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「火野×ビクトリアーノ」(2009/05/02 (土) 10:37:13) の最新版変更点
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458 名前: ラテン801 投稿日: 02/03/08 12:32 ID:d/e942wZ
マイナー外カプ推進~、前編!!(笑;)
「俺は絶対、反対だ」
もう何度同じセリフを聞かされただろう。うんざりも頂点に達し、ビクトリーノは椅子をくるくると回し、うしろをむいた。
そこにはベットの上であぐらをかいている、眉間にしわを寄せまくった、不機嫌極まりないといった顔のリョーマがいた。
「別に・・・俺はお前に反対されたって、屁でもねぇよ」
椅子の背にもたれたまま、リョーマにむかってひらひらと手をふる。
と、その手を突然リョーマが馬鹿力でつかんだ。
「だから、俺はお前を心配してるんだっ!」
「いー年こいた野郎の心配なんかするんじゃねーよっ!」
プチ。と云う音が、ビクトリーノには聞こえたような気がした。
次の瞬間には、リョーマにつかまれた手を引っぱられ、リョーマの座っているベットの上に投げ出された。
あっけにとられる間もなく、ビクトリーノの上にリョーマの全体重がかかる。
体格差ゆえ、あまりの重さに耐え切れず、逃げだそうとじたばたすると、逆にリョーマの右手に両腕を押さえつけられた。
459 名前: ラテン801 投稿日: 02/03/08 12:34 ID:d/e942wZ
「おい、・・・・・・なんのつもりだよ。・・・はなせ、この馬鹿っ!」
「こーゆーつもりだ」
本気かよ!?解りやすすぎる嫌な予感にビクトリーノが身をすくめると、リョーマの手がシャツをいっきに捲り上げられた。
・・・かと思えば、すぐに首筋の一番弱いところにキスされる。
「ば、馬鹿野郎っ!!真っ昼間から、何しやがんだ!こら、やめろっ!この、あほ!」
ビクトリーノはぎゃーぎゃーと文句をいって、儚い抵抗をしたが、それもすぐさまリョーマの唇でふさがれた。
巧みに舌で舌をからめとる、リョーマお得意のもんのすっごいディープキスにあっという間に脳が酸欠状態になり、どんどん思考力が低下していく。
腕をおさえる右手はそのままに、左手はさも楽しそうに乳首を弄ぶ。
「あっ、・・・リョー・・・マ、ちょっ、やめ・・・」
途切れ途切れにもれる、ビクトリーノの抗議の声の音は、すでにその性質を変えていた。
敏感な体はリョーマの愛撫に翻弄され、何時の間にか素っ裸にされてしまったのにもビクトリーノは気づかなかった。
589 名前: ラテン801 投稿日: 02/03/21 23:43 ID:XZsasMfI
割込みごめんなさい;>561サン
カーテンも閉めてない真昼間。
窓からはさんさんと太陽の光が差し込み、ビクトリーノの肌の上に散った大量のキスマークを照らす。
リョーマは、”南米の黒豹”なんて云われたりするビクトリーノの、小麦色の滑らかな肌をとっても気に入っているので、いつもユニフォームや練習着のこと等気にせずに、めいっぱいキスマークをつける。
もちろん後でいつもギャーギャー怒られる。
それでもリョーマは、ビクトリーノの自分よりずっ細い腰や、異様に早い逃げ足を誇る足、獣みたいにしなやかな筋肉も全部愛してるから、いつだってその体を情熱的に愛撫するのだった。
「んっ、あんっ・・・リョーマ・・・・・・」
とっくに自由になっていた両腕で、ビクトリーノがリョーマの髪を狂おしげにかき乱す。
「も・・・、焦らすなっ・・・・・・」
手や唇だけで散々翻弄され、すでに何度かイカされてしまったのに、リョーマはまだ一度も入ってこない。
体の芯がぐらぐらしてたまらなく不安になる。
めちゃくちゃ不本意でも、今は一つのことしか考えられなかった。
