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『雪の山荘』サウンドノベル風・羊視点2 ななす 2008/01/14(月)13:14 近くのスキー場へ行こうって言ってたのに、吹雪になったら無理だ。水瓶に教えておこう。 俺は水瓶が泊まっているゲストルームへ向かった。 ドアを開けたが、水瓶はいなかった。からくり屋敷に興味があるって言ってたから、今頃別荘の中を探検して回っているのかも知れない。俺に言えば案内してやったのに。 まあ、いいか。 俺は…… A.温室へ行く B.キッチンへ行く C.蠍の部屋へ行く 腹が減った。キッチンへ行ってみよう。 廊下にまでおいしそうなにおいが漂ってきてる。これは……バターと、なんだろ。醤油?なんでもいいや。腹減った! 羊「蟹ー。なんか食わせてー」 蟹「羊坊ちゃん。相変わらずですね」 蟹は俺がガキの頃から屋敷にいた。お好み焼きからフレンチのフルコースまで、なんでも作ってくれる。 昔、働いてたレストランで揉め事を起こしてクビにされたのを、オヤジが拾い上げたって川田が言ってたけど、本当かどうかは知らない。……川田は別荘番で本宅に住んでるわけじゃないのに、妙にいろいろなことを知ってる。おかしなヤツだ。 蟹「羊坊ちゃんが大学に行ってお屋敷を出られてから、すっかり米の消費量が減ってしまいましたよ」 どういう意味だ、それは。俺はそんなに大食らいか。てか、ここでも俺は『坊ちゃん』か。 蟹「坊ちゃんのお好きな、焼きおにぎりを作りましょうか。それとも……もしよろしければ、新作のパイがあるんです。試食していただけませんか?」 新作……蟹の新作は、時々とびきり斬新な味なんだよな。これ、人間向きじゃねーだろ、みたいな。大当たりの時はすっげー美味いんだけど。どうしよう? A.焼きおにぎりを作ってもらう B.[[パイを試食する>『雪の山荘』サウンドノベル風・羊視点3]]

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