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・・・

まぁわかっていたことだが、それから灼熱地獄跡での作業はなくなってしまった
そして旧都のパトロールという別の役割が割り当てられた

燐ちゃんは地獄跡での作業があるため俺は一人で旧都にきていた

「といっても・・・」

さとりさんから旧都のある程度の話は聞いている
なんでもここは地獄の繁華街であったが土地のスリム化により切り捨てられたらしい
大小並ぶ十色の出店や、冬になれば地下であるはずなのに雪も降り出したりと活気のある場所であった
しかし昔は妖怪や怨霊で賑わっていたであろうここも、今ではすっかり忘れ去られた都となってしまった

現在では地下に移り住んだ鬼たちが独自の巨大な地底都市たてており、
忌み嫌われた能力を持つ妖怪達を引き込み、自身達の楽園を作ろうとしている

もちろんここは以前は地獄であったため、未だ浮かばれない霊が施設に取り残されている
地上の賢者であるユカリは怨霊が地上に出ることを嫌い、
地上の者たちが地底都市を認める条件として、妖怪を地底都市に入り込ませない代わりに鬼は旧地獄の怨霊を封じるという約束をたてた
この旧都と地上との契約が、現在の地底の封鎖的風習を作り出したのだった

「平和だなぁ・・・」

俺には怨霊は扱えないし、自治は鬼達がやってくれているのでやることは全然なかったのだった

・・・

「ふぅ」

巡回を始めて4時間もの時間が過ぎていた
しかし旧都は途方もなく広大なため、未だ1/10も回りきれていない
それまでにやったことといえば、ゴミ拾いと旧都復旧中の鬼達の手伝いくらいしかなかった
だが、ただ歩き回っていたわけではなくそれなりに目的があったりして
寄り道をしてしまったので少し時間がかかりすぎてしまった

そんな寄り道にを繰り返してる途中、人気のない橋を横切る時だった

「ちょっとそこのあんた!!!」
「え?」
「あんたよあんた!!あんた人間でしょ!?こんなところでなにしてんのよ!!!」
「えっ?」
「あ”-------も”----------!!!!」

いきなりすごい勢いで地団駄を踏んでキレだされた
まったくわけかんねーよオラ

「じれったいわねー!!!!」
「えっ??」
「えっ?
 しか言えないの!?も”----------!!!!」
「えっ」
「あんたぜんっっっっぜん話にならないわねっ!!!!
 む”き”-------------!!!!」

話にならないのはどっちだよ
すごい疲れてきた

「ほれほれ、いい加減にしなさんな」

と、唐突に誰かが俺とヒス子の間に割ってきた

「あ、ちょっと勇義っ!」
「あまり新参のモンを困らせちゃいかんよ」
「で、でも!」
「またいつものように人の話を聞かなかったんだろ?」
「む、むぐ」
「順序を追って聞きなさいって」
「わ、わかったわよ・・・」

勇義と呼ばれていた人に嗜められ、ヒス子もしおらしくなった

「で、アンタ最近地霊殿に住み着いたっていう人間でしょ?
 こんな妖怪や怨霊ばっかの地獄にいてて大丈夫なの?」

どうやら俺の心配をしてくれてたみたいだ
でもそういうのはきちんとした言葉にしてほしい
さとりさんじゃあるまいし、急にキレだされてもわかるわけがない

と思っておきながら、そういうと話が拗れそうな気がするので俺も黙っておいた

「ああ、特に襲われた覚えはないかな」
「襲われる?」
「ん?」
「じゃなくて、怨霊の強い気に当てられて意識が保てないとかは?」
「?特に感じたことはないけど?」
「うそっ!?生身の人間が瘴気に当てられて普通なわけないじゃない!!!
 はっ!もしかして特殊能力持ちとか!?きーー!ねたまs」
「せいっ」(ドスッ
「あふっ、って何すんのよ勇義!!」
「そう早合点しないの。
 そもそも前提が間違ってるからしかたない」
「前提?」
「こいつは生身じゃないってことさ」
「へ?
 じゃあなんなのよ!」
「死んでるんだよ」

時間が止まった
ような気がした。それくらい突然静かになった。

そして、ヒス子がこちらを向いて恐る恐る聞いてきた

「あんた死んでるの・・・?」
「あぁ、見てわからないのか?」
「み、見てわかるわけないでしょ・・・」
「そうなのか?
 さとりさんとか燐ちゃんとかはすぐ死んでるってわかってたみたいだから、てっきりそういうもんかと」
「はははっ、あそこの人はまた特別さ。
 あのさとりは心を読んでくるし、火焔猫は常日頃から死体を見てるんだ。
 あとは私みたいに長年生きてるようなやつくらいじゃないとわからんよ」
「そうだったのか・・・」

