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631 :風と木の名無しさん:2006/12/24(日) 00:45:03 ID:K0HLDDgL0 ナポレオンのもとに、プレゼントと一緒に花束とカードが届けられた。 「僕の愛するルイ イブは、社交界があって、君と一緒に過ごせない。残念だよ。 君をイメージして作らせたブレスレットと、シャンパンを送るよ。 名前は、そう、ルイ・ナポレオン。 僕からのクリスマスプレゼントだ。気に入ってくれると嬉しいな。 どこにいても、僕は君を思ってる。愛しているよ。 メリークリスマス。                                   エルより 」 ナポ「、、、ばかやろう。どうせ、女とすごしてるくせによ!    いろんな奴に同じ事してるくせによ!   俺にも忘れずにマメなラブコール送ってきやがって、、。   涙が出ちまうじゃないか、、、。グスグス、、クスン。   ピエール、、、俺はおまえに会いたいよ。」 635 :風と木の名無しさん:2006/12/25(月) 16:55:02 ID:n+++ew5u0 運転手「ピエール坊ちゃま、昨夜は社交界の後、お泊りでずいぶんとお疲れのご様子で。」 「ああ、楽しい夜だったよw」 「いつもお相手が定まらない。旦那様の若い頃にそっくりです。いけない人だw」 「ハハハ、母には内緒だぞ。」 「ただ、、あまり乱暴で同じモノのついている方とお付き合いを続けるのは、いかがなものかと。」 「、、、さすが、鋭いな。気づいていたのか?」 「長い間お仕えして参りましたので、、。ずいぶん前、仏Jr代表がPK戦で敗れたあの日、坊ちゃんは、落ち込んでいる彼を同乗して別荘に送るよう命じられました。」 「、、、あの別荘、親父がよく秘書との逢引に使ってたなあ。」 「翌日、お迎えに参りましたところ、彼の様子を見てすぐにわかりましたよ。そう、あれはまるで、恥じらう乙女のようなw」 「ハハハ、参ったな。最初からお見通しかw」 「彼は血統が良いとはいえ、親族からも厄介者扱いで実家からすでに飛び出しているとか?」 「、、、あいつ、今では僕にゾッコンなようだ。しばらく遊んで、可愛がってやるさw」 「、、、悪い人だwww」 637 :風と木の名無しさん:2006/12/25(月) 17:55:15 ID:n+++ew5u0 回想シーン 別荘での朝 「ハッ!?ピ、ピエール、昨夜、俺、、、っ。」 「お目覚めかいw」 「よせ!カーテン開けるなよ!まぶしいだろ!」汗汗、、 「あ?ナポ、これ、シーツに血が、、。傷がついたのか?」 「あ//////!?やだっっ!!よせよっ、見るな!コレ、俺が自分で洗うからよぉ!!」 「、、、。」 「、、、、ヒクッヒク、グスン、、ううっ、、」恥ずかしさに涙するナポ 「ナポ、このシーツは捨てればいい。以外とデリケートだったんだなw」肩を抱き寄せるピエール。 「うううっ~~っ!!ひでえよぉ!俺、昨夜はどうかしてたんだ!それを弱みに付け込んでこんな事っ、、、号泣。」 「すまない。僕のせいだな。優しくするつもりだったのに、、つい夢中になってしまった。昨夜のおまえは、強く抱いていないと壊れてしまいそうだったから、、。」 「ばかやろ、、う。」 「専属の医者を呼ぼう。手当てしないと。」 「嫌だ!いやっ!そんなっ、、、誰にも知られたくねえよっ!頼むから誰にも言わないでくれよぉ、、。グスングスン、、」 「ナポ、バスルームへ来いw僕が手当てしてやるさ。なに、恥ずかしがる事は無い、おまえの体はもう隅々まで知っている。」スタスタと全裸でバスルームへむかうピエール。 ゴミ箱の中には昨夜の名残、シーツの上にも捨て忘れた丸めたチッシュが、、、。 「ピエール、、、慣れてんのか?こんな事、、、。」 胸キュンなナポレオンであった。 641 :風と木の名無しさん:2006/12/26(火) 16:53:56 ID:nGvqX8s90 真っ赤なスポーツカーが走りすぎて行った。 「!?」 グラサンかけていてもわかる。ピエール。いつもと違う遊び人っぽいカジュアルな雰囲気。 助手席には日焼けした活発そうな女が楽しそうに笑ってた。 「、、、、。」 その日の新聞 FWナポレオン、試合開始7分 レッドカード 退場処分 642 :風と木の名無しさん:2006/12/26(火) 17:36:39 ID:nGvqX8s90 いつものピエール家専属ロールスロイス パーティーの帰りだろうか?花束とプレゼントを抱えたワンピの女が降りてきた。 すましたスーツのピエールが見送っている。 「、、、なんなんだよ。あいつ、、。」 豪邸に帰るロールスが信号待ちしていると、ドガッ!!と後部座席のドアを蹴り上げた男がいた。 運転手「!?何をするんだ!キミ!!」 足を車にかけたまま、ガムを噛みながら、見下すような目で窓越しのピエールを睨んでいる。 「、、、、爆弾男か。開けてやれ。」 「でも、お坊ちゃま、、、。」 「いいから、乗せてやれw」 ドアが開くと、ズカズカ無遠慮に乗り込み、ピエールの横に座ると大きく足を組んでソファーにもたれた。 傲岸不遜な態度に運転手が顔をしかめる。 「、、、どうした?何か用事なのか?」 「、、、、。」俺様は気分を害している、といった顔でくちゃくちゃガムを噛み続ける。 「僕もいろいろ忙しいんだ。用があるなら早く言え。車に傷までつけて、」 「ルせぇーなあ!!さっさと家まで送りゃあいいんだよ!!」 運転手「、、、、。」 643 :風と木の名無しさん:2006/12/26(火) 18:04:06 ID:nGvqX8s90 ナポ自身、なにを苛立ってるのかわからない。きっと、こいつがタラシのくせに、紳士面してすかしてるから気に入らないんだ。 「フッ、おまえの家は方向が逆だがw、、、まあいい。」 「お坊ちゃま、どうしますか?」 「そうだな、、。行き先変更だ。父の別荘へ着けてくれ。」 「、、、かしこまりました。」 「、、、、!?」別荘?え、、、?今まで傲慢な態度で威張っていた顔が、急にうろたえた表情に変わる。 心臓がドキドキして、顔が熱くなる。今喋ったら、声まで震えそうだ。 「!」ギュ!とふいに手を握られた。ピエールは無表情で何事もなく運転手に話しかける。 「家には、適当な理由をつけて報告しておいてくれ。」 「はい。」 「ぁ、、、」最初の迫力はどこへやら、ナポは赤らんだ顔を隠したくて、うつむくしかなかった。

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