ATAGUN@Wiki
#11
最終更新:
y256
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#11 手札に警戒してね
「おねえちゃんのおかげでジャンクヤードが増えてなかったら危ないところだったよ♪」
「ちょ、ちょっとたんま」
「ちょ、ちょっとたんま」
あたしは手札をテーブルに置き、髪を結い直す。緊張したり、ここ一番ってところで出るあたしの癖みたいなもん。
…こんなとこで浮き足立ってどうする京子!
…こんなとこで浮き足立ってどうする京子!
「さぁ、来なさい!」
「その髪、なんか変わったの?」
「その髪、なんか変わったの?」
じゅんは結い直されたあたしの後ろ髪を指差して言う。
「さっきより少し強くなったわ」
「ふぅん、変なおねえちゃん。まあいいや、クイックでラスティー・マッケンジーをブリッツにセット。防御に出るよ?」
「ふぅん、変なおねえちゃん。まあいいや、クイックでラスティー・マッケンジーをブリッツにセット。防御に出るよ?」
これで6/2/6…ヴァーチェを圧倒するサイズ!
しかし、ブリッツはドワッジ側に出撃する。確かにドワッジとゾリディアを一方的に破壊できるけど…?
しかし、ブリッツはドワッジ側に出撃する。確かにドワッジとゾリディアを一方的に破壊できるけど…?
「ダメージ判定ステップ、ガーベラストレートォ!」
じゅんはジャンクヤードから4枚のカードを取り除き、手札から白のコマンドをヴァーチェにプレイする。
「ヴァーチェは…取り除き」
「そう。暗殺のおかげで自軍ジャンクが4以上あったから助かったよ」
「そう。暗殺のおかげで自軍ジャンクが4以上あったから助かったよ」
ヴァーチェやられてばっかりだなぁ…これ”使いこなせてない”ってやつよね。でも借りは返すわ!
「ブリッツもただじゃおかないわ!警戒をドワッジにプレイ。これで相打ちよ!」
あたしは手札からコマンドをプレイする。あっちが1サイズアップしたならこっちもすればいい!
「わかったよ、相打ちだ。案外やるね、おねえちゃん」
「でしょ?」
「でしょ?」
あたしは、警戒のドローをしてターン終了を宣言した。じゅんの場には何もない。さぁ、何が来る?
「配備フェイズ、海水浴をプレイしてターン終了」
回復カードを配備するじゅん。ユニットはなし!
「いいえ、帰還ステップ。自軍ジャンクヤードのカード6枚を取り除いて、切り札ノイエ・ジールを出すわ!」
「へぇ!でっかい高機動ユニットかぁ…しょうがない、それを対象に家族の死をプレイするよ」
「へぇ!でっかい高機動ユニットかぁ…しょうがない、それを対象に家族の死をプレイするよ」
家族の死とか…名前が縁起悪すぎ!ノイエはせっかくクイックで出したのに、次起きれないってわけね。上等よ!
「じゃ、あたしのターンね。行きなさいバーザム!」
「3点受けるよ」
「3点受けるよ」
あたしはターン終了する。ノイエが起きれば、後は高機動で本国削ってやるわ。
「僕のリロールフェイズに海水浴を使って2回復」
ガーベラのコストで減ったジャンクとは相性が悪いみたいね。
「配備フェイズ、Gを置くよ?」
「どうぞ…?」
「どうぞ…?」
急にGのプレイに確認を取るじゅん。…あれ?場のG多くない!?まぁドラフトだからGあまったりするんだろうけど、手札に持ってブラフとかにすればいいのに。お子様ね。
「そんなにGプレイしてどうするの?」
あたしはとりあえず確認する。内心ではもう勝った気でアドバイスを、って感じだ。
「え?使うんだよ。このカードでね!」
「え?」
「え?」
あたしが逆に聞き返してしまった。Gの枚数は1、2、3…9枚。あたしの背中を冷たい汗が流れたような気がした。
「まさか…!」
「そうさ!!悪の化身…」
「そうさ!!悪の化身…」
じゅんが手札からユニットを出す…
「「デビルガンダム(20)!!」」
9国力の超大型MFだ…テキストは、毎ターンこっちの全てのユニットに-1/-1/-1コインを乗せていく効果。
「ターン終了だよ」
宣言と共にじゅんはポケットからコインを取り出し、バーザムとノイエにコインを乗せる。
バーザムはあたしのターン終了時に破壊…ノイエも数ターンで戦力外のサイズ。
他のユニット引いたとしても、ロールで場に出てリロールするころにはもう場にいないサイズのユニットしかいないわ(ヴァーチェももう落ちたし…)
バーザムはあたしのターン終了時に破壊…ノイエも数ターンで戦力外のサイズ。
他のユニット引いたとしても、ロールで場に出てリロールするころにはもう場にいないサイズのユニットしかいないわ(ヴァーチェももう落ちたし…)
「あたしのターン。攻撃ステップ、宇宙にノイエ、地球にバーザムを出撃させるわ」
「わかったよ。5+2で7でいい?」
「えぇ…」
「わかったよ。5+2で7でいい?」
「えぇ…」
今引いたカードはアッグ、小さすぎる…!
あたしはターンを終了し、バーザムとノイエにコインを乗せる。これでバーザムは破壊だ。
あたしはターンを終了し、バーザムとノイエにコインを乗せる。これでバーザムは破壊だ。
「僕のターン。海水浴で2点回復してデビルガンダムを起して、配備フェイズにL-3 X18999 コロニーを配備。攻撃ステップ…」
よかった、追加の戦力はないみたい。でもデビルの攻撃力は強襲8点まったく対抗策が思い浮かばないわ。
「狂言誘拐を使用してリングに出撃。何かある?」
あたしは首を振る。あ、リングハンデスあるじゃん…
「じゃあハンデス、これかな」
じゅんはあたしの手札から1枚カードを廃棄する、アッグだ。
あたしは本国に8点のダメージを受ける。
あたしは本国に8点のダメージを受ける。
「ターン終了♪」
これでノイエは3/1/3…笑えないサイズね。
あたしはドローする…
あたしはドローする…
ユニットのサイズが瞬く間に弱体化してしまう悪魔の能力(いい過ぎか…)確かに強力。
ならこれはどう?
ならこれはどう?
「配備フェイズ、このカードをプレイするわ!」
あたしは手札から1枚のカードを場に出した!
「!?」
つづく
txt:Y256
初出:あたしのガンダムウォー
掲載日:08.05.28
更新日:10.04.14
掲載日:08.05.28
更新日:10.04.14