつけている。 さらに数年後、均衡はまだ表から見る限りは崩れていない。 そんな中、この世界に足を入れた青年。 血反吐で腐った町の土の上を駆けつつ、極端と平常を求め、今日も戦う。 #endregion **【設定】 #region ***【能力開発方法】 #region ・初期新器官開発法 体の一部の切除を行い、そこに割り当てられた脳の領域を「別のもの」を動かすために使用することで能力を使えるようする方法。 当時は何処をどう切ればいいのかよくわかっていず、本人の希望や現在求められるデータにあった位置など、バラバラの部分を切除することがよくあった。 当然切除は戦闘能力以外にも大きな影響を齎すため、自分から希望する者はよほどの怨恨持ちか変人に限られ、何らかの理由で怪我をしたものがこの技術を使うことが多い。 そのハンディキャップを乗り越え長い日々を勝ち抜いてきたことの証明でもあるため、体に切除の跡をを持つ三十代以上の人間は、一目置かれるという。 ちなみに先天的な障害により部位を失っていた場合や、後天的でも失ってから時間がたちその領域を別の機能に完全にのっとられてしまったものは、さらに切除をしないと新器官の獲得はできない。 ・新脳新器官開発法 胎内での分化の際に、特殊な薬品により脳の大きさの情報を狂わせ、二つ目の脳ともいえるような部分を作ることで開発する。 元々能力を複数獲得できないかの実験によって生み出された。 その性質から、この方法を自分の意思で選択することは不可能。 しかし本来より大きい脳は体のバランスが悪くなり、脳震盪を引き起こしやすくなる弊害を持ち合わせ、さらに能力自体も通常のものがひとつだけのため、片足を切除するよりはマシ程度の認識である。 能力に目を瞑れば通常より高い計算能力を持つことが出来たので、前線に立たずに活躍するものもいる。 ・無傷新器官開発法 目下研究中の、切除を必要としない開発法。 現在実用段階には至っていないが、成功例が皆無というわけではないらしい。 ・自然新器官獲得者 超能力発見の元になったと呼ばれる、天然の獲得者。 組織「研究所」の前身が脳科学のサンプルとして発見した、通常の知能を持ちながら喋ることと普通に動くことが出来なかったある男が公式な最初の自然新器官獲得者だと思われる。 能力に通常との差異は無く、サンプル以上の価値を持たない。 #endregion ***【各種組織】 #region ***【大型組織】 #region 「研究所」 新器官開発法を創り上げた、研究集団が原型となる組織。 ずっと昔から悪用目的の遺伝子研究や医療外新薬物などのアングラな研究を行っており、新器官の技術もまた、ある特異な人物の脳を研究した結果の産物である。 発見後、能力を公表せずに秘密裏にプロトタイプを何人か作り出し、その中から有益なものを求め、たまたま出来上がった「電子暗号を読む能力」を持つ男と有能なハッカーを使うことでアウェイ・ロープ事件を引き起こした(この後、その二人の存在は抹消される)。 核兵器を操ったという経歴を持つことで得た脅し文句で一度は世界を手中に収めかけるが、元々世界支配などを目的にした組織でなかったために一枚岩でなく、たくさんの裏切り者を出し「正義の味方」や「校舎裏」を作らせてしまうことになる。 今では上部は選民意識を持った者や研究欲のみの人間で固まっており、昔ほど情報が盗まれることはない。 目的:更なる上位の人間の開発? 「正義の味方」 「研究所」の中でも、その支配を快く思わなかったものが作った組織。 表向きの正義を掲げることで賛同者を増やし、国から直接的な援助を受けたり、通常の正義感を持つ人間を引き込みやすくした組織。 ただしあくまで表向きの正義であり、全ての人間が本当に正義を信望しているのかは疑問の余地がある。 一応の治安維持活動は行っているため、役には立っている。 生活不適応能力を持った人間の保護も行っていたりと待遇がまあまあよく、特に信念がなければここに入ればいいといわれる。 その理念から「校舎裏」とはしょっちゅう衝突するが、上部での取り決めにより小競り合いで済んでおり、多少の犯罪は見逃している。 目的:その作られた背景から、世界中の信頼を得ることによる地球統治を目的にしている。 「校舎裏」 能力を手に入れた以上、自分勝手したいと思う人間の集まり。 よほどの実力があるならともかく、普通のレベルなら組織に所属しなければ恐喝するにしても他の集団からの報復などのおそれがあり、思うように自分勝手が出来ない。 