普段、悪い噂を聞くことが多い2ch(2ちゃんねる)だが、結婚のデメリット・独身のメリットを書いたテンプレートは一見の価値がある。これを見て、それでも結婚したいか考えてみよう。なお、一部だが私が編集している部分がある。


●結婚しないのではなく、できないだけでは?
○結婚願望が全体的に弱くなっているのは厳然たる事実です

●独身は老後の年金受給を放棄しろ!or独身税を導入しろ!
○年金受給は正当な権利です。独身税は憲法違反であり導入の可能性はほぼゼロです。

●結婚のメリットはきわめて個人的、精神的な事で説明などできない!
○それも含めて、メリットとデメリットを比較して検討するのが現代の独身者です

●結婚や子育てを損得勘定で語るなんて、許せない!
○損得勘定は人間の行動原理の基本です。あえて損をしろ、という理屈は通りません。

●結婚すれば出世するし老後は薔薇色なのだ!
○それは結婚派自身ですら否定しています。

●おまえらは喪だ!ニートだ!そうに違いないんだぁあ!
○その手の「レッテル貼り」は結婚の魅力や必要性を語れない「敗北宣言」です。

●平均年収は既婚者の方が高い!独身は貧乏なんだ!
○独身者にとっては「同じ収入の人(自分)」の結婚と独身の比較でないと無意味です。

●結婚もしてないやつが結婚について語るな!
○結婚するのは全て独身者です。独身者が感じる結婚観こそが未婚率に直結します。

●結婚もしないで釣りだのゴルフだの趣味なんてやってるのは「くだらない」生き方だ!
○価値観は人それぞれです 家庭をもたない生き方も「あり」です

 



<高まる未婚率>

この30年間で未婚率は急上昇した。
30代前半男性(30-34歳)の未婚率は以下の通り。

1970年→11.7% ・・・・約9割が結婚していた
2005年→47.7% ・・・・約半数が独身!

結婚する人は、まさに「激減」し、少子化も急激に進んでいる。
この30年間にいったい何があったのか?

http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/1540.html

 



<結婚派のウソ>

よく「非婚は7%だ」と叫ぶ結婚派がいますが、デタラメです
元データは出生動向基本調査のアンケートで
「いずれ結婚するつもり」と「一生結婚するつもりはない」というかなり強引な「二択」なので
後者を選ぶ人が少なくなるのは当然です。
二択ではなく「五択」の調査があるので、そちらの方が正確です。

結婚・出産に関するアンケート調査
明治安田生活福祉研究所
http://uploader.dyndns.org/img-box/img20070726215118.jpg

独身男性で「必ず結婚したい」は、わずか16.3%
調査対象1600人
有効回答1370人

<五択の内容>
A「必ず結婚したい」
B「いい人があらわれたら」
C「いつかは結婚したい」
D「結婚したいとは思わない」
E「結婚したくない」

Aはともかく、BとCは「条件付き」です。結婚したい願望もありつつ
結婚したくない願望もあるので「したい願望<したくない願望」ならば
結婚しない道を選択するのがBとCです。DとEは完全に独身派です。
「(微々たる)結婚願望があるのに結婚しないのは、できないだけだ!」
という一部結婚派の主張は、実態を無視した誤りです。



<正社員でも結婚したがらない>

2005労働政策研究報告書より

[30歳~34歳 男性]
正社員(役員含む) 79.7%
非典型雇用(派遣等) 6.5%
自営業 4.8%
その他 2.2%
無職  6.7%


・・・・というわけで男性のほとんどは正社員。
「独身が増えたのはニートやフリーターが増えたからだ!」
というのは大きな間違い
ちなみに同条件で女の正社員はわずか29.0%

 



<男の人生三大不良債権>

男の人生三大不良債権=家族で住める家のローン、子供、妻
この3つだけで軽く1億を超えてしまう。
この3つさえなければ、誰でも比較的容易にゆとりある生活と老後が送れる。

1億と簡単に言うが、大半のサラリーマンにはかなりの大金
30歳で結婚して60歳までの30年間で1億払うとして・・・

1ヶ月あたり約28万円。

つまり結婚は「毎月28万円の30年ローン」という事になる

逆に考えると、結婚さえしなければ毎月28万円が浮くことになる。
1ヶ月でパソコンが買える。
2ヶ月で56万のものが買える。
3ヶ月なら84万円も自由にできる

・・・これが30年も続く 既婚男性の「こづかい」は月たった2万。
(平成15年国民生活白書より)
あなたはATM奴隷の座で人生ずっと我慢できるのか?


