最終更新日時2012-03-14
放射性セシウムの体内への蓄積、毒性(放射性物質としての毒性、化学的毒性)と、その影響。
■目次
■本文
セシウムは体内に蓄積するか ⇒ する。現時点では、筋肉への蓄積が明らかになっている。
セシウムの体内への蓄積部位
筋肉のセシウム蓄積は血液の数十倍
セシウムが体内に蓄積しても安全派
長崎大大学院医歯薬学総合研究科の
山下俊一
教授
福島県の放射線健康リスク管理アドバイザーでもある長崎大大学院医歯薬学総合研究科の山下俊一教授は「すでに問題となっている野菜などを口にしていたとしても、基本的には心配ない」と話し、冷静な対応を求めている。
(中略)
一方、放射性セシウムは体内に取り込まれると染色体や遺伝子の突然変異を起こすことがある。半減期が30年と長く、筋肉に集まりやすい性質があるが、筋肉にがんが起こることはまずなく、山下教授は「どちらかというと、気をつけなければならないのは放射性ヨウ素」と強調する。
引用元:
【放射能漏れ】ヨウ素は尿で排出 セシウムは筋肉蓄積も心配低い 長崎大・山下教授 - MSN産経ニュース
セシウムのヒトへの化学的毒性は無視できる。ただし、セシウムは、30年で半分ずつバリウムに変わっていく。
2011年の原発事故によるセシウムの化学的毒性は無視できる。
セシウム-137(137Cs)は、30年で半分がバリウムに変わる。
セシウム-137(137Cs)
半減期 30.1年
ベータ線を放出してバリウム-137(137Ba)となるが、94.4%はバリウム-137m(137mBa、2.6分)を経由する。バリウム-137mからガンマ線が放出される。
バリウム
生物への影響:あり
ヒトへの影響
東京電力福島第一原発事故による蓄積量
東京都民の事故後1年間の推定値(東京大学 生産技術研究所の沖大幹 教授と、総括プロジェクト機構 「水の知」(サントリー)総括寄付講座の村上道夫 特別講師の研究チーム
対策がなかったと仮定した時の放射性セシウム20+ 件の実効線量が成人で8.3μSv、幼児で3.4μSv、乳児で2.7μSvであったのに対し、対策の実施によってそれぞれ6.6μSv、2.8μSv、2.3μSvまで減少し、14%~21%の低減効果があったと推察された(それぞれ男女平均値)。対策を実施した際の放射性セシウム20+ 件と放射性ヨウ素の合計実効線量は、成人で18μSv、幼児で42μSv、乳児で48μSvであり、対策による低減効果はそれぞれ29%、34%、44%であったという。
引用元:
東大、飲食物由来の放射性ヨウ素/セシウムによる都民への曝露量などを推定 | エンタープライズ | マイナビニュース
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最終更新:2012年03月14日 00:25