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  • ルーエの基礎設定

●パーソナルデータ
本名:(考え中w)
あだ名:ルーエ
種族:グレイエルフ
年齢:125歳
性別:男性
属性:混沌にして中立
信仰する神格:コアロン・ラレシアン
身長/体重:5'10"/127ポンド
外見:青みがかった銀髪に青紫の瞳。白い肌


■幼年期
 他種族とは距離を置く、隠れ里のようなグレイエルフの集落に生まれる。久しぶりの’子供’の誕生を里全体が喜び、彼の成長を心待ちにしていた(当然、一人っ子)。
 ’子供’が少ない時期に生まれた為か、「これは何?」「アレはどうやっているの?」と問いかけると答えが返ってくる環境で幼年期を過ごした為、質問を良くする子供だった。

 ロングソード、レイピア、弓類、魔術と、エルフが一通り習い覚える物の中で、彼が特に興味を示したのが魔術と弓だった。

 魔術では、術の行使そのものよりも「どのような理由でこの魔法が発動するのか」という理の方を学ぶコトを好んだ。
 また、村の「伝承者」を祖父に持った為か、過去の歴史を学ぶことも好んだ。

 武術では弓を扱うコトが一番得意だった。強弓を引き絞って的を打ち抜くというよりは、的をしっかり見て同じ場所に複数の矢を当てるタイプの繊細なエルフの弓術を学んし、またそれが彼の性に合っていた。
 剣術はあまり興味がなかったらしく、その時間は良く訓練をサボって森で遊んでいた。どちらかといえば、レイピアの方がまだ上手に扱えた。 

 もともと器用で記憶力が良かった為、習ったことは直ぐにそこそこのレベルで使いこなすのだが、自分の興味が向く分野ではより一層の集中力や持続力を発揮する為めきめきと実力を伸ばしていった。 ・・・向かないと、そっと教師陣の目を盗んで森に遊びに行ってしまったりもしたのだが。

 彼が良く森に遊びに行くのはワケがあって、角のある白い牝鹿というとても珍しくて美しい友人がいたからだ。彼はその牝鹿と森を駆け回り、河原で水遊びをし、草原で眠るコトが好きだった。
 最初の頃は、森を自由に駆け回る白鹿に付いていくのが精一杯だったが、成長し体力が付き森の歩き方を学んだ後は、共に自由に森を駆け回れるようになった。


■思春期(12才?~)
 牝鹿以外で初めて出来た友人は、人間の少年だった。(*1)
 里のエルフ達に’友’として認められた人間(魔法戦士)の息子が彼の友になった。父である魔法戦士は、人間の世界では高名な冒険者だったらしく、「英雄」と呼ばれるコトもあると大人達が教えてくれた。魔法戦士自身は決して自分を「英雄」などと呼ばなかったが、里を訪れた際に見せてくれた剣捌きや、魔法の腕は確かで、たった数回の手合わせからも彼が学ぶことは沢山あった。

 彼ら親子は1年に一度里を訪れ、1年間人間の世界を旅してきた物語を聞かせてくれた。父親である魔法戦士はもっぱら長老達に向け話したが、息子は同じ位の年齢だった彼に向けて話をしてくれた。親子の話す’外の世界’の物語は、彼にとって物珍しく、また実際に旅をしてきたものの口から聞く臨場感は素晴らしく心を引くものだった。
 「成人したら外の世界で冒険してみたい」。そう彼が考えるきっかけは、彼ら親子の物語だった。

 彼は、親子が来るのを毎年楽しみにしていたが、数年経ったある時から友である少年はぱったりと姿を見せなくなった。
 父である魔法戦士に少年のことを聞いても、答えは得られなかった。
 魔法戦士が里から旅立った後に、大人達に頼み込みなんとか得られた答えは「親子の道が別れてしまった様だ」という一言だけだった。
 魔法戦士の表情や、大人達の声音から、きっと良くないことが起きたのだなという推測が出来たので、彼は友のことを大変心配しながら日々を過ごすことになった。

