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ニックス,インブリード,アウトブリード」(2009/02/12 (木) 15:26:30) の最新版変更点

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*生産の基礎知識   ニックス,インブリード,アウトブリード編 &sizex(4){&color(blue){繁殖牝馬が決まったら今度は種牡馬との配合です}} &sizex(4){&color(blue){そこで需要になってくるのは繁殖牝馬と種牡馬との相性です}} &sizex(4){&color(blue){大きく分けて3つの配合理論があるので紹介します}} &color(#FF3399){① インブリード}   &color(#FF3399){①}と&color(#3399FF){②}は相反する配合理論であり &color(#3399FF){② アウトブリード}  &color(#FF3399){①}もしくは&color(#3399FF){②}いずれかと&color(#00DB47){③}は重複する理論です &color(#00DB47){③ ニックス} ** &color(#FF3399){① インブリード} インブリードとは、産駒が持つ血統内に、同じ祖先がいる場合の配合のことを言います。 サラブレッドの血統の場合は5代内に同じ祖先が重複している場合にインブリードがあると言います。 ただ、6代前、7代以上前に関してもインブリードについて論じられることもあるようです。 インブリードによる効果は、その祖先によって伝わる能力に大きな違いが出てきます。 また、影響力のある祖先の血量の濃さによって、能力の伝達に差が出るとも言われています。 インブリードによる弊害としては、近親配合の影響からくる体質面の弱さや、気性難などが上げられます。 インブリードの比率が18.75%になった場合を奇跡の血量と呼ぶことがあります。 どういった場合にこの18.75%になるかというと、 5代前までの血統を考慮した場合,父と母からはそれぞれ50%ずつ(計100%)の血を受け継ぐことになります。 父の父,父の母,母の父,母の母からはそれぞれ25%(計100%)の血を受け継ぐことになります。 このように計算していくと,例えば, 父の父の父の父の父からは3.125% (5代前まで遡ると,2×2×2×2×2=32頭の親から血を受け継ぐことになります。3.125%×32頭=100%) の血が遺伝していることがわかるはずです。 したがって、  1代前    50%  2代前    25%  3代前  12.5%  4代前  6.25%  5代前 3.125% の血をその仔が受け継ぐことになります。 奇跡の血量と呼ばれる18.75%になる組み合わせは, 例えば4代前にハイペリオンを祖にもつ父と3代前にハイペリオンをもつ母から生まれた仔は, ハイペリオンの奇跡の血量18.75%(12.5+6.25)を持つ仔ということになります。 この場合,ハイペリオンの3×4と呼ばれたりします。。 3×4の場合のみ、奇跡の血量だと思っている人も多いようですが、実際は、3×5×5でも奇跡の血量になります。 科学的なインブリードの効果をまとめると以下のようになります。 ○長所 質の高い馬のインブリードは質の低い馬の遺伝子の占める割合を減らす意味がある。 望ましい特徴を持った優秀な馬が血統表に多く重複して現れることにより,子孫にその馬の特徴が伝わる可能性が高くなる。 インブリードの遺伝学的な効果はホモ接合体を増やすことである。 同じ祖先が血統表に多く現れれば現れるほど,その祖先から伝わった遺伝子型はホモ接合体になる確率が高くなる。 インブリードはアウトクロスよりも遺伝子の組み合わせの数が少ないため、アウトブリードよりも祖先の性質を伝えやすい。 遺伝的に均一になりやすく,特徴をつかみやすい。   ○短所 ホモ遺伝子がすべて望ましい性質を持っているわけではなく,望ましくない性質がインブリードによって表に出てくることがある。(以前は相手の良い優性遺伝子によって隠されていた劣性遺伝子がホモ型になり,表現される場合。) 劣性遺伝子による遺伝病になる可能性が高い。 遺伝的に均一になりやすく,(長所でもあるが) 勢いが弱い。(近交弱勢) 繁殖力が弱い。 ということになります。 血量が50%を超えた場合は、危険な配合となり、仔が生まれないか、生まれたとしても虚弱体質の仔になってしまうことが多いようです。 競馬伝説ではインブリードを利用すると、インブリードの弊害よりも産駆の能力UPのために用いられることが多いようです。 **&color(#3399FF){② アウトブリード} アウトブリードとは、インブリードとは逆に、産駒が持つ血統内に同じ祖先がいない場合の配合のことを言います。 