リョーマが、リョーマが欲しい。
590 名前: ラテン801 投稿日: 02/03/21 23:44 ID:XZsasMfI
「じゃ、ドイツになんて、行かないって約束するか?」
「・・・お前・・・・・・なんてっ、・・・嫌いだっ」
リョーマがこの期に及んで意地の悪いことを云うせいで、思わず涙が火照ったほほをつたった。
その顔を見て、困ったようにリョーマが笑う。
「んー―、俺は愛してるぜ」
得意げに歯の浮きそうなセリフを、耳元で囁かれて、次の瞬間にはリョーマの若い体につらぬかれていた。
本能が求めていた熱が満たされる。
「あっ、はぁっ・・・・・・、つぅう・・・・・・あぁっ」
もう声を殺すこともできない。
ただ、ただ体の真中のリョーマを感じるだけだった。
「つぅ、・・・いいぜビクトリーノ、最高っ・・・」
「んんっ・・・、リョー・・・マ・・・」
激しい動きにビクトリーノは無我夢中で背中にしがみつく。
手加減せずにつきたてられる爪の刺激が快感になってリョーマを煽る。
息が上がってるのにディープキスされて舌を絡めとられ、リョーマの腰の動きがいっそう速くなって・・・殆ど気絶するようにリョーマの腕の中でビクトリーノは果てた。
591 名前: ラテン801 投稿日: 02/03/21 23:45 ID:XZsasMfI
「大丈夫か?」
「馬鹿野郎・・・・・・、・・・足腰たたねぇよ」
取り替えたばかりの真新しいシーツにくるまりながら、むかつくのでビクトリーノはリョーマにボディブローを数発打ち込んだが、腕まくらされたままなので全然威力がなかった。
「うー、ちくしょー・・・だりー・・・」
顔を合わすのも恥かしくて、リョーマにそっぽを向いてビクトリーノは考えごとをした。
何回だ・・・。
一体何回ヤっちまったんだ!?。
ビクトリーノは一生懸命考えようとしたが、いかんせん記憶があいまいすぎる。
押し倒されてさんざんヤられて、その後風呂に担いでいかれて風呂でも・・・。
頭が痛い・・・とりあえず考えるのは止しておこう。
「リョーマ・・・、腹減った・・・・・・」
「あぁ、もう夕飯の時間だな」
夕飯・・・。
昼飯食った後、何時間ヤって、何時間気絶してたんだ・・・。
ビクトリーノは泣きそうになる。
シーツをかぶってしまったビクトリーノに能天気にリョーマはキスした。
0.3秒後、いいかげんにしやがれとリョーマはビクトリーノにベットから蹴り落とされた。
592 名前: ラテン801 投稿日: 02/03/21 23:46 ID:XZsasMfI
・・・その日の午後、せっかくのオフ日だったのでダ・シルバはコーヒーを飲んで読書などしていた。
友達を送りに行ったついでに、空港の最寄の店で買ったコーヒーは絶品だった。
今ごろ飛行機の中で寝てるだろーな、あいつ。
ちょっと体調悪そうだったしなー。
なーんて友達のことを思いながら、本のページをめくろうとしていた時だった。
「ダ・シルバ――――――ッ!!!」
「ぶ――――――――っ!?」
顔を上げたら、なぜか窓の外に知り合いのリョーマ・ヒノがいて、ダ・シルバは思わず絶品のコーヒーを本の上にしこたま吹き出した。
「あけろ――!ダ・シルバー――っ!!」
どういうワケかいきなり二階の窓を、リョーマは凄い顔をして、割れんばかりに叩いている。
「どっ、どーしたんだ・・・、リョーマ・・・」
「ビクトリーノ!出てこー――い!俺が悪かったっ!!」
593 名前: ラテン801 投稿日: 02/03/21 23:49 ID:XZsasMfI
せっかく窓を開けて珍入者を入れてやったダ・シルバにおかまいなく、土足のままリョーマは家を歩き回った。
「どこだー!ビクトリーノ!」
「おい、リョーマ・・・」
たのむから靴ぐらい脱いでくれよ、と思いながらダ・シルバは云った。
「ビクトリーノなら今日ドイツに行っただろ?
