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「地獄?」
「神道には地獄はないよ。肉体を抜けて霊になってしまうってことだ」
「ふーん。でも僕もうすぐ小学校高学年になるし、平気だよ」
「いや、霊的なこともそうなんだがな。あの地下通路は中が真っ暗闇なんだ。完全に外から
の光を遮断するつくりになっているから、目を開けてても前が見えない。歩くときは右手を
壁について、ずっと壁を探っていきなさい」
 乙女の説明を聞いてにわかに足がすくんだが、怖いというだけでやめるのはどうにも格好
がつかなかった。二人は地下への階段の前まで歩いていくと、地下にいたる木造の廊下を
見下ろす。廊下はまだ上からの光を受けてきちんと見えていた。どうせ奥も暗闇といったって、
ほんの少しぐらいは見えるだろうと山羊はたかをくくった。
「どうする。やめておいてもいいぞ」
 山羊が首を横に振ったの受けて、乙女が”うむ”とうなずく。二人はしっかりと手をつな
いだ。もっぱら乙女おじさんの大きな手が山羊の手を繋ぎとめてくれている感触だった。
「よし。じゃあいくか」

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途中「二重かきこですか??」とエラーが出てしまって
書き込みが遅れてしまいました。スマソ