一般的に5代内に同じ祖先がいない場合を指しますが、6代、7代前まで拡張して論じられることもあるようです。 実はサラブレッドの血統をさかのぼるとたった3頭の種牡馬と、たった10数頭の繁殖牝馬に行き着きます。 したがって、ほとんどのサラブレッドが7代までにインブリードがある場合が多いことは確かです。 ですから7代の血統でアウトブリードである馬はめずらしいことになります。 アウトブリードの馬はインブリードの馬と比べて、インブリードによる弊害(体質面の弱さ、気性難など)が全く存在しないので、健康な仔を作りやすいことになります。 科学的なアウトブリードの効果をまとめると以下のようになります。 ○長所 健康で丈夫な子供を作りやすい。 繁殖力が強い。 インブリードに比較して遺伝子の組み合わせが多いのでバラエティに富んでいる。 ○短所 ヘテロ接合体の遺伝子型をもつ比率が高いので,遺伝力がインブリードよりも弱い。 遺伝子の組み合わせが多いので,均一性が無く,性質がバラバラである。 インターナショナル・アウトクロス 世界の異なる環境の下で発展している血統を選択して交配することである。 世界の各地で遺伝子の組み合わせはユニークなものになり, 違う遺伝子型の組み合わせによってアウトクロスを作り,新しく,活気のある配合をめざす。 ということになります。 インブリードには、気性、健康への悪影響がありますが、アウトブリードにこれらの悪影響は一切現れません。 それどころか良い影響が出ることもあります。 したがって、気性の重要な繁殖牝馬作りのときなどは、アウトブリードから作った強い牝馬の方が仔の能力が安定しやすいことになります。 **&color(#00DB47){③ ニックス} ニックスとは、父系同士の相性の良い配合のことを言います。 相性の良さとは、過去に活躍場を多く出したという、経験的なものからくることになります。 競馬伝説では以下URLの組み合わせがニックス配合となり、仔への影響は配合による弊害が一切なく、全体的な能力の底上げとなります。 [[ニックス表>http://demetrio4.koiwazurai.com/data/f2.html]] &font(b,u){シングルニックス}  父系と母父系の相性が良い  参考)競馬で血統を考慮する場合は父系と母父系で行う。      通常の競馬新聞の馬柱欄もここまでしか表記されない。 &font(b,u){ダブルニックス}  父系と母父系&母母父系の相性が良い  シングルニックス+αの効果が期待できる &font(b,u){トリプルニックス}  父系と母父系&母母父系&母母母父系の相性が良い  ダブルニックス+αの効果が期待できる #image(20070304155505.png) *冒険派の君に!!                      あくまでも自己責任で><    現在競馬伝説の配合理論についてよく言われるのは 【インブリードは避けてアウトブリードで且つニックス配合がBEST】というものです これが現在の配合のスタンダードになってると言っても過言ではありません しかし今回は是に反する理論であるインブリードについて書こうと思います 実はインブリードは うまく使えばアウトブリードを凌ぐ理論になる可能性があるのです 案外知られてないことですがインブリードはある一定の濃さを越えない限り体力・脚元・気性以外のパラ に悪影響を与えることは無いのです これをうまく活用すれば弱点となるパラを補いつつ他の主要パラを落とさず仔が生産できるというわけです 理由なしになんとなくインブリードを避けてらした方 ***これを機にインブリードにも挑戦されてみてはいかがでしょうか? **この他にも色々な配合がありますが競馬伝説では有効かは定かではありません>< ***面白配合 面白配合とは、種牡馬・繁殖牝馬の4代目の系統が計6種類以上ある場合の配合のことを言います。 系統には、ファロス系・ヘロド系・エクリプス系・フェアウェイ系・ハンプトン系・シックル系・ファラリス系・マッチェム系・ファラモンド系・セントサイモン系・テディ系・スインフォード系・ヒムヤー系の全13種類があります。 面白配合には産駒の勝負根性を底上げする効果があります。 特に、父・母の父ともに根性Aで面白配合の場合、産駒には必ず根性コメントが発生するので、最終的な競走馬を作る場合、面白配合で完成させると根性のある仔が必ず生まれることになり、最強馬育成に一歩近づくことになります。 ***見事な配合 見事な配合とは、種牡馬の5代目の4系統と、繁殖牝馬の五代目の4系統が同じ種類で構成された場合のことを言います。 系統は面白配合の場合と同じで全13種類あります。 ***考えた配合 考えた配合とは、種牡馬の父、父父母父、父母父、父母母父の4系統と、繁殖牝馬の父、父父母父、父母父、父母母父の4系統のうち、3系統がペアになった場合の配合のことを言います。。
