韓国産キムチによる感染性胃腸炎症例

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平成25年9月7日開始。 平成26年12月29日更新。

当院には韓国産キムチによる下痢や腹痛などを訴える患者が受診する事があります。今回はその症例を報告する。


症例1:
69歳男性MY。平成25年6月12日に、10日前からの1日当たり2-3回の下痢を訴え来院した。この頃より、本場韓国産キムチを食べていた。現症:35.7度C, 腹部に圧痛は認めないが、腹部診察時キムチ臭あり。WBC6300、 CRP0.0mg/dL。便培養では黄食ブドウ球菌(MSSA)+++を認めた。ノロウイルスは検査していない。今回は韓国産キムチによる感染性胃腸炎と考えられた。韓国産キムチは食べない様に指導し、ガストローム、ビオスリー、半夏瀉心湯を7日間投与して、症状は消失した。

症例2:
32歳男性SK。平成25年8月14日と15日に親戚の人が韓国で買って来た本場韓国産キムチを食べた。8月17日から18日に、腹痛と1日5-6回の下痢が出現した。8月19日には下痢はしなくなったが、8月20日に頭痛、吐き気、眩暈、腹痛、食欲不振が出現し当院を受診した。
現症:36.3度C, BP121/63mmHg, PR48bpm, 腹部全体に圧痛あり、腹部診察時キムチ臭あり。WBC6400、 CRP0.0mg/dL, Granulocytes 78.6%, 腹部超音波検査で、盲腸や上行結腸の粘膜の軽い浮腫はあるが、虫垂の腫脹はあるとは言えなかった。ノロウイルスは検査していない。この症例は韓国産キムチによる感染性胃腸炎と考えられた。ノロウイルスによる感染性胃腸炎の可能性はあるが、この年齢では保険適応がないので検査出来ず、確定には至らない。治療は韓国産キムチは食べない様に指導し、ガストローム、ビオスリー、小太郎腸廱湯6g/dayを5日間投与した。細菌感染も否定できないので、クラビットも併用投与した。症状は4日目には痛みが消失し、5日後には全ての症状が消失し、治癒した。




韓国産キムチによると思われる、憩室炎症例。
58歳男性NH。既往歴として盲腸、上行結腸に憩室がある。平成24年10月7日から、右下腹部痛出現し、平成24年10月22日当院受診した。下痢はなかった。痛みが発生する前から韓国産キムチを食べていた。BT36.1度C。右下腹部に圧痛あり、WBC7700、 CRP0.1mg/dL, Granulocytes 55.5%, 腹部超音波検査で、盲腸や上行結腸圧痛はあるが、粘膜の腫脹はあるとは言えなかった。
盲腸上行結腸の憩室炎と診断し、クラビットを2日投与し、ガストローム、ビオスリー、腸廱湯を7日間投与して、症状は消失した。韓国産キムチを食べなくなったら、症状の再発はない。












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