そこでそういった勝手な連中をたくさん集め、その気になればボコボコにできるという盾を与え、代わりに収入源になる特定の活動にたまに参加させる。 一見組織としての性質が薄く見えるが、それゆえに内部での情報もバラバラ、その実像が把握しにくくなっている。 逆に、他組織の裏切り者を多く持つので自身の情報力は高い。 今の上部がどんな連中なのかを知るものは少なく、無意味に見える勝手な活動郡の中に何か有益なものが混ざっていたとしても、誰もそれに気付けない。 目的:??? #endregion ***【下部組織など】 #region 「雑用係」 「校舎裏」の下請け組織で、小規模ではあるが仕事を多く行う代わりに待遇がいい。 雑用といっても邪魔者の駆除や証拠隠滅、窃盗などで、(普通は)バイト感覚でするようなものではない。 一部の技術や能力に特化したリーダー役と、金に困ったならず者の下っ端から構成される。 下っ端は使い捨て扱いだが、希望するものが居れば誰でも入れるので、短期就労ならそこまで死の危険はないだろうとたかをくくって雇われることになる。 「天才教」 能力の中には戦闘にとっての圧倒的な有利を持つものが居るが、「研究所」で能力を与えられたそういう天才は、大抵の場合そのまま研究施設に閉じ込められて育て上げられる。 しかし他の手段で能力を獲得したものや、研究所の追跡を無視できるレベルの天才の場合、野放しになることになる。 そういったものを形だけのトップに祭り上げ、天才のもつ能力や利益に見せられた信者を集め、そこから“偉い人”が美味しい蜜だけをすするという形で成立するタイプの組織。 大小多くが乱立しているように見えるが、全ては“偉い人”の手で繋がっている。 圧倒的な能力でも暗殺の可能性はぬぐえないので、“偉い人”は天才が勝手におっ死ぬのを防ぐためにあの手この手で手回しをする必要がある。 時には信者を集中させるために天才同士での潰し合いを促したりすることも。 「裁判所」 「校舎裏」が資金稼ぎにたまに作る組織。 揉め事が起きたときに頼んでもいないのに現れて、より多くの金を出したほうを助け、出さなかったほうを袋叩きにする。 適当なメンバーを何十人かつっこんで形成される統率もくそもない集団なので、たまに「正義の味方」に泣きついた貧乏側に返り討ちにされることも。 「ダークヒーロー」 「正義の味方」は上っ面の維持のために、表立っては倫理的に問題のある作戦を行うことはない。 そこで他組織のふりをして活動する集団も存在する。 他組織の収入源を奪うために害を薄め価格を下げた麻薬をばら撒いたり、裏切り者の可能性が8割を超えるが2割を証明できない者を事故に見せかけて殺したり、条約に反するレベルの拷問を行ったりと、イメージの悪化を避けられないことは全て行う。 芝居のうまさにおいて右に出るものは少なく、彼らの存在を主張すれば量産品の反証でただの馬鹿に仕立て上げられたうえで、事故死または失踪をすることになる。 メンバーは孤児などに都合のいい「過去」をでっち上げた者たちが多く、全員「使い捨て」の意味を持つ名前をつけられる。 「殺され屋」 「研究所」が使用済みの実験材料を処分するために運営する。 戦闘技術の開発のためのサンドバッグや身代わりの死体や単なる奴隷以外にも、かわったところでは一応実験により何らかの才能を持っていることがあるので、働き手や何かの後継者として買い求める者もいる。 機密情報を守るために、重要なことを知っている可能性のある場合は脳を加工した上でサンドバッグか身代わりに送り、どうでもいい出涸らしは奴隷や働き手に回す。 価格は全てもう必要ないものなので意外とお手ごろ。 料金を少し上乗せすると整形や爆弾内臓などのオプションをつけられる。 「正義の味方」が一番毛嫌いする組織だといわれているが、そこから足を運ぶ顧客もちらほら。 サークル 三つの大組織どれともかかわりを持たない集団の総称。 自分勝手以上に誰かに命令されること自体を嫌うものが集まって出来ることが多い。 大体は援助も何も受けないような小さな集団なので、ヘマをしてどこかに恨みを買うと、一夜のうちに完膚なきまでに叩き潰されることが多い。 大小さまざまなものが存在するといわれているが、大組織に従ったほうがまだ楽だといわれるので、あまり人気のない就職先。 たまにレベルの高い統率者によって大きめに成長することもあるが、十中八九成長段階で「天才教」に食われる。 