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気がついた時にはもう牛の自身は昂り、それを快感と認識していた。
おかげで、何事かと起き上がろうにも力が抜けてしまって上手く動けない。
薄ら目を開けると黒く長い物体が蠢いているのが見える。
「‥っ‥‥! 」
そうこうする間に這っていたモノが上着の内側から首筋に絡み付き、
チロチロと耳を舐めていた。思わずくすぐったさと快感に首をすくめる。

こんな状況下にも関わらず、大して動揺していない牛も大概だ。
痛い訳でもなし、このまま快楽に流されても良いかなぁ?とのんびりと構えていられるのだから。
けれども、やはり真夜中に無断で家に侵入するのは良くないと思い直した様で、
牛はケジメをつけさせる為にも不届きな輩をとっ捕まえる事にした。
早くしないと達してしまう、という限界の所でやっと足元に絡む細い部分を捕らえる。
「コラ、いい加減に‥‥しない、かっ! 」
ズルッと勢いまかせに引っ張り出すと、あっさり正体は顔を現した。
「おまえは‥‥」
見覚えのある鋭い目は閉じられているが、間違いない。この蛇はいつぞやの男だ。
牛は荒い息を整えながら、蛇の首根っこを掴み軽く持ち上げる。
威嚇する気配もなくだらりと伸びきった様子から、この生き物は本来なら時季からして
冬眠中の筈だったと遅ればせながら気がついた。
この寒さの中だ。必死で体温を求めていたのかも知れない。
どうやら蠍に他意は無かったようだ。‥‥多分。