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*【哄笑する狂戦士 ドード・メイロゥ 】
所属:グロマン王国
[[グロマン王国]]王家親衛隊四騎士の一人。
[[チツケー連隊]]出身でグロマン王国では最強の戦士の一人に数えられ、
間違いなく最狂の男と言われている狂戦士。
彼はいつでも笑っている。可笑しいと言っては笑い、腹が立ったと言っては笑い、
悲しいと言っては笑い、敵を前にして明確な殺意を込めては笑っている。
ただ笑うだけでは飽き足りないのか何時しかドードは目の周りに黒い円を描き
鼻の天辺に赤い丸を描き、口が耳まで裂ける形で釣り上がる形で大きく弧を描き
それらを全て一生消えないように刺青として顔面に刻み込んだ。
戦闘スタイルは単純明快、あらゆるダメージを恐れずに只、笑いながら前進し
自慢の大鉈が敵の肉体を引き裂く距離に届いたら、それを振り下ろすだけだ。
体質なのかマゾヒストなのかドードは痛みというものを感じない。
常人なら致命傷の傷や病気でも彼の肉体は最長でも三日もあれば治癒させてしまう。
それはある出来事を境い目に彼は、そう変貌したと言われている。
異常に鍛え上げられたドードの全身には到る所に赤黒い塗料で描かれた
笑顔の落書き、すなわちスマイルマークが描き込まれている。
その昔、実直で勤勉な戦士ドード・メイロゥは塗料の赤さに我を忘れ
その場で全ての衣服を脱ぎ捨てて全身にそれを自分自身で描き込んでいった。
冗談一つ言わないクスリとも笑わないドードは己の肉体を赤く染めながら笑っていた。
ゲラゲラと哄笑し、必死で制止する仲間の兵達を引き千切りながら。
それからドードの笑いは止まらなくなった。刺青の笑顔は殺されたって笑っているだろう。
ドードを笑わせ続ける赤黒い塗料。
それはシャブレイ王の血だった。