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サイエンス 2011年6月2日>http://www.asahi.com/science/update/0601/TKY201106010707.html]] >世界保健機構(WHO)が組織した一つの専門委員会「電磁波プロジェクト」がこの6月18日に公表した『環境保健基準』第238巻「超低周波電磁界」です。 >(中略) > >報告書自体は400ページもあるのですが、その大半を1000件を超える専門論文の評価(アセスメント)にあてています。精査した疾患の領域は、神経行動障害(脳の活動、認知、睡眠、精神的気分的)、電磁波過敏症、神経内分泌障害(メラトニンの減少による影響など)、神経障害疾患(ALS※、パーキンソン病、アルツハイマーなど)、心臓疾患、免疫疾患、生殖・発生発達系の障害、がんと多岐にわたっています。そうした疾患について、電磁波の影響とみなせる証拠がたった一つだったり、解決しない疑問がたくさん残されている場合は「限定的」、定性的もしくは定量的にその研究に見逃せない限界があって影響があるともないとも決めかねたり、そもそもデータがなかったりする場合は「不十分」という判定を下しています。特に発がんに関してはIARC(国際がん研究機関)が「低周波電磁界は発がんをもたらす可能性あり」という2Bのランク付けを行ったモノグラフ(2002)以降の研究で、その結論を変更する必要があるかを慎重に検討しています。また、動物実験や細胞実験はあくまで、疫学やボランティア被験者を使ったヒトでの実験でのデータを補強するものとして位置づけるべきだとの立場をとっていて、動物実験のみで「影響あり」のデータが出ても、それだけでは「不十分」とみなすという原則を貫いています。 >引用元:[[送電線などの電磁波対策に新勧告:WHOの「環境保健基準 超低周波電磁界」:babycom ecology >http://www.babycom.gr.jp/eco/env/dc1.html]] 関連リンク:[[超低周波電磁界に関する環境保健クライテリア(世界保健機構)(和訳) 小児白血病の定量的リスク評価(PDFファイル)>http://www.env.go.jp/chemi/electric/material/ehc238_j/pdf/017.pdf]] *有害な電磁波(0・3-0・4マイクロテスラ以上)とは、どういう住環境で発生するか >自然発生する50/60 Hz の電界および磁界のレベルは極めて低く、それぞれ0.0001 V / mおよび0.00001マイクロテスラ程度の極く弱いものです。ELF電磁界による人間への曝露は、主として発電、送電、電気製品の使用に関連して起こります。 >引用元:平成16 年度生活環境中電磁界に係る調査業務報告書[[03.pdf (application/pdf オブジェクト) >http://www.env.go.jp/chemi/report/h17-08/03.pdf]] **携帯電話 >世界保健機関(WHO)の国際がん研究機関(IARC)は31日、携帯電話の電磁波と発がん性の関連について、限定的ながら「可能性がある」との分析結果を発表した。耳にあてて通話を長時間続けると、脳などのがんの発症の危険性が上がる可能性があるといい、予防策としてマイク付きイヤホンの使用を挙げている。 >(中略) >一方で、同じく電磁波を出す電子レンジやレーダーを職業上使う場合や、ラジオやテレビ、各種無線通信に日常生活で触れる場合も同様に検証したが、発がん性との関係はないとも結論づけた。 >引用元:[[asahi.com(朝日新聞社):携帯電話の電磁波「発がんの可能性も」 WHOが分析 - サイエンス 2011年6月2日>http://www.asahi.com/science/update/0601/TKY201106010707.html]] **高圧電線 理論では高圧線からの距離により電磁界は減衰するし、大枠で言えば正しい。 ただし、東京では何故かそうなっていない例外が少なからず存在する。 ***東京での調査結果 結論から言えば、家を選ぶときは、高圧電線から50m以内は避けた方がいいかも。 50m以上の距離は、確率は低いが気になるのであれば、各々測定した方が良い。 というのも高圧電線から50m以内は明らかに値が高い。 一方、50m以上では、距離に反比例するとは必ずしもいえない。 なぜか、発ガンリスクがあがる基準値以上の電磁界は、「50mから100m」の範囲よりも、100m以上で発生しやすい。 データでみよう。 確かに高圧電線からの距離と磁界レベルは反比例し、距離が遠くなれば磁界レベルの平均値は小さくなる。 