16 名前: 1 投稿日: 02/04/17 21:56 ID:p4PZF1dE
引っ越しアナウンス、ありがとうございました>代理様
すっかり忘れてました・・・お礼(?)にこちらのマーガス×シェスターをどーぞ。
「なあシェス。今夜お前んちに泊めてくれ」
「その不思議なニックネームで呼ぶのをやめてくれたらな」
「なんでだよ。ファンの女とかこう呼んでるだろ」
「女?知るか」
シェスターは、こと女関係の話になると淡泊・・・いや、冷淡ですらある。
相方であるマーガスは不思議そうな顔で首をひねっている。
「で、なんでうちに泊まりたいなんていうんだ?」
「いやあ、うちが散らかってて、帰るのがもううんざりなんだ」
「・・・暴漢が押し入ってきて、部屋を荒らしたのか!?警察呼んだか?」
「あはは。なんか知らないうちに・・・自分で散らかしていたようだ」
質実剛健なドイツ人マーガスだが、なぜか部屋の整理整頓は苦手だった。
「自業自得だな。自分で散らかしたんだから自分で住めるようにしろ」
「へーい。あーあ。またシェスに怒られちまったよー」
「その徒名はやめろってのに!・・・しょうがないな。掃除は手伝ってやるから」
「やったー!じゃ、今夜はうちにこいよ。ビールの買い置きあったかな」
「全く・・・」
マーガスの面倒をみているはずが、いつしか彼のペースに乗せられている。
シェスターは自分のそんな甘さが・・・甘さの原因が、情けない。
惚れた弱み、と、言ってやったら、マーガスはどんな顔をするだろうか?
「ちゃんと自分で掃除するんだぞ!俺はあくまでも手伝いなんだから」
「わかったわかった。で、夕食は外で食う?作ってくれる?」
「本当にわかってんのか?・・・外食は不経済だ。作ろう」
心浮き立つ自分に溜息をつきながら、シェスターはマーガスの後をついていく・・
最終更新:2009年05月02日 10:59