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ゾディアック学園 山羊視点・3 /牡牛・射手 名無し 2007/07/15(日)01:33 「占い師の衣装で顔を隠して恋占いの館を開く?」 「そゆ事。そういう所に来る奴って相手の事が鮮明に意識に現われるからな~。占いの振りして  俺がそいつをチョチョイと読んで適当にアドバイスしたり、両想いな奴を見つけたら牡牛の言霊で  告白できるよう少ーし背中を押してやったりするって訳よ」  教室に戻る道すがら、またも声をかけられた。 本日濃い連中に散々あてられた俺は正直ウゲッと思ったが、それが射手と牡牛と見ると肩の力を抜いた。 同学年では何かと目立つコンビなのだが、接するのに程好い距離を保ってくれる。どうやら彼らは今、 出店スペースを確保する為に校内を歩き回っているらしかった。ワクワクと目を輝かせて射手は俺に 構想を語るが、匿名で占い師をやるという話ではなかったのか。  それにしても、占いとはいえ他人の面倒事を背負ってやろうだなんて彼にしては珍しい。 よもや面白可笑しく引っかき回す気かと思ったが、牡牛も関わっているとなるとそうでもなさそうだ。 「んで、気を良くしたお客は金払いも良くてお互いホクホクってな」 「…そういう事だと思ったよ」  確かに模擬店などに比べればコストも格段に安い。脱力した俺は何となく牡牛の方を見上げた。 射手の傍らで静かに佇む彼は、他人の色恋沙汰に進んで首を突っ込むタイプには到底見えない。 「牡牛は嫌じゃないのか? 部の出し物もあっただろうに、射手に無理に付き合わされてさ」  だが、俺のそんな問いに表情を和らげた牡牛を見て少し驚いた。 「……俺は別に構わない」  …へぇ、ちょっと意外だ。 そんな俺達のやりとりに射手は一瞬ポカンとしたが、顔を赤らめ声を荒げた。 「あ、あのなあ!人聞きわりー事言うなよ!  こいつだってこう見えて案外俗っぽいトコあんだぞ!それに結構ムッツ─…!!」  そこまで言った所で何かに気付いた様に身体を強張らせた射手は、反射的に駆け出そうとしたが 背後から伸びた手にその制服をむんずと掴まれ勢いを阻まれてしまった。 「やっと見つけたぞ、射手。やっぱりそういう事か…!」 「お…乙女!思考閉ざして接近するなんて、ずりーぞ!」 「何がずるいだ!お前こそ精神感応の能力者として鍛練が足りないんじゃないか?  邪な残留思念がこの申請書から思いっきり伝わってきたぞ!大体金目当てだなんて─…」  そうしてこめかみを引き攣らせた乙女先生にこっ酷く叱られる射手を横目に、 牡牛はやれやれと溜息をついた様だった。 「恋占いの館、取り止めになっちゃうのかぁ…」  首根っこを乙女先生に掴まれ連れられていく射手と、無言でそれを追う牡牛の背中を見つめていると いつから居たのか背後からポツリと魚の声が聞こえた。残念そうなその呟きに彼の方を見やると、ふいに目が合う。  が─… 「…な、なんでもないです!」  と真っ赤になった顔で何故か睨まれてしまった。 「…?」  …やはり魚とは相性が悪いのかもしれない。 END ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ 水瓶牡羊水瓶で(天秤)双子で牡牛射手で、そして山羊(←)魚な感じで。先生同士で乙女蟹も良い! 3年ズは妄想がまとまらなかった…天秤も蠍も生徒会役員じゃないのに生徒会室に入り浸ってたりとか。 それで蠍獅子だったり、天秤の方も双子を気にしてたら良いなぁと。 -[[小説インデックスへ>小説]]
ゾディアック学園 山羊視点・3 /牡牛・射手 名無し 2007/07/15(日)01:33 「占い師の衣装で顔を隠して恋占いの館を開く?」 「そゆ事。そういう所に来る奴って相手の事が鮮明に意識に現われるからな~。占いの振りして  俺がそいつをチョチョイと読んで適当にアドバイスしたり、両想いな奴を見つけたら牡牛の言霊で  告白できるよう少ーし背中を押してやったりするって訳よ」  教室に戻る道すがら、またも声をかけられた。 本日濃い連中に散々あてられた俺は正直ウゲッと思ったが、それが射手と牡牛と見ると肩の力を抜いた。 同学年では何かと目立つコンビなのだが、接するのに程好い距離を保ってくれる。どうやら彼らは今、 出店スペースを確保する為に校内を歩き回っているらしかった。ワクワクと目を輝かせて射手は俺に 構想を語るが、匿名で占い師をやるという話ではなかったのか。  それにしても、占いとはいえ他人の面倒事を背負ってやろうだなんて彼にしては珍しい。 よもや面白可笑しく引っかき回す気かと思ったが、牡牛も関わっているとなるとそうでもなさそうだ。 「んで、気を良くしたお客は金払いも良くてお互いホクホクってな」 「…そういう事だと思ったよ」  確かに模擬店などに比べればコストも格段に安い。脱力した俺は何となく牡牛の方を見上げた。 射手の傍らで静かに佇む彼は、他人の色恋沙汰に進んで首を突っ込むタイプには到底見えない。 「牡牛は嫌じゃないのか? 部の出し物もあっただろうに、射手に無理に付き合わされてさ」  だが、俺のそんな問いに表情を和らげた牡牛を見て少し驚いた。 「……俺は別に構わない」  …へぇ、ちょっと意外だ。 そんな俺達のやりとりに射手は一瞬ポカンとしたが、顔を赤らめ声を荒げた。 「あ、あのなあ!人聞きわりー事言うなよ!  こいつだってこう見えて案外俗っぽいトコあんだぞ!それに結構ムッツ─…!!」  そこまで言った所で何かに気付いた様に身体を強張らせた射手は、反射的に駆け出そうとしたが 背後から伸びた手にその制服をむんずと掴まれ勢いを阻まれてしまった。 「やっと見つけたぞ、射手。やっぱりそういう事か…!」 「お…乙女!思考閉ざして接近するなんて、ずりーぞ!」 「何がずるいだ!お前こそ精神感応の能力者として鍛練が足りないんじゃないか?  邪な残留思念がこの申請書から思いっきり伝わってきたぞ!大体金目当てだなんて─…」  そうしてこめかみを引き攣らせた乙女先生にこっ酷く叱られる射手を横目に、 牡牛はやれやれと溜息をついた様だった。 「恋占いの館、取り止めになっちゃうのかぁ…」  首根っこを乙女先生に掴まれ連れられていく射手と、無言でそれを追う牡牛の背中を見つめていると いつから居たのか背後からポツリと魚の声が聞こえた。残念そうなその呟きに彼の方を見やると、ふいに目が合う。  が─… 「…な、なんでもないです!」  と真っ赤になった顔で何故か睨まれてしまった。 「…?」  …やはり魚とは相性が悪いのかもしれない。 END ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ 水瓶牡羊水瓶で(天秤)双子で牡牛射手で、そして山羊(←)魚な感じで。先生同士で乙女蟹も良い! 3年ズは妄想がまとまらなかった…天秤も蠍も生徒会役員じゃないのに生徒会室に入り浸ってたりとか。 それで蠍獅子だったり、天秤の方も双子を気にしてたら良いなぁと。 -[[小説メニューへ>小説]]

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