1. 100m以上での平均値:0.045(μT) 2. 50m以上100m未満: 0.077(μT) 3. 未満50m:0.184 (μT) 参照元:[[平成15年3月31日 独立行政法人国立環境研究所 平成14年度 生活環境中電磁界と健康リスク評価に係る調査報告書 h17-10.pdf (application/pdf オブジェクト) >http://www.env.go.jp/chemi/report/h17-10.pdf]] 表1.2: 高圧送電線からの距離別にみた「寝室の磁界レベル」 (μT) 問題はここから。 >高圧送電線からの距離別に「寝室の磁界レベル」の平均値を見ると、距離が50m以内の対象者(14名)では、100m以上(723名)あるいは50-100m(39名)の対象者に比較して有意に高い傾向が示された(表1.2)。一方、「寝室の磁界レベル」の分布を送電線からの距離別にみると(図1.1)、50m以内の地域では全体的に低いレベルのものが尐ないものの、0.3μT あるいは0.4μT 以上のレベルを示すものも少ない傾向を示している。他方、100m以上の地域では低レベルのものも多いが、0.3μTあるいは0.4μT を越えるレベルを示すものも少なくなかった。 引用元:[[平成15年3月31日 独立行政法人国立環境研究所 平成14年度 生活環境中電磁界と健康リスク評価に係る調査報告書 h17-10.pdf (application/pdf オブジェクト) >http://www.env.go.jp/chemi/report/h17-10.pdf]] 上記内容は、以下の2箇所で図表として表示されている。 ・9ページ:"bedroom MF levels by distance from power line in 50 Hz and 60 Hz regions" ・12ページ:表1.3:「寝室の磁界レベル」が 0.3 μT以上を示した16名の磁界発生源と関連する項目についてのプロフィール **その他 >地域社会:発電所からの電気エネルギーは、高圧送電線を介して地域社会へ分配されていきます。変圧器は家庭に電気エネルギーを運ぶための住宅用配電線へつなぐために電圧を低下させるために用いられます。送電線直下の電界および磁界の強さは、それぞれ約12 kV / mおよび30マイクロテスラです。発電所や変電所の近辺では、電界は最大16kV/m、磁界は最大270マイクロテスラに達することがあります。 >家庭:家庭内の電界および磁界は、送・配電線からの距離や、家庭内で使用される電気機器の種類とその数や、電線の配線位置や配列形式など、多くの要因に依存します。ほとんどの家庭用電気製品や設備の周囲の電界は500 V/m、磁界は 150マイクロテスラを越えることはありません。そして、その強さはいずれも距離が近ければ高いのですが、離れるにつれて急速に減弱します。 >職場:電界も磁界も工場の電気設備や配線の周囲で発生します。送電線や配電線の保守を行う作業者は非常に強い電界と磁界に曝されているかもしれません。発電所や変電所内部では電界が25 kV/m、磁界が2 ミリテスラとなることがあるかも知れません。溶接工は130 ミリテスラにも達する磁界に曝され得ます。誘導加熱炉や工業用電解セルの側では磁界が50 ミリテスラにもなり得ます。事務職員がコピー機やVDTなどの電気製品を使用する際の電磁界に曝露されますが、はるかに少ない量です。 >引用元:[[電磁界情報センター ファクトシートNo.205 1998年11月>http://www.jeic-emf.jp/pdf/faq/Fact_No205.pdf]] >送電線下「だけ」が危ないわけではなく、 >幹線道路の歩道に埋められた幹線ケーブル(家の軒先なので、送電線に比べて極めて距離が短い:電磁界の強さは距離に反比例する) >マンション等に設置された携帯基地局(携帯電話器と違い24時間強力な電波を出しつづけている) >パソコンや無線LAN、ADSLモデム、テレビ(ラジオがかき消されるほどの強い雑音電波) >電気毛布(距離あたりの電界や磁界は送電線以上に近く強い) >電気鉄道線路(線路脇のビルの鋼管杭が電気腐食するほど電流が流れている) >マンションの垂直配線ダクト脇の住戸(居室のすぐ横を大電流が流れている) >など他にもいろんな危険と「思われる」場所があります。 >引用元:[[電車の高圧ケープルなど電磁波を発する近くに住む事になりました・・・ - 電力発電 - 教えて!goo >http://oshiete.goo.ne.jp/qa/1990281.html]] *ページフッタ ***このページの1階層下のページ #lsd() ***このページに含まれるタグ &tags() ***このページへのアクセス数 今日:&counter(today) 昨日:&counter(yesterday) これまで合計:&counter(total)
