550 :風と木の名無しさん:2006/12/08(金) 18:58:23 ID:XjPk1a550
    「俺たち、もう忘れられたのか?」
    「原作に出てないだけさ。なんだ?もう酔ったのか?」ピエールがグラスを傾け、上気した顔のナポレオンを見た。
    「なんだか、おまえと飲むと酔うのが早いぜ、、」ナポは潤んだ目でピエールを見つめた。
    「横になった方がいい」肩をかして寝室に運ぶと、ベッドに寝そべらせバスローブのヒモを解き、左右にはだけさせた。
    寝室のボンヤリとしたスタンド明かりのなかで、白い肌がピエールに見下ろされる。
    自らもローブを脱ぎ捨て、その上に体を乗せるとナポが息をつめて身悶えた。
    「よせよ。もうやめよぜ、、。こんなヤバイ事、、。」
    「嫌ではないだろう?おまえの体も女の役に慣れてきたぞ。もっと楽しもうじゃないかw」
    しなやかで長い指の間に、ブランド物の避妊具パッケージを挟み、ナポの目の前にかざした。
    「いいな?」
    強い口調で言い聞かせ、事を進める。
    なぜだか、この男には逆らえない。この男から求められるのはどこか他に対して優越感がする。美獣とはよく言ったものだ。
    この男は紳士面したケダモノなんだ、本気になったら必ず俺が泣く羽目になるぞ!と自分に言い聞かせたナポであった。
最終更新:2009年05月05日 05:44