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双子誕生日ネタ2」(2008/08/16 (土) 19:56:56) の最新版変更点

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俺は蠍の顔を覗き込むようにしながら言葉を続けた。 「あ、もしかして照れてんの?かーわいーい。お持ち帰りしちゃおっかなぁ。っ つーかマジで俺んち来る?発泡酒くらいならあるし、あとはコンビニで何か買お う。明日学校休みだし、来いよ」 「あ-…いや、今日は帰る」 「え~つまんない。いいじゃん、家近いんだし。優しくしてあげるよ?」 「また今度な」 「なーんで?何か予定あるの?」 蠍は足を止めると、黙ってうつむいた。 あ、こいつマジで拒否ってる?結構ショックなんだけど。 「…いや、無理に誘ってるわけじゃないけどさ」 「違う。そうじゃない。……もらってばっかりってわけにもいかないから、一応 プレゼント用意したんだけど、今持ってない。あとで渡しに行く」 「マジ?俺の誕生日覚えててくれたの?やった、すげー嬉しい!やっぱり俺、蠍 に愛されてんだな-。じゃ、俺からフライングでお礼ね」 「双子」 「かわいーね、蠍ちゃん」 「双子!」 ふざけ半分にキスをしようとした俺に、蠍が珍しく声を荒げた。その表情と声音 に押されて、俺は黙った。 本気にするなよ。できるはずないだろ。いつもみたいに、面倒くさそうにあしらって くれれば、それでいいのに。 それだけで、いいのに。 -[[続き>双子誕生日ネタ3]]

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