病院 モグリの医者の集団で、大小たくさんある。 怪我の治療に特化した能力や、単純な医療技術を持ったもので構成される。 中でも「正義の味方」が運営する『安全病院』は、施設の充実もそうだが誰でも助けると公言している上で普通の医者を雇っているため、どこの人間でもそこで治療を受けている限りは安全である(ただし行く道と帰り道で通り魔に会わない保証はない)。 単純な怪我の治療以外にも、安全な薬や安全でない薬を手に入れたい者も頼りにすることになる。 #endregion #endregion ***【いろいろな場所】 #region  現在の世界の状態 地球温暖化による海面上昇で一部地域が水をかぶっているが、「正義の味方」が圧力をかけて環境問題改善を推し進めたため、少しは改善の見込みがある。 この圧力で最も影響の大きかったものはガソリンの使用禁止であり、一時は戦争になりかけた。 結局「研究所」が植物から生成可能だがガソリン以上の効率を持った燃料を作ってしまい、値段を大幅に下げたり軽い戦争をするなりして収まった。 現在新器官開発技術は日本だけが単独で一位だが、他国も決して戦力で負けているわけではない。 逆に新器官開発を捨てることで、切除を行わないことをアドバンテージにした高い身体能力の兵士を生み出すことで一定の対抗戦力は持っている。 しかし一定は一定でしかなく、たまに生まれる“天才”の能力の生み出す高い利益は、他の国を見下ろすだけの高い壁となって立ちはだかっている。 ・郊外 主に東京の周辺を指す。 スラム街といっても差し支えなく、他の大都市の近辺も似たようなことになっているらしい。 「正義の味方」の支部と「校舎裏」のたまり場が共に存在し、小競り合いが多い。 人口がそこそこ多く、そのためかいろいろな組織がちょっかいを出しにくる。 遠環線と呼ばれる一部は海上を走る高速鉄道が山手線のさらに外側を丸く走っているので、駐車場が少なく盗まれやすいこの一帯では鉄道がよく使われる。 小回りの観点からバイクタクシーが最近の流行。 犯罪もわりと発生するが、多すぎるので私闘レベルの戦いや組織にあまり関わらない犯罪はほとんどがスルーされる。 ・都心 東京の中央付近。 治安が悪すぎたため、誰もいなくなった廃墟。 小組織が根城にしたり、身を隠したい者が入り込んだりする。 ネット環境がそのまま放置されているので、契約さえさせてもらえば比較的ハイスペックな回線を使用できる。 そのためか、怪しい建物がちらほら存在する。 鉄道を使わずに反対側に行く場合突っ切ることがあり、よく敵と鉢合わせして戦いの舞台になることも。 ・新都 東京近郊の新首都。 中心地である港と空港だけは、如何なる組織も干渉しない取り決めがある。 いかにもな金持ちが多く住んでおり、「正義の味方」の表面上の本部と「研究所」の大支部が存在するが、イメージの問題から「校舎裏」は目立った本部を置かないように取り決められている(もっとも活動自体を制限するものではない)。 かつての東京のように地価が高騰しているが、郊外は治安が悪いのであまりドーナツ化現象は起きない。 環境問題を考慮した都市づくりのため、涼しいし空気も悪くない。 しかし地下通路郡だけは不用意に入るべきではないといわれる。 ・田舎 現在、最も治安がいいのは都心から離れた田舎である。 かつて(00年代)の日本の面影を残し、今一番過ごしやすいといわれるスポット。 「正義の味方」が少数常在し、獲得者を威圧しているので、能力がらみでは組織ぐるみの犯罪以外は滅多に起きない。 特定組織の支部が存在する場所もあるが、ほとんどのところはとてもいいところ。 #endregion ***【能力の原則】 #region ・死亡停止 脳の力であるために、ほとんどの能力は死んだ瞬間に効果が停止する。死亡が条件になる能力の場合でも、5秒ほどの余裕があるだけで、その間に処理がされなかった場合、効果を発揮できずそのまま死ぬ。 ・願望具現 あくまでそういう傾向が多いだけの話だが、獲得する能力には自分の願望が反映されるらしい。たとえば偏向にあこがれた巻元は効果対象に関する珍しい性質を持った能力を、未知の力にあこがれた上乃島は現在の技術では不可能なワープに関する能力を手に入れた。 ・一人一能力 いまいち理由がはっきりしないが、複数の能力を持つ例は例外中の例外、それもたった一人を除いて今まで存在しない。強すぎる能力への無意識な遠慮、最初の能力が一能力だったことによる先入観、などなど様々な説がある。 ・範囲 全ての能力には有効範囲があり、影響の小さいものほど広くなる。比較的広く及ぶが範囲の外に出ると効果が完全に失われるタイプと、接触しないと使えないような低範囲だが、一度対象に設定すればいくら離れても使えるタイプが存在する。 ・無効化不可能 一度能力の発動が決まった場合、脳の活動を停止させる以外の方法でかき消すことは不可能である。炎を出す能力が存在したと仮定して、棒熱素材で防御することは出来ても、炎自体を消し去ったり能力自体を無効化することは出来ない。 ・無意識遠慮 ワープは全宇宙内の総和を越えるエネルギーが必要とされるが、それより楽なはずの地球破壊能力は存在しない。全ての能力は、必要な力以上に影響度が無難なものに収まってしまうらしい。これは能力を得られるのが人間だけである原因である、脳の人間としての性質に関わるらしい。ようするに、どうしても能力の前例という常識の影響を受けてしまうのである。逆に情報を操作した上で獲得させても、どういうわけかうまくいかないらしい。 #endregion ***【用語】 #region ・能力 新器官開発で得た力。 同一能力を得る例が極端に少なくジョーカーとなり、入手も容易なため、戦闘には不可欠。 戦闘以外の用途に使われるものもいくつか存在する。 ・宝箱 科学的、または戦略的に役に立つ能力を持つ人間。 前者は現在の技術では実現不可能な現象を引き起こすものなど、後者は莫大な範囲と有効性を持つものなどが当たる。 こうした者は目に留まれば組織の庇護の中でぬくぬくと生きられるのでうらやましがられる。 が、しばしば暗殺対象や誘拐対象になる。 中でも範囲の制限が無いに等しい場合、人工衛星に乗せられて宇宙から活躍する「宇宙人」にされることも。 ・兵器級 能力の中でも戦闘での有効性、特に不意打ちに対する防御力や集団相手の生存率の高いもの。 多くは才能だけの存在でいいように使われ、小数はそれを武器に高い地位を得る。 彼らを倒すにはそのためだけの戦術を練った上で袋叩きにする必要がある。 ・仕立て屋 ガンスミスが事業拡大したような者。 本人に合わせた銃器や防具以外にも、能力に合わせた特殊武器や薬品の製造も手がけ、ほとんどの組織が何十人と保有する。 そういうことに向いた能力の場合と、単なる職人の場合があり、価格はピンキリだが組織で保有するため個人で頼まない限り金は取られない。 ・化物 能力自体はある程度の強さを持つぐらいだが、本人の実力が浮世離れした数人。 単なる能力の才能にとどまらず、高い地のステータスで能力なしでも押し負けず、暗殺も信者や自身で事前に察知し受け付けない。 昔よりは簡単に能力を得られる若い世代には存在せず、新器官獲得技術がやっと開発される以前の長い戦闘期間を持っているものがほとんど。 単純な戦わせて得る利益よりも、威嚇に使う抑止力としての利益のほうが大きいため、作戦としての戦闘に直接出ることはほとんどない。 ・遠環線 旧山手線のさらに外側を走る路線。 交通の基盤であり、目的地近くで降りて枝分かれする小鉄道を通ってからバイクタクシーなどを利用するのが一般的な行動手段。 電車内はかなり広いので中にバイクを入れることも可能。 新幹線と同じぐらいの速度が出ているので、飛び降りも飛び落としも危険。 ・“薬箱” 高性能な治療セット。 ある程度の怪我なら簡単に応急処置が出来、組織に所属していれば簡単に手に入るため多くの人間が愛用する。 肉をえぐられでもしていなければ止血はほぼ完璧、万能血液を使えば輸血にも少しは対応可能、毒は血液中のものだけなら清浄薬で吸着しそれ以上の悪化は無問題、他にも心臓マッサージャなども内臓、ただし麻酔は用量が難しいため入っていないので酒か麻薬で代用することになる。 ・“ガム” 依存症の組織従事者のために開発された麻薬の総称。 害を薄め戦闘や頭脳労働での弱体化を抑え、大して変わらない依存性で味方として維持し続けることが出来る。 それ以外にも、毒を入れるのが簡単なため楽に命の手綱を握れるという利点もある。 市場を崩壊させる恐れがあるので、一般に出回ることはない。 #endregion #endregion **【キャラクター】 #region ※属性は真・女神転生のものに当てはめた場合のもの、特に深い意味はない ***【一応の味方】 #region 巻元 大 17歳 属性:ニュートラルカオス 好きなゲーム:王道RPG 嫌いなゲーム:鬱ゲー 「今の俺はただの鉄片、あいつはナイフになったんだ。」 