最終更新日時&date() #html2(){{{{{{ <TABLE align="right"> <TR> <TD> <iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?lt1=_blank&bc1=000000&IS2=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=tomokazu0525-22&o=9&p=8&l=as4&m=amazon&f=ifr&ref=ss_til&asins=4876986630" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe> </TD> </TR> <TR> <TD> <iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?lt1=_blank&bc1=000000&IS2=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=tomokazu0525-22&o=9&p=8&l=as4&m=amazon&f=ifr&ref=ss_til&asins=4906640648" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe> </TD> </TR> <TR> <TD> <iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?lt1=_blank&bc1=000000&IS2=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=tomokazu0525-22&o=9&p=8&l=as4&m=amazon&f=ifr&ref=ss_til&asins=4334033989" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe> </TD> </TR> <TR> <TD> </TD> </TR> </TABLE> }}}}}} ■目次 #contents_line() ■本文 *電磁波による健康被害がある可能性が高いのは小児白血病 >超低周波電磁波の人体影響について、世界保健機関(WHO)が「小児白血病発症との関連が否定できない」として、各国に対策法の整備など予防的な措置を取ることを求める勧告 >(中略) >WHOは、具体的な規制値は示さなかったものの、日本や米国などでの疫学調査から「常時平均0・3-0・4マイクロテスラ以上の電磁波にさらされていると小児白血病の発症率が2倍になる」との研究結果を支持。「電磁波と健康被害の直接の因果関係は認められないが、関連は否定できず、予防的な対策が必要だ」と結論づけた。 >引用元:[[電磁波対策の法整備を勧告 WHO、初の国際指針 2007/06/17 08:36 【共同通信】 >http://www.47news.jp/CN/200706/CN2007061701000311.html]] >小児白血病に関する疫学研究は、がんのリスク因子として、居住環境での平均値が約0.3~0.4μT超のELF磁界に焦点を当てている。いくつかの大規模調査の結果、時間平均ばく露が0.3μT超の小児は約0.5~7%、0.4μT超の小児は約0.4~3.3%であることが示されている。ELF磁界ばく露と小児白血病に関する症例対照研究に基づく計算の結果は、ほぼ同じ範囲であった。 >引用元:[[超低周波電磁界に関する環境保健クライテリア(世界保健機構)(和訳) 小児白血病の定量的リスク評価(PDFファイル)>http://www.env.go.jp/chemi/electric/material/ehc238_j/pdf/015.pdf]] 関連リンク:[[WHO | Extremely Low Frequency Fields Environmental Health Criteria Monograph No.238 >http://www.who.int/peh-emf/publications/elf_ehc/en/index.html]] ※注   ELF:Extremely Low Frequencyの略。超低周波数。  