最終更新日時2012-04-21
まず土壌、汚染水といった対象ごとに分類。
次に、単位あたりの単価やセシウム除去率ごとに分類。
■目次
■本文
土壌
汚染土壌1トン当たり5万~6万円。最高で99.9%除去
太平洋セメントと中央農業総合研究センター(茨城県つくば市)
まず、非放射性セシウム(以下「Cs」という。)を用いた予備試験により、Csを吸着・固定した土壌では、Csの揮発促進剤(塩化カルシウムCaCl2)の添加の有無にかかわらずCsの揮発率は低いが、複数の無機系の高性能反応促進剤を組み合わせて添加することによりCsの揮発率が大幅に向上するという知見を得ました。
この知見を基に、放射性Csによる汚染土壌を用いた昇華試験を行い、放射性Csを効率よく揮発させる条件を検討しました。昇華試験は、まず、管状電気炉で基本条件を検討後、小型回転式昇華装置を用いて連続昇華試験を実施しました。実際の汚染土壌に高性能反応促進剤を添加・混合後、管状電気炉および小型回転式昇華装置で1300°C以上で昇華試験を行った結果に表1のとおりです。いずれの汚染土壌も放射性Csがよく揮発し、目標である100 Bq/kg(建設資材の許容値以下)を達成できました。
引用元:
平成23年度 除染技術実証試験事業 | 農研機構 - 「放射性物質を含む汚染土壌等からの乾式セシウム除去技術の開発」について(お知らせ) - 情報公開日:2012年2月22日
WEBサイト:独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構
約10アールあたり1万円以下(愛媛大農学部の逸見彰男教授の研究チーム)
単価不明。ほぼ全量回収。
産業技術総合研究所(つくば市)ナノシステム研究部門グリーンテクノロジー研究グループの研究員
染色に使われるプルシアンブルーは、人体に無害とされ、セシウムだけを選択的に吸着させる。放射性廃棄物は、150分の1まで減らすことができるという。
処理後の土の酸化は、肥料などで改良できる範囲としている。
川本徹グリーンテクノロジー研究グループ長は「(PCB汚染などで)土壌洗浄で加熱する、酸を使うプラントは既に稼働している。(実用化は)個人的に、それほど遠くないと思っている」と話した。
筑波大学数理物質系の守友浩教授らの研究グループ
顔料プルシアンブルーの類似体を使った沈殿法
放射能量が約4000分の1
汚染水
汚染水1トンあたり10万円以下、セシウム回収率95%以上
東京工業大学・有冨正憲教授らのグループ、プルシアンブルー(フェロシアン化鉄)
東京工業大学原子炉工学研究所所長の有冨正憲・教授がいう。
「私が東電に提案したのは、フェロシアン化鉄の粉末を使って水と放射性物質セシウムを分離し、凝集沈降剤で固める方法です。アレバの技術と理論は同じですが、放射性セシウムを95%以上除去できることが確認され、費用は汚染水1トンあたり10万円以下です。凝集沈降剤の投入を遠隔操作するための施設や機器、作業員の確保が難点ですが、これらは日本のプラントメーカーの技術でクリアできる。
引用元:
NEWSポストセブン|原発汚染水処理 日本企業なら1トンあたり10万円以下で可能
東京工業大学・有冨正憲教授らのグループは、「フェロシアン化鉄」という物質を使って水とセシウムを分ける実験を公開した。実験には放射性でないセシウムを使用したが、放射性セシウムに応用することも可能で、有冨教授によると、この技術を使うと放射性セシウムを95%以上除去することが可能だという。
東工大“セシウム除去システム”公開実験 | 日テレNEWS24
処理単価不明、放射能濃度を1千~1万分の1
仏の原子力大手アレバ。フェロシアン化ニッケル
研究段階
金沢大学の太田富久教授とクマケン工業の共同研究チーム。
理化学研究所(埼玉県和光市)と筑波大、慶大などの研究グループ
土壌か汚染水か不明
詳細な単価不明だが、安い。
ゼオライト
焼却灰
単価不明
アタカ大機
セシウム以外の放射性物質除去
ストロンチウムなど
東芝 × エナジーソリューション
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