中途半端まみれの青年だったが、中途半端によりどこか遠いところに行ってしまった友を追い、偏向にあこがれるようになった。 ありとあらゆる部分で平均的な能力を持ち、偏向への憧れからいろんなことを試すのを趣味としている。 が、そのたびに後悔する。趣味は時間をかければクリア可能なパズルとゲーム。 組織での下働きをするうちに、それらへの疑問や、真に自分のやりたいことなどを見つけていくが、その先はまた別の話。 能力:ロケットライダー 切除部位:上乃島に落とされた右腕 運動エネルギーを付加する。与え続けることである程度まで加速させられるが限界あり。 釘を暗器として使える。時間差発動が可能だという利点を持つ。 付加であり操作ではないのがポイント。自分の体にもいける。 ひとつの物体でも付与部分を1/2ずつにすれば二回ほど曲げられる。といっても威力も下がる。 今城 勝(まさり) 18歳 属性:ニュートラルカオス 好きなゲーム:コマンドが難解な格ゲー 嫌いなゲーム:頭を使う謎解きがあるゲーム 基本的にそこで永遠に詰まる 「追いつけないなら走ればいいだけの話、それで疲れたのなら背負ってもらえばいいだけの話。今はこいつがいるからそれが出来ていい。」 とにかく勝つことにこだわる女。 戦う以上は自分が勝者でなければ気が済まず、負ければ努力の山を築き再び立ち上がる。 合理主義者でありファッションとは無縁、常に軽量防弾ジェル入りのジャケットと長袖長ズボンを身にまとっていて、顔を男と挿げ替えても違和感がなさそうに見える。 巻元の先輩としてともに下働きをしていて、小額を賭けた対戦ゲームのいいカモである巻元からは毎日のプロテイン代を巻き上げている。 戦いの中、命のキャッチボールを続けた巻元と戦友となり、己の勝利のために共に敵をねじ伏せるために進む。 能力:直立浮動 切除部位:触神経の50%、多少ムラがある 力学的な安定を手に入れる能力。 具体的には、エネルギーの流れの方向を多少補正する。 地味な能力である代わりに完全に近い制御をすることができ、悪ふざけの品にしか見えないような大反動の銃も技術と合わせることで普通に使用できたり、多少の出血は無視できたりする。 この能力により格闘技術は完全に近いものになり、接近戦では圧倒的な実力を発揮する。 対象は運動エネルギーだけに限定されてはいず、放射性物質を安定させて安全に運んだり、電流を安定させて電気抵抗を引き下げることも可能。 耳男 22歳 属性:ライトニュートラル 好きなゲーム:王道RPG 嫌いなゲーム:主人公がモテるゲーム 「大丈夫だよ僕はとても。」 貧弱そうな男。 戦えば高校生にすら殴り倒されそうだが、その特殊な能力から重宝されている。 非常に内向的で、「正義の味方」が身内向けに製造している低害麻薬“ガム”を摂取しないと会話すらままならない。 ある作戦で巻元と関わることとなり意気投合し、彼に生まれつつあった気概に感化され、いざとなったときの協力を申し出ることになる。 好きな食べ物はカレー(アジアの他国仕様)であり、それを食べる金曜日だけは饒舌になるが、いつものことではあるが語順がよく狂うので聞き取りにくい。 能力:メアリー商事 切除部位:消化器官の一部、カレーを週一回しか食えないのはこのため 触れたものを盗聴器に変える能力。 接触による対象設定のみだが、一度対象にした場合どこまで離れても関係ないという脅威の持続性を持ち、さらに判別手段が一切存在しないため重宝される。 たびたび重要物に触れるためだけの作戦行動が計画されることがあり、そのたびに死ぬんじゃないかとおびえることになる。 嘘発見器を併用した上で盗聴内容を聞き出され、いいように使われ続ける。 クサコ 14歳 「暗くて眠いときが夜、明るくて元気なときが朝。初めて見たけど、不思議だね。」 属性:ニュートラルニュートラル 好きなゲーム:本筋に関係ないメッセンジャーのセリフが無駄に充実したゲーム 嫌いなゲーム:ストーリー性が皆無のゲーム ある男の子供にするために、生まれながらの植物人間として作られた女。 実際はその男に対する盗聴器として作られたため、その状態でも耳と脳は生きており、ちょっとした処置をすればいつでも普通の状態になるように設定されていた。 ままごとのつもりで行われていた本の読み聞かせやテレビから流れてくる音により、元から高く設定された知能も相まって常識の欠如を除けば十分な脳を持っている。 