 この頃から彼は良く、森の外れ、人の世界に近い場所まで散策に出るようになった。


■青年期(18才?~)
 少年と再会したのは、身体的には大人と同等まで成長した後だった。
 いつものように人の世界に近い場所まで散策に出た彼は偶然友の姿を見かけた。久しぶりの再会に喜び友に近づくと、彼はふいに武器を抜き襲いかかって来た。
 分けが分からないものの、武器を抜き応戦した。急所を狙って短剣を繰り出す’友’にも躊躇いがあったし、友人のいきなりの攻撃に驚いた彼も魔法を使うことを躊躇った為戦いが長引いた。
 決着を付けたのは不意に現れた、友人の父、エルフの友である魔法戦士だった。
 彼は、巧みな剣捌きで少年を圧倒し、あっという間に少年を追い詰め、そして殺してしまった。
 驚いた彼は少年の父を問いつめたが、何故そんなことをしたのかという答えは返ってこなかった。そして、納得のいかない彼を残したまま、友であった死体と共に魔法戦士は去ってしまった。

 悲しい散策を終え、数日ぶりに里に戻ってみると、里も常ならず慌ただしい雰囲気だった。大人達に問いかけると、彼が留守にした数日間に強盗達の襲撃があったようだった。 隠れ里となっているこの村の位置を襲撃者達に知らせ手引きしたのが、どうやら彼の友人だったらしいコトを、大人達の雰囲気から彼は読みとった。そして、その友人を罰するべく父親が彼を殺したのかも知れないと。

 だけど彼はとても不思議だった。
 どうして、友人は強盗達を手引きしたのだろうか?
 そして、確かに強盗達を手引きしたことは良くないことだが、それは命を奪われるほど重い罪だっただろうか?
 「英雄」とも呼ばれる魔法戦士は、何故自分の息子を手に掛けたのだろうか?

 だが、彼はこれらの疑問をいつものように大人達に聞くことはしなかった。
 大人達から答えが返ってくるとは思わなかったし、なにより彼の疑問の答えは’外’の世界で親子が過ごすうちに起こったことだと理解していたからだ。


■成人まで(~120才?)
 里への襲撃の一件もあり、また、エルフ達の友であった魔法戦士が里に訪れることが無くなったコトで(*2)、長老達は完全に里を外界から隔離する為の魔法を掛けてしまった。 その為、彼は外の世界近くの森を訪れることが出来なくなってしまった。長老達に認められるだけの知識と力を身につけ、成人するまでは、幾ら頼み込んでも外の世界に出ることは叶わないだろうと知っていた彼は、里で魔法の力を中心に、弓術、剣術を修めることに注力した。
 その結果、成人までに魔法使いとしての技を修めることが出来た。

 成人の祝いがすんだ翌日、彼は家族に旅立つことを告げた。
 両親は一つ溜息を付くと、彼を送り出してくれた。
 彼を可愛がってくれていた祖父は、彼が唯一弾きこなせる楽器であるライアをプレゼントしてくれた。
 無事に帰ってこれるようにと、家族に抱きしめられ彼は旅立った。
 旅立ちを告げなかった里の大人達も、彼の出立を影からそっと見守っていた。


■人間の世界で
 森の外、人間の世界を旅する間に彼は幾つかのコトを学んだ。

 ---グレイエルフである自分が普通にしていると、人間達は近づきがたいということ。
 これは、人間社会の様々な話を聞く為の弊害になるので、彼は笑顔を浮かべることにした。街で人々を観察した結果、笑顔を浮かべている人間ほど良く話しかけられていたから。

 ---魔法が使えると公言することはデメリットもあると言うとこ。
 グレイエルフの森では、魔法が使えることは尊敬に値するが、決して敬遠されることでは無かった。だが、人間の世界では、「良く判らないが変な力を使う」という目で見られ敬遠されるコトもあった。
 だから彼は自ら魔法使いと名乗ることを止めた。幸いライアを弾くコトが出来たので、「歌い手」だと名乗ることにした。
 呼称と衣装を変えるだけで、人々は彼を疑いの目で見ることが少なくなった。