そういえば川渡しの小町もなんだかそういうことをいってたようが気がする

「ん?でもなんも聞かされてないのか?」

俺が地底に来た理由を知ってれば自ずとわかるような気がするが

「?私はただ地上から外の人間がきたってしか聞かされてないわよ?」
「ん、私もその程度にしか聞かされてないなぁ」
「そうなのか・・・」
「まぁそんなことどうだってい
 あっ、用事があるの忘れてたわ!!」(タッ

そのまま走り去っていく
そんな遠い背中につい忘れていた質問を投げつける

「あ、おいっ!」
「なによ!こっちは急いでるから手短にね!」
「おまえ名前は!」
「私はパルスィ!水橋パルスィよ!」

・・・

「嫉妬心?」
「そう嫉妬心。
 嫉妬心が心を占めてるせいで心のバランスがあやふやなのさ」

そう聞いて先程出会った娘、パルスィのことを思い浮かべた

そういえば本で見たシェイクスピアのオセロの一節に嫉妬心は緑の目をした怪物と例えられていた文があった
まぁそれがどのように関係するかなんてのはないわけで
彼女の瞳がグリーンであるのもただの偶然ということもある
そこまで考え、結局それは偶然の一致ということで頭の隅においておいた


そして俺の前で悠然と酒を呷っている彼女がさとりさんのいっていた鬼
しかも、鬼を統べる四天王の一人ときたもんだ

「とまぁ大体の役割をわかってもらえたかい?」
「はい、わざわざありがとうございます!」
「なんで敬語なのさw
 堅苦しいのは嫌いなんだよね」
「そう言われてもな・・・」

鬼怖いもん

「他に何か聞きたいことあるかい?」
「・・・それじゃあ古明地さとりさんとこいしちゃんについて聞かせてもらえますか?」
「あの姉妹かい?
 別にいいがどうする気だい?」
「・・・」
「別に言わなくてもいいがね」
「いや、
 彼女たちに日の当たる世界をもっと見せてあげたいんです」
「それは”おまえ”ができることなのかい?
 ただの人間風情に妖怪を助けられるとでも驕ってるのかい?」

それは常に自問していた問い
でもその問いに対して俺は答えを持っている

「わかりません・・・
 けど、困った人に差し伸べる手に人もクソもありはしません」

静寂が包む
が、それもすぐに破られた

「人でありながらその心意気!気に入った!
 大江山四天王が一人、この星熊勇義も手を貸すよ!」
「勇義さん・・・」
「ふふっ、久々に真っ直ぐな人間を見たよ、
 地上の人間共ももっとお前を見習ってほしいものだ」


彼女が言うには
もともと鬼は地上に住んでいた。そりゃあ大江山は地上にあるんだしね
けど、地上の人間の汚さに嫌気をさし地底に移り住んでいったという
しかし、中には地上の人間を観察したいという奇特な四天王の鬼もおり
現在地上で人々を肴に酒をひっかけているらしい



「さて、少しばかし長くなるよ
 お酒でも呑むかい?」

俺はほんの少しだけ酒の付き合いをすると告げた



~次回予告~

魔:おい私の出番は?
焼:地底背景を深く掘りすぎた
  反省している
魔:しねし
焼:プロットだと魔理沙でてたんだけどねぇ・・・
  不思議だねぇ・・・
魔:おいふざけんなかす
  正直こんなの書かれてもわかるやつばっかだろうが
焼:俺が書きたかったござる!
魔:なにこいつ・・・まじめんどくせぇ・・・
焼:次回でるかも!
  ・・・いやごめん、このペースだと出るかどうか
魔:100ぺんしね
霊:ところでこれ原作通りに進んでるんでしょ?
  この背景上では時系列どこよ?地霊殿?風神録?
焼:さぁ?結構ごちゃ混ぜ
霊:うわぁ・・・
魔:お前才能ないわ
焼:

霊:で、主人公の私の出番は?
焼:また一日一膳卓たてるからまだ未定
霊:
早:プークスクス
霊:おい2Pまじふざけんなし
早:必死すぎ(笑)キモーイw
霊:


                      to be countinue...