*生産の基礎知識   ニックス,インブリード,アウトブリード編 &sizex(4){&color(blue){繁殖牝馬が決まったら今度は種牡馬との配合です}} &sizex(4){&color(blue){そこで需要になってくるのは繁殖牝馬と種牡馬との相性です}} &sizex(4){&color(blue){大きく分けて3つの配合理論があるので紹介します}} &color(#FF3399){① インブリード}   &color(#FF3399){①}と&color(#3399FF){②}は相反する配合理論であり &color(#3399FF){② アウトブリード}  &color(#FF3399){①}もしくは&color(#3399FF){②}いずれかと&color(#00DB47){③}は重複する理論です &color(#00DB47){③ ニックス} ** &color(#FF3399){① インブリード} インブリードとは、産駒が持つ血統内に、同じ祖先がいる場合の配合のことを言います。 サラブレッドの血統の場合は5代内に同じ祖先が重複している場合にインブリードがあると言います。 ただ、6代前、7代以上前に関してもインブリードについて論じられることもあるようです。 インブリードによる効果は、その祖先によって伝わる能力に大きな違いが出てきます。 また、影響力のある祖先の血量の濃さによって、能力の伝達に差が出るとも言われています。 インブリードによる弊害としては、近親配合の影響からくる体質面の弱さや、気性難などが上げられます。 インブリードの比率が18.75%になった場合を奇跡の血量と呼ぶことがあります。 どういった場合にこの18.75%になるかというと、 5代前までの血統を考慮した場合,父と母からはそれぞれ50%ずつ(計100%)の血を受け継ぐことになります。 父の父,父の母,母の父,母の母からはそれぞれ25%(計100%)の血を受け継ぐことになります。 このように計算していくと,例えば, 父の父の父の父の父からは3.125% (5代前まで遡ると,2×2×2×2×2=32頭の親から血を受け継ぐことになります。3.125%×32頭=100%) の血が遺伝していることがわかるはずです。 したがって、  1代前    50%  2代前    25%  3代前  12.5%  4代前  6.25%  5代前 3.125% の血をその仔が受け継ぐことになります。 奇跡の血量と呼ばれる18.75%になる組み合わせは, 例えば4代前にハイペリオンを祖にもつ父と3代前にハイペリオンをもつ母から生まれた仔は, ハイペリオンの奇跡の血量18.75%(12.5+6.25)を持つ仔ということになります。 この場合,ハイペリオンの3×4と呼ばれたりします。。 3×4の場合のみ、奇跡の血量だと思っている人も多いようですが、実際は、3×5×5でも奇跡の血量になります。 科学的なインブリードの効果をまとめると以下のようになります。 ○長所 質の高い馬のインブリードは質の低い馬の遺伝子の占める割合を減らす意味がある。 望ましい特徴を持った優秀な馬が血統表に多く重複して現れることにより,子孫にその馬の特徴が伝わる可能性が高くなる。 インブリードの遺伝学的な効果はホモ接合体を増やすことである。 同じ祖先が血統表に多く現れれば現れるほど,その祖先から伝わった遺伝子型はホモ接合体になる確率が高くなる。 インブリードはアウトクロスよりも遺伝子の組み合わせの数が少ないため、アウトブリードよりも祖先の性質を伝えやすい。 遺伝的に均一になりやすく,特徴をつかみやすい。   ○短所 ホモ遺伝子がすべて望ましい性質を持っているわけではなく,望ましくない性質がインブリードによって表に出てくることがある。(以前は相手の良い優性遺伝子によって隠されていた劣性遺伝子がホモ型になり,表現される場合。) 劣性遺伝子による遺伝病になる可能性が高い。 遺伝的に均一になりやすく,(長所でもあるが) 勢いが弱い。(近交弱勢) 繁殖力が弱い。 ということになります。 血量が50%を超えた場合は、危険な配合となり、仔が生まれないか、生まれたとしても虚弱体質の仔になってしまうことが多いようです。 競馬伝説ではインブリードを利用すると、インブリードの弊害よりも産駆の能力UPのために用いられることが多いようです。 **&color(#3399FF){② アウトブリード} アウトブリードとは、インブリードとは逆に、産駒が持つ血統内に同じ祖先がいない場合の配合のことを言います。 一般的に5代内に同じ祖先がいない場合を指しますが、6代、7代前まで拡張して論じられることもあるようです。 実はサラブレッドの血統をさかのぼるとたった3頭の種牡馬と、たった10数頭の繁殖牝馬に行き着きます。 