ほら、ブレーメンから誘いがきてるから、とりあえず見学に行くとかイキナシ云ってさ・・・・・・」
「聞いてねぇー――!俺はソレ聞いてね――――っ!!!」
ダ・シルバの言葉が終わるか終わらないかのうちに、顔面蒼白で叫びながらリョーマはまた二階の窓から出て行った。
「な・・・・・・なんだったんだ、一体」
後に残ったのは、コーヒーで汚れたテーブルと、コーヒーまみれの本、汚れた床。
掃除をする為モップを手にしたダ・シルバの耳に、リョーマのバイクのエンジン音だけがこだましていた。
458 名前: ラテン801 投稿日: 02/03/08 12:32 ID:d/e942wZ
マイナー外カプ推進~、前編!!(笑;)
「俺は絶対、反対だ」
もう何度同じセリフを聞かされただろう。うんざりも頂点に達し、ビクトリーノは椅子をくるくると回し、うしろをむいた。
そこにはベットの上であぐらをかいている、眉間にしわを寄せまくった、不機嫌極まりないといった顔のリョーマがいた。
「別に・・・俺はお前に反対されたって、屁でもねぇよ」
椅子の背にもたれたまま、リョーマにむかってひらひらと手をふる。
と、その手を突然リョーマが馬鹿力でつかんだ。
「だから、俺はお前を心配してるんだっ!」
「いー年こいた野郎の心配なんかするんじゃねーよっ!」
プチ。と云う音が、ビクトリーノには聞こえたような気がした。
次の瞬間には、リョーマにつかまれた手を引っぱられ、リョーマの座っているベットの上に投げ出された。
あっけにとられる間もなく、ビクトリーノの上にリョーマの全体重がかかる。
体格差ゆえ、あまりの重さに耐え切れず、逃げだそうとじたばたすると、逆にリョーマの右手に両腕を押さえつけられた。
459 名前: ラテン801 投稿日: 02/03/08 12:34 ID:d/e942wZ
「おい、・・・・・・なんのつもりだよ。・・・はなせ、この馬鹿っ!」
「こーゆーつもりだ」
本気かよ!?解りやすすぎる嫌な予感にビクトリーノが身をすくめると、リョーマの手がシャツをいっきに捲り上げられた。
・・・かと思えば、すぐに首筋の一番弱いところにキスされる。
「ば、馬鹿野郎っ!!真っ昼間から、何しやがんだ!こら、やめろっ!この、あほ!」
ビクトリーノはぎゃーぎゃーと文句をいって、儚い抵抗をしたが、それもすぐさまリョーマの唇でふさがれた。
巧みに舌で舌をからめとる、リョーマお得意のもんのすっごいディープキスにあっという間に脳が酸欠状態になり、どんどん思考力が低下していく。
腕をおさえる右手はそのままに、左手はさも楽しそうに乳首を弄ぶ。
「あっ、・・・リョー・・・マ、ちょっ、やめ・・・」
途切れ途切れにもれる、ビクトリーノの抗議の声の音は、すでにその性質を変えていた。
敏感な体はリョーマの愛撫に翻弄され、何時の間にか素っ裸にされてしまったのにもビクトリーノは気づかなかった。
589 名前: ラテン801 投稿日: 02/03/21 23:43 ID:XZsasMfI
割込みごめんなさい;>561サン
カーテンも閉めてない真昼間。
窓からはさんさんと太陽の光が差し込み、ビクトリーノの肌の上に散った大量のキスマークを照らす。
リョーマは、”南米の黒豹”なんて云われたりするビクトリーノの、小麦色の滑らかな肌をとっても気に入っているので、いつもユニフォームや練習着のこと等気にせずに、めいっぱいキスマークをつける。
もちろん後でいつもギャーギャー怒られる。
それでもリョーマは、ビクトリーノの自分よりずっ細い腰や、異様に早い逃げ足を誇る足、獣みたいにしなやかな筋肉も全部愛してるから、いつだってその体を情熱的に愛撫するのだった。
「んっ、あんっ・・・リョーマ・・・・・・」
とっくに自由になっていた両腕で、ビクトリーノがリョーマの髪を狂おしげにかき乱す。
「も・・・、焦らすなっ・・・・・・」
手や唇だけで散々翻弄され、すでに何度かイカされてしまったのに、リョーマはまだ一度も入ってこない。
体の芯がぐらぐらしてたまらなく不安になる。
めちゃくちゃ不本意でも、今は一つのことしか考えられなかった。
リョーマが、リョーマが欲しい。
590 名前: ラテン801 投稿日: 02/03/21 23:44 ID:XZsasMfI
