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493 名前: 肖×シュナ1  投稿日: 02/03/12 18:45 ID:xfQ3ofrM
    自分以外の肖攻め読んでみたくて、探し中・・・

    肖俊光は木陰に座り、鍼灸の専門書を紐解いていた。
    その足元にクニャクニャとじゃれついてくる犬・・・犬種を特定できないが、
    彼は犬も人も血筋で分ける事をしない。
    「ふむ。お前、ちょっと風邪をひいているだろう」
    そっと犬の鼻先に触れ、湿り具合を確認する。
    「すまない。うちのサウザーが君になにか?」
    澄んだ声がした。肖が見上げると、木漏れ日に輝くブロンドの
    少年が立っていた。
    「俺の名前は肖俊光。この風邪っぴきの犬に治療を施そうと思う」
    「君は医師なのか?」
    肖は黙って頷き、傍らのバッグから鍼治療セット一式を取り出した。
    どこをどうしたものか、犬はおとなしく肖に身体を預けて鍼まみれに
    なった。心地よさげにすぴすぴと鼻を鳴らしている。
    「ふむ。血の巡りがよくないようだ。酢漬けキャベツとビールばかり
     与えているのではないか?」
    「犬にそんなものは与えない」
    生真面目なゲルマン魂全開で、少年は肖の冗談をぶった切った。
    「名前は?」
    「サウザー。オスのダルメシアンだ」
    どこからどう見ても雑種だが、肖はそこはあえてつっこまなかった。
    「飼い主の名前を訊いているのだが」
    「失礼。カール・ハインツ・シュナイダーだ」
    「シュナイダー。治療終了だ。君の相棒は元気を取り戻した」
    鍼を取り去ると、瞳に輝きを取り戻したサウザーは、ぺろりと肖の手を舐めた。
    「礼がしたい。観光ならこの辺りを案内しようか」
    「ありがたいな」
    実は道に迷って途方に暮れて、公園で野宿を考えていた・・・などと
    いう事はおくびにも出さず、肖は優雅な仕草で立ち上がった。


494 名前: 肖×シュナ2 投稿日: 02/03/12 18:46 ID:xfQ3ofrM
    市内の観光名所を巡った後、二人と一匹はシュナイダーの家に帰り着いた。
    「中国という国は奥が深い。できればもう少し君と話がしたいな」
    「宿は決めていない」
    肖は悠然とシュナイダー宅にあがりこみ、家庭料理(マリー・シュナイダー作)
    とビールでもてなされた。
    入浴後、客用寝室に案内されたが、そこでも二人は語り込む。
    「君もサッカーを?」
    「ああ。少々の故障は自分で治せるから便利だ。世界各地を放浪したが、
     なぜかサッカー選手のケガを治す羽目になる」
    「不思議な巡り合わせだな。僕はこの通り、頑健な身体だが」
    「さすが皇帝」
    「知っていたのか!?」
    「悪いが、西洋人の顔はどれも同じに見える。名乗られてから納得した」
    肖はシュナイダーの膝から大腿にかけてすっと手を這わせた。
    「この鍛え上げられた脚は、服に覆われていても輝きを放っていた」
    パジャマ越しにじわりと伝わる温もりは不快なものではなく、シュナイダーは
    肖のするがままに任せた。
    「歩きすぎで、少々脛が張っているようだな」
    足先からやんわりと揉みほぐされ、シュナイダーはうっとりと目を閉じた。


495 名前: 肖×シュナ3 投稿日: 02/03/12 18:48 ID:xfQ3ofrM
    閉じた睫毛までが美しい金色だった。スタンドライトの灯りが透けて、
    細かい細工の美術品のようだと、肖は思った。
    掌に触れる強靱な筋肉とは裏腹に、それは儚げで、気がつけば己の唇でそっと
    触れてしまっていた。
    「あ・・・」
    「すまない。その、美しかったものだから」
    容姿に対する賞賛は慣れているものの、相手は謎の東洋人で、自分に跪いたまま
    得も言われぬ手技を施している。シュナイダーは少なからず動揺した。
    睫毛に触れるキスなど初めてで、その快感に不意打ちをくらったという事もある。
    背筋を走り抜けた快感で身体が火照っていた。
    精悍でいながら決して粗野ではない、異国の漢が熱い視線を自分に注ぐ。
    「肌も美しい。耳朶が桃の花のように染まって・・・」
    肖の吐息にくすぐられ、シュナイダーの耳元から首筋にかけて、蕩けるように
    甘美な感覚が広がっていく。
    シュナイダーは我知らず、肖にしがみついていた。

524 名前: 肖×シュナ4  投稿日: 02/03/16 20:53 ID:WBNyqniw
    肖の漆黒の瞳を覗き込むと、自分の顔が映っている。
    吸い込まれそうだ、とシュナイダーは溜息をついた。
    肖の指はシュナイダーの胸から腹へと滑り、ラインを確認するように踊る。
    「象牙の彫像のようだ。でも・・・熱い」
    賛美の声はすこし掠れていて、シュナイダーの興奮を煽る。
    知らず知らずのうちに開いてしまった両脚の間に、肖の長くしなやかな指が
    埋め込まれた。快感の泉を探りあてられ、呻く。
    「・・・うっ」
    「中は、もっと熱いな」
    シュナイダーはふっと、甘い匂いを感じる。己の興奮につれて、強く
    立ちこめる香り。肖が自分を指姦する際に使った、香油であるとは
    知る由もなかった。
    ただ、ふわふわとその香りに酔いしれる。
    「もっとして欲しいことがあるだろう?」
    肖に口調は穏やかだったが、指の動きは次第に大胆になり、シュナイダーを
    責めたてている。