したがって、ほとんどのサラブレッドが7代までにインブリードがある場合が多いことは確かです。 ですから7代の血統でアウトブリードである馬はめずらしいことになります。 アウトブリードの馬はインブリードの馬と比べて、インブリードによる弊害(体質面の弱さ、気性難など)が全く存在しないので、健康な仔を作りやすいことになります。 科学的なアウトブリードの効果をまとめると以下のようになります。 ○長所 健康で丈夫な子供を作りやすい。 繁殖力が強い。 インブリードに比較して遺伝子の組み合わせが多いのでバラエティに富んでいる。 ○短所 ヘテロ接合体の遺伝子型をもつ比率が高いので,遺伝力がインブリードよりも弱い。 遺伝子の組み合わせが多いので,均一性が無く,性質がバラバラである。 インターナショナル・アウトクロス 世界の異なる環境の下で発展している血統を選択して交配することである。 世界の各地で遺伝子の組み合わせはユニークなものになり, 違う遺伝子型の組み合わせによってアウトクロスを作り,新しく,活気のある配合をめざす。 ということになります。 インブリードには、気性、健康への悪影響がありますが、アウトブリードにこれらの悪影響は一切現れません。 それどころか良い影響が出ることもあります。 したがって、気性の重要な繁殖牝馬作りのときなどは、アウトブリードから作った強い牝馬の方が仔の能力が安定しやすいことになります。 **&color(#00DB47){③ ニックス} ニックスとは、父系同士の相性の良い配合のことを言います。 相性の良さとは、過去に活躍場を多く出したという、経験的なものからくることになります。 競馬伝説では以下URLの組み合わせがニックス配合となり、仔への影響は配合による弊害が一切なく、全体的な能力の底上げとなります。 [[ニックス表>http://demetrio4.koiwazurai.com/data/f2.html]] &font(b,u){シングルニックス}  父系と母父系の相性が良い  参考)競馬で血統を考慮する場合は父系と母父系で行う。      通常の競馬新聞の馬柱欄もここまでしか表記されない。 &font(b,u){ダブルニックス}  父系と母父系&母母父系の相性が良い  シングルニックス+αの効果が期待できる &font(b,u){トリプルニックス}  父系と母父系&母母父系&母母母父系の相性が良い  ダブルニックス+αの効果が期待できる #image(20070304155505.png) *冒険派の君に!!                      あくまでも自己責任で><    現在競馬伝説の配合理論についてよく言われるのは 【インブリードは避けてアウトブリードで且つニックス配合がBEST】というものです これが現在の配合のスタンダードになってると言っても過言ではありません しかし今回は是に反する理論であるインブリードについて書こうと思います 実はインブリードは うまく使えばアウトブリードを凌ぐ理論になる可能性があるのです 案外知られてないことですがインブリードはある一定の濃さを越えない限り体力・脚元・気性以外のパラ に悪影響を与えることは無いのです これをうまく活用すれば弱点となるパラを補いつつ他の主要パラを落とさず仔が生産できるというわけです 理由なしになんとなくインブリードを避けてらした方 ***これを機にインブリードにも挑戦されてみてはいかがでしょうか? **この他にも色々な配合がありますが競馬伝説では有効かは定かではありません>< ***面白配合 面白配合とは、種牡馬・繁殖牝馬の4代目の系統が計6種類以上ある場合の配合のことを言います。 系統には、ファロス系・ヘロド系・エクリプス系・フェアウェイ系・ハンプトン系・シックル系・ファラリス系・マッチェム系・ファラモンド系・セントサイモン系・テディ系・スインフォード系・ヒムヤー系の全13種類があります。 面白配合には産駒の勝負根性を底上げする効果があります。 特に、父・母の父ともに根性Aで面白配合の場合、産駒には必ず根性コメントが発生するので、最終的な競走馬を作る場合、面白配合で完成させると根性のある仔が必ず生まれることになり、最強馬育成に一歩近づくことになります。 ***見事な配合 見事な配合とは、種牡馬の5代目の4系統と、繁殖牝馬の五代目の4系統が同じ種類で構成された場合のことを言います。 系統は面白配合の場合と同じで全13種類あります。 ***考えた配合 考えた配合とは、種牡馬の父、父父母父、父母父、父母母父の4系統と、繁殖牝馬の父、父父母父、父母父、父母母父の4系統のうち、3系統がペアになった場合の配合のことを言います。。 ----

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