2009 > 06 > 25


人の動く理由は、市場メカニズムの中においては金銭的インセンティブが主であったが、ウェブにおける新たなソーシャルズムのなかでは純粋に心理的なモチベーションがその位置を占めるようになってきているのでないか。
本文の結びに使われた中共の共産党宣言のパロ
「支配階級よ、ソーシャリズムのまえにおののくがいい。ソーシャル・メディアは失うものをもたない。彼らが獲得するものは世界である。しかし資本主義も、実はそこから得るもののほうが多いのだ」

質の良いコミュニケーションが為されている集団ほど、モラルは高くなっていくのだろうか。
ここで指す「質の良い」というのは高尚であるとかそういう意味でなく、どんな発言も取りあげる余裕のある単純な情報量の多さと、とりあえずの公平さのことだ。
そして発言一つ一つがどういうものであるか内容かということも些末な問題に過ぎない。
最終的に大事なのは、どういう雰囲気が形成されているかということと、そのコミュニケーションからどんな行動が生まれるかということなのかなと思う。
最終更新:2009年06月25日 22:41