825 名前: 小次ケン(健or犬…?)  投稿日: 02/04/08 22:43 ID:agdkLE9i
    結局、一睡もせず東京へ戻った俺は、試合会場に向かっていた。
    (今はサッカーのことだけ考えろ。試合に出るんだ)
    自分で自分を叱咤しながら、アップ代わりに走る。
    しばらく走り続けていると、どこから来たのか、柴犬が俺の後にくっついてきた。
    「何だ、応援してくれるのかよ?」
    「ワンッ」
    仲間ができたようで、なんだかいい気分だった。柴犬も同じことを思ったのか、
    俺を先導するかのように、先へと走り出す。
    そのときだった。
    (あ、あれは…!!)
    イソギンチャクだ!前を走る犬の尻に、イソギンチャクを見つけてたのだ。
    今朝方までの激しいセックスが、一気に蘇ってきた。
    最後には無残にもしぼんでしまったイソギンチャクが、こんなところにいた。
    俺はそいつを捕まえようと、しっぽを掴んだ。
    「ギャンッ!」
    「そいつをよこせっ!」
    柴犬は暴れだし、俺の隙をついてどこかへ走り去ってしまった。
    俺はため息をついた。


826 名前: 小次ケン(健or犬…?) 投稿日: 02/04/08 22:44 ID:agdkLE9i
    そのせいで時間ギリギリになってしまったが、なんとか試合には出場できた。
    もちろん勝った。今は寮の部屋に若島津といる。
    「ん…」
    久しぶりの濃厚なキス。舌を吸われ、舌を吸い、溢れるお互いの唾液を飲み下す。
    二人とも、とっくに裸だ。そして起ち上がりかけている。
    若島津の手が降りてきて、後ろを撫でたとき、
    「痛っ!」
    「あっ、ごめん、日向さん。爪立てちゃった?」
    「い、いや、違う。違うんだが…」
    ソコはやっと血が止まったところで、トイレに行くのもつらい。
    それに、ソコを使うということには抵抗があった。
    ただ抱かれるだけの俺に戻ってしまって、いいのだろうか、と…。


827 名前: 小次ケン(健or犬…?) 投稿日: 02/04/08 22:45 ID:CpFlf8v/
    俺が顔を背けて黙ってしまうと、若島津は俺の手を引きベッドへと連れていった。
    「日向さん、横になって」
    ベッドの上に横たわると、
    「俺は、ここ」
    そう言って、俺の顔をまたいで立ち膝になった。
    硬くなった若島津が真上に見える。改めて見ると、でかい…。
    若島津は、そのままゆっくりと体を倒し、俺のをくわえる。
    ゴクンと唾を飲み込むと、俺も若島津にむしゃぶりついた。
    ソコだけじゃなく、足の付け根やら張りつめた筋やら、めちゃくちゃに吸い上げる。
    すると、若島津もお返しとばかりに、鈴口に舌を立てる。
    「んっ」
    「…っ!」
    二人の荒い息使いと、鄙猥な音だけが、部屋の中に響いていた。


828 名前: 小次ケン(健or犬…?) 投稿日: 02/04/08 22:48 ID:CpFlf8v/
    もっと深く若島津をくわえたくて、両尻をつかんで引き寄せると、
    若島津も更に足を開き、普段隠れている所まで丸見えになる。
    「!!」
    そこには、イソギンチャクがあった。若島津まで隠し持っていたのか―。
    いや、待て。ちょっと様子がおかしい。
    確かにキュッとすぼまった形は似ているが、沖縄で攻め立てたヤツは、
    もっとぬらついていたはずだ。汗で湿ってはいるが…。
    俺は、若島津の先走りを含んだ自分の唾液で、そこを濡らしてみようと舌を伸ばした。
    「えっ、ちょっ…、日向さん!?」
    若島津が驚いた顔をむけた。うるさい、俺には黙ってたくせに!
    よく見えるように広げ、丹念に濡らしていくと、
    俺を誘うように、ヒクヒクとうごめく。
    間違いない、これはイソギンチャクだ。おそらくあれとは種類が違うのだろう。
    …こいつを犯したい。俺のモノを捻じ込みたい。
    俺は若島津の下から這い出ると、後ろに回って足の間を割って入る。
    そして、昨日のように、ズクッと押し入った。
    「日向さ…うぐっっ!!な、何を…っ!」

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最終更新:2009年05月02日 10:49