しかし十年以上動かなかったことにより運動神経は壊滅的で、最初は歩くことすらままならなかった。 件のある男がやったことの情報を盗むために巻元らに正常化させられたうえで浚われ、そこで知能がなんだかんだで役に立ったので結局居つくことになる。 親?の影響で植物を偏愛し、読み聞かせから生物学に関する知識も深い。 浮世から隔絶された生活を送っていたため、植物もだが人間や動物にも興味を持つ。 何もないときはリハビリのために巻元からもらったお下がりの知恵の輪を解くのに没頭している。 能力:なし 切除部位:なし 常識の欠如のためか今のところは能力を獲得できない。 しかし、そのうち手に入れる可能性もなくはない。 ガンボディ 27歳 「動くな手を挙げろ、その後頭に一発撃ってやっと一息、五発続けてやっと眠れる。」 属性:ニュートラルカオス 好きなゲーム:眠ったほうが楽しい 嫌いなゲーム:近くでされると眠れないのでうるさいゲーム 眠るために生きる男。 自己催眠が得意で、特に睡眠中は自由に脳内で快楽を味わえるので、そのために働く。 しかし諸事情で「校舎裏」に目をつけられているので、田舎に逃げるわけにいかず巻元と今城の上司として居座っている。 能力獲得のため足の指を持たず、それ故に動きにくく能力の性質も合わせ集団相手に非常に弱いので「正義の味方」に助けを求めざるを得なかった。 自己催眠で身体能力を多少高められるが、筋肉の疲労が増すのでやはり集団相手に弱い。 基本的に部屋に篭ってパソコンをいじり情報を集めたり指令を貰ったりしながら二人に指示を出す。 本人が手を出すのは非常に稀だが、二人以下の人数相手ならめちゃくちゃ強い。 能力:高速嘔吐 切除部位:足の指 一つまで物を飲み込み発射できる能力。 銃弾だろうが毒だろうがなんだろうが一つまでならどこからでもめり込むように飲み込み、かなりのスピードで発射できる。 ただし一つまでなので、銃弾を連射されると吐き出すのが間に合わなければ死ぬ。 自分以下の大きさまでならいけるので、人間一人隠すことも可能(ただし発射は不可避)。 #endregion ***【一応の敵】 #region ***【ちょくちょく出る】 #region 上乃島 攻太 16歳 属性:ダークカオス 好きなゲーム:ゾンビや人間を撃ちまくるFPS 嫌いなゲーム:知名度だけが一人歩きしている作品、良し悪しは関係ない 「よくある演奏会の緊張しないコツと同じで、相手が人間じゃないと思えば、簡単にやれたんだよ、意外と。ホラ見てみなよ、こいつの馬鹿っぽい顔。同じ脳ミソが入ってるなんて思えなくない?」 挙動不審な青年。 巻元ぐらいしか友達がいず、その関係も親友というほどでもない中途半端なもの。 よく他のものにキモイなどといわれるが、そのたびに相手に陰湿かつ気付かれにくく、それでいて被害の大きい嫌がらせをしている。 かつて嫌がらせをした男の椅子の上に路上で買った麻薬を置いて警察沙汰にしたこともあるが、結局誰にも気付かれなかった。 ネット上での悪い友達の手引きにより能力を獲得し、有用性に目をつけられたのでそういう世界に入ると決め、後悔の残る相手を殺そうとしたが巻元だけは殺しきれず、その後要所要所で合間見えることになる。 能力:洋食コンフューズ 切除部位:手足の皮膚、骨 左右の手足に持ったものを交換する能力。 最大範囲が2立方メートル以内、交換する二つの部分に持つ必要ありなどの制約があるが、貴重なワープ系能力であり、応用によっては防御無視の攻撃手段ともなる。 足下を対象にできるので、高速で地面にもぐったりすることも可能。 兆山(ちょうざん) 21歳 「やりたいことをやる、正当性の有無はともかくみーんなそうだ。」 属性:ニュートラルカオス 好きなゲーム:クソゲーでもなんでもインパクトが強ければいい 嫌いなゲーム:平凡なゲーム ヘドニストの男。 自分の興味と気紛れに引きずられるように生き、後先をまったく考えない。 しかし直感が優れており、最悪を自然に避ける事が出来るので、一生のうち一度も後悔を経験したことがない。 ネットの知り合いだった上乃島に悪ふざけで能力獲得法を教えたり、敵対組織の巻元にちょっかいを出したり、問題行動が多いので実力に反してあまりいい扱いを受けていない。 基本的にどこでもへらへらしているが、何故か黒い携帯電話に応じるときだけは控えめになる。 現在は上乃島とつるんでいるが、これもまた気紛れ。 