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イークンドーを極めた男 ウルァース・ジー

所属:モート公国

「オァ~!アッアオッオアッ!!」
モート公国に攻め入ったスクァット・ロー帝国兵達の前に奇声を上げる男が現われた。
「フォ~ウ…ォアッ?」
上半身裸の奇妙な男に帝国兵達は思わず顔を見合わせ失笑した。
モート公国に入ってからと言うもの、こういった類の人間を嫌というほど見てきたからだ。
「邪魔だ。」
一人の兵士が手にした剣で頬をはたいた。
「ホゥアァッ!?…ォア~」
斬れた頬から血が零れた時、その男の目の色が変わった。
男は親指で血を拭うとそのまま舌でペロリと舐め、臨戦態勢を彷彿とさせる構えをとった。
「反抗的な目だな…」
一団の中でも大柄な兵士が腰から巨大な剣を引き抜く。
「ホォアーーーッ!!」
今まさに剣を構えようとした男は後ろにいた兵士たちを巻き込みながら何メートルも吹き飛んだ。
「こ、こいつ…ビッグンチを…」
「ンォァ~?」
「殺せ殺せ!!」
一斉に剣を抜いて襲い掛かる兵士、奇妙な男はヌンチャクを取り出し応戦する。
「ォアッ!!ンアッ!ホチャッ!ホー!ホァ、ホアーッ!!」
瞬く間に倒れた兵士が積み重なってゆく。
「何だ強いぞこいつ!!」
「あの武器もなんか柔らかいぞ!!」
後退りする兵士たちに、以外にも男は静かに言葉を発した。
「ドントマンコ…ホォール!!」
言い終わるが早いか男はヌンチャクのような物をまた振り回しはじめる。

「あっ…思い出したぞ!」
「何だっ!こんな時に」
「こいつはウルァース!武術の使い手だ…って、あれ?」
気付けば男は一人になっていた。あれ程の兵達があっという間にやられていたのだ。
「チッチッチッチッ…」
「く、くるな!!」
「ホォ~ウ、ンアッ!!」
どこまでも天高く、兵士は舞い上がっていった。