東部ウマ脳炎ウイルスがニューヨーク州で見つかる

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平成22年8月9日開始。

米国の生物兵器開発プログラムでも研究された致死率の高い東部ウマ脳炎ウイルスがニューヨーク州で見つかる


Deadly EEE Virus Discovered in Upstate New York
Phantoms and Monsters 2010.08.06

ニューヨーク州北部で致命的なEEE(東部ウマ脳炎)ウイルスが見つかる
ニューヨーク州オナイダ郡ヴィエンナ町で、試験的に集められた蚊の中から28匹の致死率の高い東部ウマ脳炎ウイルス (EEEV)を持つ蚊が発見されことがオナイダ郡の衛生局から発表された。
蚊は東部ウマ脳炎 (EEE)のテストに陽性反応を示した。この地区で最後に EEE が報告されたのは4年前のことで、一頭のポニーが死んだ原因が EEE であると考えられた。この時には死んだポニーがいた農場周辺の半径5マイル(8キロメートル)を空中散布で消毒した。この2006年のケースはすぐには調べられなかった。
今年、この森林地帯へ行ったり、あるいはここで働いている人なら誰でも感染した蚊に刺されることによって病気に感染するリスクがあると衛生局は言う。
「今回の場所は、蚊を収集した12の郡のうちの1つで、隣接しているオスウィーゴ郡でも6月以来14の池から陽性反応が報告されており、感染した蚊の活動が拡大していることが考えられる。」と、オナイダ郡の保健監査長のゲイル・ジョーンズ博士は述べた。
感染した蚊は通常では鳥だけを刺すので、人間に病気を感染させるには、感染した鳥と感染していない哺乳動物の間をつなぐ「橋」の役割を果たす蚊の種類の存在が必要だとジョーンズ博士は言う。
東部ウマ脳炎のヒトへの感染は滅多にないが、仮に感染した場合、蚊に刺されてから4日から10日のうちに症状が出始める。症状は頭痛、高熱、および嘔吐などとして現れ、そのうち、意識の混乱、てんかんのような発作、そして昏睡に至る。
感染した人の約3分の1は死ぬ。生き残った人も、多くは脳障害の後遺症を残してしまう。
診断は髄液の検査で行われる。 東部ウマ脳炎には特別な治療法がまったくない。
保健局は、ヒトへの感染の危険を減少させるためにヴィエンナ町で以下の TIPS を提供した。

露出した皮膚と衣服の上に殺虫成分ディートを含む防虫剤を使用すること。
可能であるなら、長袖と長いズボンを着ること。
窓とドアに完全なスクリーンを貼ること。
植木鉢、バケツ、樽、および子供用プールなどに淀んだ水を放置しないこと。 水が自然に排される ように穴を開けておくこと。 
使用していない時には子供用プールをひっくり返すこと。 蚊が淀んだ水で繁殖する。

(訳者注) 東部ウマ脳炎ウイルス (EEEV) は、米国の生物兵器開発プログラムの中の研究細菌のひとつだったそうで、感染した人間の30パーセントから35パーセントが死に、生存者の半数以上は深刻な脳と神経の障害を残すものだそうです。

参考解説: CDC (アメリカ疾病予防管理センター )の東部ウマ脳炎の説明
CDC - Eastern Equine Encephalitis

東部ウマ脳炎ウイルス (EEEV) は、感染した蚊に刺されることによって人間に感染する。東部ウマ脳炎 (EEE) は、ヒトでの発症は極めて少ない病気だが、僅かなケースが毎年、米国で報告されている。ほとんどのケースが大西洋沿いとメキシコ湾沿いの州に現れる。症状は突然の頭痛、高熱、寒気、および嘔吐で始まる。その後、意識の混乱や発作、そして昏睡に至ることもある。

致死率は約33%で、生き残った者も多くは深刻な脳障害が残る病気であり、米国で蚊によって感染する病気の中でもっとも厳しい病気のひとつだ。

東部ウマ脳炎には特殊療法が何もなく、治療は対症療法だけとなっている。










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