能力:サードアイ 切除部位:右眼球の青色を感知する機能と左眼球の黄色を感知する機能 四次元方向に圧力を与えられるようになる能力。 自分の体によって圧力を加えた物体を四次元方向へ動かすことが出来る。 そちらの方向には空気だけが存在しまっくら、重力的な力により加圧の強弱に応じた時間で降りてくることになる。 迷路で浮かんだ鉛筆のように一時的に当たり判定が消滅するが、特性上長持ちしないのが欠点。 花良日(はならび) 三十代後半 「便利な道具にはそれに見合った維持費が必要、君にはそれだけの価値があると思うんだよね。」 属性:ニュートラルニュートラル 好きなゲーム:乱数の存在しないゲーム 嫌いなゲーム:攻略法を突き止めても指が追いつかずクリアできないゲーム 他人を利用し価値を享受する男。 才能を持ちながらフリーな者を探し、利用することで高い利益を生み出しては講座に入れて残高を眺めてニヤニヤする(もっとも顔の筋肉の一部を切断しているため表情ではわからないが)のを人生の最大の喜びとしている。 利用される側にも相応の報酬を払い、勝手に死なない限りはちょくちょく利用し、もっと利益を得る。 特に組織には所属していないが、各組織の上部にも自分に恩義を感じるものがいるため、あまり狙われることはない。 大体の場合組織の収益を奪うことで利益を生み出すため、小競り合いになることもたびたびある。 能力:どこでもラジオ 切除部位:顔筋 金属から音を出す能力。 数百メートルの広範囲に加えて、ラジオぐらいの音量ならばどんな音でも出せることも合わさり、直接的な殺傷は無理でも小手先の技が光る。 音質がそこまでよくないので、大きい音ほど音割れして何かに似せるのは難しくなる。 もしイヤホンやヘッドホン、補聴器などをつけたまま戦いに挑むとえらいことになる。 オーカー 二十代?×2 「不幸は気の持ちようなら、理論上は全てのことを幸福に変えられるのだ。」 属性:ニュートラルロウ 好きなゲーム:なんらかの強い思想がこめられたゲーム 嫌いなゲーム:作業としての楽しさのみのゲーム 「研究所」に所属する、教育を崇拝する後天的なシャム双生児の男(たち)。 クローンとして同一の遺伝子を与えた上で同一の洗脳じみた教育を施し、その上で体のパーツを互いに頭部以外を50%ずつカットして繋げられ、そのまま健全に成長し今に至る。 元々は新器官複数獲得のための実験体で、体のバランスが悪くわざわざ一人にまとめる必要がないという結果が出て打ち切られた後も実力を認められて「研究所」にいついている。 その教育の成果か、普通のシャム双生児でも分離を自ら望まないケースが多いのと同じだからなのか、残酷に見える過去をまったく苦にしていない。 むしろ自分たちを「幸せ」にした教育自体を崇高に思い、自分自身もまた他の改造体の精神面の教育に精を出している。 姿は二つの頭部以外は他人と変わらず、「右」が内臓を、「左」が下半身の動きを支配してる(腕と触神経は共有)。 二人とも個々の名前を持たず、自分自身でも自分たちを区別していない。 しかし能力の相違や支配部位の違い、頭部の位置の違いにより何らかの差異が発生していると思われる。 能力(右):ボイルドサン 切除部位:全身の50%、下半身を動かせない 触れたものの電気抵抗を上下させる能力。 自身で発電することはできないが、前進を絶縁体にすれば高電圧を用いた武器を使い放題になる。 敵に直接触れた場合、神経を流れる信号を通せなくすることで動きを停止させられる。 能力(左):テラースープ 切除部位:全身の50%、内臓を動かせない 脳と脳を融合させる能力。 直接頭と頭を触れさせることで、相手に一方的に情報を送り、一方的に情報を奪うことができるようになる。 その状態で相手を殺すことはできないが、逆に殺されることもない。 #endregion ***【使い捨て】 #region 根上 二十代中盤 「身長が50センチは伸びた気分だ!」 属性:ニュートラルカオス 好きなゲーム:小学生でもクリアできるアクションゲーム 嫌いなゲーム:覚えゲー 単なるチンピラの男。 特に何の訓練もしておらず、能力を手に入れて調子に乗っているだけのありふれた雑魚。 能力を持たない人間を殺したことはあるらしく、特に殺害にためらいを持たない。 使いようによってはなかなか強そうな能力を持っているが、本人が貧弱のなのであまり生かせていない。 巻元が新器官獲得後一番最初に戦う相手であり、それにふさわしい低い壁である。 