「心の世界ストーリー」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら
「心の世界ストーリー」(2010/08/07 (土) 01:56:56) の最新版変更点
追加された行は緑色になります。
削除された行は赤色になります。
「親に子を産む権利はあるか?」
少年は産まれた。それは望まれた、喜ばしい生となるはずであった。
しかし、その少年が生まれたことで、二人目の子はこの世に生を受けぬまま死んだ。愛する母と共に。
父は少年を非難し、殴った。「俺の妻が死んだのも、俺の子が死んだのも、全てお前が生まれてきたからだ」
「全てお前のせいだ、お前なんて居なければよかった」
まだ六つにも満たない少年を非難して、一体なにになるというのだろう?
少年は苦しんだ。自分の存在に、自分の罪に。
そして少年は、普通の心を失った。罪から逃げるための妄想に蝕まれ、真実を拒絶する心。
「弟は居る、名前だってある、二人で遊んでいたおもちゃもある」
証拠にもならない証拠。偽りのツキハギで創られた記憶の中、
***されど少年は、弟を捜し続ける。
syokyo
表示オプション
横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: