ATAGUN@Wiki
RY7
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y256
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RY7 次の対戦は
「さ、次は私の番ね!」
ザク美ちゃんはそう言って、ぴょんとイスに座る。
武志はそれに気付いて戻ってくる。
武志はそれに気付いて戻ってくる。
「よーし、俺の出番だな!」
「どーせボコボコにされるだろうけどね♪」
「どーせボコボコにされるだろうけどね♪」
あたしはカードを片付けながら言った。
また1積みデッキとかなら、結果は容易に想像できるもんね。
また1積みデッキとかなら、結果は容易に想像できるもんね。
「んなことあるかよ!」
「どうだか」
「どうだか」
…ザク美ちゃん。
どんなデッキ使う子なのかな?
あたしとギラ助は立ち上がり、武志たちのテーブルの脇に行く。
どんなデッキ使う子なのかな?
あたしとギラ助は立ち上がり、武志たちのテーブルの脇に行く。
「「じゃんけん!」」
二人がじゃんけんするのを見ながら、あたしは武志の手札が見えるか見えないかの位置に陣取った。
どうやらじゃんけんはザク美ちゃんが勝ったらしく、マリガンチェックの後に赤基本Gを置いた。
ふーん、赤かぁ。
どうやらじゃんけんはザク美ちゃんが勝ったらしく、マリガンチェックの後に赤基本Gを置いた。
ふーん、赤かぁ。
「ターン終了よ」
武志はドローする。
今回も青赤ならカウンター合戦になるかな?
今回も青赤ならカウンター合戦になるかな?
「俺も赤基本Gをだしてターン終了」
「ドロー、緑基本Gをだしてー」
「ドロー、緑基本Gをだしてー」
ザク美ちゃんは緑のGを出して、さらに手札に手をかけた。
「一日の長をだすよ」
「お、早いターンからドローオペかぁー。足の遅いデッキなの?」
「お、早いターンからドローオペかぁー。足の遅いデッキなの?」
武志の質問に、ザク美ちゃんは「秘密♪」と答えてターンを終了した。
「ドロー、赤基本Gを出して…ターン終了だ」
武志が少し迷った風な声を上げたので、あたしはあいつの手札を見た。
なるほど。そのカードを使ってもいいけど、Gがストップするかも…ってことね。でもまだ青G来てないから迷うとこじゃなくない?
なるほど。そのカードを使ってもいいけど、Gがストップするかも…ってことね。でもまだ青G来てないから迷うとこじゃなくない?
「私のターン、ドロー。一日の長を使ってさらにドローよ」
「おう」
「おう」
ザク美ちゃんは赤の基本Gを出して、ターンを終了した。
順調に並ぶ双方の国力。さあ、先に仕掛けるのはどっちかしら?
順調に並ぶ双方の国力。さあ、先に仕掛けるのはどっちかしら?
「俺のターンは青Gを出してこのカードだ!」
武志は今引いたんだろう青基本Gを出して、手札からさっきのカードを出した。
「周辺警護!対象は無論、一日の長!」
「お?」
「お?」
青Gにできる周辺警護をコマンドとして使ったから、武志の手札にもうGはない。
でも、ドローカードがあるから事故はないって考えで、相手のドローソースである一日を割りにいったのかな??
でも、ドローカードがあるから事故はないって考えで、相手のドローソースである一日を割りにいったのかな??
「露払い!このカードで周辺警護をカウンターするわ」
「うっ…許可」
「うっ…許可」
Gを犠牲にしたのと同じだけど、カウンター使わせたから結果オーライ?
「ターン終了だぜ」
「私のターン、緑基本Gをだして高機動型ギャン(ライデン機)をプレイするわ!」
「私のターン、緑基本Gをだして高機動型ギャン(ライデン機)をプレイするわ!」
さっき一日を出したのに、もうユニット??
「攻撃に出撃するわ!」
「何もない、4点受ける…」
「ターン終了♪」
「何もない、4点受ける…」
「ターン終了♪」
武志はドローする…Gじゃない。
「配備フェイズ、密約《1》をプレイ。対象は俺で」
「通しよん」
「通しよん」
2枚のカードを手札に加える武志。Gが手札に入るけど…色は赤。
俗に言う色事故だ。
俗に言う色事故だ。
「赤基本Gを出してターン終了」
「ちょっと待って、帰還ステップにライデンギャンを資源1で手札に戻すわ」
「…!いいぜ」
「ちょっと待って、帰還ステップにライデンギャンを資源1で手札に戻すわ」
「…!いいぜ」
あー、ライデンのギャンは敵軍ターンに手札に戻れるんだ。忘れてた。
だから一日のドロー効果を阻害しないで攻撃ができる。
露骨に”忘れてた”という表情のあたしと武志を見て、ギラ助がフフッと笑った。
だから一日のドロー効果を阻害しないで攻撃ができる。
露骨に”忘れてた”という表情のあたしと武志を見て、ギラ助がフフッと笑った。
「私のターン、ドローと一日の追加ドロー!」
ザク美ちゃんはライデンギャンを再び出して攻撃に出る。
「4点通しで」
「オッケー。ターン終了よ。このまま青Gがこないと、ギャンだけで本国削りきっちゃうよ?」
「その心配はない、はず!」
「オッケー。ターン終了よ。このまま青Gがこないと、ギャンだけで本国削りきっちゃうよ?」
「その心配はない、はず!」
武志はドローする。
「配備フェイズ、青基本Gをだして、俺のエース!ガンダムヴァーチェをプレイ!」
エース宣言は、これがいい札だって言ってるようなもんだからいらないでしょ…。
とか思いつつ、自分もインパルスとか使うときにってない保証もないわね。
とか思いつつ、自分もインパルスとか使うときにってない保証もないわね。
「へーっ、範囲兵器を配備エリアに撃てるテキストかー」
「おう!攻撃に出撃!」
「防御ステップにギャンをテキストで手札に戻して…本国に5点でいい?」
「おう!攻撃に出撃!」
「防御ステップにギャンをテキストで手札に戻して…本国に5点でいい?」
武志はそれでターンを終了した。
ヴァーチェの範囲兵器は配備エリアにも撃てるけど、手札に戻る効果のあるギャンには効かないわね…。
ヴァーチェの範囲兵器は配備エリアにも撃てるけど、手札に戻る効果のあるギャンには効かないわね…。
「私のターン、ドロー!」
ザク美ちゃんは5枚目のGを出して再びギャンをプレイした。
「サラサ再臨をプレイするよ?」
「おう」
「おう」
ザク美ちゃんは5枚のカードを見て1枚を手札に移す。
「よし、このカードを出すよ!内憂外患!」
内憂外患…赤のカウンターオペレーションだ!
コントロール同士の戦いでは、先に出したほうがゲームを握れるとまで言われてる強力なカード!
コントロール同士の戦いでは、先に出したほうがゲームを握れるとまで言われてる強力なカード!
「いや、そいつはだめだ!作戦の看破《1》!」
「あーあ。やられちゃった…」
「あーあ。やられちゃった…」
悔しがりながらもザク美ちゃんはギャンを出撃させた。
「毎回手札に戻るギャンも厄介だな…このカードで!」
武志はギャンを指し、手札のカードを握った。
つづく
txt:Y256
初出:あたしのガンダムウォー
掲載日:08.08.08
更新日:10.04.14
掲載日:08.08.08
更新日:10.04.14