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 蠍が俺の前に立つ。なぜか溜息をついている。 「ふつう催眠というのは、もっと複雑な言葉が必要なんだ。相手の心に添わせるよう な」 「そうなのか?」 「ああ。こんな単純なやつは初めてだ。ただのひとことだぞ」 「へえ。それって凄いのかよ」 「誉めてはいない」  馬鹿にされてるらしい。  そのあと俺は「来い」のひとことで、蠍といっしょに蠍の部屋に行った。 「喋れ」のひとことで、カジキにヤられかけたことを含めて、洗いざらい喋らされた。  すると蠍は俺の記憶を呼び戻した。蠍となんかした記憶。鼻血が出そうなほどやら しいセックス。  赤くなる俺に蠍は「この記憶にくらべれば、たいしたことはないだろう?」なんて 酷い慰めの言葉を言いつつ、俺に、ちょっと言葉で言い表すのが難しいようなことを させて、俺の回復したばかりの体力を削った。ひでえ。  そのあとは蠍のベッドで、ぐっすり眠った。 ------------------------------------------- 今回長いですごめんなさい。 -[[続き・2週目風星座編へ>風2_01]] -[[超能力SSメニューへ>超能力SS0]]
 蠍が俺の前に立つ。なぜか溜息をついている。 「ふつう催眠というのは、もっと複雑な言葉が必要なんだ。相手の心に添わせるよう な」 「そうなのか?」 「ああ。こんな単純なやつは初めてだ。ただのひとことだぞ」 「へえ。それって凄いのかよ」 「誉めてはいない」  馬鹿にされてるらしい。  そのあと俺は「来い」のひとことで、蠍といっしょに蠍の部屋に行った。 「喋れ」のひとことで、カジキにヤられかけたことを含めて、洗いざらい喋らされた。  すると蠍は俺の記憶を呼び戻した。蠍となんかした記憶。鼻血が出そうなほどやら しいセックス。  赤くなる俺に蠍は「この記憶にくらべれば、たいしたことはないだろう?」なんて 酷い慰めの言葉を言いつつ、俺に、ちょっと言葉で言い表すのが難しいようなことを させて、俺の回復したばかりの体力を削った。ひでえ。  そのあとは蠍のベッドで、ぐっすり眠った。 ------------------------------------------- 今回長いですごめんなさい。 -[[続き・風星座編へ>風2_01]] -[[超能力SSメニューへ>超能力SS0]]

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