◆子供ひとりに3000万!(オール国公立で)◆

http://allabout.co.jp/finance/ikujimoney/closeup/CU20030430B/index2.htm

子供にかかる費用(出産から大学を卒業するまで)
公立コース→養育費1680万+教育費1179万円=2859万
私立コース→養育費1680万+教育費2731万円=4411万

たとえば年収500万の人は、3000万円の高級車を2台も3台も買ったりしないだろ?
あきらかに予算オーバーだからだ
なのに、1人3000万円かかる子供はポンポン産む
これは子供にいくらかかるかを「知らない」という馬鹿馬鹿しい「無知」のせい

 



<結婚には3億円かかる>
http://www.gender.go.jp/whitepaper/h16/danjyo_gaiyou/danjyo/html/honpen/chap01_00_03.html

内閣府の試算家計支出=3億900万
子供2人をもうけ、妻は58歳までパートで働くという設定

非常にシンプルかつ決定的

3億円払う為には仮に30歳で結婚した場合、60歳までの30年間で毎年1000万円の収入が必要
年収1000万未満なら、それで破綻。
大多数を占める平均年収(500万円台)付近の男性は
「結婚すれば破綻するが、独身ならばゆとりある生活が送れる」
というのが今の日本の実態。

破綻を避ける方法は案外と単純で、「妻も定年まで正社員級に稼ぐ」
これだけでOK。夫600万、妻400万を30年稼げば3億円になる。

しかし、実際には定年まで正社員級に稼げる女性はほとんどいない。
国税庁統計でも女性の平均年収は150万円前後に集中しており、十分な経済力は無い。

つまり、妻を選ぶ時には「定年までしっかり稼げる」事が最低条件、という事になる。
公務員か医師などの資格職か、育児休職を1年以上取れる大企業勤務の女性以外は
候補からはずさなければならない

そのうえで容姿や年齢、性格や相性で絞ったら、妻候補など、ほとんど残らないだろう。
無理して「稼げない妻」と結婚して破綻人生に転落するよりは
独身のままで暮らし続けた方が安全で確実。

その事実に一番強く反発するのは誰か?
そう、稼げない女だ。「いつかは結婚して仕事もやめて楽がしたい」と考える寄生虫にとって
このスレの情報は何としても許しがたい、都合の悪い存在となっているのは
誰でも容易に想像がつく


<現在の結婚=経済破綻>

結婚には総額3億かかる。
子供1人で3000万。2人ならもっとかかる。家のローンも数千万。
老後費用も2人分で最低6000万。ゆとりある老後には1億必要。
そして家族4人の生活費はトータルで1億円程度。
総務省家計調査をもとにした、ごく平凡な生活でも3億かかってしまう。

3億払う為には、たとえば30歳で結婚して60歳まで30年間働くとして
1年あたり1000万円の収入が必要。1000万円×30年=3億円
小学生でもできる計算だ。
それを年収500万、600万の人が結婚だなんて無謀もいいところ。
明らかに生涯総収入<<<総支出、という「赤字人生」「破綻人生」だ。

今の結婚は、まさに未来のサブプライムローンと同じ。
「今が大丈夫だから将来も大丈夫だろう」というドンブリ勘定で
20年後、30年後には結婚+子育てで破綻した夫婦が社会的な大問題になる。



<結婚のデメリット>
・結婚すると自由に使えるお金が激減してしまう(手取りの10分の1以下)
・異性との交際が不自由になる
・プライバシーが大幅に制限される
・共同生活にともなう我慢、妥協、不自由を余儀なくされる
・自由になる時間が減る
・自由になる空間が減る
・結婚すると子供や家などで億単位の莫大な金がかかる
・子供の養育費が高騰している(ひとり育てるのに3000万円)
・家庭を持つと、転職や独立などの「挑戦」がしにくく、保守的な生き方になる
・親戚づきあいなどが増え、わずらわしい

また未婚化の原因として以下のようなものもあげられる

・昔ほど結婚しろという重圧がなくなった
・一人暮らしが便利で快適になった(結婚の「必要性」の低下)
・不況で収入の先行きが不透明
・離婚する人が非常に多く、結婚に良いイメージをもてない
・結婚のメリットは主観的なものばかりで、金のかかる「趣味」と変わりない
・公務員や資格職など、ごく一部の女性を除けば、ほとんどの妻は寄生虫
・父権失墜で父親をさげすむ風潮がはびこっている(CMなどマスコミでも)
・身近な既婚男性がケチケチしており、幸福に見えない
・結婚しても老後の問題は何ひとつ解決しない、逆に老後費用の不安が増える
・結婚しても親が4人に増えるだけで親の介護の問題は何も解決しない
・結婚すると親戚づきあいがわずらわしい 盆暮れ正月の貴重な休みが潰れる

 



<約4割が離婚>
1年間で約75万組が結婚する その1方で
1年間で約30万組が離婚する

単純比較で、なんと約4割が離婚
そんな時代になってしまった
欧米でも離婚率は50%程度が当たり前

離婚率は37%(2005年)
http://www.jili.or.jp/lifeplan/event_type/lifeevent/mariage/10.html

 

最終更新:2008年12月06日 00:45