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51 :蟹誕生日ネタ:2008/07/17(木) 15:48:21 ID:???0
双子誕生日ネタにレスをいただきありがとうございました。
終了の一文がなかったり読みづらかったりと大変失礼致したにもかかわらず、
本当にうれしかったです。
そこで今回だけ蟹でリベンジ挑戦させてください。社会人・蟹視点で相手は牡羊です。



 閉じたままのまぶたに太陽の白い光を感じて、俺はゆっくりと目を開けた。
いつも隣にあるはずの牡羊のからだがそこにないことに少し戸惑ったが、視線を反対側に移すと、
冷蔵庫の前にしゃがみこんでひとりごとをつぶやく幼なじみの姿があった。

 時計を見ると、まだ7時前。
牡羊がこの時間に起きているなんて、ましてや俺より先に起きて朝食の準備をしているなんて、
一体何事なのだろう。
「どうしたの?今日、起きるの早いね」
 俺はベッドに寝転んだまま、ガスコンロの前に立つ牡羊の後ろ姿に声をかけた。
「あ、起きてたんだ。おはよ」
 牡羊はちらっとこちらへ顔を向けてそう言うと、またガスコンロに向き直って鍋を覗き込んでいる。
俺の質問に答える気はないようだ。
「何作ってるの?手伝うよ」
 俺がからだを起こしてそちらへ向かおうとすると、牡羊は大声を上げた。
「だめ!蟹は手ぇ出しちゃだめ!
これもプレゼントのひとつなんだから、お前は楽しみに待ってなきゃいけねえの!」
「……そうか。ありがとな」
 ただでさえ声の大きい牡羊がさらに声を張り上げるものだからちょっとびっくりしたが、
俺は嬉しくてつい頬が緩んでしまった。