μT:マイクロテスラ。  μ:マイクロ。基礎となる単位の百万分の一(0.000 001倍)  T:テスラ。テスラは磁束密度の単位(磁束の方向に垂直な面の1平方メートルにつき1ウェーバの磁束密度)。 **小児白血病とは >「小児がんのうち一番多く約3分の1を占めているのが白血病です。簡単にいえば血液中にがん細胞が発生し、それが増殖してしまう病気です。血液の働きが正常に行われなくなり、貧血や鼻出血、感染症などを起こしやすくなってしまいます。また、これらが重症化しやすくなる。 >白血病は急激に起こる『急性白血病』と、ゆっくり発症する『慢性白血病』があります。急性はまた、『急性リンパ性白血病』と『急性骨髄性白血病』に分類されます。子どもの白血病の80%弱は急性リンパ性白血病で、急性骨髄性白血病は20%弱です」 >引用元:[[小児白血病と電磁波の関係:babycom子ども環境問題 >http://www.babycom.gr.jp/eco/kodomo/s5.html]] **小児白血病の発症率の現状 >欧米における白血病発症率は0~15歳未満では10万人あたり年間4例。日本でもほぼ同様なレベルにあると推定されます。 >引用元:[[国立環境研究所WEBサイト内 環境科学解説【電磁波の人体への影響】 >http://www.nies.go.jp/escience/denjiha/p2/p2.html]] >白血病は小児がんで最もおおく発生する悪性新生物です。特に0~4歳児で罹患率が最も高く、成長にともない罹患率は減少していきます。2005年では、0~4歳児における罹患率は4.0人、5~9歳では2.5人、10~14歳では1.4人でした。 >引用元:[[ 小児がん 疾病別推定罹患率・死亡率 (著者、情報源等の詳細不詳。)>http://www.childhoodcancer.jp/ChildhoodCancer_Epidemiology3.aspx]] >小児から青年層においては、白血病は最も発生頻度の高いがんです。子供や若い人や働き盛りの壮年にも発生しますので、社会的には影響のある病気です。そのため、実数はそれほど多くはないのですが、高齢者の病気である他のがんよりも、より注目されることになります。青年層の死因としては、事故死に次いで第二位を占めています。 >引用元:[[4 白血病の発生率 (愛知県がんセンター 病院長 大野竜三,小牧市民病院血液内科 市橋卓司) >http://pathy.med.nagoya-u.ac.jp/leukemia2/node4.html]] **電磁波由来の小児白血病は、日本に年間何人いると推定されるか。 >0. 4マイクロテスラ(4ミリガウス)の磁界が日本の小児白血病患者の発症リスクを2倍にしているとして計算してみると、毎年全国で電磁波が原因で小児白血病を発症しているのは2、3例ということになる >引用元:[[胎児・子どもの電磁波感受性 専門家インタビュー(国立成育医療センター研究所成育疫学研究室・室長 齋藤 友博)>http://www.babycom.gr.jp/eco/kodomo/s5.html]] 関連リンク:[[超低周波電磁界に関する環境保健クライテリア(世界保健機構)(和訳) 小児白血病の定量的リスク評価(PDFファイル)>http://www.env.go.jp/chemi/electric/material/ehc238_j/pdf/017.pdf]] **小児白血病以外では、脳などの発ガンの可能性 2007年のWHOの報告書では、小児白血病以外には、関連があるとも認めていませんでした。 ただ2011年には、可能性があるものとして携帯電話による脳の癌の可能性をあげています。こちらは、まだあくまで可能性の段階です。 >世界保健機関(WHO)の国際がん研究機関(IARC)は31日、携帯電話の電磁波と発がん性の関連について、限定的ながら「可能性がある」との分析結果を発表した。耳にあてて通話を長時間続けると、脳などのがんの発症の危険性が上がる可能性があるといい、予防策としてマイク付きイヤホンの使用を挙げている。 >引用元:[[asahi.com(朝日新聞社):携帯電話の電磁波「発がんの可能性も」 WHOが分析 - サイエンス 2011年6月2日>http://www.asahi.com/science/update/0601/TKY201106010707.html]] >世界保健機構(WHO)が組織した一つの専門委員会「電磁波プロジェクト」がこの6月18日に公表した『環境保健基準』第238巻「超低周波電磁界」です。 >(中略) > >報告書自体は400ページもあるのですが、その大半を1000件を超える専門論文の評価(アセスメント)にあてています。