トップページ > 問題発見・問題解決

最終更新日時2012-01-02

■目次
■本文

問題(点)・イシューとは何か

問題とは何か。問題点とは何か。イシューとは何か。

人による問題(点)の定義の違い

『問題発見プロフェッショナル「構想力と分析力」』齋藤嘉則

p.16
問題=あるべき姿-現状
したがって、現状とギャップのない目標からは問題は発生しない。
また到達不可能な目標と現状とのギャップは、理論的には解決不可能な問題ということになる。









『問題構造学入門』佐藤允一

22版,pp218~219
1.問題とは、目標と現状のギャップであり、解決すべき事柄である。
  10.目標とは実現すべき状態、期待される結果すなわち期待出力のことである。
2.問題は立場によって異なる。
6.問題点とは、手の打てる原因のことである。
5.問題ひとつに対して問題点は複数ある。
14.問題の原因は、手段、活動、外乱、制約条件の中に存在する。
  15.手段とは、問題解決者が、自らの意思で行う入力のことである。
  18.活動とは、入力から出力にいたるプロセスに存在する事実をいう。
  21.外乱とは、プロセスの外部に生じ、活動を撹乱する不可抗力的要因のことである。
  11.制約条件とは、入力の時点において存在する客観的事実で、手段と活動を制約する条件のことである。


『問題解決の思考技術』飯久保廣嗣

日経ビジネス人文庫(pp.22-23)
「問題」「問題解決」ということばは、かなりあいまいに使われている。
「わが社が現在かかえる問題」というときには、何かしなければいけない当面する状況を指すが、
「その問題の原因は何か」という場合は、具体的なトラブルを意味する、
などである。
つまり、レベルの違うものごとを、同じ「問題」ということばで表すことが多い。
本書では「何かしなければいけない当面の状況」を「問題」とする。
これは、「意志決定すべきこと」なども含む。
一方、原因を究明すべき"問題"は、「トラブル」と呼んで区別する。




『プロの課題設定力』清水久三子

p16
課題…「現状」と「あるべき姿」のギャップを把握した上で、
「現状」を「あるべき姿」にするために、なすべきこと。
問題(点)…課題の達成(「現状」を「あるべき姿」にすること)を阻む要因。








『 イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」 』安宅和人 (著)

p73
「今、本当に答えを出すべき問題であり、かつ答えを出せる問題=イシュー」












 「問題意識をもて」といういい方をすることがありますが、これはよく考えてみると、
 意味がきわめてあいまいです。「ぼんやりしないで、よく考えろ」という程度から、
 「改善意欲をもて」とか、「危機感をもて」というような意味に使われることもあります。
 「問題意識をもて」といわれて、問題意識が出てくるものでしょうか。
  これは、「やる気を出せ」という場合と同じ程度に無味乾燥な言葉です。
   引用元『問題構造学入門』佐藤允一 22版,p44

ページフッタ

このページの1階層上のページ

このページの1階層下のページ

このページに含まれるタグ

このページへのアクセス数

今日: -
昨日: -
これまで合計: -
最終更新:2012年01月02日 07:52