846 名前: 風と木の名無しさん 投稿日: 02/04/10 23:25 ID:vwAmcK6E
「来生…。俺さ、前から気になってたんだ」
「な、なんだよ、井沢」
そそそんなに俺を見つめるなよ。ヤバイ気分になるじゃないか!
井沢は、これでなかなかもてるのだ。
俺のような睫毛バシバシの女顔じゃないもんな…フン。
「おまえってさ、…」
好きなやつ、いる?とか聞かれたら、何て答えればいいんだよ~。
井沢のことが好きだ、かな。うん、ストレートに言うのが一番だ。
ドキドキしながら、井沢の言葉を待つ。
「おまえって…、それ、パーマかけてんの?」
「え?」
「修哲時代からだろ?小学生がパーマとはすげえなって、ずっと気になっててさ」
…これは天パーだ!!!俺だって、こんなおばちゃんパーマは嫌なんだ~~~!!
「い、井沢のバカー!」
部室に「バカー…、バカー…、バカー…」とエコーを残し、俺は走り去った。
最終更新:2009年05月02日 10:51