精査した疾患の領域は、神経行動障害(脳の活動、認知、睡眠、精神的気分的)、電磁波過敏症、神経内分泌障害(メラトニンの減少による影響など)、神経障害疾患(ALS※、パーキンソン病、アルツハイマーなど)、心臓疾患、免疫疾患、生殖・発生発達系の障害、がんと多岐にわたっています。そうした疾患について、電磁波の影響とみなせる証拠がたった一つだったり、解決しない疑問がたくさん残されている場合は「限定的」、定性的もしくは定量的にその研究に見逃せない限界があって影響があるともないとも決めかねたり、そもそもデータがなかったりする場合は「不十分」という判定を下しています。特に発がんに関してはIARC(国際がん研究機関)が「低周波電磁界は発がんをもたらす可能性あり」という2Bのランク付けを行ったモノグラフ(2002)以降の研究で、その結論を変更する必要があるかを慎重に検討しています。また、動物実験や細胞実験はあくまで、疫学やボランティア被験者を使ったヒトでの実験でのデータを補強するものとして位置づけるべきだとの立場をとっていて、動物実験のみで「影響あり」のデータが出ても、それだけでは「不十分」とみなすという原則を貫いています。 >引用元:[[送電線などの電磁波対策に新勧告:WHOの「環境保健基準 超低周波電磁界」:babycom ecology >http://www.babycom.gr.jp/eco/env/dc1.html]] 関連リンク:[[超低周波電磁界に関する環境保健クライテリア(世界保健機構)(和訳) 小児白血病の定量的リスク評価(PDFファイル)>http://www.env.go.jp/chemi/electric/material/ehc238_j/pdf/017.pdf]] *有害な電磁波(0・3-0・4マイクロテスラ以上)とは、どういう住環境で発生するか >自然発生する50/60 Hz の電界および磁界のレベルは極めて低く、それぞれ0.0001 V / mおよび0.00001マイクロテスラ程度の極く弱いものです。ELF電磁界による人間への曝露は、主として発電、送電、電気製品の使用に関連して起こります。 >引用元:平成16 年度生活環境中電磁界に係る調査業務報告書[[03.pdf (application/pdf オブジェクト) >http://www.env.go.jp/chemi/report/h17-08/03.pdf]] **携帯電話 >世界保健機関(WHO)の国際がん研究機関(IARC)は31日、携帯電話の電磁波と発がん性の関連について、限定的ながら「可能性がある」との分析結果を発表した。耳にあてて通話を長時間続けると、脳などのがんの発症の危険性が上がる可能性があるといい、予防策としてマイク付きイヤホンの使用を挙げている。 >(中略) >一方で、同じく電磁波を出す電子レンジやレーダーを職業上使う場合や、ラジオやテレビ、各種無線通信に日常生活で触れる場合も同様に検証したが、発がん性との関係はないとも結論づけた。 >引用元:[[asahi.com(朝日新聞社):携帯電話の電磁波「発がんの可能性も」 WHOが分析 - サイエンス 2011年6月2日>http://www.asahi.com/science/update/0601/TKY201106010707.html]] **高圧電線 理論では高圧線からの距離により電磁界は減衰するし、大枠で言えば正しい。 ただし、東京では何故かそうなっていない例外が少なからず存在する。 ***東京での調査結果 結論から言えば、家を選ぶときは、高圧電線から50m以内は避けた方がいいかも。 50m以上の距離は、確率は低いが気になるのであれば、各々測定した方が良い。 というのも高圧電線から50m以内は明らかに値が高い。 一方、50m以上では、距離に反比例するとは必ずしもいえない。 なぜか、発ガンリスクがあがる基準値以上の電磁界は、「50mから100m」の範囲よりも、100m以上で発生しやすい。 データでみよう。 確かに高圧電線からの距離と磁界レベルは反比例し、距離が遠くなれば磁界レベルの平均値は小さくなる。 1. 100m以上での平均値:0.045(μT) 2. 50m以上100m未満: 0.077(μT) 3. 未満50m:0.184 (μT) 参照元:[[平成15年3月31日 独立行政法人国立環境研究所 平成14年度 生活環境中電磁界と健康リスク評価に係る調査報告書 h17-10.pdf (application/pdf オブジェクト) >http://www.env.go.jp/chemi/report/h17-10.pdf]] 表1.2: 高圧送電線からの距離別にみた「寝室の磁界レベル」 (μT) 問題はここから。 >高圧送電線からの距離別に「寝室の磁界レベル」の平均値を見ると、距離が50m以内の対象者(14名)では、100m以上(723名)あるいは50-100m(39名)の対象者に比較して有意に高い傾向が示された(表1.2)。一方、「寝室の磁界レベル」の分布を送電線からの距離別にみると(図1.1)、50m以内の地域では全体的に低いレベルのものが尐ないものの、0.3μT あるいは0.4μT 以上のレベルを示すものも少ない傾向を示している。他方、100m以上の地域では低レベルのものも多いが、0.3μTあるいは0.4μT を越えるレベルを示すものも少なくなかった。 引用元:[[平成15年3月31日 独立行政法人国立環境研究所 平成14年度 生活環境中電磁界と健康リスク評価に係る調査報告書 h17-10.pdf (application/pdf オブジェクト) >http://www.env.go.jp/chemi/report/h17-10.pdf]] 上記内容は、以下の2箇所で図表として表示されている。 ・9ページ:"bedroom MF levels by distance from power line in 50 Hz and 60 Hz regions" ・12ページ:表1.3:「寝室の磁界レベル」が 0.3 μT以上を示した16名の磁界発生源と関連する項目についてのプロフィール **その他 >地域社会:発電所からの電気エネルギーは、高圧送電線を介して地域社会へ分配されていきます。変圧器は家庭に電気エネルギーを運ぶための住宅用配電線へつなぐために電圧を低下させるために用いられます。送電線直下の電界および磁界の強さは、それぞれ約12 kV / mおよび30マイクロテスラです。発電所や変電所の近辺では、電界は最大16kV/m、磁界は最大270マイクロテスラに達することがあります。 >家庭:家庭内の電界および磁界は、送・配電線からの距離や、家庭内で使用される電気機器の種類とその数や、電線の配線位置や配列形式など、多くの要因に依存します。ほとんどの家庭用電気製品や設備の周囲の電界は500 V/m、磁界は 150マイクロテスラを越えることはありません。そして、その強さはいずれも距離が近ければ高いのですが、離れるにつれて急速に減弱します。 >職場:電界も磁界も工場の電気設備や配線の周囲で発生します。送電線や配電線の保守を行う作業者は非常に強い電界と磁界に曝されているかもしれません。発電所や変電所内部では電界が25 kV/m、磁界が2 ミリテスラとなることがあるかも知れません。溶接工は130 ミリテスラにも達する磁界に曝され得ます。誘導加熱炉や工業用電解セルの側では磁界が50 ミリテスラにもなり得ます。事務職員がコピー機やVDTなどの電気製品を使用する際の電磁界に曝露されますが、はるかに少ない量です。 >引用元:[[電磁界情報センター ファクトシートNo.205 1998年11月>http://www.jeic-emf.jp/pdf/faq/Fact_No205.pdf]] >送電線下「だけ」が危ないわけではなく、 >幹線道路の歩道に埋められた幹線ケーブル(家の軒先なので、送電線に比べて極めて距離が短い:電磁界の強さは距離に反比例する) >マンション等に設置された携帯基地局(携帯電話器と違い24時間強力な電波を出しつづけている) >パソコンや無線LAN、ADSLモデム、テレビ(ラジオがかき消されるほどの強い雑音電波) >電気毛布(距離あたりの電界や磁界は送電線以上に近く強い) >電気鉄道線路(線路脇のビルの鋼管杭が電気腐食するほど電流が流れている) >マンションの垂直配線ダクト脇の住戸(居室のすぐ横を大電流が流れている) >など他にもいろんな危険と「思われる」場所があります。 >引用元:[[電車の高圧ケープルなど電磁波を発する近くに住む事になりました・・・ - 電力発電 - 教えて!goo >http://oshiete.goo.ne.jp/qa/1990281.html]] #amazon2(728x90) &link_edit(text=ここを編集) *ページフッタ **このページの1階層上のページ &link_parent() **このページの1階層下のページ #lsd() **このページに含まれるタグ &tags() **このページへのアクセス数 今日:&counter(today) 昨日:&counter(yesterday) これまで合計:&counter(total)

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