525 名前: 肖×シュナ5 投稿日: 02/03/16 20:54 ID:WBNyqniw
    「俺に、命令するといい」
    「命令だなんて・・・肖、会ったばかりの、君に」
    会ったばかりだというのに、身体の奥深くを探られ、喘ぎをこらえている
    自分に気づき、シュナイダーはふっと笑った。
    「では・・・キスを・・・」
    「どこに?」
    言葉を発する余裕は、シュナイダーに残っていなかった。自分の指先で
    唇を指し示す。忠実な施術師、肖の薄い唇がそこに落ちる。
    舌をからませ、お互いの温度差に気づく。自分ばかりが興奮しているようで、
    シュナイダーは焦れた。
    肖の唇から逃れ、今度は乳首を指し示した。肖の吐息がかかっただけで、
    シュナイダーの腰はびくんと跳ねた。
    思春期の初め、Tシャツがこすれただけで火照ってしまった敏感な身体。
    しばらく忘れていた快感を、肖にかきたてられてしまった。
    ほの温かい舌先で、弾かれ、吸われ、舐めあげられる。
    「あぁ・・・ん、くっ・・・肖・・・」


526 名前: 肖×シュナ6 投稿日: 02/03/16 21:18 ID:WBNyqniw
    最後の命令・・・シュナイダーは躊躇していた。
    そこは限界まで張りつめ、肖の愛撫を欲している。しかし、その場所は
    ・・・そこまで肖に甘えてもいいのだろうか?
    と、その時、肖がすっと身を屈めた。
    たぎった肉茎は、温かく滑らかなものに包まれた。肖の喉、奥深くに
    飲み込まれ、根本から焦らすように舌先で嬲られる。
    ・・・そこに、欲しかったんだ。
    その言葉がどうしても言えず、ただ身悶える。
    睦言を交わすのも、喘ぎ声をたてるのも、彼のプライドが許さない。


527 名前: 肖×シュナ7 投稿日: 02/03/16 23:32 ID:GxLFwgTa
    肖はシュナイダーの秘部から指を引き抜き、彼の両脚の間に身を進める。
    抗えないまま、シュナイダーは手の甲で自分の目元を隠した。
    「美しいのに、なぜ隠す?」
    肉の剣でシュナイダーを貫きながら、肖は首を傾げる。穿たれた肉が
    立てる卑猥な音から逃れるように、シュナイダーは呻いた。
    「うぅっ・・・無様だから・・・っ、だ」
    「決して、気品は損なわれていないが・・・美しさもだ。皇帝」
    「んっ・・・そ、その名前で、呼ぶな!」
    シュナイダーはかぶりを振り、肖の腕から逃れようとする。
    手首を折れんばかりに握りしめられた。反射的に目を開けたシュナイダーは
    肖の悩ましい表情に衝撃を受けた。
    眉を寄せ目を閉じ、うっすら汗が滲む額に、ぱらりと一筋の黒髪が落ちている。
    東洋人特有の滑らかな肌。端正な肖の顔が、官能に歪んだままのけぞった。
    「・・・くっ」
    射精に震える肖の姿は美しかった。シュナイダーは繋がった部分で、
    熱く弾けた肖を受け止める。そして自分の欲望をもほとばしらせた。
    ・・・顔を隠す余裕など、残っていなかった。


528 名前: 肖×シュナ8 投稿日: 02/03/16 23:33 ID:GxLFwgTa
    翌朝。遅く目覚めたシュナイダーの枕元に、置き手紙があった。
    「再見」
    とだけ、書いてある。
    ・・・もっと素直に自分をさらけ出して、再戦を。と思ったのに。
    性行為を試合と混同してしまうほど、シュナイダーは混乱していた。
    漢字が読めないので、旧友、若林を頼る。
    「中国語だ。サヨナラって・・・またいつか会おうと書いてある」
    若林の黒髪に、昨夜の肖を思い出してしまい、シュナイダーは指を伸ばした。
    「・・・・手触りが絹糸じゃない・・・剛毛め!熊野郎!」
    「なにぃ!」
    掴み合いの喧嘩を始める皇帝と守護神の間に、カルツは慌てて止めに入った。
    カルツ「うぁーー!誰か何とかしてくれ!!」
    マーガス「だってさ、シェス?」
    シェスター「俺は、何も見てないし聞こえてないからな」
    事なかれ主義の彼らは、遠く離れて柔軟運動など始めている。
    思う存分暴力を振るいながら、シュナイダーは心でつぶやいていた。
    ・・・肖・・・いつか、会えるのだろうか?

    それから二年もしないうちにB-ミュンヘンで会うことになり、
    そのうえ、スウェーデンの破壊野郎にもっていかれるということに、
    神ならぬ身のシュナイダーは知る由もなかった。