自分より年上の人間にはおどおどするが、逆ならばものすごい勢いで付け上がる、典型的な小物。 能力:インビジガム 切除部位:耳殻 空気をねばねばにする能力。 広範囲というほどではないがわりといい距離まで及び、銃内の火薬の不完全燃焼を起こして発射を妨げたりと有効性は高く、移動速度も削ることが出来る。 呼吸がしにくくなることも大きく、動きの鈍った相手を撃ち殺すのは容易。 直接的な威力はないが、ねばねばの塊を手で押してぶつけることも可能。 屈折率の変化がまったくないので、どこにどうしかけているのか視認できない。 ゲーム脳 二十代前半 「人生なんて読み流し前提の作業ゲー、グラフィックだけじゃおれさまのニーズは満たせないんだねえ。」 属性:ダークカオス 好きなゲーム:ジャンル問わず廃人プレイヤーの多い対人対戦ゲーム 嫌いなゲーム:運の要素の高い対戦ゲーム ただし対人対戦のないものは理不尽なほどいい 厳しい両親に勉強を叩き込まれ、元から高かった知能にあわせ高い学力を持っていたが、拾ったゲームをプレイしてからズブズブ嵌り、それ以外に何もせず逆上した両親に殺されかけ、そして逆に殺したために落ちに落ちまくって「雑用係」のリーダーのひとつになった男。 組織は、彼にとってはゲームと比べて遥かにつまらない人生に、作戦を考えて実行させるというゲームじみたやり方を設定、ゲーム感覚ゆえに駒一つ一つの感情移入を削り飛ばした、知能と教養からのすばらしい戦術が生まれた。 自身の戦闘能力も、ゲームプレイ中に電気的な刺激で筋力を適切な強さまで調整し、面倒くささを感じないように催眠下でのトレーニングをすることで肉体的にも後れを取らない。 未知がある場合捨て駒を多く使う戦術には批判も多いが、駒がよく入れ替わる故に問題は小さい。 能力:レトロヒーロー 切除部位:まぶたと嗅覚、味覚 自分の体と触れるものを二次元にする能力。 金属を二次元化すれば単分子カッターのようにもなる。 ふわふわと空気の揺れを受けて動きを変えたり、潰す方向を変えたりと不規則な動きが出来る。 横からの視点ならば、正面でも側面でも二次元化できる。 扉なんかを二次元化して横を通るなんてことも可能。 #endregion #endregion ***【敵対関係なし】 #region 知恵の輪売りの男 三十代後半?四十代? 属性:ニュートラルニュートラル 好きなゲーム:シンプルかつ乱数が最低限のパズルゲーム 嫌いなゲーム:ない 「」 郊外を毎回17日かけて徒歩で一周しながら知恵の輪を売り歩く男。 まったく喋らず、一週間に一度パック詰めされた流動食のようなものをちゅるちゅる啜る。 長い袋を携帯し、中には長く肉抜きされた刀のようなものが入っており、 邪魔をするものは能力も使わずその刀と銃で処分する。 知恵の輪はちらほら売れているようで、常連が何人かいるらしい。 どうやら全て創作らしく、解説書を同封しないので自力でやらなければクリア不可能。 17日の間に解けるかのタイムアタックをするのが主人公のマイブーム。 誰も眠っている姿を見たことがない。 基本的に知恵の輪の販売以外には無関心に見えるが、頼めば少しは言うことを聞いてくれる。 能力:??? 切除部位:能力を使うか自体不明だが、会話をしないことから声帯や舌を切除している可能性がある 弾 21歳 属性:ライトカオス 好きなゲーム:プレイ時間の短いもの 嫌いなゲーム:お使いゲー 「天才とバカ、どちらが幸せだかわかるかい。」 不健康そうな男。 全身に鈍く光る金属だがジャラジャラ鳴らない装飾をつけている。 何かに興味を持たないときは焦点を合わさないうつろな目でたたずむくせがある。 特定の所属を持たず傭兵のような生活を送っているが、あえて戦果を押さえることで注目されにくくしている。 「校舎裏」から変な色の酒を買い毎日飲んでおり、それがないと大変なことになるかのような口ぶり。 昼間に眠り、丑三つ時は一睡もせず都心のどこかへフラフラと入っていく。 能力:ナイフと少年 切除部位:??? 金属結合の形を変える能力。 触れているものでなければならないので、離れた金属を動かすなら細く延ばして触れる必要がある。 銃を自作することもできる精密さは、本人の技術から齎される。 金属全体の最大量にも制限は存在するらしいが、かなり大きくたいした影響はないらしい。 #endregion #endregion

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