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最終更新日時2012-03-29
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他の天体からの影響の可能性

太陽

黒点

太陽の黒点数が少ない時期ほど巨大地震の発生頻度が高いことが、湯元清文・九州大宙空環境研究センター長(宇宙地球電磁気学)のチームの分析で分かった。東日本大震災も黒点数が少ない時期に起きた。太陽の活動が地球内部に影響を及ぼす可能性を示す成果として注目される。11月3日から神戸市で開かれる地球電磁気・地球惑星圏学会で発表する。
 太陽の黒点数は約11年周期で増減を繰り返し、地球大気の状態を変化させている。チームは地球内部にも何か影響を与えていると考え、1963~2000年の太陽の黒点数と、同時期に発生したマグニチュード(M)4以上の計32万7625回の地震との関係を調べた。
 その結果、M4・0~4・9の地震の65%が、太陽黒点数が最小期(約2年間)の時期に起きていた。M5・0~5・9、M6・0~6・9、M7・0~7・9でもほぼ同じ割合だったが、M8・0~9・9では、28回発生した地震の79%が最小期に集中していた。また、黒点数が少ない時期には、太陽から吹き出す電気を帯びた粒子の流れ「  太陽風 」が強まる現象が毎月平均3~4回あるが、その現象時に、M6以上の地震の70%が発生していた。
引用元: 太陽:黒点少ない時期、巨大地震頻発 九州大宙空環境研が分析 - 毎日jp(毎日新聞)2011年9月26日

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地球潮汐

月と地球の間に働く引力が、ある種のプレート(岩板)境界型(海溝型)地震の引き金になっている可能性が高いことが、米カリフォルニア大と防災科学技術研究所(茨城県つくば市)の研究で分かった。地殻のひずみがたまり地震が起きそうな状態で、引力が「最後のひと押し」になるらしい。22日付の米科学誌サイエンスに発表した。
月の引力は海水に働いて潮の干満を起こすが、地球そのものも変形させる。変形は1日2回、地表面が20cm上下する程度だが、地震を起こす地殻のひずみに影響し、地震発生にも関係しているのでは、という考えが年ほど前からあった。
防災科研の田中佐千子特別研究員らは、77~00年に全世界で起きたマグニチュード5.5以上のプレート境界型地震のらち、「逆断層型」と呼ばれる地震2207個の発生場所・時刻などの記録と、そのときの月の引力の効果の関係を調べた。
その結果、月の引力の効果が断層のずれを促す向きのときは、逆のときに比べ、地震が多く発生していることを統計的に確かめた。田中さんは「月の引力の効果は地殻のひずみの力千分の1ほどだが、地震発生の最後のひと押しになるらしい」と話している。
引用元: 2004.10.22(朝日新聞夕刊)

断層がすべった方向に40 ヘクトパスカル(大気圧の約25 分の1)以上の地球潮汐の力がかかった255 の地震について分析すると、約7 割が地球潮汐のピーク(力の位相角0 度)の前後6 時間(力の位相角.90 度~ 90 度)以内に起こっていた
(中略)
。「月齢との関係についてよく質問を受けるが、月齢との対応関係は必ずしも明らかでない。そのうち月齢もデータに入れられればと思っている」
引用元: サイト「Nature Digest」内の記事 『研究者訪問』田中佐千子 独立行政法人防災科学技術研究所固体地球研究部門 日本学術振興会特別研究員(PDFファイル) 


地震予測地図

独立行政法人防災科学技術研究所 発表分


学者からみた地震


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