 ---魔法戦士の様な「英雄」と呼ばれる人間はとても希有で、そうそう出会えることは無いと言うこと。
 数は少ないが、出会う機会はあると思っていた考えを改めた。
 冒険者と呼ばれる人々が、様々な経験をしていく中で成長し英雄となる話を多く聞いたので、彼は冒険者となった。
 英雄の誕生と成長を自らの目で見る為には、それが一番良いと思ったから。

 そして、今彼は新米冒険者が集まるという、トーチポートを目指し旅をしている。
 英雄達に出会う為、英雄達の物語を探しながら。


(*1)別に友達が少ない系でなく、純粋に里に子供がいなかったのです。
(*2)事件の後、魔法戦士は里に来なくなったのです。


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 もはや必要なさそうなキャライメージも一応転載(笑)。

【イメージ】
 彼は、酒場の奥の椅子に腰掛け、ライアをつま弾きながら豊かな声で様々な「英雄達」の歌を歌っていた。
 宮廷に上がり、貴族達を前に歌えるほどの腕前ではなかったが、娯楽に餓え村で唯一の酒場に集まった人々を喜ばせるだけの力は持っているようだった。裕福な街で歌えば、温かい食事とエール付きの宿を笑顔で提供させる位は出来るだろう。(*1)

 次々に語られる「英雄達の物語」。村で一番長生きな長老が生まれる以前の話しもあれば、つい最近、ほんの数週間前の「英雄の卵」---すなわち冒険者達と旅した時の話しもあった。
 ライアをつま弾きながら歌う・・・いやむしろ語りかける彼の声は、柔らかく、心地よく人々の耳を和ませる。何よりも人々を笑顔にさせるのは、彼自身が「語ることが楽しくて仕方がない」という様な笑みを浮かべていることだった。 

 そう、だからもしかしたら、歌う内容以上に人々を引きつけたのは、彼自身かも知れない。
 流れる滝のような青みがかった銀の髪と、夜空のような深い青紫色の瞳は、その色の組み合わせだけでも人目を引くだろう。
 その目立つ「色」の他に、彼は尖った耳といった人にはない特徴をも併せ持っていた。

 村人達はその特徴を持つ種族を、森の民エルフだと思っていた。
 村人達の予想は当たっていたが、同時に外れてもいた。
 彼はエルフの中でも珍しい、グレイエルフだったから。


**
 「・・・伝説はかく語らん」
 最後の和音の響きが、古ぼけた酒場の壁に吸い込まれてから、彼はゆっくりとライアを置くと、今までで一番の笑顔を「今日の観客達」の為に浮かべた。
 今まで子供のように目を輝かせて聞いていた村人達が、その笑顔を見てわっと歓声を上げた。
 「いやぁ、流石エルフの人は物知りだべ」と1人の村人が近づいてきながら言った。彼は、「エルフの人」という言い方が面白かったのか、浮かべていた笑みを一層深くした。

 「楽しんで頂けましたか?」と問いかける彼に、村人は「ああ、これでしばらくは話題に困らないだよ」と口々に礼を述べる。

 「ならば約束通り、この村に伝わる『伝説』を話して下さい」
 彼がそう水を向けると、男は困ったように「だども、そんな大した話はこの村には無いべさ・・・」と村人達と顔を見合わせた。

 「大したことで無くても構わないのです」彼は言った。
 「先にも話した通り、私はより多くの『伝説』を知りたい。そう、そして伝説の中でも『英雄』達の話を知りたいのです。人々が何故『英雄』を目指すのか? 『英雄』とは何か? どうやって『英雄』になったのか・・・そういった話を集めているのですから」
 彼がそう語っても戸惑っている村人を前に彼は軽く首を傾げ数秒思案する。

 「もしこの村の伝説が私の歌の代価に見合わないとご心配ならば、追加の料金をいただけませんか?」
 「・・・追加の料金?」さらに不安そうな表情を浮かべる村人を前に、彼はこう言った。
 「ええ。歌を歌って喉が渇いたので---冷たいエールを一杯」
 言葉の終わりと共に送られた茶目っ気タップリのウィンクで、再び酒場に歓声が上がったのであった。