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 牡牛の体からいましめのロープが落ちた。双子が切ったのだ。
 たしかにそれは、もう必要ないだろう。
 牡牛は両手をもちあげ、手のひらをじっと見ると、その手で頭をかかえて、ゆっくりと背中を丸めていった。
 そして牡牛の目の前で、蟹が、牡牛と同じように、頭をかかえて背中を丸めていった。
 俺はといえば、双子の予知能力がなくても分かる、確定した未来に思いをめぐらていた。
 牡牛は、蟹の言うところの、「家族」になるんだろう。
 俺といっしょに、俺がまだよく知りもしない「家族の敵」と戦うことになるんだろう。


土です。これで火水風土を一周しました。感想有難うございました。
……もう一周して良いですか……?