聖剣エクスカリバー

エクスカリバー



エクスカリバー excalibur >>関連項目一覧

エクスキャリバー、カリバーンとも。ブリテン(イギリス)やフランスのアーサー王伝説にでてくる剣。湖の精たちの住む異界でつくられたもので、松明30本分の輝きを放ち、鋼鉄も断つ切れ味だという。
鞘には負傷を治す力があり、持つ者を不死身にする。円卓の騎士(ナイツオブラウンド)たちの剣の中でも特に優れた剣。

または石に刺さった剣で、「この剣を抜いた者がこの国の王となる」という物語の名場面があり、この剣がエクスカリバーだともいうが古い物語のことでありはっきりしない。

名前については1300年頃の古フランス語が元だが、それはウェールズ語での別名カレトヴルッフ Caledfoulch, Kaledfoulc'hに当たるブリテン語に由来するという。この語はゲール語のカラドボルグと同じ系列の語だという。ウェールズ語では「硬い切り込み」「深い切り傷」という意味もあるが、接尾辞のbulg、fulgは雷、稲光を意味する語で「硬い雷」「激しい雷」の意になるという。

またやはりカラドボルグcaladborgからの変形であるだろうカリブルヌスCaliburnusが語源とも。

カリバーンCaliburnが一度折れ、鍛えなおした、という意味でEscalibor、ex calibur、エクスカリバーになったという。折れた名剣が鍛えなおされるというモチーフはゲルマン、北欧神話にもある。

アーサー王は湖の姫から、望みの願いをかなえる事を条件に譲りうけた。アーサー王が死の間際に命じて湖に剣を返した。湖から手が伸びて剣をつかみ、3度剣を振り上げ湖の中へ消えていったという。


近年では「僕のエクスカリバー」とか、いけない引用例もみうけられる。
サブカルにおけるエクスカリバー
最終更新:2010年01月12日 23:35
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