「じゃ、ドイツになんて、行かないって約束するか?」
「・・・お前・・・・・・なんてっ、・・・嫌いだっ」
リョーマがこの期に及んで意地の悪いことを云うせいで、思わず涙が火照ったほほをつたった。
その顔を見て、困ったようにリョーマが笑う。
「んー―、俺は愛してるぜ」
得意げに歯の浮きそうなセリフを、耳元で囁かれて、次の瞬間にはリョーマの若い体につらぬかれていた。
本能が求めていた熱が満たされる。
「あっ、はぁっ・・・・・・、つぅう・・・・・・あぁっ」
もう声を殺すこともできない。
ただ、ただ体の真中のリョーマを感じるだけだった。
「つぅ、・・・いいぜビクトリーノ、最高っ・・・」
「んんっ・・・、リョー・・・マ・・・」
激しい動きにビクトリーノは無我夢中で背中にしがみつく。
手加減せずにつきたてられる爪の刺激が快感になってリョーマを煽る。
息が上がってるのにディープキスされて舌を絡めとられ、リョーマの腰の動きがいっそう速くなって・・・殆ど気絶するようにリョーマの腕の中でビクトリーノは果てた。
591 名前: ラテン801 投稿日: 02/03/21 23:45 ID:XZsasMfI
「大丈夫か?」
「馬鹿野郎・・・・・・、・・・足腰たたねぇよ」
取り替えたばかりの真新しいシーツにくるまりながら、むかつくのでビクトリーノはリョーマにボディブローを数発打ち込んだが、腕まくらされたままなので全然威力がなかった。
「うー、ちくしょー・・・だりー・・・」
顔を合わすのも恥かしくて、リョーマにそっぽを向いてビクトリーノは考えごとをした。
何回だ・・・。
一体何回ヤっちまったんだ!?。
ビクトリーノは一生懸命考えようとしたが、いかんせん記憶があいまいすぎる。
押し倒されてさんざんヤられて、その後風呂に担いでいかれて風呂でも・・・。
頭が痛い・・・とりあえず考えるのは止しておこう。
「リョーマ・・・、腹減った・・・・・・」
「あぁ、もう夕飯の時間だな」
夕飯・・・。
昼飯食った後、何時間ヤって、何時間気絶してたんだ・・・。
ビクトリーノは泣きそうになる。
シーツをかぶってしまったビクトリーノに能天気にリョーマはキスした。
0.3秒後、いいかげんにしやがれとリョーマはビクトリーノにベットから蹴り落とされた。
592 名前: ラテン801 投稿日: 02/03/21 23:46 ID:XZsasMfI
・・・その日の午後、せっかくのオフ日だったのでダ・シルバはコーヒーを飲んで読書などしていた。
友達を送りに行ったついでに、空港の最寄の店で買ったコーヒーは絶品だった。
今ごろ飛行機の中で寝てるだろーな、あいつ。
ちょっと体調悪そうだったしなー。
なーんて友達のことを思いながら、本のページをめくろうとしていた時だった。
「ダ・シルバ――――――ッ!!!」
「ぶ――――――――っ!?」
顔を上げたら、なぜか窓の外に知り合いのリョーマ・ヒノがいて、ダ・シルバは思わず絶品のコーヒーを本の上にしこたま吹き出した。
「あけろ――!ダ・シルバー――っ!!」
どういうワケかいきなり二階の窓を、リョーマは凄い顔をして、割れんばかりに叩いている。
「どっ、どーしたんだ・・・、リョーマ・・・」
「ビクトリーノ!出てこー――い!俺が悪かったっ!!」
593 名前: ラテン801 投稿日: 02/03/21 23:49 ID:XZsasMfI
せっかく窓を開けて珍入者を入れてやったダ・シルバにおかまいなく、土足のままリョーマは家を歩き回った。
「どこだー!ビクトリーノ!」
「おい、リョーマ・・・」
たのむから靴ぐらい脱いでくれよ、と思いながらダ・シルバは云った。
「ビクトリーノなら今日ドイツに行っただろ?
ほら、ブレーメンから誘いがきてるから、とりあえず見学に行くとかイキナシ云ってさ・・・・・・」
「聞いてねぇー――!俺はソレ聞いてね――――っ!!!」
ダ・シルバの言葉が終わるか終わらないかのうちに、顔面蒼白で叫びながらリョーマはまた二階の窓から出て行った。
「な・・・・・・なんだったんだ、一体」
後に残ったのは、コーヒーで汚れたテーブルと、コーヒーまみれの本、汚れた床。
掃除をする為モップを手にしたダ・シルバの耳に、リョーマのバイクのエンジン音だけがこだましていた。