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877 名前: またもや井沢ネタ  投稿日: 02/04/14 20:50 ID:rkPvAyfa
    新田と井沢ネタです。

    部活の休憩時間のこと。たまたま会話がハリーポッターで盛り上がった。
    『あれってフクロウでてくるじゃん?実際にどんな風に鳴くのか聞いてみたいんだよなー』
    『フクロウなんてそんな近所で聞けるもんじゃないんじゃないですか?オレだって聞いてみたいですけど…』
    『でもなー…以外と近所で聞けるかもしれないじゃねーか?』
    『いやー…普通は聞けないと思いますけど…。でもそんなん言われたら聞きたくなるじゃないですか~
    だめだーー何かめっちゃ聞きたくなってきた…』
    新田と浦辺はなんだかフクロウ話で花が咲いている。

    部活が終わっての帰り道でも新田はフクロウが頭について離れないらしい。
    『うーー浦辺さん恨みますよ…。今晩はフクロウが夢に出てきそう…』
    『あ?フクロウ?お前まだそんなの考えてたのかよ?』
    どうやら当の浦辺はそんなことすっかり忘れていたようだ。
    『ひでーーー!浦辺さんのせいで頭の中にフクロウが飛んでるってのにー!寝られなかったら浦辺さんのせいだーー!』
    『寝られなかったら“フクロウが1匹”、“フクロウが2匹”って数えりゃいいじゃねーか』
    『フクロウは1羽、2羽って数えるんです!!まったくもぅ!』
    井沢はそんな2人の漫才のような会話を面白そうに聞いていた。
    『お前ら本当に仲良いなぁ~』
    そう声をかけると待ってましたとばかりに新田が泣きついてきた。
    『もう井沢さん聞いてくださいよーー浦辺さんのせいでフクロウが頭から離れないんですー』
    『お前がフクロウの声聞きたいなんて言うからじゃねーか』
    『あんなコト言うんですよーーそもそも浦辺さんが振った話なのにー』
    とりあえず新田の頭をよしよしと撫ぜてやる。
    『フクロウなぁ……』
    何か思い当たる事でもあるのかちょっと考えている。



878 名前: またもや井沢ネタ 投稿日: 02/04/14 20:51 ID:rkPvAyfa
    そうこうしているうちに1人別れ、2人別れして最後に修哲トリオと新田が残った。
    『さっきから考えてたんだけどさ、フクロウだったらオレん家の近所にいるぜ?』
    『マジですか!いいなーーー見たい見たい見たいですー見せてください』
    『いつでもどーぞ』
    井沢の気の良い返事に新田は目をキラキラ輝かせている。
    『じゃぁ、じゃぁ、明日!明日の晩いいですか?』
    『あぁ構わないよ』
    嬉しそうに「わーいありがとうございますーじゃぁまたー♪」と踊りながら新田は帰っていった。
    じゃーなー、と井沢も手なんか振って帰っていった。滝と来生は顔を見合わせていた。
    『なぁ、この辺にそんなフクロウなんかいるのか?』
    『…さぁ。でも井沢のことだからウソってことはないだろーけど…』
    『まぁ、新田に聞いたらわかるだろーし』
    あぁそうだな、と2人も帰っていった。


    (やった~♪明日井沢さん家に泊まり~。嬉しいな嬉しいな♪)
    家に帰っても嬉しさで顔がニヤけてくる。家族に「あんた何をそんなにニヤけてるの」と冷たい目で
    見られても気にならないくらい嬉しい。
    (井沢さんと2人きりで夜を過ごす。うへへへへへへ~~)
    新田にとってはフクロウはもうどうでもいいらしい。

894 名前: 舌かみそうだね…  投稿日: 02/04/15 22:25 ID:sQV3VKvI
    新田と井沢続きです一応。


    そして、当日の晩。お泊まりセットとお土産片手に新田は井沢の家に行った。
    宿題を教えてもらいながら解いている間、井沢は一生懸命美術の課題を「オレこういう細かいの苦手なんだよなー…」
    とか言いながらやっていた。
    (井沢さんは細かい作業あんまり好きじゃないんだ、井沢さん情報げっと~)
    心の中で新田はメモをとっていた。
    『井沢さん、コレ終わったらお手伝いしますよ~』
    『あ、マジで頼むよー。オレ本当にこういうの小さい時から苦手でさー』
    『何か井沢さんが細かい作業苦手っての結構意外な感じします…あ!』
    何かを思い出したように窓のところに行った。外をしばらくじっと覗いてこっちを振り返った。
    『井沢さん、そういやまだフクロウ鳴きませんねー…』
    『え?こんな時間には鳴かないけど』
    『え??でもフクロウって夜行性なんじゃ』
    ちょっと不思議そうに井沢の方を見る。井沢は井沢で不思議そうに新田を見ていた。
    しかしよそ見をした為か、井沢の手の中のパン粘土が派手にヨレてしまった。
    『うわ。またやった……あーーもーーーイヤだーーー!!』
    課題を投げ出す井沢。
    『て、手伝いますから元気出して下さい!』
    (井沢さん、なんかカワイイ…)


895 名前: つづき。 投稿日: 02/04/15 22:27 ID:sQV3VKvI
    ほっぺを軽く叩かれて井沢に起こされた。
    『ほら、新田。鳴いてるぜーーー』
    『え、マジですか?』
    嬉しそうに窓から顔を出した。

    が。

    『な?』
    ちょっと得意そうに新田のほうを見る。
    『…………あ、そ、そうですね…あは、はは…』

    (井沢さん!井沢さん!!ソレは違う!!ソレはフクロウじゃなくてハトですーーー!!!!!)

    そう、鳴いていたのは“ホー、ホー”ではなく“ほーほー、ぽっぽぽー”
    ハトだったのだ。


896 名前: つづき。 投稿日: 02/04/15 22:27 ID:sQV3VKvI
    月曜日。滝と来生が興味津々な様子でやってきた。
    『おぅ新田!フクロウはどうだったんだよー?』
    『それがですねぇ……』
    かくかくしかじか。話を聞いて大爆笑する2人。
    『やっぱりなーーーそんなこったろーと思ったよー』
    『で、勘違いは解いてやったのかー?』
    そう聞くと新田は机にぺたっと伸びながら首を振った。
    『そんなのムリですよーだって、あんなに嬉しそうに“な?”なんて言われたら言えませんよ~』

    さぁ、井沢が勘違いに気付くのはいつだ? (終)